ごみ出しルールの変更について、文書質問を提出しました

先週土曜日(5日)の「さとっちカフェ」で、参加者のお一人からこんなご指摘がありました。

『6月15日の市報で「ごみの出し方が変わります」とあったが、新たに戸別収集に切り替わる「びん」「かん」「ペットボトル」の「出し方」が「透明・半透明の袋」となっているのは、ここ数年の議会や各種会議での経過を踏まえればおかしいのではないか?どうして、かごやバケツで出せることになっていないのか?』

 
1面

拡大

確かに、平成23年3月まで続いた「秋水園リサイクルセンター計画に関する調査特別委員会」や、一般質問、予算や決算審査の中でもたびたび議論になった点です。
少なくとも、レジ袋削減を市の施策として推進していることや、資源ごみ(びん・かん・ペットボトル等)は無料で収集していることと、大きく矛盾することはできないはず。

そこで、週が明けてから所管である資源循環部ごみ減量推進課に連絡をしました。
これまでであれば、閉会中なので個別に所管職員に話をしに行くことくらいしかできません。
それでうまく進まないようであれば、次回の一般質問や決算審査等で問うことになります。

しかし、収集方法の変更を10月にも行うため、市は8月半ばから市民向け説明会を市内各所で開催予定です。
それが始まってからでは間に合いません。

そこでハタと思いついたのが、「閉会中の文書質問」です。
4月1日に施行した東村山市議会基本条例の第12条で、私たち議会は次のように定めました。

議員は、閉会中において、議長の許可を得て市長等に対し文書質問をすることができる。
2 前項の規定による文書質問が提出された場合、議長はその必要性について、議会運営委員会に意見を求めることができる。

ということで、以下のような質問を市長宛に昨日提出し、今日は議長に対して手続きを進めてくれるよう要請をしました。

作った制度は使ってこそ初めて活きてきます。
初めてのケースは、さて、どのような展開になるのでしょうか。
経過は順次ご報告していきます。

 

ゴミ出しルールの変更点について

市報6月15日号において、びん、缶、ペットボトルの「出し方」が「透明・半透明の袋」となっています。しかしこれには、これまでの議会における議論を踏まえればいくつかの疑義を抱かざるを得ません。
今後、市報7月15日号において市民説明会の日程が明らかとなり、8月半ばより開催の運びと聞き及ぶ中、9月議会での一般質問では時機を逸することになりますので、以下の点について質問し、答えを求めるものです。

1.「透明・半透明の袋」とは、いわゆるレジ袋を指すのでしょうか。それとも市販の袋を指すのでしょうか。

2.仮に「レジ袋」とした場合、市の「総合計画」「3-2-1ごみ減量とリサイクル意識の啓発」及び「ごみ処理基本計画1-(1)-④ レジ袋の削減」とは明らかに不整合となるのではないでしょうか。
実際に3Rの意識を徹底され、マイバッグ等の使用によりレジ袋を一切受け取っていない市民も少なくなく、現実にレジ袋を保有しない市民もいます。そのような方々には、どのような対応を求めるのか、お答えください。
また、「市販の袋」とした場合は、ペットボトルは無料収集であることと矛盾を来すことになります。
以下は秋水園リサイクルセンター計画に関する調査特別委員会(22年12月10日)の会議録ですが、これまで、複数回にわたり何人もの議員が、この点については議会で取り上げてきています。それらも踏まえてお答えいただきたい。

○島田委員
(略)今、ずっと議論になっていて、半透明のレジ袋でペットボトルを出して、また、容リプラの袋と一緒に収集するのがいいのか、それとも、有料の中に全部入れてもらうのがいいのか、それとも、全部を無料にしてもらうのがいいのかということだと思うんですけれども、コスト自体は、有料、無料に余り関係しないという部長の御答弁だったんですけれども、半透明のレジ袋を使うということ自体、いつもレジ袋を減らしていこうと言っているのに、それで出してくださいということは、今後ずっとそれを続けていいのかなというのが、今、疑問なんですが、その点については、どう考えていらっしゃるのでしょうか。

△西川資源循環部長
実は、同じ状態が既に起きておりまして、それは、おむつの収集のときに、指定収集袋以外の袋で出せると、一昨年だと思いますけれども、ルール改正をさせていただきました。そのときに、うちが言っているのは、レジ袋という表現を一切使っていないんです。透明、または、半透明の袋を御利用くださいということでお話をさせていただいております。ただ、この場合は、あくまでもおむつ等を入れるというために、それを選択しているので、ある程度しようがいないと思っていますけれども、確かに先ほどの御質疑の中にありましたように、うちがレジ袋を推奨して、それに入れてくださいというのはまずいのかなという、感覚的にはあります。

3.ペットボトルの排出に半透明の袋を用いて容リプラと同時収集した場合、有料袋で排出すべき容リプラが半透明の袋に混入される恐れが容易に想定されます。排出ルールの曖昧化や、モラルの低下に結びつく恐れについてどう考えているでしょうか。
また混入によって、ペットボトルが汚れ、容器包装リサイクル協会が定める品質の低下が起こることも明らかと考えますが、いかがでしょうか。
さらに、ペットボトルのラベルを剥がして排出する場合、ラベルは有料袋、ボトルは無料袋となりますが、剥がさずに排出するケースはどう扱うのでしょうか。市民に対してその違いをどう説明するのでしょうか。

4.過去の議会において、びん、缶、ペットボトルの収集は、日野市等の事例を踏まえ、袋ではなく「かご」や「バケツ」で行うべきと申し述べました。どのように検討されたのでしょうか。「風で飛ばされる」等という答弁もありましたが、そのことが問題になって見直されたような事実はありません。

5.本来は、「透明・半透明の袋」での排出は不可とすべきと考えます。しかしながら、既に市報に掲載されている現状を踏まえれば、今後の説明会や「ごみカレンダー」において、「かご」「バケツ」等での排出ができるように進めていただきたい。ぜひ対応いただきたく、見解を求めます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)