「ところバスの東村山市内乗入れ」に関する陳情2件は継続審査に

午前中は都市整備委員会を傍聴。
多摩湖町へのところバス(所沢市)乗り入れ関係の2件の陳情は、継続審査となりました。
★29陳情14号 多摩湖町の交通不便解消策としての「ところバス」乗りれに関する陳情
★29陳情17号 ところバス乗り入れを求める陳情★

交通不便地域に新たな方策が打たれることは誰もが理解しながらも…
○対応するガイドラインが未整備
○1日に4往復しかない
○住民要望とのミスマッチ(所沢駅行きなので東村山駅や諏訪町方面の病院へは行けない)
○沿線住民にアンケートを取ったら6割が不要&高齢者の反応も思ったほどでない
○東村山市のルールと異なり実証実験(1年間試走)という方法が取れないので、費用負担の見通しがつかない
等の様々な課題があり、
私自身も6月議会、9月議会で取り上げてきましたが…
●9月22日の所沢市議会において桑畠健也所沢市議の質問に答える形で所沢市が「実証運行に応じる」と姿勢を替えたことから、
●10月3日の東村山市地域公共交通会議で条件付きでゴーサインが出され、
●10月6日には議会全員協議会での市長の説明に全議員が異議は唱えず、実証運行を行っていくことはおおむね了とし、
●現在は所沢市側の判断を待っている
という状況にあります。

この3か月間近く、これだけの動きがありながら、都市整備委員会では9月議会最終日に間に合うように提出いただいた陳情を、通常は行うはずの閉会中の審査もせずに今日まで手をつけずに来て、今ごろ「陳情者の真意がわからないので確認のために継続する」ということにしたわけです。
先日の議会報告会でも、この件については参加された方から厳しいご指摘をいただいています。

委員長がお2人の陳情者に連絡を差し上げるようですが、この期に及んでどんな風に切り出して、どうご説明するつもりなのでしょう。
委員会運営のあり方と共に、なにより市民からの陳情に対する真剣さが問われる深刻な問題だと、議会の一員として重く受け止めています。

今回も一つ新しい試み~議会報告会終わる

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先週末は、2月に続いて今年2回目の東村山市議会報告会を開催。
金曜日(12日)は35名、土曜日(13日)は19名の方がお越しくださいました。
お忙しい中、また土曜日は雨降りしきる中、どうもありがとうございました!

議員の自己紹介は今回も手話を交えて行い、うまくいくもいかぬもありましたが、自然と笑顔がこぼれます。

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これまでは、前半で直近の定例議会の報告をし、後半はいろいろな手法を用いて対話重視の意見交換会を開いてきましたが、今回は3月議会の報告を2つのパートに分け、後半は「議会報告Part2」と名付け、平成29年度予算について各会派ごとの発言時間を設けるということにトライしました。

これは、議会として最大の議決と言ってよい「新年度予算」をもう少し丁寧に説明しようという視点と、議会として開催する報告会なので「会派や個人の意見は差し控える」としてきたことに参加者から異論が出されてきたこと等について、議員間で協議してきた結果でした。

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議会というところは、会派間や議員間の考えの違い、温度差はつきもので、今回も落ち着くまでには多少の紆余曲折がありました。
が、そこを乗り越え、一つの形にしてみることはできたのではないかと思います。
「持ち時間が少なくてみんな早口になっていた。手話通訳者のためにももう少しゆっくり話そう」という金曜の反省をすぐさま活かす提案が進行を担当した駒崎議員からあり、すぐに修正することができました。

当日いただいたアンケート結果には賛否両論あるようです。
十分な取組みになったか?と問われれば、議員によって答えはだいぶ違うだろうとも思います。
既に当日の記録係を務めた議員からの報告書案とアンケート集計結果は上がってきていますので、広報広聴委員会としての反省会議を明後日(18日)15時から開いて、報告書の中身を確定させ、議長に提出後に市議会HPで公開という流れになります。

3年前の議会報告会をスタートさせた時を思い出すと、自分のことも含めていろいろ変な汗が出てくるのですが…
3か月ごとに2日間ずつ知恵を絞りながら議員みんなで継続してきたことで、会の運営にも、初めて会う市民の皆さんとの向き合いにもだいぶ慣れてきて、互いに一定の信頼感を持ちながら進めることができるようになってきたように思います。

この間の実感を言葉にすると…
「継続はチカラ」
「3歩進んで2歩下がる」
「遅々として進む」
というところですが、いずれもやめてしまったら言えないことばかり。

2日目の最後に、伊藤真一副議長がこう挨拶しました。
「こうして雨の中でも来てくださる方があっての報告会です。」

プロジェクターを操作しながら、「ホントにそうだよな…」と、しみじみ噛みしめました。

6月議会が本日告示され、来週23日(火)から始まります。
4年間の議員任期の折り返し期に当たるので、議長、副議長、各委員会委員等、基本的に全ての役割が交替となり、新たな人事が固まるのは、初日の直前になるのだろうと思います。
私自身もどのような役割になるのかまだわかりませんが、市民福祉向上のためによく働く議会、討議機関・議決機関としてのレベルアップを期して後半2年間さらに頑張りたいと思っています。

濃厚な視察(その1)「大津市議会」

議会改革のトップランナー「滋賀県大津市議会」と、いじめや不登校への取組みとして「学校安全調査」を導入した「静岡県磐田市教育委員会」へ。
問題意識を共有していた「公明党」の皆さん6人と私たち「ともに生きよう!ネットワーク」3人の合同視察という形で学びに伺ってきました。
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本会議場で私たちを迎えて説明をしてくださったのは、議会局総務課長の清水克士さん。
議会改革に本気で取り組む全国の議会関係者の中でも、ひときわその本気度と行動力が大きな反響を呼び、私も刺激を受け続けている「軍師」です。月刊ガバナンスに連載されている『「軍師」論のススメ』を愛読している方も多いはず。

私たちが大津市議会へ出向いた最大の理由は、議会として「政策立案」と「議会改革」を計画的、体系的に進めるための「ミッションロードマップ」を策定しておられることにありました。
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大津市議会1
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議会改革度調査2015で全国32位に位置づけられた東村山市議会ですが…
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都議会改革は誰の仕事なのか(その1)

早稲田大学マニフェスト研究所の中村健事務局長が書かれている「希望の塾と都議選の矛盾(上・下)」と題した読売新聞の記事を読みました。
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(上)はコチラ
(下)はコチラ
この間の問題の本質をわかりやすく、しっかりと明らかにしてくださっていると思いますので、ぜひご一読を。

私も、小池都知事がこれまであまりにも見えなかった都議会を見える化している功績は大変大きく、殆ど有権者の監視の目が入らなかった都議会に注目が集まっていることは本当によかったと思っています。

その上で、地方自治体における首長と議会の関係は、国政のそれとは全く違い、与党・野党という仕組みではありません。知事とねんごろな集団を新たにつくるのであれば、これまでの都議会自民党の焼き直しになるだけに思えます。
さらなる見える化にも大いに期待するものですが、それは本来は都議会自身の手で進められるべきものではないでしょうか。
現職の都議会議員の方々にこそ、目先の損得で人気者との距離ばかり気にするのではなく、自らの手で議会改革、都政改革を断行することを期待し、託したいという思いがしています。

2年半ほど前に都議会のことを語る貴重な機会をいただいたことを思い出したので、その2としてまた書きます。

秋分

お彼岸中日の今日。
雨の中、お墓参りに行かれた方も多いことと思います。

市役所5階の会派控室では、明日の決算委員会最終日に向けて、石橋光明議員や土方桂議員が討論原稿と格闘しておられ、私も同様でした。
が…みな終わったらしく、私だけになってしまいました。
窓からは冷たいくらいの夜の風と虫の音が流れ込んできます。

討論には会派を組む大塚議員、白石議員の思いもちゃんと盛り込まねばなりませんので、今しがた2人には叩き台を送信。さらに明日午前中に行われる教育費の質疑&答弁要素も踏まえて、最終的には昼休みに完成させることになりそうです。

ところで、 続きを読む

都議会はどうしたら変わるのだろう?

早稲田大学マニフェスト研究所が興味深い資料を公開してくれました。
都議会の実状
議会費は全国最高額(年総額61億6,900万円/議員一人あたり年額4,857万円余)、政務活動費も全国最高額(議員一人あたり年額720万円)の上にネット公開はされず、開示を求めれば墨塗りだらけ、議会基本条例を制定することもなく…といったことは知っていたけれど…
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アンケートにご協力をお願いします!

8月5日(金)6日(土)に開催した東村山市議会報告会には、2日間で約70名の方にご参加いただきました。
猛暑の中、どうもありがとうございました。
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今回もたくさんのご意見をいただきました。
明日、広報広聴委員会で当日の記録をもとに振り返りを行い、報告会の報告書を作成の上、おおむね一週間をめどに市議会HPで公表いたします。

そして、5日(金)の報告会でもお願いしたのですが、現在、東村山市議会として2回目となるアンケート調査を行っています。
今回は「市議会の取組みについて」伺い、今後のさらなる改善につなげていきたいと考えています。

リンク先から直接お答えいただくこともできますし、用紙か市議会だより(8月1日号)8面にご記入いただき、FAXか公共施設に設置してある回収箱に投函いただくこともできます。

ぜひ率直なご意見をお一人でも多くの方からいただきたいと思っています。
締切は16日(火)です。
どうぞよろしくお願いいたします。

★市議会アンケートのページ★
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議会としてのアンケートやってます!

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東村山市議会として2回目となる「市民の皆さんへのアンケート」を昨日から行っています。

8月16日(火)までの予定です。

市議会HPからお答えいただけるのはもちろんのこと、市内公共施設にアンケート用紙と回収箱を設置すると共に、市議会だより8月1日号の最終面に記入してそのままFAXいただけるようにもなっています。

ぜひ率直なご意見をお寄せください。
議会だより28年8月号8面

【速報!全議員賛否一覧】 6月議会が終わりました

昨日で6月定例議会が終わりました。
議会基本条例ができる以前であったら、これでホッと一息…というところでした。
が、2年前の4月からは、定例議会の閉会ということはイコール、議会終了後につくる市議会だよりの発行に合わせて年に4期(2日ずつ)開催する「議会報告会」へ向かってのスタートということになります。
8月5日(金)19~21時は東村山駅西口サンパルネホールで、翌6日(土)14~16時は初めて廻田公民館で開催予定です。
間もなく開催を知らせるポスターの掲示なども始めますので、詳しくはその折にお伝えします。

さて、6月議会には市長提出議案が9件(うち諮問2件)、結論を出した陳情が27件、国への意見書としてまとめた議員提出議案が2件ありました。

全員の賛否を取り急ぎ一覧表にしましたので、ご覧ください。

※これは私が最終日の本会議場でとったメモと、初日の録画配信を観て確認した範囲で作成したものです。間違いのないよう十分注意したつもりですが、もしかするとミスがあるかもしれません。その際は速やかに訂正し、その旨がわかるようにします。正式なものは、後日、市議会HPにアップされ、市議会だより8月1日号に掲載されます。

賛否一覧1

賛否一覧2

賛否一覧3

マニフェストスイッチプロジェクトに参加!

マニフェストスイッチ ロゴ
市議会議員選挙のスタートまで17日。
どうすれば一人でも多くの方たち、特に選挙に行かないと言われている層の皆さんに「あ、選挙なの?」と振り向いてもらい、「とりあえず行っとくか」と思って実際に投票所へ足を運んでもらえるか。
33人とも34人とも言われる中でたった1人の名前を書いていただく議会議員選挙は、あっちかこっちか二者択一や三択で選ぶ市長選挙や国政、都政の選挙よりも、訴え方がはるかに難しいと言われています。

いろいろな選択基準があると思いますが、私はまず、政策を明らかにして臨む選挙スタイルを今回も貫きます。
そして、掲げた政策を4年間でいかに実現へ向けて努力できるか、を自分自身の活動原則とします。

そこで、私自身の考えを公開し、残し、検証するために、「マニフェストスイッチプロジェクト」に参加しました。
これは、4月の統一地方選挙に向けて、全国の政治家にマニフェストの共通フォーマットを提案し、わかりやすく見やすい形で政策を公開・利活用(オープンデータ化)するプロジェクトです。

★マニフェストスイッチHP

私のとともに、他の政治家についてもぜひのぞいてみてください。

★佐藤まさたかのマニフェスト

閉会中の委員会等の開催について

先週末に閉会した6月議会ですが、9月議会までの間(閉会中)に開かれる委員会等の予定について、確定している分についてお知らせいたします。

 

6月27日(水)午前10時~ 政策総務委員会:所管事務調査事項「自治基本条例の策定過程と市議会のかかわり」

 

7月4日(水)午前10時~ 全員協議会:自治基本条例について(進捗状況を行政側から聞く)※申し訳ありませんが傍聴はできません。

 

7月17日(火)午前10時~ 厚生委員会:請願審査「児童クラブ入所条件の見直し」「胃がんハイリスク健診の導入

 

7月24日(火)午前10時~ 議会運営委員会:所管事務調査事項「議会の配信について」「一般質問のあり方について」

 

7月24日(火)午後1時30分~ 議会基本条例制定を進める特別委員会

 

生活文教委員会は、新たに所管事務調査事項「生涯学習計画について」について議論する機会を設けますが、日程がまだ決まっていません。わかり次第お知らせいたします。

 

また、私たちの会派から奥谷議員が離れたことによって大塚議員との2名会派になりましたので、3名以上の会派で構成する議会運営委員会の委員席を私は失います。

「市民から見える議会」「市民が参画する議会」を志向し、さらに具体的な改善の議論に入ろうとしている矢先に議論のテーブルから外れることは大変残念な思いでいますが、今のところの東村山市議会のルールですので仕方ない。

できる関わりを模索したいと思っています。

 

 

ところで、最終日の4つの委員長報告は、そのうち3つまでもがそれぞれに疑問が残るものでした。

 

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「学識経験者」見直しの契機に

市の各種審議会や協議会には、「学識経験者」という枠がかなり用意されています。

今日の生活文教委員会で審議した「図書館協議会設置条例」や「公民館運営審議会条例」「ふるさと歴史館協議会条例」ではそれぞれの第3条(組織)に、(1)学校教育関係者 (2)社会教育関係者 と並んで、(3)学識経験者 とされており、図書館協議会では6人以内、公民館運営審議会では5人以内、ふるさと歴史館協議会では6人以内と定められています。

 

今日の議案は、それぞれの第3条に「家庭教育の向上に資する活動を行う者」という一項を入れることを含め、市の条例として改めて委員の要件を規定するというものでした。

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23名の一般質問が終了しましたが…

3日間にわたった一般質問が先ほど終わりました。

議会に入って10年目の春ですが、今回ほど考えさせられる質問が数多かったことはないかもしれません。

 

いえ、いい意味ではないです。

 

「昨日思いついたような薄っぺらい質問が多すぎるんじゃないか?」。傍聴していた方から静かにそう言われ、黙って頷くしかありませんでした。

「議会の劣化だ」とも別の方に言われました。

 

東村山市市議会では今、請願の提出も受け、一問一答方式の導入に向けて議論をしています。

自分で選んだはずの事柄なのに、十分に調べもせず、掘り下げもせず、理解せず。そんな状態で質問に立ったらどうなるのか…。

一日も早く一問一答方式を導入し、市民の皆さんにあるがままを見ていただくことしかない。

自戒も込めてそう強く思った3日間でした。

 

明日は休会日。

明後日は、厚生委員会では議案「国民健康保険税条例の一部改正」と以下の請願審査が行われます。

24請願第2号「東村山市障害者日常生活用具費の給付に関する規則改正を求める請願」

24請願第5号「放課後余暇こどもくらぶへの予算要求に関する請願」

24請願第10号「児童クラブ入所条件の見直しを求める請願」

24請願第11号「予防医療促進のために「胃がんハイリスク検診」の導入を求める請願」

私は同時刻開催の生活文教委員会に出席し、議案第20号「東村山市組織条例等の一部を改正する条例」、議案第21号「市税条例の一部改正」、議案第23号「東村山市立図書館協議会設置条例等の一部を改正する条例」の審議を行います。

木曜日は、政策総務委員会と環境建設委員会。環境建設委員会では、道路議案2件の審議後、リサイクルセンター関連の議論が行われる予定です。

金曜日は10時からが議会運営委員会。2件の請願審査を行います。
23請願第12号「予算特別委員会と決算特別委員会の録画配信を求める請願」
24請願第6号「本会議における一問一答方式の速やかな採用を求める請願」

この日の午後は1時半から、議会基本条例制定を進める特別委員会です。

 

お忙しいこととは存じますが、お時間が合う時があれば、傍聴にいらしてください。

市役所5階の議会事務局で簡単な手続きをしていただき、6階の委員会室へお入りいただけますので。

 

「議長選挙立候補制」は盛り込む方向で(昨日の議会基本条例特別委より)

議会基本条例制定を進める特別委員会(石橋光明委員長)が昨日(11日)午後1時半から開かれ、各会派から上がってきた数多くの項目を基本条例に盛り込むべきかどうかについての議論を前回までに引き続いて行いました。
昨日は「議会運営について」という大きなくくりの中で「議長・副議長選挙の立候補制」「議員間の自由討議(討論の見直し)」に大半の時間を割きました。 続きを読む