東村山市議会12月定例市議会の初日は、先ほど17時半過ぎに散会となりました。当初で結論を出さないといけない案件が今回は多いので、続きを明日9時半からの本会議で行います。
今日のメモは以下の通りです。
9:32 開会前の市長による招集挨拶…東京都区市町村会と北京市区との交流事業で第20回代表団の団長として北京市を訪問、交流を行った。株主総会を昨日開催。3~5年度の実施計画を報告して12に分かれて40年後の市の姿についてグループワークを行い、総合評価は3.77点となった。
9:42 開会 / 今議会の会議録署名議員に、かくた、駒崎亮議員を議長が指名
9:43 会期の決定…12月24日までとする。草以外が賛成
9:44 市長所信表明…※市HPに既に全文アップされています 細渕前市長逝去/103万円の壁の当市財政への影響/学校給食無償化/各計画の進捗状況(防災・BCP・受援、自殺対策、こども)/商工業振興条例/令和7年度予算編成/SDGs/民間提案制度/ネーミングライツ/公共施設再生(萩山小)/職場のハラスメント対策(無記名アンケートの実施等)/アインペイ/地域ライター養成講座/企業版ふるさと納税/気候市民会議/ごみ焼却施設の今後/石川県のごみ受入れ協力/いきいき元気アップ100事業/公立保育園の給食調理の民間委託化/都の都市計画道路方針/西武線連続立体交差事業/久米川駅南口広場/秋津新秋津周辺まちづくり/新たな公共交通/他) ※10:40終了
10:43 持ち時間制限の議決…議案数が多いため、通常より延長の提案あり。共産、草の根、立民以外が賛成
10:44 委員会に付託する議案の提案説明(市長)
10:53 報告5号 専決処分「一般会計補正予算3号」…東村部長による補足説明後に審議入り。質疑の後、討論はなく、草の根以外の賛成で承認
11:48 教育長人事の同意を求める議案…市長による補足説明後に審議入り ⇒土方議員のみが質疑し、討論はなく、草の根以外の賛成で同意。
11:53 選任された村木教育長による挨拶…「学校教育はもとより、学校を核とした地域づくりに力を尽くしたい。」
11:54 教育委員人事の同意を求める議案…市長による補足説明:現委員の丹野さんの勇退に伴い、小中学校児童の保護者から並木親代さんを提案。三中PTA会長を務めている。教科書選定運営委員も務めている。審議入り ⇒土方議員、伊藤議員が質疑し、討論はなく、草の根以外の賛成で同意。
昼休憩 / 再開
13:20 児童クラブ指定管理者の指定…大西部長が3議案を一括で提案説明後、審議入り ⇒小林美緒(自民)、駒崎高行(公明)、浅見みどり(共産)、子安じゅん(草の根)、かみまち弓子(立民)、佐藤まさたか、白石えつ子、かくたかづほ各議員が質疑を行う(※内容は長いので別記事にします)。
私が事前に通告した上で行った質疑は以下の14項目です。
- 児童クラブ事業に指定管理者制度を導入した目的に照らし、3件の選定の評価をまず伺う。
- 野火止第2で指定管理者制度を導入して以来、拡大を重ね、本議案が可決されれば残る直営は8か所だけとなる。改めて伺うが、児童クラブ事業の場合の「民間活力」とは何なのか、「導入」するメリットをわかりやすくお答えいただきたい。民営化を進めて来たことによる成果・効果とは何か。
- 民営化により懸念されるがゆえに神経を払っている点があれば伺う。
- 支援単位1(45名)の場合、従来の直営の場合と民営化後では、市の財政負担にはどのような効果や影響があるのか。
- 次年度から運営者が替わるクラブを利用している児童、保護者には、いつ、どのように説明し、声を聴いて、納得を得てきたのか。これまで重ねて問い、改善を強く求めてきた点なので確認する。
- 選定にあたり、「設備及び運営に関する基準を定める条例」、当市独自の「設置運営に関するガイドライン」の内容は事業者募集にどのように活かされ、遵守を求めているのか。
- 選定委員会委員の氏名が公表されない法的な根拠を伺う。
- 雇用されるスタッフの配置を十分確認しているか。処遇の内容はどうか。
- 人員不足が起きるリスクへの認識を伺う。市としてどう対応するのか確認したい。
- 指導員の継続雇用を含めて引き継ぎについて確認したい。子どもと保護者の不安や事業スタート後の相談等に市としてはどう向き合い、扱うのか。
- 今回初めて、指定管理者が交替する施設が生まれる。同時にこの事業者は当市では初めての受託となる。当市の児童クラブ事業への十分な理解を図るために市としてどう進めていくのか。児童・保護者の個人情報の取り扱いや、事業者同士の引継ぎ作業への市の考えを伺う。
- 今後の民営化のスケジュールを改めて確認すると共に、事業者が4つになる中で、市は質の向上のためにどのように事業者とコミュニケーションを図り、成果を上げていくのか。
- 各児童クラブに保護者会はあるのか。これまで市の対話の相手であり続けてきた学童保育連絡協議会と事業者はコミュニケーションが取れているか。
- 直営を含めて計5者により29クラブが運営されることとなる。定員、欠員、運営者、開所時間等が誰からも一目でわかるように整理、公開いただきたいが、いかがか。
17:15 討論を浅見、小林、子安、駒崎、佐藤、白石の順で行う。
17:30 採決を図り、自民(5人)、公明(6人)、佐藤ま、白石、鈴木、かくた、わたなべ、かみまち(立民)が賛成し、共産(4人)、草の根(2人)、清水(立民)が反対。17対7で可決。
案件が多いので明日に持ち越すことを決めて散会。本日の経過は以上です。
尚、私は持ち時間の9分間のほぼすべてを使って質疑を14項目にわたって行い、残りが35秒になってしまいましたが、以下のように賛成討論を申し述べました。
【佐藤まさたかの賛成討論】
市として基本方針を公表し、保育の質を守るためにも段階的な切り替えを進めて来たこと、当事者の学保連や保護者も加わって選定が行われていること、負担や混乱解消へ対応を進めていることなどから、次年度の運営がスムーズに始められることを願って議案に賛成をいたします。
その上で、事業の民営化は認めつつ、市として責任を果たし続けることを改めて求めます。利用者は通うクラブを原則選べませんので、事業者に独自性を求めるよりも、延長保育や職員処遇を含めた東村山スタンダードを確立、明示して委託事業とした方が、5年毎の引き継ぎ不安解消にも資するのではないでしょうか。エリアごとのまとまりを求めるなら競争させる必要性も感じません。また議論させていただきます。以上です。