外に学んで内に活かす

これは自分自身のモットーであり戒めとしているフレーズで、同じようなタイトルで過去何度か記事を書いてきました。私たちの世界は特になのかもしれませんが、自分と同じ考えの人たち…政党や会派を同じくする人たちだけと付き合っていても課題解決への力量はつかないし、アウェー状態で外に学ばない人は多様なものの見方ができないし、敵か味方か・与党か野党かの二元論でものを考えている人は選挙には強いかもしれないけれど地方議会の議員としては向いていない、と思っていたりするわけです。

前置きが長くなりました。

さてさて、すっかり当たり前になって来たオンライン会議。昨夜も「市民と議員の条例づくり交流会議」の6回目となる実践サロンが2週間ぶりに開催されたので20時から参加。

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コロナ禍の中で開催された6月議会での審議の状況や傍聴の扱い、今後へ向けた動きなど、議会によって様々な違いがあることがよくわかりましたし、共通の課題についても議論を深めることができました。

東村山市議会では、2014年4月にスタートした議会基本条例で定めた事がらにどれだけ取り組めているのか、いないのか、成果を上げているのか、いないのか…という「検証作業」を、閉会期間中の7月・8月に10回~11回かけて集中的に行うことを決めており、昨日はその1回目でした。

昨夜のオンライン会議でも少しだけ報告させてもらいましたが、立場や考え方の違いを認め合った上で、材料を持ち寄って時には厳しい議論もし、よりよい状況をつくるために譲るところは譲って、面倒な手作業も共同で行い、議会として一つひとつ合意を積み重ね、形にしてきたのが、ここ10年ほどの私たちのやり方でした。

自分たちの主張が通らなければいつだって振り出しに戻すようなやり方や、国政と地方自治の根本的な違いを知ってか知らずか与党だ野党だと殊更に言い立てる手法は、対立と分断、レッテル貼りを好む連中の思う壺であり、残念で危険な兆候だと感じています。

5月に続いて8月も、これまでのような形で市民の皆さんに集まっていただいて開催する東村山市議会としての公務「議会報告会」は残念ながら難しい状況ですが、何もせずに「べき論」だけ交していてもサボタージュにしかなりませんので、最低限できること、すべきことを広報広聴委員会として責任をもって提起し、議会全体として取り組もうと、渡辺委員長、土方副委員長を先頭に準備を始めています。お伝えできるようになったら発信しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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