私の一般質問(通告書全文)

全員分の通告書をアップした直後に自分の分をテキストでアップしたつもりが…落としておりました。
出番は今日(12日・水)の午後一番。
今回は市の姿勢を追及するというよりは、自身の中で長いこと考えている問題を、少し中長期で投げかけることができたら、と思っています。特に1と3はそんな思いです。
では、お読みいただけると幸いです。

1.「知」「学」を活かした政策形成、まちづくりを
2.教育・保育分野における補助・助成制度の充実について
3.中学校卒業前後~青年期を支える自治体としての取り組みを

 

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21名の一般質問通告書 

9月議会の一般質問は10日(月)11日(火)12日(水)の3日間ですが、7日(金)の代表質問に立つ3名以外の21名全員が(熊木議長は行わないので)通告を行いました。

一覧表は市議会HPからもご覧いただけますが、スキャンしたものがコレです。

24年9月議会 一般質問通告書 一覧

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臨時議会が終了。住民投票条例案は10:14で否決。

本日(28日)の臨時議会。4時過ぎに閉会となりました。

傍聴には今日だけで80名を超える方がお越しになり、同時ライブ中継を初めて行った第2会場も、本会議場よりも発言者の表情、音声が明瞭にわかってよかったという声を複数いただきました。議案の内容とは関係ありませんが、少しずつでも傍聴していただきやすい環境づくりを進めていけるよう、私たちも努力します。

 

さて本日の議会は、10時開会後、すぐに請求代表者3人にお一人5分ずつ意見陳述を行っていただきました。

 

その後、質疑に入り、肥沼(自民)、伊藤(公明)、福田(共産)、佐藤(変わろう!議会)、矢野(草の根)、島崎(市民自治)、赤羽(みんなの党)、奥谷(民主)の順で4時前まで質疑。

そして反対と賛成の立場が順番に討論(意見表明)。

×肥沼 〇福田 ×伊藤 〇佐藤 ×赤羽 〇矢野 〇島崎 〇奥谷

 

採決結果は…以下の通りです。

〇10名:福田、保延、山崎、山口、島崎、奥谷、矢野、朝木、大塚、佐藤

×14名:肥沼、北久保、小町、石橋(博)、蜂屋、土方、三浦、島田、石橋、伊藤、駒崎、村山、小松、赤羽

 

主な質疑や答弁を報告しなくてはならないのですが、、一般質問通告締切を目の前に、ちょっと厳しいところです。

取り急ぎ、私が行った議案に対する賛成討論の全文を以下掲載させていただきます。お読みいただければ幸いです。

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「リサイクルセンター住民投票条例」への質疑通告書

28日(火)の臨時議会で審議される「(仮称)秋水園リサイクルセンターを12億円で建設することについて市民の賛否を問う住民投票条例」。

傍聴の方が大勢見えても大丈夫なように、議会事務局では受付から第2会場の準備から、しっかりと整えてくれました。

エレベーターを5階で降りると、受付があります。

先着53名は緑バッチで本会議場傍聴席へ。それを超えると黄色バッチで6階の第2会場へご案内。

6階の第2委員会室が第2会場になっています。議場の模様をライブで中継。ヤジを飛ばしたい方はコチラの方がよろしいかも、です。

それでは、会派として事前に提出した「質疑通告書」の全文を掲載します。

※PDF版はこちらからご覧いただけます。⇒リサイクルセンター住民投票条例 質疑通告書

 

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臨時議会報告~次回は28日(火)10時から

東村山市議会臨時議会報告

10時:市長招集挨拶…来年の国体リハーサルを兼ねた全日本教員女子バスケ大会が無事終了/春のひょうで被害を受けた多摩湖梨は傷はあるが味は大変いい。25(土)9時からJA東村山店前で、26(日)9時からは久米川駅前で開催している「マルシェ久米川」でフルーツフェスタとして3~4割引で販売。ぜひお買い上げを。

 

市長挨拶続き…「本臨時議会には住民投票条例を提案するが、慎重なご審議の上、賢明な判断をお願いしたい」。通常の議案なら「ご審議の上、速やかにご可決賜りますようお願い」と言うところ、今回は特別。

 

続いて会期について肥沼議会運営委員長が登壇し、8月23日から28日の6日間で集約された、と報告。どうでもいいけれど、牛歩戦術じゃないんだからもう少しお早めに歩いて登壇&降壇していただけないですかね。半分の時間で済みますので。

 

議長が開会を宣告。まず、議場の秩序維持を確認する議決。共産党と草の根以外は起立。こんな議決を毎回採っている議会はないはず。過去の裁判沙汰等の苦い経験から続けているけれど、良識ある議員だけなら不要。せめて文言がスマートじゃないので変えようと昨年提案。少しずつ簡素化されてます。

 

会議録署名議員に村山・福田議員を議長が指名。

続いて肥沼議運委員長が「すみません、また出て参りました」と登壇。会議規則57条に基づき発言時間の制限を行う、といつも通り。自民25分、公明21分、共産17分、変えよう議会13分、草の根13分、市自9分、みんな9分、民主党9分、と。

時間制限は草の根と大塚議員以外の賛成で議決。いつもは反対する共産は、各会派に2分ずつ上積みを議会運営委員会で主張して通ったため、今回は賛成に回ったようです。福田議員、議運でのご尽力ありがとうございました。

尚、私自身は2期目途中までは時間制限に反対していましたが、無制限にやればいいとは思わない、という点と、質の低い質問で時間を喰う議員側にも問題があると考え、自身の質向上に努めつつ、必要と考える時に議会運営委員会で時間延長を提案し、議論で決まった結論には従うという道を現在はとってます。ただ、6月議会いっぱいで議会運営委員会に出られなくなってしまったので、情報は急に入らなくなり、大変やりづらい状態です。対策を考えねば。

 

本議案の委員会への付託を省略=本会議で扱うことを、草の根以外の賛成で議決。

続いて、渡部市長による議案の提案説明。以下、市長の発言をメモがとれた範囲で「 」内に記します。

市民の直接請求権は尊重することが望ましい。住民投票の必然性、有用性も認めている。市民の総意を住民投票で確認することも、二元代表制のもとでも必要性が生じつつあると考えている。

しかし本件は、長年抱える課題解決のため、廃棄物処理を安定的継続的に進めるため、議会や市民と協議して進めてきた。他に代替案がないと判断しており、代替案がない中、二者択一で市民に問うことは、責任を有する立場としてはできない。

何らかの実現可能な代替案をもって問うことが、為政者の責任と考える。議会を通じて議論し、議会の決定を踏まえてきた。直接請求だからと言って、住民投票を私から提案することは、私から議会との関係を覆すものである。

リサイクルセンターについては議会と調整して実現する、ということが昨年の市長選の際の私のマニフェストであり、その結果からも、交付金における国や東京都との関係からも、本事業は住民投票を経ずに実現すべきと考える」。終了。

 

続いて諸田経営政策部長から条例案全18条の補足説明と、市長意見書の朗読。10時46分に終了。

議長から「請求代表者が意見を述べる機会をつくることと、その際の人数を決めることが必要」とあり、「8月28日10時から3人で15分間としたい」と諮られ、草の根も含む全員の起立で議決。

 

ということで、来週火曜日(28日)午前10時から、請求代表者3名に意見陳述をしていただき、それも踏まえて各会派から質疑、討論、採決という流れになります。

質疑に立つのは、自民党が肥沼議員、公明党が伊藤議員、共産党が福田議員、変わろう!議会・東村山は私。草の根はわからず、その後、島崎、赤羽、奥谷の各議員の順になります。

 

リサイクルセンターの論点

明後日(23日)から28日までの臨時議会は、「(仮称)秋水園リサイクルセンターを12億円で建設することについて市民の賛否を問う住民投票条例」について審議、採決するために開かれます。

今回の直接請求に対する私自身の考えについては6月19日の記事に書きましたが、ツイッターを通して「リサイクルセンターの論点とは?箇条書きで」と問われましたので、私なりに改めて整理してみたいと思います。

まずそもそもの論点としては、

1.施設整備の必要度・緊急度をどう見るか

2.課題解決のためにどこまで金をかけるべきか

ということだと考えています。

その上で、

3.行政は市民が判断に必要な情報を的確かつ十分に提供してきたか

4.議会は合議・議決機関としての機能を果たしてきたか

という点が問われており、「納得がいかない」「全く不十分だ」「議会には任せておけない」とする方たちが提起したのが、今回の住民投票を求める直接請求だ、と私は受け止めています。

そして、今回の条例案をめぐっては、

5.さらなる見直しは必要か 可能か

という点が争点になるだろうと思います。

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臨時議会について

昨日告示があり、来週23日(木)から28日(火)の6日間を会期として臨時議会が開かれます。

5,775筆の署名をもって直接請求された「(仮称)秋水園リサイクルセンターを12億円で建設することについて市民の賛否を問う住民投票条例」(案)について審議するために開かれつもので、23日(木)には市長による提案説明と、請求代表人による意見陳述日を含む日程の議決等を行います。

そして、意見陳述、質疑、採決は28日(火)に行われることになりそうです。

市長が直接請求を8月7日付けで受理し、提出される条例案は、市議会HPにアップされていますが、そこに添えられている市長による意見書では、いくつかの理由を挙げた上で条例制定に「賛成することはできない」としています。

 

今日午前中には、直接請求を展開した「リサイクルセンターを考える市民の会」の方たちが意見交換をしたいということで3名が訪ねてこられ、大塚議員とともにお話を伺い、私たちの考えもお伝えしました。

そのことも踏まえ、20日(月)夕方締切の質疑通告書の作成は私が担当することとしました。

 

 

かわいそうな ぞう

67回目の終戦記念日の今日、午前10時から、TBSラジオ「ゆうゆうワイド」から流れる「かわいそうな ぞう」の朗読を聴いていました。朗読者は95歳になる秋山ちえ子さん。今年で45年目の朗読。私も10年以上聴いてきました。それでも胸が詰まりました。http://www.youtube.com/watch?v=viXJMHosoO8

CD化された英語バージョンをシンディローパーが朗読しているということは今日初めて知りました。

 

東村山市では8月20日(月)~28日(火)の期間、「核兵器廃絶と平和展」が開催されます。

 

尚、明日の午前中、代表者会議と議会運営委員協議会が開催されるようですので、リサイクルセンターに関する住民投票条例案を審議する臨時議会の日程が確定するものと思われます。

 

 

 

西武線連続立体交差化事業の都市計画決定について

昨日午後3時半から開かれた今年度2回目の都市計画審議会。

前回、市長から諮問を受けた西武線連続立体交差化事業と、それに関連する道路事業について審議し、最終的に答申を行いました。

開会に先立ち、事務局を務める小林都市計画課長から、「都市計画審議会の会議の公開に関する事務取扱要領」の一部を改正したいと提案がありました。これは、前回会議の冒頭で示された要領の第3条に「傍聴者の定員は、10人とする」、第4条の2で「傍聴希望者が10人を超える場合は抽選を行い~」とあること対し、私が「案件によっては多数の傍聴者があることも予測される。10人を超えたら入れないなどと定めることは、渡部市政の基本姿勢に照らしておかしくないか?」と再考を求めたことに、速やかに対応いただいたもののようでした。第1回(6月20日)会議録

第3条を「傍聴者の定員は、10人とする。ただし、10人以上の傍聴が可能と字会長が認めるときは、この限りでない」と改めることが全会一致で決まりました。

また、連続立体化事業の完成時に、周辺道路がどこまで整備されるのか、されないのかについて、今のままではほとんどわからないので、誰もが見てわかるように立体模型等を東京都と協議して造れないのか?という私の問いについても、前向きな回答がされました。

そして開会。

 

配布資料を基にした概要説明が山下まちづくり推進課長から改めて行われた後、審議に入りました。

都市計画審議会配布資料 続きを読む

旧ブログのご案内

今日(2012年7月21日)は大変涼しい1日です。

こちらの新しいサイトへ移行してちょうど1か月。

なかなかうまく活用できずにおりますが、少しずつ読みやすいものとなるよう改善をしていきたいと思っておりますので、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

尚、2007年8月から先月までのFC2ブログ「なんとかしようよ!東村山2」はコチラから、
それ以前のBIGLOBEブログ「なんとかしようよ!東村山」はコチラからお読みいただけます。

 

学びの奈良・桜井3日間

報告が遅くなりましたが、先週土曜日(14日)から3日間、自治体学会主催の勉強会に参加してきました。

大神神社から望む大和平野

地方分権改革のど真ん中に身を置いてこられ、現在も第30次地方制度調査会会長を務める西尾勝先生による10時間の集中セミナー。
この世界に身を置いたからには一度は直接教えを請いたい…と願っていた大御所中の大御所に学べるまたとない機会と考え、現地へ向かいました。

会場は初日と3日目が桜井市立図書館。木の香りが満ちた素晴らしいホールでした。

2日目は、日本最古の神社・三輪明神「大神(おおみわ)神社」の大広間。
お昼には宮司さんの案内でミニエクスカーションが行われましたが、幽玄という言葉がぴったりの深い深い緑と厳かな空気に満ちた社に、心洗われる思いがしました。

集中セミナー「自治・分権再考~自治を志す君たちへ」in大和さくらいは、以下の5講×2時間=10時間で進められました。

第1講「自治の原型と発展」
  自治(自律)と支配(服従)
  自治の原型と支配の原型
  社会構造の変動と統治の変貌
  家族の変貌と地域福祉サービスの膨張
  「まちづくり」の課題と担い手

第2講「協働と参加の住民自治」
  協働と参加
  地域自治組織による協働と自発的結社による協働
  日本におけるボランティア活動
  日本における住民運動
  政治参加の形態 代表選挙と住民参加と住民訴訟・住民投票
  住民参加の形態 「陳情請願」、拒議・抗議、提言・建議、協力・受託
  「市民参加の武蔵野方式」

第3講「地方分権改革の流れと路線」
  地方分権改革の流れ
  第1次分権改革と「残された課題」
  政治主導に期待をかけたその後の改革
  日本の地方自治制度の特徴点
  所掌事務拡張路線と自由度拡張路線
  司令塔なき改革の混迷

第4講「市町村計画の策定」
  「まちづくり」の優先順位を定める指針
  市町村計画に盛り込むべき計画事項
  住民参加の策定手続きと計画手法
  地域生活環境指標(コミュニティ・カルテ)の意味
  首長の政治主導と市町村計画のローリング

第5講「自治体職員の役割と心構え」
  公務員バッシングに抗して
  住民の能力と自治体職員の能力
  自治体職員の公共感覚
  住民のニーズと創意を活かす政策立案能力
  都道府県から市町村への事務権限の移譲を活かす工夫
  自治体職員の政策法務能力と政策財務能力

 

わかっているようでいて体系的に改めてとらえ直す機会がなかなか持てなかった、地方分権改革の全体像。そこに最前線に身を置いてこられた西尾先生であればこそのエピソードが交えられるのですから、贅沢な話です。

3日間に及ぶ講義をまとめて記すことは難しいですが、冒頭に「私の基本メッセージだ」とおっしゃっていたのは、「これ以上の分権化を求めて右往左往することは暫く差し控え、それぞれの自治体の現場で実践の質を高め自治の本領を発揮することに、皆さんの関心とエネルギーを向け直してほしい」ということでした。

 

また、1995年に始まった地方分権改革が、一貫して団体自治、とりわけ自治体の自由度拡充、所掌事務拡張路線に重点が置かれ、本来充実を図るべき住民自治には光りがあまりあたってこなかったことについても、西尾先生は繰り返し触れておられました。

 

運営スタッフにあたってくださっていた方たち含めると100名を超えた今回のセミナー。半数以上が自治体職員、20名近くが議会関係者、そして市民グループや大学院等の研究機関の方たちもいらっしゃいました。

私にとっては、代表運営委員を務める中島興世さん(前・恵庭市長)と直接お話をさせていただく機会が持てたことも、かねてから憧れていただけに大変うれしいことでした。
旧知の方に加え、ツイッターだけでつながっていた近畿地区の議員さんたちともお会いし、いろいろな話をすることもできましたし、奈良県や他の自治体職員さん、市民グループの方たちとも知り合うことができました。

自ら出向いて行かなければ会うことのない方と出会い、語り、親交を深めることの大切さ。
久しぶりに痛感して帰ってきました。

 

自分自身が立つ「今」を形づくってきた潮流を学ぶ機会を得たことに心より感謝し、大きな視点を忘れることのないよう、精進していきたいと思います。

レポート47号(24年7月7日) 配り始めました。

先週土曜日の「活動報告&意見交換会」には、足元の悪い中、20名近い方がお越しくださり、終了後の懇親会にも新たに5人の方が顔を出してくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございました。

今回の報告では、東村山市のごみ処理の全体像についての説明に少し重きを置きましたが、ご質問やご意見は多岐にわたりました。その場でしっかりお答えできなかったことについては、内容を確認したうえで改めてお返ししたいと思っています。少し時間をいただけたらさ幸いです。

また懇親会の場では、会の持ち方、進め方についても率直なご意見をいただきました。
まずは開催と継続を、と思っていますが、皆さんのお知恵とお力をいただきながら改善に努めますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

この日に向けて、レポート47号を作成しました。
少しずつ増し刷りをしながら配り始めましたので、ご覧いただければ幸いです。

また、近所に50部か100部なら配れるよ~という方がいらっしゃいましたら、お声掛けいただけるとと~ってもうれしいです。
PDF版はこちら↓からご覧いただけます。
 
24年7月号 PDF

6月議会一般質問「秋水園焼却炉運転業務委託の入札結果に異議あり!」

 6月6日に行った一般質問の録画配信から、質疑を一問一答方式で文字に起こしました。
まずは秋水園焼却炉運転管理業務の入札問題です。少し長くなりますが、改めて起こしてみると「これで終わ り」にはできない要素がいろいろ含まれているように思います。
特に、3社で行われた今回の入札で、落札した業者以外の2社に受注の意思があったのかどうか、入札自体が出来レースだったのではないか、という疑問は私の中で全く払拭されていません。今回届かなかった点については、今後引き続き調査し、追っていきたいと思っています。
東村山駅西口公益施設「サンパルネ」の見直し問題については別の記事として起こします。

 

 

今回は2題。いずれも、現在、そして今後のあり方を議論するにあたって、これまでの経過を確認させていただかなければなりません。
市役所の仕事は担当が頻繁に替わるために、ともすると表面的な引き継ぎだけとなり、形となるまでの議論やそこに込められていた思い、トラブルや事件なども時とともに風化し、忘れ去られてしまうものです。書類の保管年限も意外と短いため、わずか10年前のことが正確に再現できないことも少なくありません。
幸い、昨年度から導入された「再任用管理職制度」により、本来であれば定年を迎えられ、もう直接伺うことが叶わないはずの方が、部長として本日も本会議場にいらっしゃいます。同制度については評価しかねる、という立場でありますが、こんな良い点もあったのか、という思いでおります。
まず、秋水園の焼却炉。その運転管理業務についての入札、契約をめぐる問題であります。直接的には、今年3月に行われた委託先選定のための入札を取り上げるわけですが、実は歴史を少しひも解くと、一貫した問題が横たわっているように思えます。

 

 

1. 焼却炉運転業務の変遷について

1) 現在の炉の運転業務について、業務形式(直営・委託)、委託であれば委託先と契約方法、契約金額の推移(昭和57年、62年、平成5年、10年、13、14、17、18、23、24年)を明らかにしていただきたい。

 

西川資源循環部長)
平成4年度までは直営だった。平成5年から13年までは平日夜間と土日に部分委託。14年度以降は全面委託している。
平成5年は特命随意契約で(株)泰成エンジニアリング、7/1~9/30までで3,905万7,600円、10/1~3/31までで7,811万5,200円と、2期に分けて契約した。

※特命随意契約:無競争で特定の業者と契約すること。やむを得ないと判断される理由が必要。

 10年度は特命随契で泰成、1億6,228万8,000円、13年度は特命随契で泰成、1億2,983万400円、14年度は準備行為による見積り合わせで泰成、1億5,346万8,000円、17年度は特命随契でJFE環境サービス(株)、1億3,696万2,000円、18年度は6社による指名競争入札でJFE環境サービス(株)、1億3,696万2,000円、23年度は特命随契で(株)JFE環境サービス、1億4,376万6,000円、24年度は6社による指名競争入札でJFE環境サービス(株)、1億4,250万6,000円。

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