「気になる?! 市議会とお金の話」(その1)~レポート94号の記事から~

7月20日付で発行した「佐藤まさたか市政レポート」94号をポスティングして歩いています。あまりの暑さにペースはなかなか上がりませんが、少し時間がかかっても自分の足で歩いてお届けしたいと思っています。

とはいえ、印刷したのは市内7万余りの世帯のうち1/20か1/25に配れる数ですので、こちらで何回かに分けてアップしていこうと思います。

最初は1面の「特集 気になる!?市議会とお金の話」です。

「特集 気になる!?市議会とお金の話」

●「議員の数が多過ぎる︕」というのはよく聴くご意見のひとつなのですが、「議員が何人いるのかご存知ですか︖」とお尋ねすると、ほとんどの方が「知らない」とおっしゃいます。 「議員の給料が高過ぎる︕」と言う方に「いくらかご存知ですか︖」と尋ねたら、「詳しくは知らないが、年間50日ほどしか働かないで給料も退職金も年金までもらっていて許せない」と言われたこともあります。 「市民の皆さんが気になる大事なことなのに、きちんと伝わっていない。 伝える努力が足りないのだ」と痛感しました。そこで今号では「市議会とお金」について私なりに率直にお伝えしようと思います。お読みいただいて、ご感想やご意見をいただけたら幸いです。

●東村山市の現在の議員定数は25人です(人口約15万1千人)。 ピークは昭和50年の30人(人口約11万人)でした。 現在、男性13名、女性12名で、女性比率は48%。 全国815市区(平均16.8%)で最も高い割合です。

●議会費は令和元年度決算値で約3億5千万円でした。 一般会計約548億4千万円(市民1人当たり36万3千円)の0.6%(同2,322円)に当たります。 この割合はほぼ多摩26市の平均で、議員報酬(25名分)、議会運営経費、議会だより発行経費、議会報告会開催経費等が含まれ、議会事務局職員(11名)の給与は含まれていません。

▶議員が調査や勉強に使う政務活動費とは

●市議会だより8月15日号には、例年通り政務活動費の昨年度報告を掲載しています。 政務活動費とは、議員が調査や勉強のために使うことが認められている費用で、金額は議会ごとに条例で定めています。
●東村山市では議員1人月額12,500円(年額15万円)で多摩26市中21位(最高額は八王子市と町田市の月額6万円/都議会は月額50万円)。 収支報告書とともに、1円から領収書の添付が義務付けられ、年間3回ほどの議会事務局からのチェックを受け、最終的には市議会ホームページで全てを報告、公開することを条例で定めています。
●下の表は、令和3年度の私の「政務活動費」をまとめたものです。11ヵ月分となっているのは、4月末で3人会派を解消し、5月~今年3月分を無会派として報告したためです。
●「政務活動費」は議員に唯一認められる経費であり、私の場合は、マニフェスト研究所や自治体学会、多摩住民自治研究所などが主催する研修会に参加する費用(研究研修費)と、資料購入費(参考図書や年間購読の業界誌)への支出が毎年メインになります。年度途中で満額使い切って後半は自腹、という年も多いのが実態です。(その2に続く)

コメントは受け付けていません。