議会基本条例づくりの夏

今年度中の議会基本条例の制定を視野に、この夏は特別委員会メンバーが2チームに分かれて条例文案づくりを続けています。

Bチーム

ホワイトボードを使うのも初めて

Aチーム

ボードを使って議論を整理

Aチーム:◎福田、〇駒崎、熊木、土方、矢野、赤羽、奥谷各委員
Bチーム:◎伊藤、石橋(博)、大塚、保延、島崎、三浦、〇佐藤各委員


特別委員会が立ち上がって2年。
何をもたもたやっているのか、条例をつくってどうなるというのか?等々、ご指摘もいただいてきました。

市民生活、福祉の向上のために政治はあり、議会はその実現のために持てる力をフル稼働させなければなりません。
見えない議会、議論しない議会が当たり前のようにまかり通っていた状態を脱却し、機能する議会に変えなければりません。

1枚テーブルで喧々諤々、相手の意見にも耳を傾けながら、脳みそグルグルしながら、なんて世の中で当たり前に行われていることが、皆無に近かったのが議会です。
しかし今、ようやく、同じテーブルでフラットにやり取りをする風景が、東村山市議会で日常的に見られるようになってきました。

もちろん胸を張って言えることではありません。
しかし目の前の現実からスタートするしかできませんし、課題意識を共有することなしに新たな方向への一歩を踏み出すことはできない。
そう思ってきました。

議論することが目的ではないし、議会改革は、手段であり、装置の改善作業に過ぎません。
今進めている議会基本条例の策定と、それに伴って行う規則や規約等の改正作業とは、改善を施した水準を、時の政治的状況や担い手の良し悪しによって低下・緩和・後退させることに明確な歯止めをつくる、ということになります。

「良くも悪くもルールはルール」。
現状に異論を唱えるたびに、ベテラン議員からはそう言われてきました。

であれば、ルールを公式に変えるしかない。

政党・会派を超えて、ともに考え合い、ともに汗しながら、来春の条例施行を目指したいと思っていますし、その1メンバーとして自分のできることは骨身を惜しまずやり切りたい。そう思っています。

2グループによるワーキングは、今日のAチームでひと区切りを迎えました。
これを受けて、委員長と両チームの正副座長と事務局で条文の整理作業に入ります。
8月6日と8日に委員会として合流しての議論を予定していますので、そこに全条通したものを初めて提案することになります。
9月議会を経て、10月末には素案を携えて市民の皆さんの前へ出て、説明と意見交換を行うこととなります。
詳細は8月6日の委員会での確認を経て、お伝えいたします。

条例施行までは石橋光明委員長をはじめとする委員会としての策定作業に、施行後は「市民に開かれた議会」を掲げる東村山市議会としての活動に、ぜひ注目、注視ください。

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