東村山市の人口予測

9月議会初日の本会議で審議、議決を図る、来年から10年間の東村山市の基本となる「第5次総合計画基本構想」。

計画を策定する際に重要な要素の一つとなるのが「将来人口予測」です。

今日午後、会派を代表して質疑通告を提出しましたが、それに際して、今から10年前に策定された第4次計画の数字と、今回示している数字を表に落とし込んでみました。

そこから見えてくるのは…

・今から10年前(2010年)の予測【B】では、総人口は微増が10年間続いて155,000人に達するとしたが、実際には計画スタートから2年次目の2011年7月をピーク(153,558人)に減少傾向に転じ、今年1月の値【C】は150,416人と約4,000人届かなかった。

・とはいえ、「老年人口(65歳以上)=高齢化率」「生産年齢人口(15~64歳)」「年少人口(14歳以下)」の構成割合はほぼ見込み通りとなっている。

・今回の第5次計画では、10年度(2030年)【D】の総人口を現在より4.3%減の143,940人と想定しており、65歳以上は7.3%増、15歳~64歳は7.0%減、14歳以下は16.9%減と見込んでいる。

・さらに先の予測として、30年後(2050年)【E】には、総人口は現在より17.8%減の123,637人、そのうち65歳以上(=高齢化率)が40.5%を占め、生産年齢人口は5割を切って49.7%、年少人口は9.8%と予測している。

さてさて、私自身は10年後には67歳ですから、老年人口にカウントされるわけですが、どれだけ生産性があるかは別にして、国民年金で暮らしていけるわけがないので、何らかの仕事を続けなければ生活できませんし、それ以上に積極的な意味で、できるだけ元気で働いていたいと思います。

生産年齢人口とか老年人口という考え方自体を変えないといけないだろうし、変わっていくのだろうな…と思いつつ、まずは今後10年間の東村山市の姿をできるだけ豊かに思い描きながら、28日(金)は質疑に立ちたいと思います。

てんこ盛りの9月議会は来週28日から~一般質問のお題は2つ

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本日、市長より9月定例議会の招集告示があり、今月28日(金)に開会することが正式に決まりました。会期は9月29日(火)までの予定です。日程は★コチラ★

市長から提出された議案は、以下の11件。既に議会事務局が市議会HPに議案書をアップしてくれています。★コチラ★

・議案54号 国民健康保険税条例の一部改正

・議案55号 第5次総合計画基本構想…来年度から10か年の東村山市の基礎となる計画です。

・議案56号~58号 市道路認定 3件

・議案59~63号 令和元年度決算の認定(一般会計、特別会計4件)

・議案64号 教育委員の任命についての同意

新たに提出された請願・陳情は1件です。

2陳情17号 「新型コロナウイルス感染症」に対応する「東村山市PCR検査推進基金条例」の設置を求める陳情書

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配布された書類は…9月議会議案書/9月議会議案資料/令和元年度 歳入歳出決算書/令和元年度 財産表並びに事務報告書/令和元年度 主要な施策の成果の概要/令和元年度 決算審査意見書/令和元年度 決算概要/令和元年度 健全化判断比率及び資金不足比率報告書/公益社団法人東村山市体育協会決算書

一般質問は熊木議長以外の24名全員が今回も提出しました。

本日11時締切で提出された全議員の通告書も事務局が先ほど市議会HPにアップしてくれました。★コチラ★

9月1日(火)から3日間かけて8名ずつ行います。今回は議席番号の大きい方から順番なので、私は3日目・9月3日(木)10時からのトップバッターとなります。

それでは、私が提出した通告書の内容を以下、画像とテキストでアップします。今回は「市条例の制定で命を守る施策の拡充を」「インフラとしての情報政策推進で市民福祉の向上を」の大きく2つのテーマを取り上げます。

1.市条例の制定で命を守る施策の拡充を

1)児童虐待防止の取組みについて

①東京都児童虐待防止条例(2018年4月施行)によって確実に前進、改善をしたり、成果が上がったこと、当市として新たに取り組んだ施策にはどのようなことがあるのか伺う。

②都の児童相談所と市の子ども家庭支援センターとの関係性、機能や役割分担について伺う。一時保護の実施や解除に際してはどのように協議や調整が行われるのか。共通のリスクアセスメントシートやチェックリストが用いられるのか。双方の見立てが異なる場合どう進めるのか。

③虐待予防の視点で、特定妊婦の判断や進行管理はどこが行っているのか伺う。

④児童福祉法10条の2にある「子ども家庭総合支援拠点」の整備状況を伺う。

⑤市立小中学校における児童虐待の未然防止や早期発見の取組みはどのように進められているのか伺う。学校で気づいた事例はどのように扱われているのか、学校から連絡があった事案に子ども家庭支援センターは1つずつ対応しているのか。

⑥西東京市では、学校と子家センを繋ぐためにスクールアドバイザーを積極的に活用していると聞く。また学校生活台帳を整備し、共有把握できるような仕組みも整えている。5日連続で欠席をした場合は必ず家庭訪問をする、という「西東京ルール」を徹底することで、児童虐待の早期発見、未然防止に努力されている。同様の取組みを提案し、教育長の見解を伺う。

⑦同市でこのような仕組みが構築され成果を上げているのは、中学生の虐待死事案が契機とのことだが、その後、まち全体で子どもの育ちを支えていくと明記した「子ども条例」制定へと大きく舵を切り、全庁的、全市的な子ども施策の礎とされている。渡部市長が総合的な条例については慎重な立場であることは承知しているが、虐待防止という重要かつ喫緊の課題を全市民で共有し、施策を強力に進めるため、条例化を真剣に検討いただきたい。見解を伺う。

2)障がい者差別解消の取組みについて

①東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例(2018年10月施行)によって前進したこと、成果、当市として新たに取り組んだ施策にはどのようなことがあるのか。

②障害者差別解消法で定める障害者差別解消支援地域協議会の設置について、当市ではどのように考えているのか伺う。

③基礎自治体こそが主体的に、障壁の除去や周辺理解を加速させる施策を着実に進めなければならないものと考える。当市において、社会こそが「障害(障壁)」をつくっており、それを取り除くのは社会の責務である、という社会モデルの考えに立った施策展開が全庁的、全市的に積極的に図られていると言えるであろうか、見解を伺う。

④市長に伺う。障がい者差別解消を目的とした条例を市として定める必要性はお感じにならないか。また総体として、法や都条例があったとしても、住民に最も近い存在である基礎自治体が、自らのまちの実態・実状に照らし、最も相応しい形にカスタマイズしたルールとしての条例化を積極的に図ることは、市民の当事者意識を高め、市民自治を涵養するため、また、団体自治を進める観点からも極めて重要なことと考える。合わせて見解を伺う。

2.インフラとしての情報政策推進で市民福祉の向上を

1)情報政策の状況について

①当市で近年取り組み成果を上げているICTや新技術活用の事例をいくつかご説明願いたい。

②オンライン業務用のPC導入について、経緯、内容、特色、期待する効果、今後への課題等についてご説明願いたい。

③3市で進めている「自治体クラウドの導入による住民情報システム共同利用」の進捗状況、今後の見通し、期待する効果等を伺う。

2)今後の積極的展開について

①近い将来の実現を視野に入れて、研究・検討している新技術や業務効率化の取組みにはどのようなものがあるのか。

②新型コロナによって強制的にもたらされた感のあるニューノーマルへの転換だが、ぜひICT活用等による市民サービスの向上と業務効率化を、主体的、積極的に展開し、先駆的な取組みを加速させていただきたい。見解を伺う。

3)誰一人取り残さずに進むためのサポート体制について

①スマート自治体を目指す当市の市民にとって、「情報」はますます必要不可欠な生活基盤になっていく。オンライン手続きや市としてのキャッシュレス決済の拡大を打ち出し、積極的かつ公平に進めていくためには、高齢者、障がい者を含め、希望する誰もがスマートフォンやPC等の端末を使って確実にアクセスし、利用できる状態を行政として保障することが不可欠と考える。そのためには、相談・サポート窓口の開設やICTサポーターの配置、政策決定過程における対策の検討等、誰も置いてきぼりにしないよう、ぜひ丁寧に進めていただきたい。現状における対応、対策の状況を伺うと共に、施策推進とセットとなる課題として積極的な取組みを求め、見解を伺う。

「地方議会から地方を変え、地方から国を変える」

全国の地方議会で改革の先頭に立って奮闘されている敬愛する皆さんが一同に会して開かれたローカル·マニフェスト推進連盟の定期総会。今年は初めてオンラインでしたが、これはこれでいい点もたくさんあることを実感。

連盟顧問である北川正恭先生から冒頭…
「地方議会の重要度ますます高まっている。
議会は執行部の監視機能だけではなく、今こそあるべき姿へ努力を。政策提案、元となる政策条例、立法機能を十分に生かし、BCP、持続可能な議会活動はどうあるべきかなどについて議論を重ねていってほしい。
東日本大震災時には議会を開会できなかった、選挙できなかった等の経験があるが、(緊急時だからと)専決処分を見過ごしておいて議会は機能するのか。
執行部と必要な協力はするが、あくまで二元代表であり、双方がきちっと機能しないと地方自治は守れない。
取手市議会をはじめ、全国の議会で専決処分を避ける、本会議も含めてオンラインで会議ができるように、と課題について議論が進められている。
11月のマニフェスト大賞の(会場での)開催も困難かもしれない状況だが、質を落とさないような大会にしてほしい。
地方の時代が本格的に始まった時、心を一つに、地方議会から地方を変え、地方から国を変える。
慣習やしきたりはあるだろうが、今一歩頑張れば体制が変わるかなというところまで来ていることを体感しているので、マニフェスト研究所も一生懸命応援し、共に運動を画するようにしたい。」
と叱咤激励が。

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1時間20分ほどで議案を無事可決して閉会。
2020年度の共同代表には、可児市議会の川上文浩前議長、あきる野市議会の子籠敏人前議長、小金井市議会の白井亨議員、兵庫県議会の相崎佐和子議員、事務総長には武蔵野市議会の川名雄児副議長、事務総長代理には富士見市議会の田中栄志議員が就かれました。
共同代表を退任された横浜市会の黒川勝議員、那覇市議会の前泊美紀議員、大変おつかれさまでした。
私も運営委員会委員の末席を汚すことになりましたので、連盟の活動活性化のために努力したいと思います。

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終了後、急いで廻田公民館で開かれている都市計画マスタープラン地域別懇談会へ。内容は8月8日と同じものでしたので、後方から様子をしばらく見てから、7時半頃からはマニフェスト連盟のオンライン第2部に顔を出し…たものの、締切間際なのに全く目処が立っていない一般質問通告書作成のために1時間で離脱。 

そして気合入れてこの時間まで格闘したら、何とかまとまって来て出口が見えてきました。
提出は明日11時なので、早起きして修整施せば間に合いそうです(by間際議連事務局次長補佐)

朝まさたか&午後まさたか 

東村山市議会は8月28日に9月定例議会の初日を迎えます。

明日21日(金)には9月議会の全議案や全議員の一般質問が出揃いますので、すべてお伝えして、ご意見を伺う場を以下の日程で開催します。
17年前から、私をご支持いただくとかそうでないとか、全く関係なくどなたでも参加いただける場としています。
どうぞお気軽にお出かけください。

①8月23日(日)16時~17時半「午後まさたか」@サンパルネ会議室

②8月29日(土)15時~16時半「午後まさたか」@市民センター第4会議室

③8月30日(日)10時~11時半「朝まさたか」@廻田公民館第1会議室

※除菌スプレーを用意し、換気を行い、座席の間隔を取りながら、開催させていただきます。
定員の半数まで、という制限が会場に掛かっているため、「参加するよ」と事前にご一報いただけると助かります。
※オンライン(ZOOMを使用)での参加も歓迎いたします。事前にご連絡いただければURLをお送りします。使い方がわからないという方もご一報ください。

今日も体温レベルの暑さが続いています。どうかご自愛の上、お過ごしください。

初の「オンライン議会報告」配信開始!

市議会の公務として3か月ごとに6年間続けてきた「議会報告会」ですが、新型コロナ感染防止のため、今年5月の回は中止せざるを得ませんでした。

そして8月も、これまでのように会場に集まっていただいて開催することは避けるべきと議会として判断。
担当する広報広聴委員会の渡辺英子委員長から、動画による配信が提案され、みんなでああでもないこうでもないと素人ながらに悪戦苦闘し…なんとか公開にこぎつけました。

報告会同様に手話通訳もお願いして入れることができ、市議会HPには全文テキストも載せました。
★市議会HP⇒ https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/…/gikaihoukoku020…

通常の議会報告会の約2時間の流れ(開会 ⇒ ①手話を交えて議員自己紹介 ⇒ ②オリエンテーションスライド「ようこそ!議会報告会へ」上映 ⇒ ③直近の定例議会を中心とした各種報告とそれに対する質疑応答 ⇒ ④テーマを決めて意見交換 ⇒ 閉会)を考えれば、今回は③の部分だけであり、一方通行なものです。
ネットを使えない高齢者を考えればオンラインは時期尚早とか、よりよい形を検討する時間にすべしとかいった意見もありました。
しかし、市民から見れば要は何もしないことと変わりはないでしょう。

逆に、「その時間に足を運んで参加できる人」にしか伝えることができなかったことを、これからはご自身のPCやスマホからいつでも観ていただくことができます。
市議会として新しい方たちと繋がる大きなチャンスと考えるべきだと思っています。

ワクワクするようなコンテンツではないですし、ちょっと退屈な18分間かもしれませんが、ぜひご覧いただけたらと思います。
発信しっぱなしにせず、皆さんの率直な声を伺って次に繋げていこうと、間もなく各家庭に配布される市議会だより8月15日号とWEB上に、アンケートフォームを用意しています。
★アンケート⇒ https://docs.google.com/…/1FAIpQLScySkrKVCvXKMQhL7…/viewform

リアルでの議会報告会の開催はしばらく難しいかもしれませんので、今後はリアルとオンラインの両方を見据え、質疑応答や意見交換といった双方向の場づくりの復活を考えて行けたらと思っています。

明日は臨時議会です

今日は午前中に、7日(金)開催予定の「議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会」の正副委員長と事務局の打合せを行い、午後は先日収録した「オンライン議会報告」用の動画編集作業を行いました。
収録とアップは誰もが初めてのことで、最初はイメージはバラバラだったものの…
土方副委員長と横尾議員を中心に委員会のメンバーで、ああでもないこうでもないと言いながら…
ZOOMの画面共有、スピーカービュー、レコーディングといった機能を活用して、手話通訳も全編に加えた動画が、アップできる状態にまで何とか仕上がりました。

明日は新型コロナウイルス対策のための「一般会計補正予算(第3号)」が市長より提出されたことを受け、臨時議会が開かれます。

7億1,631万5千円の増額補正の内訳は、
・災害対策事業費として避難所への消耗品や備品購入に新たに2,129万6千円
・公立昭和病院への財政支援として新たに8,271万3千円
・市内農業者への応援金として3,120万円増額
・市内企業の応援金は4億4,190万円増額
・キャッシュレス決済を活用したポイント還元事業に新たに1億1,500万円
・住宅修改築費補助を378万2千円増額
・市内バス・タクシー事業者への緊急支援金として新たに1,105万円
・市内15小学校と7中学校の消毒業務を委託する費用として新たに1,958万円
等となっています。

議案はこれ1件なので、10時開会で提案説明の後、自民党、公明党、共産党、つなごう!立憲・ネット(うち)、草の根、国民民主党、立憲民主党の順番で質疑に立ちますが、重複する項目も多いことでしょうから、順調に進めば15時頃には議決、閉会となるのではないかと見ています。

議場内の距離確保のため、議員が定足数を欠かない範囲で離席して傍聴席に移動することもあるので、傍聴を希望される方には申し訳ございませんが別室のモニターで視聴いただけるよう準備することになっています。
もちろんインターネットによるライブ配信はいつも通り行います。(※仕様がちょっと変わりました)