6月2日に行った一般質問の2つ目のテーマについて、書き起こしをもとに生成AIの力を借りて整理しました。


2009年の「いのちとこころの人権の森宣言」、昨年3月に公表された「将来構想」を経過や内容を改めて確認するとともに、5月に発行されたばかりの『ハンセン病療養所のこれから~将来構想・永続化を「自分ごと」として』でも語られた「人権の森」への想いなどを問いました。
多磨全生園将来構想の現在地とこれから
① 人権の森構想の原点について
佐藤ま)
2009年に市議会で「いのちとこころの人権の森宣言」が行われたが、そこに至る経過を確認したい。
高柳経営政策部長)
2008年のハンセン病問題基本法制定を受け、市は庁内準備会を設置。2009年に起草委員会を立ち上げ、6回にわたる議論を経て宣言案を作成した。市議会で可決後、多磨全生園開所100周年にあたる2009年9月28日に「いのちとこころの人権の森宣言」を行った。
② 将来構想の重点とその後の取り組み
佐藤ま)
2025年3月に公表された「多磨全生園将来構想」の重点と議論の経過、その後の取り組みについて伺う。
高柳経営政策部長)
将来構想の最重要課題は、
- 入所者の在園保障
- 入所者の思いを最優先にすること
である。
その上で、
- ハンセン病問題の歴史継承
- 人権啓発
- 豊かな自然環境の継承
を将来に引き継ぐ方向性を示した。
2022年から約3年間、入所者自治会・多磨全生園・東村山市・有識者による委員会と部会で議論を重ねて策定した。
策定後は市民団体や市議会への説明を行い、「あつまれ!人権の森」などのイベントを通じて普及啓発を進めている。
③ 人権の「森」をどう未来へ残すか
佐藤ま)
人権の森をどのように残していくのか。現時点での考え方と課題を伺う。
高柳経営政策部長)
人権の森は、多磨全生園の入所者が長年にわたり慈しみ育ててきたものであり、将来構想の核心に位置付けられている。
一方で樹木の老木化が進み、
- 倒木
- 枝の落下
など安全面の課題も生じている。
今後は
- 種子の採取
- 挿し木
- ひこばえの活用
などにより、人権の森のDNAを次世代へ継承していくことが重要である。
④ 歴史的建造物・遺構の保存について
佐藤まさたか)
厚生労働省の歴史的建造物保存方針と、多磨全生園に関する内容を伺う。
高柳経営政策部長)
国の検討会において、多磨全生園では16施設が保存対象として選定された。
当初は一部施設が継続審議となったが、課題が解消されたことにより、2026年3月の検討会で16施設すべての保存が決定した。
今後は国が責任を持って保存・活用を進めることになる。
⑤ 市文化財指定の可能性
佐藤ま)
多磨全生園の歴史的建造物や遺構を、市の文化財として指定する考えはあるか。
桑田教育部担当部長)
文化財保護審議会では、
- 近現代史の重要な遺産であること
- 人権の森構想の意義
などを踏まえ、市文化財指定が望ましいとの意見が出された。
ただし全生園と入所者自治会からは慎重な検討を求める意向が示されたため、現在は国の検討状況を見守っている。
今回、国による保存方針が決定したことを踏まえ、今後改めて審議会へ情報提供を行う予定である。
⑥ 人権教育の推進について
佐藤ま)
小学校での実践に加え、市内全中学生が多磨全生園を通じて人権を学ぶ機会を持つことが重要ではないか。
山田教育部長)
中学校では、
- 映画「あん」の視聴
- 講演会
- 読書活動
- 大学生との対話
- 美術活動
などを通じてハンセン病問題を学んでいる。
また、
- 国立ハンセン病資料館
- 多磨全生園
を活用した探究学習は有効な手法であると認識している。
今後も小中学校の系統性を踏まえ、人権教育の充実を図っていく。
⑦ 多磨全生園の永続化に向けた市長の考え
佐藤ま)
歴史的建造物等の市文化財指定や、療養所の永続化について市長の考えを伺う。
渡部市長)
今回、国が16施設すべてを保存対象として認めたことは極めて大きな成果である。
特に、
- 堀
- 土塁
- ヒイラギの垣根
が、隔離政策を伝える重要な史跡として認められた意義は大きい。
今後は、
- 県木の森
- かつての農地
- その他の歴史的空間
についても保存対象として位置付けられる可能性を探っていきたい。
また、将来的には入所者の生活エリア(本部エリア)をどのように継承していくかも重要な課題である。
森の継承については、
- 種子採取
- 挿し木
- ひこばえ活用
を進めるとともに、
- 子どもたちが苗木を育てる
- 次世代が森を受け継ぐ
といった取り組みを進めることで、人権の森と多磨全生園の永続化につなげていきたい。