9月議会初日の報告(^^)/

9月定例議会の初日は、読み通りに12時半前に散会となりました。

以下、メモです。

9:31 開会前の市長招集挨拶…台風10号接近/市制施行60周年巡回ラジオ体操 1,300人参加。30年ぶり。2年越しの誘致活動が実った。関係者に感謝/パラリンピックトライアスロンに市内在住の米岡選手が出場する。9月2日(月)15時15分スタート/議案を8件送付した

9:39 開会

・議長と議員の権利・義務の確認 (東村山市議会くらいしか議決を取っている議会はないと思います) ⇒ 共産、民主、草の根が✖

・会議録署名議員 ⇒ 木村隆、わたなべたかし両議員を議長が指名

・会期の決定…9月27日までの32日間とする ⇒ 草の根以外の賛成で決定

9:41 市長による所信表明 ※終了後、市HPに全文アップされています

・所信表明に先立ち、世帯数に誤りがあったことが判明したことに報告とお詫びしたい。8月上旬に他部署からの連絡で平成24年8月~令和6年8月に誤った世帯数を掲載してきたことが判明。平成24年7月施行の住民基本台帳法改正により、外国人市民の混合世帯数が把握できるようになったが、認識に誤りがあり、集計の際に総世帯数に混合世帯分を重複カウントしていた。補助金や契約などへの影響はなく、市民生活に直接的影響ないことを確認した。5年度決算書と付属資料には正しい数字が掲載してある。既に発行した分は訂正困難なので正誤表で対応したい。影響ないとはいえ誤カウントは事務執行への信頼失う深刻な問題と受け止めている。誠に申し訳なく心よりお詫びしたい。

・コロナワクチン定期接種…3月末で終了した。65歳以上と61~64歳のリスク者に定期接種へ。

・決算概要と今後の財政運営…決算額は歳入1.6%、歳出1.3%増で過去2番目規模。実質収支は24億7,994万円。行財政改革で市有財産買収、借地施設の返還等による歳出対策で12億円の効果額。財政調整基金の比率は標準財政規模の10%以上を維持できた。健全化判断比率は4つすべて適正範囲。将来負担も改善したが、財政硬直化が進行し、基金は積むより取り崩しが上回った。従来の手法では財政確保が難しい。6年度は企業版ふるさと納税やネーミングライツ等の新たな施策進め、7年度に反映。7年度は1件査定から部別への枠配分予算を導入して限られた範囲で裁量でやれるよう。持続可能な財政基盤へ全庁一丸で取り組む。

・市税収納率…一般会計98.4% 前年度比0.1%減、国保税1.8%ポイント減で多摩平均より4.9ポイント下回った。

・新たな歳入確保…市民スポーツセンターへのネーミングライツ導入。指定管理者と個別協議し、パートナーに東京アスレチッククラブ決定。8月2日に協定、TAC東村山。年額200万円。9月から使用していく。他の施設への導入も進める。

・企業版ふるさと納税…推進PTの取組みで複数の寄付。人材派遣型を企業から提案され、受け入れたい。任用するための調整進めている。オープンイノベーションの経験深めたい。

・健康広場の借地返還。昭和56年から無料で借用してきた。買い入れの申し入れあったが購入困難と判断し、7年3月末で返還する。解体撤去費用は最終日の補正予算2号で提出する。利用者には丁寧に説明する。

・市政60周年事業…こども若者未来会議を8月3日に開催した。小学5年から29歳まで31名。今後の参考にさせてもらいたい。9月7日には未来のまちづくりシンポジウムを予定している。

・公共施設再生は萩山小学校の発注準備を進めている。化成小学校はコンクリート劣化調査を開始した。リニューアル工事進めていく。

・職員の服装実証実験…自主研修グループからの提案あり、就活生にも選ばれるまちにしていくため、笑顔の接客に留意しながら、服装規定のフリー化。12月27日までトライアル期間。アンケートなども行う。

・公契約条例の制定…委託や指定管理の適正履行、品質担保は課題。条例案制定の検討進めている。労働関係法令の遵守、質の担保されると考えている。9月26日からパブコメ、12月に条例案提出準備している。

・スポセン駐車場の管理運営の見直し…車両の動線や有料化検討は6月に申し上げた。近隣商業施設オープンで渋滞加速懸念されるので、10月から鷹の道を入口、桜通りは出口。9月補正で提出。7年4月目途に有料化したいと考えている。考え方(案)を取りまとめ、8月30日からパブコメ。

・商工振興条例…4年3月の商工業振興基本方針。大手も含めた新条例の制定を目指す。

・総合防災訓練…9月第1土曜日を東村山防災の日と定め、小中22校一斉に午前は防災に関する事業、午後は共同訓練を実施する。

・認可保育所プロポ結果…公募型ポプロポに4事業者応募。選定委員会審査で「(株)子どもの森」を選定した。

・児童クラブ待機児童…5月1日現在138名。昨年度の46名から92名増となった。年度当初申し込みが急増、一部地域に集中、上限数を上回る申し込みが多くのクラブで。9月1日時点には0名となる見込み。新たな居場所として放課後こども教室や、ランドセル来館事業の拡大で受け入れ態勢の充実に取り組む。秋津、北山、本町エリアにおいて8月7日まで公募し、3つのエリアで3つの事業者から応募あった。10月の選定委員会で事業者選定、7年度のさらなる機能強化に取り組む。

・こども計画の進捗…策定に向けて子ども若者の意見聴く機会。担当者会議を立ち上げ情報共有と案の検討、整合等、庁内連携体制強化。8月の会議で骨子案審議してもらい、今後具体的なこと書き込んでいる。権利の主体として成長し、幸せな未来を切り開く東村山を。

・ごみ広域処理の協議…7月1日に柳泉園組合で協議設置要綱。7月19日に第1回協議会開催。野崎副市長を中心に説明を尽くし、理解いただき、よりよい結果が得られるよう進める。

・使用済み小型家電の回収…3年度以降、混入による火災が数件発生している。希少金属活用のために公共施設拠点回収してきたが、混入防げないので、有害物として戸別収集することにした。拠点回収ボックスは10月末で撤去する。

・新秋津駅前の喫煙所の設置…8月1日開設に向けて7月1日から工事開始したが、面する所有者から急きょ中止要請があり、2日に中断。南側歩道上への設置を断念し、北側歩道上への設置へ向けて再調整してきた。全ての理解を得たところだが、後日やはり反対意向が示された。設置は白紙に戻さざるを得ないと判断した。議会に関係予算認めてもらいながら誠に申し訳ない。今後は改めて可能な場所を見定めていく。調達済み資材は秋水園内に保管して活用する。

・東村山駅周辺のまちづくり…連続立体交差の工事は進捗している 用地は9割以上取得しているが、理解得られるよう努力していると聞いている。収用に向けた手続き進められている。新宿線下り線の切り替え時期が7年度上期と伝えられたが、正式な時期がわかったら速やかに報告する。

・久米川駅周辺まちづくり…南側駅前広場再整備基本計画検討会での3案の説明、意見募集のために5月にWS開催。7月には勉強会。

・都市計画道路の整備…3.4.5号線は収用法手続き進めてきた。1月18日に委員会審議、6月27日に裁決された。取得手続き進めており、早期開通へ鋭意取り組んでいく。

・東村山らしい風景づくり…庁内PTでシンポを10月12日にサンパルネで開催する。

・公共下水道の不正使用の過料処分…3月議会で明らかにしたが、支払いを免れていた使用料は分納されて完納に至った。6月に科料分納命令。補正2号で計上する。

・中学校全員給食の公募プロポ…8年度2学期開始へ6月にプロポ実施し、ハーベストネクスト(株)を優先交渉権者に決定。基本協定締結、調印。青葉町に施設建設し、衛生管理、アレルギー対応、配送運搬等への提案もらった。詳細協議進めて8月末までに契約締結目指している。PPPの中でもCRE活用方式で効果的、スピーディーに進めている。事業期間は20年間。当市初の大型事業なので適宜進捗を伝えていく。食缶方式で温かい給食提供へ大きな一歩。

・学校教育ネットワークサーバーの再構築して8月19日に稼働した。2in1も可能に。セキュリティ面も強化。

・議案8件送付した。ご理解を。             ※10:35終了

10:37 発言時間制限…共産党と草の根が反対

10:39 固定資産評価審査委員…野崎隆行氏の続投を賛成多数で同意。草の根が反対。

10:41 教育委員会委員の選任

市長)小関禮子さんが学校教育現場での豊富な経験で3期12年務めてくださったことに感謝。新たに提案する郡さんは昭和61年に東久留米市でキャリアスタートし、中野区、新宿区、三鷹市などで校長歴任。令和5年4月からは帝京平成大学で学生指導。学校現場に加えて性教育については第一線で活躍。教育課題の解決に向けて大きな期待が持てると判断した。

横尾)当市在住在勤経験者ではないが?

市長)選任した経過は、村木教育長から推薦もらった。前任が女性なのでできれば女性を…と考えたが、市内在住在勤で受けてもらえる人が見当たらなかったようで、素晴らしい実績をお持ちの郡さんを紹介され、一度面談をした。学識と識見の方と判断した。隣の東久留米在住や多摩地域での経験も豊富なので、多摩地域の教育事情をある程度把握している方と承知している。

横尾)性教育の専門家。期待は?

市長)もともとは保健体育の先生。都研究会の会長や手引き策定にも携わった経験も。新宿区のハンドブック策定にも。包括的な性教育にも優れた見識を持っている。講演などにも携わっていただきたと期待。

子安)市長に推薦した経過を

村木教育長)小関さんの後任、相当時間をかけて人選した。ジェンダーバランスを考えて女性を選びたかった。また、できるだけ在住の方を、と。何人かに打診したがお断りされた。社会教育関係の課題もあるので、大学の先生にもあたったが、体調面や重責を理由に断られ、苦慮する中で、大学院の先輩や校長職の後輩の中で、市の課題に対応でき、近いところに住んでいる方として郡氏を推薦した。快く受けてくださった。

子安)何月頃に話を持って行ったのか?

村木)年度が明けてから。

子安)市長面談はいつ?

市長)7月下旬か今月頭

子安)社会教育の課題という話しがあったが具体的には?

村木)4人の委員の専門性を見た時に学校経験者3人、その後大学で。保護者枠で1人なので、社会教育に精通した方がいるといいと思っていた。

子安)教育の政治的中立性への市長の考えは。

市長)教育行政への微に入り細に入りというのは自分自身も避けているつもり。方向性に食い違いがあってはいけないと思うが、中立性は担保されている。

佐藤まさたか)多様性の時代に、学校でもようやく対応がされてきている。性教育の第一人者を、という提案は前向きに受け止めている。その上で、教育課題の解決という話が市長からあったが、具体的に課題とは?

市長)長年、都教委の現場しつつ性教育に取り組んできたことは極めて高く評価している。コチラからオーダーしたわけではないが、議会からも多々意見もらって来たので、性教育は人権教育だと認識していており、肝になると考えているし、郡さんに出会えたことはラッキーだと受け止めている。都の手引き策定にも2回携わっておられる。98年版と最新版。我が国の性教育をめぐっては98年版は先進性があったと言われるが、七生養護学校へのバッシングもあり、内向きの状況になった。最新版の意味は大きい。

白石、かみまち両議員も質疑。 

11:22 郡吉範さんの選任を、草の根以外の賛成多数で同意。

11:23 議案36号「国保条例等の一部改正」提案説明 ⇒ 厚生委員会へ付託

11:25 議案37号~41号 5年度決算の提案説明

11:35 決算特別委員会の設置と正副委員長選任

11:50 特別委員長選挙結果 ⇒ ◎石橋光明13票/かみまち9票

12:00 副委員長選挙結果 ⇒ ◎木村隆13票/浅見みどり9票

12:20 散会

9月定例議会、明日スタート!

今日も昼間は暑かったですね💦珍しくアイスを買って目の奥の痛みと闘いながら美味しく食べました。
でも夕方からの風は秋の匂いが強くなってきました。もう少しの辛抱かなぁ。

昨日の定例議会直前まさたかミーティングには、午前中の廻田公民館に7人(うち廻田町の方5人、初めての方2人)、午後の市民センターにいつも来てくださる方が5人、夜のオンラインもご家族での旅行先から1人の方がご参加くださいました。

冒頭、「今日はこんなことを訊きたくて来た、こんな話をしたくて来た」という点を出していただいてから、「どうなる?9月議会」として私からの情報提供をしつつ、随時ご質問やご意見を受けたり、そこから話があれこれ膨らんで…予定の90分をだいぶ超えて約2時間、たっぷりと情報&意見交換をさせていただくことができました。暑い中、また貴重なお時間を割いてくださり、どうもありがとうございました。自分の一般質問や決算委員会での質疑に反映できそうなご意見やご指摘、今後掘り下げたい課題などをいくつもいただきました。感謝です!

昨日見ていただいたスライドを最後にいくつかアップします。

さて、東村山市議会は明日(27日・火)から9月定例議会です。会期は9月27日までの予定。
市長から提出された議案は8件で、うち5件は昨年度の決算、1件は条例改正、2件は人事議案です。
新たな陳情は2件。

明日は9時半に開会して会期や会議録署名議員等を決めたら、市長から所信表明が小一時間あり、人事議案を2件審議&議決し、決算特別委員会の設置と正副委員長選出…という流れだと思います。

人事議案2件のうち、固定資産評価審査委員は3人のうち1人の方が任期を迎え、続投の提案です。
教育委員会委員は、長く務められた元小学校長の小関禮子さんが退任され、新たに同じく学校教育畑から郡吉範さんという方が提案されました。
添付されている略歴を拝見すると、都内小中学校の校長先生を務めて来られ、今春まで新宿区中学校校長会の会長を務められた方。また、性教育をご専門にされて来られていて、少し検索すると現在のお立場や、携わってこられた研究、共著などの情報に行き当たります。
当市の学校現場や教育委員会の在籍歴はないようですが、学校現場でもようやく多様性への対応が進みつつある中、おそらく村木教育長の提案を踏まえて市長として任命を決めたのだろうと推察しています。明日はそのあたりを質疑することになりそうです。

案件が少ないので珍しく昼前後には終わるかもしれません。

9月議会の案件が出揃いました

本日、渡部尚市長名で招集告示があり、8月27日(火)に9月定例市議会が開会することが正式なものとなりました。会期は初日の本会議でいの一番に議決しますが、9月27日(金)までとなる見込みです。

▶市長から提出された議案は8件で、うち条例改正が1件、令和5年度決算関係が5件、議会同意を必要とする人事が2件です。36号は厚生委員会へ、37号から41号は初日に設置される決算特別委員会へ付託されて審査される予定で、42号と43号は初日の本会議で審議して結論を出します。

36号国民健康保険条例等の一部改正
・行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部改正(5年法律第48号)のうち、被保険者証の廃止に関する規定等が6年12月2日に施行となることに伴い、国民健康保険条例、休日準夜応急診療所の管理及び運営に関する条例、印鑑条例において、所要の改正を行うため、本案を提出するもの。
37号令和5年度 一般会計歳入歳出決算の認定
・一般会計の令和5年度歳入歳出決算の認定を求めるもの。
38号令和5年度 国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定
・国民健康保険事業特別会計の令和5年度歳入歳出決算の認定を求めるもの。
39号令和5年度 後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定
・後期高齢者医療特別会計の令和5年度歳入歳出決算の認定を求めるもの。
40号令和5年度 介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定
・介護保険事業特別会計の令和5年度歳入歳出決算の認定を求めるもの。
41号令和5年度 下水道事業会計決算の認定
・下水道事業会計の令和5年度決算の認定を求めるもの。
第42号固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件
・当該委員3名のうち1名の任期が令和6年9月9日で満了となることに伴い、これを選任することについて同意を求めるもの。
43号教育委員会委員の任命について同意を求める件
・東村山市教育委員会委員1名の任期が令和6年10月1日で満了となることに伴い、これを任命することについて同意を求めるもの。

▶市民から提出された請願・陳情は次の2件です。

6陳情6号:「現行の健康保険証を残してください」マイナ保険証と現行の健康保険証の両立を求める陳情

6陳情7号:議会に支障のない範囲で議場を自習室として一般開放することに関する陳情

6号は厚生委員会へ、7号は議会運営委員会へ付託されて審査される予定です。

▶一般質問は今回も議長以外の24名全員が通告書を提出しましたので、1日8人ずつ3日間かけて行うことになります。9月と3月は議席番号の大きい順なので、8番の私は3日目(9月2日・月)の2人目の見込です。

私が今回取り上げるのは、「今求められる人事政策とは」「生きることへの支援~実効性ある自殺対策を」の2題です。通告内容は別記事でアップします。

24名の通告書は、★コチラのページ★からすべてご覧いただけます。

一覧表は画像で貼っておきます。

ということで、これらの内容をすべてお見せして情報共有を図り、ご意見をいただくための「9月議会直前まさたかミーティング」を今度の日曜日(8月25日)に、朝(廻田公民館)、午後(市民センター)、夜(Zoomオンライン)の3回開きます。

2つの会場へは直接お越しください。Zoomの入口も公開していますので事前申し込みの必要はありません。ご参加お待ちしています(^^)/

【速報】昨年度決算が公表されました(その1)

来週火曜日(23日)の9月定例議会告示予定日を前に、本日(16日)市長による記者会見が開かれ、今議会で審議する令和5年度決算の概要が明らかにされました。

私たち議員の手元には、そのうち「決算カード」と呼ばれる一表と、いわゆる財務諸表(4表)の暫定版が届きました。

ここでは「決算カード」と、昨年度まで蓄積してきたデータに令和5年度決算値を加えた「歳入」と「目的別歳出」の表と、目的別歳出の円グラフを速報版として作成したものをアップします。

聞き慣れない「歳入」は、家計に置き換えれば「収入」、「歳出」は「支出」のことだと思ってください。

まず決算カードです。市の財政課が作成しています。

全国統一の書式に基づくもので、気になる自治体の財政状況を知りたい時や、自治体同士の比較をしてみたいと思った時は、★総務省のコチラのページ★を開くと、誰でも全自治体のカードを見ることができる便利ツールです。5年度はどこの自治体もこれから審査しますので、4年度までが見られます。

数字が並んでいて頭が痛くなりますね…。これを一緒に読み解く会を開いたら参加してくださる方いるかなぁ?

続いては、公表された一般会計決算のうち「歳入」値を拾って、私が表にしたものです。細かい表で恐縮ですが、左から2列目(黄色)は公表されたばかりの5年度決算額で、右から2列目(黄色)は決算総額に占める割合です。たとえば市税は額で216億8,586万円となり、歳入総額の30.25%を占めています。

5年度と4年度の決算額の単純比較は右から4列目(薄緑色)の値で、その右側(薄緑色)は伸び率です。たとえば市税は、4年度に比べて額で1億8,416万2千円増え、率で0.9%伸びた、ということになります。

伸び率だけ見ると「自動車取得税交付金」や「寄附金」のようにとんでもない数字が混じっていることに気づくと思いますが、これはもともとの金額が小さいので、臨時的な要因によって急に増えたり減ったりして、パーセンテージは大きく動きます。でも構成比を示す右端の2列を見ていただくと、大きく変わっていないことがわかると思います。

歳出も…と思っていましたが今日はここまでにして、歳出編は明日以降にアップしますので、よろしくお願いいたします。

熊谷清治さんを偲んで

20数年前、東村山に来て右も左もわからなかった私が、このまちの政治や文化やそれを支える人たちのことを理解したり、時に理不尽な場面に出くわしてもひるまずに闘って来られたのには、厳しい局面を支えてくださった幾人もの恩人たちの存在があります。

その一人、熊谷清治さんが8日に旅立ったことを先ほど知りました。

清瀬のホスピスにおられると知ったのは昨年12月のこと。
驚いて知人と共に訪ねると、「俺もよくわからんのだが元気なんだよ、ハッハッハ」と笑顔で迎えてくださり、読みたい本があるとおっしゃるのでネットで手に入れて届けたり、月刊「世界」2月号の特集「リベラルに希望はあるか」の感想をLINEで交換したり…。
2月末には言葉通りに退院してご自宅での生活を取り戻され…4月1日には長年の戦友お二人と共にささやかな退院のお祝い会をしたり。

お元気で過ごされているとばかり勝手に思って時折LINEのやり取りを続けていたのですが、実は6月半ばには再入院をされていたようで…。
7月19日には「体調は少しずつ悪化してます。ま、頑張れるだけ頑張るしかないですね。心配してくれてありがとう😆」
8月5日午後には「明後日来て下さるとのこと、~~ 当方の事情により恐れ入りますがやむなく辞退させていただきたくお詫びとご連絡申し上げます。」と。

「とてもしんどい状態なのに連絡くださって、本当にありがとうございます。とっても心配ですし、お会いしたい気持ちがやまやまですが…120%承知しました。飄々とまたお元気になられて、新たな学びをいただけることを切望しています。快復、衷心よりお祈りしています!」」と返したら、

「ご承知いただきありがとうございます😆」とすぐにお返事くださいました。
が、これが最後のやり取りとなってしまいました。

桁外れの探求心と知識欲、そして公正さを追求する強い意思。
「知」の人であり、最後まで前向きな言葉に満ちていた熊谷清治さん。

今頃天国で千葉さんと再会され、楽しく作戦会議でしょうか?

本当にお疲れ様でした。
どうかどうかゆっくりおやすみください。
ありがとうございました。

合掌

【Weblio辞書 議席譲渡事件】
https://www.weblio.jp/content/%E8%AD%B0%E5%B8%AD%E8%AD%B2%E6%B8%A1%E4%BA%8B%E4%BB%B6
>選挙の立会人であった男性が、市選管、都選管への不服申し立てを経て、10月4日に都選管を相手取り、選挙の無効を訴える裁判を起こした。

この「男性」こそ、おかしいことにおかしいと勇気をもって声を挙げ、最高裁での逆転勝訴を牽引した熊谷清治さんです。
真実を知る生き証人であり、私にとっての大切な先輩がまた一人いなくなってしまいました。
本当に悲しく、寂しい夜です。