自前の暫定会議録アップします(^^)/~一般質問の全文書き起こし

便利な時代になったものです。音声からの文字起こしソフト、感覚的には95%だいじょうぶですね。議会のやり取りなので一般的ではない用語が混じることもありますが、自分が話したことと聞いたことなので、直すのも簡単です。えーとか、あーとか、やっぱり、とか多用している&されている部分は、読みやすいように手作業で削除して整えました。60分強にわたるやりとりなので、テキストだと膨大。まずはPDFを画像化したものを貼り、その下にテキストを貼ります。長いのですが、画像の方では私の質問部分と強調したい部分は青文字にし、発言者の名前は太文字にしてみした。お付き合いいただければ幸いです。

2026年3月議会一般質問 佐藤まさたか 3月2日(月)10時30分~11時30分

朝木議長 )佐藤議員。

佐藤まさたか)はい、それでは一般質問をさせていただきます。今回、これを取り上げる時に、どこがお答えくださるのだろう?と そこから入りました。15年前は市民部がお答えくださっていましたが、今日は資源循環部も来てくださってます。よろしくお願いします。

昨年の秋に東京都の区部において、火葬費、火葬費用の負担が大きいという問題が報じられ話題になりました。その時に、多摩30市町村のうち半数以上の自治体も実は同様かそれ以上の厳しい状況にあるんじゃないのかなと思いました。

火葬場を有する自治体の住民は無料か数千円程度で済む火葬代が、他の自治体の葬祭場、火葬場や、府中市内の民間斎場を利用するしかない実態の住民にとっては、医療や介護などにお金がかかった上でさらに大きな出費となるというケースも多くて、なかなか大変だという声を耳にしてきました。また、高齢者人口の増大に伴う多死時代の到来により、各施設は取り扱う件数が増えております。火葬待ちの期間も15年前は4、5日という答弁がありましたが、もうそれではきかなくなっていて、1週間は当たり前です。遺体の保管料金の負担をはじめとする葬儀に要する費用が大変大きくなっています。最近は葬儀を朝8時とか夕方近くから行うというケースも出てきています。こういう状況の中で、市外の利用そのものを制限する施設も出てきており、例えばお隣の所沢市の斎場は昨年12月から今年の2月末まで市外の受け入れを全面停止しました。3月以降どうなりますかと伺いましたが、一気に元に戻すわけにはいかないと思いますというお話でした。

火葬場の整備については、平成23年3月議会で当時の鈴木忠文議員が取り上げられた以外には例がないと思います。その時もいろいろ語られ、実際に多くの課題があることも理解をいたしますが、住まう自治体によって人生の最後に、金額的だけじゃないですけども格差が生じている現状は課題と受け止めることが必要であり、市民の命と暮らしを守り支える基礎自治体として向き合って、少し時間を要してでも取り組むべき課題と考えましたので以下質問をし、提案をいたします

①埋葬、火葬の許可証の発行数と火葬場所の内訳について把握できる範囲で経年推移を伺います

瀬川市民部長)当市にて発行いたしました埋火葬許可証の発行数ですが、市外の方も含まれますけれども、令和2年度1,615件、3年度1,687件、4年度1,833件、5年度1,783件、6年度1,881件となっています。場所の内訳はデータとして集計していないことから経年ではお答えできませんが、直近3か月、令和7年11月から令和8年1月の埋火葬許可証492件の内訳でご答弁します。市民以外の方も申請を含んでいますが、多磨葬祭場280件、堀ノ内斎場129件、所沢市斎場20件、立川斎苑10件、瑞穂斎場10件、その他43件となっています。

佐藤まさたか)②です。多摩30市町村のうち、単独または一部事務組合等で火葬場を設置している自治体、いわゆる自前ですね、これとそうでない自治体をそれぞれ伺います。

原田環境資源循環部長)多摩地域の公営火葬場は単独設置が4か所、一部事務組合の設置が4四か所、計8か所あります。設置に関わっている自治体は単独設置が府中市、八王子市、日野市、青梅市の4自治体で、一部事務組合の設置が立川市、国立市、昭島市、あきる野市、日の出町、奥多摩町、檜原村、八王子市、日野市、 町田市、多摩市、稲城市、瑞穂町、福生市、羽村市、武蔵村山市、16自治体となっています。八王子市と日野市の重複を除くと18の自治体が設置に関わっています。火葬場を単独、一部事務組合で設置していない多摩地域の自治体は十二自治体で、武蔵野市、三鷹市、調布市、小金井市、小平市、東村山市、国分寺市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、西東京市です。

佐藤まさたか)③として自治体が設置している近隣の主な施設の稼働状況をわかる範囲で伺います。

原田環境資源循環部長)令和6年度の稼働率について、各施設に聞き取りを行った結果、わかる範囲でお答えいたします。府中の森市民斎苑84.8%、八王子市斎場96.4%、日野市営火葬場84.8%、立川聖苑93.5%、日の出斎場75.1%、南多摩斎場99.6%です。

佐藤まさたか)④番です。施設を設置している自治体の住民が利用する際の料金と、どの施設を利用しても市外利用者の扱いとなる東村山市民の料金を伺います。

原田環境資源循環部長)火葬場の料金については12歳未満の場合などで違いがありますが、一般的な料金でお答えしますと、設置主体の市町村民が利用する場合の料金は、日の出斎場が1万円、その他7施設は無料です。東村山市民が利用する場合の料金は8万円です。 府中の森市民聖苑は府中市民専用となっており、死亡した人から見て配偶者または二親等以内の親族までは市民利用扱いとなります。

佐藤まさたか)⑤です。火葬費用の補助制度を有している自治体、多くはないと思いますが、補助内容とともに伺います。

瀬川市民部長)多摩30市町村内で火葬費用にかかる補助の制度を有しているのは、日野市と瑞穂斎場一部事務組合にございますが、こちらは当該施設が改修工事や故障といった場合に他の火葬場を利用した際の費用に対する補助をするものと伺っています。当市を含みます火葬施設を持たない12市におきましては、火葬費用にかかる補助を設けている自治体はない状況でございます。また、全国的に当市同様に火葬施設を持たない自治体で補助制度を設けている自治体は、可能な範囲で調べた中では全部で11自治体ございました。いずれも市町村内に火葬施設がないことによる火葬費用負担の軽減を図ることを目的に設置しており、沖縄県宜野湾市においては1万5千円か火葬料等にかかった費用のいずれか低い額を補助しています。神奈川県二宮町、京都府京田辺市などでも一律補助、あるいは当該施設市民との差額の1/2を補助するといった内容となっています。

佐藤まさたか)お調べくださってありがとうございました。神奈川県大磯町の9万5千円が多分一番大きいと思いますが、お話があったように一般的かと言われるとそうでもありません。ただそれは、自前で扱えているところもたくさんあるというのが前提だと思います。都市部特有の課題でもあろうかと思います。

続いて⑥です。火葬場の設置は基礎自治体の事務とされながら、でも費用面でも場所の面でも課題が大きいという現実は理解をいたします。都有地の活用も含め、東京都と連携しながら複数自治体による共同設置を検討する必要があるのではないかと考えますがいかがでしょうか。

東村経営政策部長)議員ご指摘のとおり、火葬場設置は法的には基礎自治体の事務とされておりますが、単独自治体での整備には用地の確保や建設費、近隣住民の理解など極めて大きな課題がございます。一方、複数自治体による共同設置につきましては、先ほどのとおり、南多摩や西多摩地域などで一部事務組合による広域運営の実績があり、費用負担の軽減や地域間の公平な手法であると捉えております。この間、多摩北部都市広域行政圏協議会などの場において、共同設置に関する議論はされてきていませんが、ご質問にもございますように、多死時代の到来により状況が深刻化することが考えられますので、まずは広域行政圏協議会構成5市の事務レベルで課題を共有し、各市の状況を確認するとともに見解等を得てまいりたいと考えています。

佐藤まさたか)ぜひ課題に挙げていただきたいということをお願いしておきたいと思います。一部事務組合の加入ということも含めて、いくつか選択肢があろうかと思いますが、何もしないという状態はまずいのではないかなと思って今回取り上げています。

最後、市長にこの件で伺います。 単独あるいは共同設置している自治体は、公共の福祉として一定の負担を引き受けているということになります。施設整備は簡単にはできないと思いますが、それまでの間は費用の一部補助あるいは一部事務組合への加入も含めて検討を開始していただきたいと思います。お考えを伺います。

渡部市長)ご指摘にもありましたように、昨年の秋以来ですね、区部を中心としながら、都内における火葬場の費用負担についてたびたび報道がなされておりまして、東京都でも少し動きが出ているというような状況は認識をいたしております。

で、火葬費用の都民の負担格差については、課題であるとは認識しておりますけれども、ご提案のように費用の一部補助をするとするとですね、毎年度、継続的な財政負担がある程度生じてくることになりますので、当市の厳しい財政状況を考えると、持続可能な制度設計をどのようにするかということが課題かなというふうに考えております。

今年の 4月から区部においては、火葬料金の高騰問題を受けて新たな負担軽減策が導入される一方で、多摩地域におきましては、先ほど市民部長が申し上げたように、指定の火葬場が工事または故障等により一時使用不能の場合のみ補助するという制度はあることは承知しておりますけれども、それ以外では現時点で助成制度がないことを踏まえますと、まずは東京都の全体に対する方向性だとか、先進自治体における補助制度の導入状況、その他の効果、課題等を注視しながらですね、ご提案のあった一部組合への加入等も模索しながら検討させていただきたいと考えております。

佐藤まさたか)わかりました。先ほど取り上げた平成23年3月の鈴木忠文議員への最後の市長のご答弁が「まずは話題として挙げて、各市の市長等の反応を見ながら、課題として議論の俎上に上げられるものかどうか見極めていきたい」というものだったんですね。あれから15年経っています。状況も変わっている中で、やっぱり手を着けないわけにはいかない課題ではないかということで今回取り上げさせていただきました。今回のきっかけは、所沢にお住まいの方が駅前で僕がニュースを配っていたら度々声を掛けていただいて、所沢の市民は(費用は)安いのだけれど、待つ日数がどんどん延びて、所沢市斎場を使うのに支障が出てることを知っているか?って言われてですね、火葬代は安いんだけど保管代が大変なことになっていて、生活に困窮されている方とか今厳しいんだよ、ちゃんと知ってるのか?という話がきっかけでした。それも含めて15年前の鈴木議員の質問と答弁を思い出しながら、今日は質問させていただきました。 ぜひ議論の俎上に乗せていただくということが必要と思いますので、一つのきっかけとして進めていただきたいということをお願いして、大きな2番に行きたいと思います。

2番は、市民が主役の東村山をさらに進めるためにという割と抽象的な題をつけましたが、簡単に言うと、市民参加のあり方と、そして住民投票制度はどうあるべきかという話をさせていただきます。情報公開の徹底と市民参加のシステム化ということをマニフェストに掲げた渡部市政の誕生から20年目を迎えます。「みんなでつくるみんなの東村山」を掲げた第4次総合計画から15年経ちます。「みんなで進めるみんなのまちづくり条例、通称みんまち条例」の施行から12年を迎えます。この間、多様な手法による市民参加参画の推進が図られて、みんまち条例の検証もされていますし、無作為抽出による東村山版株主総会、毎月のタウンミーティング等が継続され、昨年11月には市民参加に関する基本方針が全部改正されています。まちづくりの様々なシーンに幅広い市民が主体的に関わることがインフラのようになってきたと私は理解をしています。それまでと大きく変わったというのが私の認識です。東村山の風土体質が大きく変化を遂げてきたものと理解し、大いに評価をしています。残る課題として、常設型の住民投票条例の令和8年度中の実現へ向けた取組みを進めていくと明らかにされていることを踏まえて、以下伺ってまいります。

(1)市民参加の基本方針の改正、この中身を確認します。①改正の目的、議論の経過、主な論点、検証会議での議論と反映、改正点と評価を伺います

東村経営政策部長)まず市民参加の基本方針改正の目的ですが、基本条例 第12条及び第18条において、市は、政策や施策の立案、実施及び評価の過程で、市民参加が保障されるよう、時代の変化を捉え、常に効果的な市民意向の反映の仕組みや手法の整理に努めることとされておりますことから、この間の時代や社会の変化に即して整備すべき市民参加の仕組みや手法について、見直しを図ることを目的として実施したものでございます。次に議論の経過ですが、令和5年12月に開催されました東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例見守り検証会議で、市民参加手法が現在の社会情勢に即しているかについて整理しながら再検討していく必要があることが確認されたことを受け、令和6年3月の見守り検証会議において、時代の変化に即して整備すべき市民参画の仕組みや手法について意見を求める旨の諮問をさせていただき、その後、令和7年5月の締めくくりとなる検証会議に至るまで、全5回にわたって熱心にご議論をいただいてまいりました。次に、主な論点でございますが、市民参画の手続きを必ず実施しなければならない事項、年齢、性別、障害の有無及び職業の状況により、参加の機会が失われることがないよう留意する事項、市民参画の手法の整理と具体的な実施内容の整理、市民参画を一層推進するための職員意識の向上などについてでございました。次に見守り検証会議での議論と反映ですが、答申取りまとめまでの間、様々な議論がございましたが、大きな課題の一つとしましては、参加される市民の年代に偏りがあることが取り上げられており、基本方針にある通り、性別、障害、子ども、若者を含め多様な世代の参加の促進、デジタル技術の活用といった視点が、市民参画の実施における留意事項として盛り込まれました。最後に評価ですが、本基本方針は令和7年11月に公表して運営を開始したばかりでございますため、今後の取組の成果により 評価、判断してまいりますが、改めてこれまでの間、市政のすべての分野において、政策の立案や事業の実施などの過程における市民参画の取組を積極的に進めてきたところであり、市民の皆様と共に考え行動する基本姿勢や文化が根付いてきたものと認識しております。今回の方針全部改正により、さらに時代に即した市民参画の手法を確立し、より一層の市民主体のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。

佐藤まさたか)②です。基本方針の第3に、市民参画の手続を必ず実施しなければならない事項の対象として6つの行政活動を示してあります。 で、かねてより私が提起してきました予算編成過程への市民参加、これがどう検討されたのか伺いたいと思います。平成15年に鳥取県が初めて以来、奈良県生駒市、千葉県習志野市はまちづくり予算会議、目黒区や板橋区は予算編成過程の公開、杉並区は最近の事例ですが区民参加型予算、皆さんとつくる予算ということでやってらっしゃいます。様々な取組みが行われておりますが、かつて答弁されてその難しさについてもご答弁ありましたので、理解してないわけじゃないんですけど、それでもやっぱり財政の市民参加というのは、住民自身にとって極めて重要なことだと思います。 これについてのお考えを伺います。

東村経営政策部長)見守り検証会議においては特段の議論はございませんでしたが、当市におきましても予算編成の透明性の向上に向けて様々な取組を進めてまいりました。具体的には、予算編成スケジュール、予算編成方針、財政見通し、予算案などについて、編成の各段階においてホームページに掲載し、市民の皆様に予算編成の経過を公開してまいりました。また、市民の皆様のご意見を予算編成に反映する手法としましては、各所管において様々な市民参加の機会を通じ、各施策に対する考え方などへのご意見をいただき、その考え方を参考として予算編成を進めることにより、市民意見反映のプロセスを確保してきたところでございます。

一方で、予算編成過程そのものの公開につきましては、いくつかの課題が残っております。最終的な意思決定が終了していない、意思形成過程にある情報の公表により、市民の皆様に無用の誤解や混乱を招く可能性があること、また、国や東京都の突発的な制度変更等により、タイトなスケジュールの中で公開した情報が正確でなくなる可能性もございます。議員からご紹介がございました様々な自治体において、予算編成過程の公開に関する取組が行われることは承知しておりますが、当市におきましても、これまでの課題を十分に認識しつつ、他自治体の事例も参考にしながら、どのような形であれば当市において実現可能であるか、また、どのような情報をどの段階でお示しすることが市民の皆様にとって有益であるか、引き続き慎重に検討を重ねてまいりたいと考えております。

佐藤まさたか)形成過程の公表による無用の誤解や混乱というのは、これは繰り返されてきた答弁で、わからないわけじゃないんですね。私は当市においてはできるんじゃないかと思うので、ずっと提案をしてきているということなので、今のご説明は一定分かりますが、本当はもう少し踏み込めないのかと。 もう一歩踏み込んでみませんかっていう提起だと受け止めてください。やっぱり、財政をきちんと説明をしてっていうことを本丸に据えて、しかも住民から意見をもらうということがサイクルになっていくとですね、違ってくるんじゃないかなって思っております。

それでは③にいきます。 方針の第4で、市民参加の実施における留意事項として、年齢、性別、障害の有無及び職業の状況等により参加の機会が失われることがないよう適切な手法を選択するとしています。ここについて、市内在住の外国人も含まれていると考えてよろしいでしょうか。

東村経営政策部長)本基本方針の基となる東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例では、同条例の逐条解説にも記載のとおり、限定性、排他性に配慮して市民の定義は設けておりませんが、議員ご指摘の市内在住の外国人を含め、市民の範囲をどう捉えるかについては、個別の案件ごとに適切な手法を選択し、実施していくことを見込んでいるところでございます。

佐藤まさたか)個別の案件ごとにということですが、私は可能な限り(在住外国人を)位置づけていくべきだという立場でお話をしているつもりですし、住民投票にも結びつくというふうに思っています。

④です。第5として、市民参加の手法では、6つの対象事項についてパブコメは必ず実施するとともに、(1)から(3)はパブコメ以外の手法も必須としています。その内容は、付属機関等、説明会、意見交換会、ワークショップ、アンケート、その他実施機関が必要と認めるもののうち、いずれか一つを実施するとしています。近年、オープンハウスとかをたくさんやってらっしゃるので新たな手法として評価していますが、パブコメを含めた各手法の弱みがやっぱあると思うんですよね。これを補うために複数を組み合わせることも重要ではないかと考えています。 見解を伺います。

東村経営政策部長)議員ご指摘のように、市民参加の取組みの性質に応じて複数の手法を組み合わせることは、幅広い市民の皆様よりご意見をいただく上で重要なことであると捉えております。市民参加の基本方針の第5、市民参加の手法の中では、各手法の目的及び手法の特徴をお示ししておりますが、各手法の特徴を捉えた上で、施策の趣旨や実施の目的に応じて適切な手法を選択し、場合によって、あるいは必要に応じては複数組み合わせ実施することも想定しているところでございます。

佐藤まさたか)⑤です。それを前提に、市民参加とは市民が自主的、主体的に参加するものとしておられますが、これについて必ずしも自主的、主体的とは言えず、むしろ他律的だったり受動的であるというケース、こういう市民の参加をどう促進するのかという点は難しいんですけど、どう考えられますでしょうか。

東村経営政策部長)基本条例 第12 条第 1項では、市民はまちづくりに対し、自主的かつ主体的に参加するよう努めることが規定されておりますが、一方で、仕事や家庭の事情などで市政に参加しない、あるいはできない方がいらっしゃること、積極的に、あるいは無理のない範囲で参加したい方がいらっしゃることについて、十分配慮した上で進めていく必要があるものと考えております。基本方針では、基本条例の規定に基づき、議員ご指摘のように市民参加を定義しておりますが、一方で複雑化、多様化する行政課題や要望などを的確に把握するためには、何らかのご事情により、必ずしも自主的、主体的に参加されない方のご意見にも耳を傾け、市政に反映していくことが重要となると捉えており、基本方針の第四、市民参加の実施における留意事項及び第五、市民参加の手法に記載した留意事項に対し、可能な限り多様な立場の方が参加しやすくなるような環境づくりに努めてまいりたいと考えております。

佐藤まさたか)昨日、若者の社会参画をテーマとしたミーティングに参加してきてですね、18歳から30代まで計40名ほどの若者たちと、一部は私を含めた年寄りもいて、4時間ぐらいワークショップをずっとやってきたんですけど、若者の参加に本当に積極的に取り組んでいるNPO等が世の中にたくさんあるので、こういうところともうまく手を組んで、あまり市独自で苦しまないでですね、ぜひそういうことに取り組んでいる若者主体の団体たちがあるので…学生たちでもすごいなと昨日思って帰ってきたんですけど…ぜひそういうところとタッグを組んでというか知恵を借りながら、一緒にやっていただきたいと思うところです。

⑥です。その他実施機関が必要と認めるものとして例示されている市民討議会…プラーヌンクスツレ…昔はなんだろうと思った名前ですけど、ドイツ語ですよね。 これは平成22年に 第4次総合計画の策定の時に初めて実施された無作為抽出の方法でした。当時は画期的なものだと私も思いましたし、そういう受け止めだったと思います。概要と評価を伺うとともに、その手法は現在まで株主総会、東村山の株主総会でずっと続けられていることに対して敬意を表します。で、サイレントマジョリティーの声を反映する手法として、もう少し積極的に位置づけてもいいんじゃないかなと考えるところです。 見解を伺います。

東村経営政策部長)議員ご指摘の市民討議会は、第4次総合計画の策定過程における市民参加の取組みの一環として実施したもので、無作為抽出により 3千人の市民に参加案内を郵送し、当日は91人の方に有償でご出席いただいたもので、当日は「東村山市の自治を考える」を統一テーマとして19のグループに分かれてご議論いただき、情報提供、グループ討議、発表という流れで一日をかけて活発な意見交換がなされたものでございます。この取り組みの評価としましては、無作為抽出という手法により、手挙げ方式では参加が難しかった方々にもご参加いただくことができ、普段あまり意見表明等に参加しない方々の声を効果的に聞くことができたものと考えております。 この手法は、その後、平成23年度から開始した東村山市版株主総会において、謝礼はお出ししておりませんが、継続的に活用しております。

議員ご指摘のように、サイレントマジョリティーの声を市政に反映する手法として効果が認められるものの、当日会場へ来場して参加することが難しい方がいることや、参加者の年代に隔たりがみられることなどが課題であると捉えております。先ほども申し上げましたが、市民参画の取組みにあたりましては、それぞれの施策の趣旨や目的に応じ、様々な手法や手法を複数組み合わせたり、より効果的な意見聴取の方法を選択したりしながら、多様な市民の皆様の声を市政に反映させてまいりたいと考えております。

佐藤まさたか)株主総会も、名称自体の是非があったりとか、当初市長の期末手当どうするとかってことの是非があったりとか、いろいろありましたが、私は無作為抽出を続けているってことにですね、一番の価値があるんじゃないかなというふうに思っているので、人数の話も今回ちょっとありましたけど、ぜひ続けていただきたいし、続けていきたい取り組みだなと考えています。

⑦です。附属機関の話です。運営を一層市民に開かれたものとし、幅広く市民の意見を反映させてくために、公募制を積極的に進めるとしていることを私は評価します。現役世代や若者世代の参加をより実現するための課題と方策についての考えを伺います。

東村経営政策部長)すいません。 答弁の前に先ほどの私の答弁で、市民討議会は第4次総合計画の策定過程と申し上げたかもしれませんが、自治基本条例の制定過程の誤りだったかと思います。大変失礼いたしました。 それでは答弁させていただきます。

現役世代や若者の参加を実現するための課題といたしましては、主に時間的な制約や情報の届き方の問題が挙げられると考えております。令和6 年度に実施した市民意識調査では、市政にあまり参加したいと思わない、参加したくないと回答された若者、現役世代の理由として最も多かったのが参加する時間がないからとなっており、この点に課題があることを改めて確認いたしました。現役世代の方は平日の日中は仕事があり、平日の夜間や休日は家事などで参加が難しいという状況があり、市政へご参加いただくことは身体的、精神的にも非常に負担が大きく、継続的な課題として捉えております。会議の開催にあたりましては、市民委員のみならず、学識経験者や関係団体など他の委員のご都合にも配慮した上で、各会議体の趣旨に合わせた適切な日程設定を考えていく必要があると捉えております。また情報の届き方の課題につきましては、市民意識調査結果において、付属機関などへの参加について参加の方法を知らないとお答えになった方の割合が高く、市民公募に関する情報が若い世代の方々に十分届いていない、あるいは届いていても分かりにくいという状況があるものと捉えております。今後は手法だけでなく、SNS やホームページなど現役世代の方が利用する媒体を積極的に活用した情報発信のほか、必要性が高いものについては無作為抽出などにより案内を送るなど、直接的なアプローチの検討も必要なのではないかと考えているところでございます。

佐藤まさたか)⑧です。市政を自分事として捉え、主体的に関わろうとする市民が一人でも増えていくことは、これまでもこれからも市政運営の土台であり、住民自治の進展に大きな力になるものと考えています。部長のこれまでの長いご経験を踏まえて、市民が主役の市政をさらに進めるための要諦について、ぜひお考えを伺いたいというふうに思いますので、お願いします。

東村経営政策部長 )私自身、比較的長く市民参画による計画策定や事業、あるいは市民参画そのもののあり方や仕組みに関する業務に携わり、そうした機会をいただき、経験させていただきましたことに大変感謝しておりますが、要諦を述べる域までに至っているわけではございません。

その上で僭越ながらも申し上げますと、市民が主役の市政を進めていくために大事なことは、市民の皆様の声を丁寧に受け止め、それを当市の政策や施策、事業の中で具体的な形としてお返ししていく。その積み重ねや循環にあるのではないかということでございます。

渡部市長が「みんなでつくるみんなの東村山」という市政運営の基本姿勢を示し、議会のご可決を得て、「みんなで進めるまちづくり基本条例」を制定し、職員一丸となって情報共有、市民参加共同の原則に基づき市政を推進してきたことにより、現在当市においては市民参加という手法は標準装備スタンダードになりました。こうした参加の機会の積み重ねにより、例えば毎年実施しております東村山市版株主総会に代表されるような会議では、年齢も性別もお住まいの地域も異なり、初対面である市民の皆様がワークショップを通して合意形成し、市長や市へご意見ご提案ご評価をくださいます。ここに東村山市民の皆様の市民力とまちへの愛情を感じます。ここから学ぶのは、情報共有、市民参加共同という原則を理念として掲げるだけでなく、日々の市政運営の中で実践し続けることが重要ではないかということでございます。

また、議員ご質問のように、市民が主役の市政をさらに進めていくためにはという点では、市民意識調査の結果の中に当面する課題を注目しているところでございます。それは、市政に参加したくない理由の第2位にある、参加しても市政に反映される実感が湧かないからという約2割の回答です。今般の第5次総合計画後期基本計画の策定にあたり、市立小学校の児童の皆さんからいただいたご意見やご提案に対しましては、みんなの声が市に届いて、市の一番大きな計画書に載って、これからみんなで取り組んでいきますよというようなことを学校を通じてフィードバックすることを考えていたところでございますが、折しも 2月12日の総合計画審議会におきまして、複数の委員よりいただいたご意見を反映させた計画であること、反映させた内容をお寄せいただいた市民にお伝えすることが重要であるといった、フィードバックに関するご意見をいただきました。

市民が主役の市政をさらに進めていく上で重要なのは、市民の皆様が関わった実感を持てる市政運営であるということではないか。 すなわち、ご意見を伺うことはもちろん、それがどのように施策に反映されたのかを丁寧にお示しし、お伝えしていくこと。その積み重ねが主体的な関わりを生み、市民と行政との信頼関係を築き、対話と実践を積み重ねながら、市民が主役の自治制運営を高めることにつながっていくのではないかと考えるところでございます。

佐藤まさたか)ありがとうございました。このまちもいくつか大きなエポックメーキングというかね、それがあって、私がこのまちに来る前の北山公園の問題、私が来てからの西口再開発の問題と、様々なシーンでずっと東村さんの存在っていうのはあったわけで、そういう点では、いち部長ということもありますが、この間の関わりに感謝申し上げますし、こういう形でお話しいただいて良かったと思います。ぜひこれをみんなで継いでですね、さらに育てていくというのが責任だと思いますので、ご答弁に感謝を申し上げます。

それでは残り5分となりましたので、常設型の住民投票条例の策定ということで伺ってまいります。

①として、平成19年、今まさに申し上げた西口再開発の問題に起因していますが、この直後の市長選挙において、常設型の住民投票制度を含む自治基本条例の制定というのをマニフェストに掲げたのが、当時1期目に臨む市長のいわゆるマニフェストの内容でした。この時の真意を改めて伺っておきたいと思います。

渡部市長)住民投票条例については、何度かご質問をいただいて、お話をさせていただいてきましたが、まさにご指摘の通り、私の1期目の市長選の最大の争点となりました、東山駅西口再開発に絡むさまざまな問題に起因しているということでございます。ご案内のとおり、その前の年の12月定例会で西口再開発の是非を問う住民投票条例の制定に関する直接請求がありました。結果としては否決をされて住民投票には至らなかったわけです。で、当時議員でありました私は、住民投票そのものを否定するものではありませんが、すでにもう権利変換が済んでいる状況の中で住民投票をやってですね、もし否ということになった場合、これはもう東村山市は立ち上がれないぐらい壊滅的なダメージを受けるので、私はそれについては反対だという、そういう立場を取らせていただいたところであります。

当時の状況を考えると、やはり様々な情報がですね、やはりあのきちんと多くの広範囲の市民の皆さんと共有されていなかった。 それから西口再開発に至るプロセスの中で、広範囲な市民の参加等がなかったことが、大きな対立や混乱を生んだ、私は最大の原因ではないかというふうに考えて、やはり当時、一応分権ということがよく言われていて、分権時代で、自立した都市を作っていくためには、やっぱり市民の皆さんと十分に情報を共有しながら、侃侃諤諤議論をする、参加型、熟議型で政策形成、政策決定をしていくというプロセスが極めて重要だというふうに考えて、当時は自治基本条例という言い方をしてましたけれども、情報共有や市民参加、あるいは市民や事業者との協働や保障する条例を制定すべきであろうということで、市長選挙の公約に掲げたところであります。

で、その時の認識としてもですね、住民投票はそんなに頻繁にパンパンやるものでは当然ありませんが、最後の段階で、やはり市を二分するような議論があった内容については、最後、市民のご判断に委ねるということもあってもいいのかなということで、いくつか当時でも常設型の住民投票条例制度を設けている自治体が全国にありましたので、それを取り入れたいということで公約に入れさせていただいたものであります。

あくまでも趣旨としては、私はあの市民の皆さんの参加、参加によって十分に情報共有しながら、先ほども佐藤議員からお話あったように、市民の人が、皆さんができるだけまちづくりの当事者として参加をいただいてですね、単に要望するだけとか批判するだけではなくて、やはりあの行政と一緒になってまちを作っていく主体としての意識を持っていただく仕組みを作っていくということは非常に大事で、その上で対話や熟議を行っていく。そういうスタイルが東村山の自治のあり方として一番望ましい、あるいは最も東山らしい自治のあり方だというふうに考えましたし、今でもそのように思っております。

そういう意味で言うと、住民投票のように賛否だけ投票いただくというのは極めてその直接的でシンプルであるんですけれども、ある意味、危険性がないわけではありません。で、これをあの頻繁にやるということは、当然、議会の議会制民主主義の空洞化を招く恐れもあるし、やっぱり十分な熟議のベースがあって、本当にマルなのかバツなのかという判断を市民の皆さんに求めていかないとですね、非常に逆に私は危険なことになりかねないとも思っておりますので、そこは十分議論しながら進めていく必要はあるかなと思います。

ただ、今般こうしたことを申し上げているっていうのは、昨年議会からもご指摘があったように、現状のみんなで進めるまちづくり基本条例では、住民投票は請求できる要件は整えられています。市議会議員の選挙権を有する方の 6 分の 1 の連署で住民投票は請求が成立することになりますが、その成立した上で住民投票をやる、やることについての条例の規定がない状況になっているので、今の状況はある意味、請求はできても実際に行えない状態ということで、いわばあまり条例上よろしくない状況ですので、この状況を 10年以上、やっぱり棚ざらしにしておくのはいかがなものかということで、今回整理をそこはさせていただきたいということでございます。特に今、これで住民投票をやらなきゃいけないというような案件があるわけではないですが、そういう経過だということでご承知おきいただければと思います

佐藤まさたか)熊木議員が昨年 6月と 12月と取り上げられているので、そこで一定の整理がされていると私も思っていて、その答弁も含めて、今の答弁も含めて、私もほぼ同感です。なので、装置を作ってどんどんやりましょうという話では全くないというふうには思っています。当時、私はまさにその危険だと言われるものを仕掛けたというか、呼びかけた側だったので、それで決着が否決ということになりましたのでね。その明くる春、 4か月後にこれが出てきた時にはびっくりしたということが、たぶん一生忘れないと思うんですけど、こういう形でうちのまちが転換を図られてきたということについては、大いに評価をしている立場だと思っています。

② に行きます。みんまち条例ができた後も、これまで住民投票制度が確立されてこなかった理由を確認しておきたいと思います。

東村経営政策部長)常設型住民投票条例の制定につきましては、様々な場合を想定して慎重に検討していかなければならない論点が多岐に渡っていることに加え、住民投票制度はあくまでも最後の手段であり、日常的な市民参加と協働の取組みを充実させ、熟議や合意形成を図ることで、市民の皆様の意思を市政に反映させていくことが基本であるという考えから、みんなで進めるまちづくり基本条例に基づく情報共有、市民参加、協働の取組を充実させ、市民の皆様の声を市政に反映させていく仕組みを整えることを優先してきたことからでございます。

佐藤まさたか)③ です。令和8 年度中の実現を掲げられていることを評価しつつ、主要な論点として熊木議員への答弁、昨年 6月示された対象とする事項、投票資格、投開票の方法、成立要件、結果の取扱い、その他ということで、それぞれの議論のポイントとなるであろう点を伺っておきたいと思います。

東村経営政策部長)令和7年6月定例会の熊木議員への一般質問への答弁でご説明いたしました主要な論点につきまして、順にご説明申し上げます。 まず1点目として、住民投票の対象事項につきましては、みんなで進めるまちづくり基本条例第20条第1項において、市政運営に関する重要事項と定めておりますが、その具体的な内容について検討をいたします。次に2点目といたしまして、住民投票の投票資格者につきまして、基本条例 第20条第1項第1号に定める請求権者であります市議会議員及び市長の選挙権を有する者と同要件とすること。こちらは既に基本条例で定めておりますので、論点というよりは確認事項として踏まえることになろうかと考えます。3点目として、投開票の方法について、住民投票の形式、執行期日等について検討をいたします。4点目としまして、成立要件について、住民投票実施の際の成立要件を設けるかどうか、成立要件を設けるのであれば、成立しなかった場合に開票作業を行うかどうかなどについて検討をいたします。5点目といたしまして、結果の取扱いにつきましては、自治体が制定する住民投票条例に法的拘束力をもたせることはできないものと解されておりますが、投票により示された民意をどのように尊重するかについて検討をいたします。最後に6点目としてその他検討事項となりますが、署名の収集期間、審査期間、情報提供の方法、投票運動を始めとする住民投票の実施にかかる具体的な手続きについて検討することを想定しているところでございます。

佐藤まさたか)今のところで、開票作業をするかどうかって小平の時にそれで揉めましたけどね。私は、法的拘束力がない以上は、開票するというのが筋だと思ってるんです。50%いかなかったらやらないみたいな話は、そもそも制度上の問題として矛盾があるというふうに思っているので、法的な拘束力はないので、そのことも含めての制度というふうになってほしいとまず思います。

それから、資格者が選挙権のあるものという話がありましたが、これ、若者、子ども18歳以下の意見をどう聴くかということについては大きな課題だろうと思います。ぜひ論点としてやっていただきたいと思いますし、被選挙権が、場合によっては来年の地方選挙から下がるかもしれないと。これは選挙権じゃなくて被選挙権ですけど そういう意味では制度自体が動くかもしれないと… 今は被選挙権は30歳で我々のような議員が25歳ですが、それが18歳に下げるという議論が国を中心に行われており、18歳に揃うかもしれないし、18歳と23歳になるかもしれないと。制度自体が動いている可能性があるので、ぜひその辺も視野に入れながら議論いただきたいと思うところです。

④です。 先行事例として、ぜひ私は、我孫子市の市民投票条例、平成16年のこれを参考いただきたいなとずっと思ってきました。最大の特徴は実施必至型と呼ばれる点にありますが、条例のポイントをご説明いただきたいと思います。

東村経営政策部長)地方自治法第74条に規定される条例改廃の直接請求では、選挙権を有する者の1/50の署名をもって代表者が市長に請求し、市長による議会への付議の後、議会で議決された場合には住民投票を実施することとなりますが、議会で否決となった場合は住民投票の実施に至らないこととなります。

一方で、議員ご指摘の我孫子市のような実施必至型の常設型住民投票条例におきましては、基本的にあらかじめ設定された要件を満たす請求があった場合に、議会の議決を経ることなく住民投票を実施することになることが想定されております。このため常設型の住民投票条例を制定している自治体におきましては、先ほど申し上げました地方自治法第74条による直接請求に必要な署名要件よりもより厳格な要件を定めているという点が特徴として見られております。

佐藤まさたか)最後になります。自治のあり方をどう考えるかということなんですけど、これまで説明ありがとうございました。条例制定時に我孫子市長だった福嶋浩彦さんは、「分権とは市民が国と自治体に権限を分けて与えることであって、国が自治体に権限を分けることじゃないんだ」と。「 主語は国ではなく、主権者である市民だ」と重ねておっしゃっています。なぜ市民が権限を分けるのか、分けておくのかというと、「より権限、財源を自分の近くに置いて、主権者としてコントロールしやくするためだ」とおっしゃっています。その上で、「自治体においては、直接民主制がベースだからこそ、市民は全体の意思によって首長や議長をリコールしたり、議会を解散することができるし、条例案も提案できると。自治体の財務行為も…つまり住民監査請求もできる」と。「いずれも市民が中央政府に対しては持ってないけれども、地方政府に持っている権利である」と。また、首長と議会は多様な市民の意見を聴いて意思決定することが求められる。これ、市民参加ですね。さらに、「市民が必要と考えれば全体の意思を投票で示して、首長、議会に尊重させることもできる」と。 これが常設型の住民投票条例の制度です。

これは地方自治の本質を説いたものであって、私、先ほど市長が熟議という言葉を何度もおっしゃっていて全く同感ですが、熟議が進む制度やルールの整備とセットとして、常設型の住民投票条例制度を、ぜひ実施必至型と言われるものに整えていただきたい。その重要性を示していると考えています。(ずっと花粉症で聞きづらくして申し訳なかったです。)市民、市民が主役の東村山をさらに豊かで確かなものとしていくために、ぜひ本気の制度設計をお願いをしたいと思います。 市長の考えを伺います。

渡部市長)地方自治制度は、今ご指摘のとおり、憲法で直接請求権が一部保障されて、首長や議員のリコールや議会の解散請求、条例の直接請求、住民監査請求や住民訴訟など、国政にはない、市民の直接的な参政権というんでしょうか…が認められております。これらは二元代表制を基礎とする我が国の地方自治制度において、間接民主制を補完する重要な直接民主的な仕組みであるというふうに認識をいたしております。

住民投票条例につきましても、先ほど来ご答弁差し上げているように、こうした二元代表制を補完する、あるいは補完しつつ、繰り返しになりますが、先ほど来申し上げているように、住民投票というのは割とある件についての賛否を問うだけになりますので危険な部分がありますし、議会制民主主義を形骸化させる恐れもあるので、やはりそこは十分慎重に取り扱って、市民レベルでの熟議とセットで実施をするということが、あくまでも求められるというふうに認識をいたしております。で、要件については、先ほどもご答弁差し上げましたし、佐藤議員の方からも、投票権者、要件、あるいは成立開票の有無等についてございました。 これらは多くの市民の皆さんにリーズナブルだというふうに理解していただくような枠組みを設けていく必要は、私はあるものというふうに承知しております。

やはり投票ということになると、法的な拘束力はないにしてもですね、一定、公職選挙法等に準拠する、そこが私は基本になるものというふうに承知をいたしておりますので、それらを軸にしながら、今後、みんまち見守り検証会議等で議論しながら、さらには今後、議会、あるいは広い意味での市民の皆さんのご意見等もいただきながらですね、より良い住民投票制度というか、東村山のより良い自治に資する仕組みづくりを進めていくということが肝要かなと考えています。

よく、地方自治は民主主義の学校というふうに言われます。今、世界的規模でですね、対立と分断が進んで、なかなか民主主義が機能不全に陥っているというようなことが言われるわけですけれども、少なくとも、先進諸国の中で比較的我が国はまだまだそういう状況にはなってないというふうに私は思いますし、さらに、東村山市が非常に財政的に厳しいまちですので、多くの市民の皆さんと課題認識を共有して、多くの方が当事者としてまちづくりにご参加いただかないと、持続可能な東村山をつくることはできないと思っていますので、そういう持続可能な東村山を作って、このまちで暮らすことが本当によかったなと思っていただける自治を作り上げるために、さらに検討を重ねてまいりたいと、このように思っております。

佐藤まさたか)ご答弁ありがとうございました。民主主義のもう一つのセクターは、当然私たち議会ということになりまして、じゃぁわれわれが自分事として、本当に熟議の議会になれているのかという問題はですね、あの自問自答を絶えずしないといけないという自覚はありますので、ぜひいい形で市民自治が進んでいくということを、一緒に作っていくということを提案もし、願いつつ、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

火葬場と、住民参加と、住民投票と

3月議会は今週月曜日までに20人の一般質問が終わり、水曜日からは常任委員会が順に開かれています。昨日は私も委員である厚生委員会が9時30分から開催され、市長からの提出議案3件、市民からの陳情2件、担当部局からの行政報告5件、そして所管事務調査事項の協議…と盛りだくさんで16時30分過ぎに閉会となりました。この報告は次の記事でまとめます。

一般質問は3月2日(月)の2人目として10時半からちょうど1時間行いました。

今回のテーマは「葬祭場(火葬場)整備と補助制度の必要性を問う」と「市民が主役の東村山をさらに進めるために」という全く趣の違う2つ。

当日の録音を音声認識&文字起こしサービス「notta」に放り込み、出力された要約を、さらにスライドにしてみました。若干手直ししたものの、ほぼ完ぺきな出来栄えにびっくらこいております(@_@)!

一般質問の結果をnottaでスライドにしてみた!

1.葬祭場(火葬場)整備と補助制度の必要性を問う

【背景と課題】都内で火葬費用の高騰が報じられ、多摩地域でも施設未設置自治体の住民負担が相対的に高い状況が顕在化。高齢化に伴う多死化で取扱件数が増加し、火葬待ちが従来の4〜5日から1週間程度へ延伸。保管料金等の負担増も発生。一部施設では市外利用制限の動き(例:所沢市斎場は昨年12月〜本年2月末まで市外受入れを停止)。

【埋火葬許可証の発行状況から】件数(市外分含む・経年)令和2年度1,615件/令和3年度1,687件/令和4年度1,833件/令和5年度1,783件/令和6年度1,881件 

直近の火葬場所内訳(令和7年11月〜令和8年1月、492件・市外分含む)多磨葬祭場280件/堀ノ内斎場129件/所沢市斎場20件/立川聖苑10件/瑞穂斎場10件/その他43件

【公営火葬場の設置状況(多摩地域)】公営:計8カ所/うち単独設置(4):府中市、八王子市、日野市、青梅市/一部事務組合(4):立川市・国立市・昭島市・あきる野市・日の出町・奥多摩町・檜原村・八王子市・日野市・町田市・多摩市・稲城市・瑞穂町・福生市・羽村市・武蔵村山市(16自治体関与)/未設置自治体(12):武蔵野市、三鷹市、調布市、小金井市、小平市、東村山市、国分寺市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、西東京市

【稼働率(令和6年度・把握できた範囲)】府中の森市民聖苑84.8%/八王子市斎場96.4%/日野市営火葬場84.8%/立川聖苑93.5%/日の出斎場75.1%/南多摩斎場99.6%

【利用料金の比較】設置主体自治体の住民:7施設は無料、日の出斎場は1万円(12歳未満等で異なる場合あり)/東村山市民(市外扱い):8万円/府中の森市民聖苑は府中市民専用(死亡者からみて配偶者または二親等以内の親族まで市民扱い)

【補助制度の状況】多摩30市町村内:日野市とみずほ斎場一部事務組合に限定的な補助あり(施設工事・故障等で他施設利用時の補助)/火葬施設未設置の12市(当市含む)には補助制度はなし/全国の未設置自治体のうち11自治体が導入(例:宜野湾市は1万5千円または火葬料等のいずれか低い額、二宮町・京田辺市は一律または差額の1/2補助)。大磯町では9万5千円の定額補助との情報(議員言及)

【行政の見解と今後の方向】自前での整備は用地、建設費、近隣理解など課題が極めて大きい。一部事務組合による共同設置・広域運営は費用負担の平準化・地域間公平性の観点から有効と認識(南多摩・西多摩で実績)。これまで多摩北部都市広域行政圏協議会での議論はなし。まず5市の事務レベルで課題共有・各市の状況確認・見解収集を進める方針。

【市長の見解】都内区部の負担軽減策導入や都の動向を認識。補助導入は継続的財政負担が課題で、持続可能な制度設計が前提。東京都全体の方向性・先行事例の効果と課題を注視しつつ、事務組合加入等も含め検討。

《速報》3月議会初日の報告

3月定例議会の初日が終わりました。

【本日のポイント】

〇市長から8年度の方針が示された

〇6件の議案を全て賛成多数で可決(or承認)した

〇予算特別委員会が設置され、委員長に渡辺みのる議員、副委員長に白石えつ子議員が選出された

【以下は本日のメモです。長いです】9:31 市長から招集挨拶

2点ほど報告。

・学びの森わくわく保育園開園…新秋津駅から徒歩10分、0~5歳の計100名。園舎出来上がり諸手続き中。1次選考終え、2次選考を進めている。近隣住民への説明会、個別の説明行い、理解いただいてきた。開園後は利用者、地域に愛される施設になるよう連携、協力していく。

・2月15日に多摩市で開催された平和サミット。各市の高校生、大学生26名が平和研修事業の成果を取りまとめて報告、26市市長へ向けて平和のメッセージを発表した。平和の大切さに気付くきっかけは身近なところにある、と。次世代へ繋げることが大事。東京大空襲があった3月10日に合わせ2月28日から3月15日まで都との共催で資料展を中央公民館で開催する。様々な事業で平和の大切さを伝えていく。


9:36 開会

〇会議録署名議員…かくた、浅見両議員を議長が指名

〇会期の決定…2月20日から3月26日までの35日間とする。起立多数で決定。


〇市長による施政方針説明 9:38~

・重点支援地方応援交付金を活用した物価高対策…1人4,000円を12月議会最終日に可決された後、1月30日は7万7千世帯へ案内発送した。3月上旬から振り込む。把握できていない世帯は3月31日までに手続きしてもらえれば3週間で振り込む。その他も対象を精査してきた。農業者支援金、住宅用温暖化対策、光熱費支援、エアコン設置費用、中小企業経営強靭化事業に取り組む。8年度当初予算に経費を措置した上で速やかに実施する。8年度予算提案時に説明する。

・第5次総計後期基本計画…4月からスタート。12年度までの市政の方向性を掲げる。重点化プロジェクト定め、創生総合戦略と一本化した。定住意向の低下傾向がみられる中、3つの政策群を掲げ、部や課の枠を超えて連携して力強く推進する。2030年はSDGsの目標年次でもある。持続可能で多様性と包摂性のあるまちへ全身全霊を傾けて市政運営に取り組む。

・行革第3次実行プラグラム…8~10年度の3か年。取り組む項目を定める作業を進めている。3月末の公表目指して進めている。

・予算編成…先行き見通しづらく難しい作業となった。枠配分、基金活用。一般会計702億6千万余円。市税歳入増、経常経費充当一般財源増。財調繰入増で残高10%は何とか維持。金利上昇、経済の先行き不透明なので、これまで以上に慎重なかじ取りが求められる。行革とワイズスペンディング、「責任ある戦略的財政」でまちづくりの好循環を。

・職員定数…807名から2名増の809名とする。課の統合合併である程度の規模を。採用は極めて厳しい。子育て支援策の拡充、高齢化への対応、産業発展・企業立地で担当主幹の配置。

・外部人材の活用…広報担当に40名応募あり、雑誌書籍のライター経験者を3年間任期付きで採用予定。広報の全庁的な見直しに着手。最適な情報発信戦略を実行。研修し底上げはかり、より伝わる情報発信に取り組む。

1.「まちの価値の向上」について

・センター地区構想の推進…都の第2期施設更新計画で消防署の本町出張所が位置づけられた。本署の機能を移転するよう検討協議している。用地を拡張する必要があるので関係機関との調整進める。

・旧JAと高架下の利活用…個別整備ではなく面的整備を。東村山駅の南エリアにとってJA跡地は不可欠で重要な土地であり、最も効果的効率的な公共施設の更新に繋がる。取得へ丁寧に協議調整したい。10年度に高架化完成、12年度に側道が完工予定なので、最も効果的な活用はかれるように東京都と西武と共に本格的に検討を深める。本庁舎や図書館建替えも本格的検討を開始する時期を迎えている。公民館もセンター地区への再配置の俎上に載せて一体的な検討すすめる。東村山大改造を諸計画との整合を図って戦略的に進め、まちの基盤を確立したい。

・東村山らしい風景…ガイドライン策定に取り組んでいる。意見を踏まえて取りまとめ、ルール作り、建築の際の指針、仕組みづくりを検討、8年度中の策定を目指す。

・中心核の整備…下り線の高架化で府中街道渋滞の緩和等で効果を実感。残る3線の10年度中の改正目指して進める。民間主導の事業もエリアデザイン指針の策定進め、8年度末に策定したい。

・久米川駅周辺まちづくり…駅広場の基本設計を進めると共に、八坂駅までの商店街のまちのデザイン方針策定していく。オープンハウス、ワークショップなど検討して8年度末までに策定目指す。

・前川公園…5年6月の土地売買計画を締結後、設計進めている。土地開発公社から順次買い戻し、12年度目指して造成、建築、駐車場整備工事など進める。治水対策は7年度中に準用河川とし、8年度には流量解析すすめて容量を固めたい。

・道路整備…都市計画道路が3・3・5号線、3・4・9号線、3・4・10号線、3・4・31号線の用地取得や造成進める。3・4・9は3月30日には供用開始。西口完成から17年もの歳月費やしたが、一つの区切りをつけることができて大変感慨深い。3・4・9の延伸不可欠であり、第4次優先整備区間は8年度から用地取得行う。

・下水道の維持…8年度から都への維持管理負担金単価の大幅改定が予定されているので、8年度は操出金増が余儀なくされる。7年度末へ経営戦略の改定に取り組んでいる。審議会設置条例議案が可決されれば8年度早々に多様な視点から見直しについて検討進めたい。ウォーターPPPに向けて協議進める。

・中小企業経営力強靭化支援事業…伴走支援型の事業成果を踏まえ、国の推奨メニューに新たに追加されたので、交付金と都の補助を活用して、賃上げ環境の整備へプッシュ型の支援事業を8年度から展開する。市内事業者は厳しい経営環境にあり、経営力強靭化は急務。国の支援事業へのアクセスが難しい小規模事業者へも支援。専門家による伴走型支援促進し、賃上げに繋げたい。

・企業立地の取組み…ポリオ研究所跡地の寄付申し出いただき、検討進めてきた。7月末に解体完了し、8月に所有権移転予定。跡地活用の検討、事業者選定経費を8年度予算に計上、9年度までの2カ年でニーズ調査や誘致も視野に入れ、公募・選定を実施したい。数少ないまとまった準工業用地でありビッグチャンスを生かしたい。阪大微生物研究会に心より感謝。

2.「人の活力の向上」について

・子ども医療費助成の充実…8年4月から200円の一部負担金を撤廃する。所得制限の撤廃により、18歳までの全ての子どもの医療負担をなくす。

・予防接種デジタル化…5年9月のPMH実証実験採択後、事務負担軽減、効率化進める。

・子ども誰でも通園制度…実施に必要な条例可決され、8年度の開始に向けて準備進めている。新たな制度なので、事業者と密に連携取り、円滑な開始に向けて準備する。

・小児インフルエンザワクチン助成…議会で採択された陳情を具現化する。6か月から13歳未満の接種費用の一部助成開始する。任意なので積極的に勧奨しないが、経済負担軽減図りたい。

・萩山小複合施設化…19年間にわたり担う事業者グループを選定し、乃村工藝社を代表とするグループを優先交渉権者に決定。詳細協議に基づく仮契約を経て、今議会の追加議案で提出する。

・小中学校体育館のLED化…小学校7校、中学校3校の実施設計。7年度に設計終わった学校には補正予算で繰り越して8年度工事したい。

・化成小学校リニューアル…児童クラブや防災倉庫の移転。8年度から設計業務に着手する。

・自閉症情緒障害別支援学級…増が課題であり、4月から南台小と第5中学に開設する。

・学校給食施策…大岱小と青葉小の親子方式を8年4月から/八坂小は11月12月に説明し、95%超の児童の理解、親や教職員からも特段の違憲なかったので、センター調理で。

・ひがっしーキッチン…物価や人件費増で契約金額での実行を圧迫していると相談。8年度当初予算に関連費用を盛り込んだ。総額を変更するものではない。

・コミュニティスクールで熟議する仕組み構築し、地域と共にある学校づくりを進める。

・学校部活動地域連携…教員の指導を必要としない体制の実現、地域クラブ活動の創設、合同部活動を進めていく。

・スポーツセンター…令和6年度の劣化状況調査では大部分が早急に対応必要と。運動公園との再編、再配置の検討を深化させてきた。スポーツまちづくりのビジョンの検討を行う。施設の再編、再配置が地域の魅力創造の核となるように、公民連携も視野に入れて不断利用しない市民や子どもたちの意見も幅広く聴いて進める。

・国民健康保険の健全化と国保税改定…国民健康保険運営協議会から1月30日に答申。国から遅くとも17年度までの保険税の完全統一が示される中、子ども子育て支援金創設もあるので、赤字解消年次は最長の16年度を選択し、少しでも被保険者の負担感が少なくなるようにした。

・高齢者補聴器購入補助事業…陳情採択を受け精査してきた。加齢性難聴の高齢者のコミュニケーション補償。65歳以上の非課税で、必要性が確認できる人に上限4万円で準備進めている。

・アピアランスケア助成制度…陳情採択を受け、7年11月に多摩北部医療センターなどの4病院でアンケート実施し、131名から回答。外見の変化ある方の経済的負担軽減をはかりたい。

・手話言語条例制定検討会の設置…請願採択を受け、他自治体への調査。8年度には当事者、学識、関係団体で構成する検討委員会を立ち上げて条例制定への検討進めたい。共生社会の実現へ寄与できるように取り組む。

・長寿記念品のありかたの変更…昭和49年から実施したが、3度にわたり見直してきた。平均寿命の延伸で長寿の概念変わって来た。記念品を廃止すること考えている。敬意と感謝の意は祝い状と小学校からの手紙を贈呈する。ウェルビーイングの検討進める。財源の一部を長寿基金に積み立てて活用する。廃止条例を提出する。

3.「くらしの質の向上」について

・環境基本計画の見直し…エネルギービジョンの見直しとともに8年度に進める。2030年にCO2を53%削減を達成させるべく加速化したい。

・可燃ごみ処理…柳泉園への加入協議へ向けて2つの覚書を決定。実証実験の覚書…8年5月11日から15日まで燃やせるごみを実際に搬入して処理する実験を行う。新清掃施設整備構想の覚書…3市で6年度に策定した整備構想と、東村山市を加えた4市の構想を比較検討する。費用は東村山市の負担。これらが決定されたことは大きな進展で感謝にたえない。

・防災施策…諸計画をもとに、関係機関との連携し、各種訓練に取り組み体制の構築に邁進する

・防犯…第2次地域防犯計画を策定し、久米川駅周辺、落書き対策等、対策に邁進する。

・公共交通…予約型乗合交通の第2次実験運行へ、国に対して許可申請。4月から運行開始する。広く知らせて盛り上げる取組みとしてネーミングに170件の応募があり「むらいど」に決定した。

・バス運賃…西武バスから12月24日付で運賃値上げ申請したと報告あった。7月1日から180円が200円に値上げ。コミバスも今後、公共交通会議の意見踏まえて検討したい。

・DX基本方針の見直し…加速化や将来像の見えるかを意識して検討進めてきた。12年度までの5か年を期間として指針として取りまとめ、改革と投資のサイクル加速。

・デジタルワンストップサービス…ごみ、図書館、児童クラブ、母子手帳の4サービスをリリースした。サーブ改善を継続して拡張や機能回収に努めていく。   (10:55終了) 


5分間休憩

11:00 再開。通常より2分増の持ち時間制限が諮られ、子安議員以外が賛成


【ここから議案審議】

11:02 専決処分報告(一般会計補正5号) 

東村部長による補足説明

8名が質疑

12:43 討論無し、子安議員以外の賛成多数で承認


14:00 再開 後期高齢者医療広域連合規約の一部改正

津田部長による補足説明

4名が質疑

15:00 討論無し、共産党と子安議員以外の賛成多数で可決


15:05 後期高齢者医療特別会計補正予算2号

津田部長による補足説明

1名が質疑

15:16 討論無し、共産党と子安議員以外の賛成多数で可決


15:17 介護保険事業特別会計補正予算2号

津田部長による補足説明

2名が質疑

15:50 討論無し、共産党と子安議員以外の賛成多数で可決


15:51 下水道事業会計補正予算1号

花田部長による補足説明

16:10 休憩

16:40 再開 

7名が質疑

17:18 討論無し、子安議員以外の賛成多数で可決


17:20 教育委員会委員の任命(櫻井康博氏の再任)について同意を求める件

2名が質疑

17:40 討論無し、子安議員以外の賛成多数で同意


17:41 付託議案14件について市長による提案説明

17:49 4常任委員会に付託

17:50 予算5議案について市長による提案説明

18:02 予算特別委員会の設置、22人の委員指名


18:10 本会議場で予算特別委員会の正副委員長の互選

・委員長互選…22票中、有効16票、無効6票(白票6)

渡辺みのる委員12票、小町あきお委員4票で、渡辺みのる委員が委員長に選任

委員長就任あいさつ「公正で民主的な運営に努めたい」

・副委員長互選…22表中、有効17票、無効5票(白票5)

白石えつ子委員17票で、白石えつ子委員が副委員長に選任

副委員長就任あいさつ「委員長を支えて公平、公正に進めたい」

18:35 予算委員会理事会開催

19:00 再開

陳情の付託

19:02 終了・延会

「東京たま広域資源循環組合」定例議会の報告

昨日(令和8年2月19日)午後、「東京たま広域資源循環組合(以下、組合という)」の令和8年第1回定例議会が東京自治会館(府中市)で開かれ、出席しました。

【ポイント】

1.昨年11月に発生したエコセメント化施設の機器トラブル(火災)の報告がありました。

2.今年8月から予定しているエコセメント化施設の大規模修繕工事について説明がありました。

3.エコセメントの大規模修繕工事を含む令和8年度予算(総額215億992万9千円)と各団体(25市1町)の負担金を全会一致で可決しました。

4.26団体の負担金総額は110億円で、前年度比17億3,550万円(15.8%)増。東村山市は4億1,773万4千円で、前年度比6,619万3千円(15.8%)増。尚この金額は令和8年度東村山市一般会計予算の衛生費(P.271)に掲載されています。

5.他の10議案も全会一致で可決(承認)しました。

開会に先立って事務局長から何点か報告があり、その中で「前回、メモ代わりにPCの持ち込み使用認めてほしいという意見があった。本日のブロック会議で諮ったところ認める意見が多数だったので、記録用の文字入力のみを認めることとなった。但し他者に配慮すること。」というお話がありました。

これは昨年10月27日に開かれた第2回定例議会の冒頭で提案というかお願いをさせていただいたことで、しっかりご検討いただけた結果と思われます。土屋議長、事務局の皆様、ありがとうございました。

お陰様で今日の議会の発言もあらかたメモすることができ、こうして速やかに報告することができました。

では、以下、本日のメモです。

▷13時30分の開会に先立ち、事務局長から2月1日に組合の管理者を務めた前立川市長の清水庄平氏が逝去されたと報告があり、黙祷を捧げました。

▷土屋議長)議員26名中24名出席2名欠席なので定足数に達しており、只今より開会する。

▷藤井組合事務局長から事務報告

・新しい議員(東久留米市議会)1名の紹介、会計管理者の紹介

・前回、メモ代わりにPCの持ち込み使用認めてほしいという意見があった。本日のブロック会議で諮ったところ認める意見が多数だったので、記録用の文字入力のみを認めることとなった。但し他者に配慮すること。

・傍聴規則から年齢を制限する表記を削除し、全体的に時代に即した文言に見直した。また、(議員に認めたのと同様に)傍聴席でのPCやタブレット等の使用は文字入力に限り認めることとなった。

▷土屋議長

・会議録署名議員2名を指名

・会期を本日1日とする⇒全員の賛成で決定

▷阿部組合管理者(多摩市長)から

・本日は専決処分の報告と11件の議案をご審議いただく。

・令和8年度予算は、総額215億992万円余り。二ツ塚、谷戸沢の両最終処分場の維持管理、エコセメント事業の実施などが柱。構成団体(市町)の負担金は総額で17億余り増えて110億円。

・エコセメント施設は経年劣化への対応と施設更新工事で全量リサイクルを継続したい。物価や人件費の上昇に加え、施設の更新で大幅増額となっている。議員各位の格段のご理解をいただきたい。

・最近の組合の状況としては、昨年11月21日に出火を伴う聞きトラブルにより、一定期間、焼却灰の搬入停止でご迷惑かけたことをお詫びする。環境への影響はないが、再発防止対策と、20年近く経った施設の更新工事を着実に進めねばと改めて認識したところ。

・1月7日には都庁を訪ね、要望を続けてきた施設更新工事への財政支援対象とされたことに御礼をした。最終処分を行えるのも日の出町の皆様のご理解とご協力によるものであり、新年のご挨拶に伺った。今後も信頼関係を積み重ね、最終処分の確実な実施のために万全を期していく。

▷藤井事務局長から10月以降の経過について報告(議案書P.4~7)

・各委員会(P.4)

・埋立等実績(P.5)

・環境、搬入廃棄物適正化、広報事業、見学事業等(P.6)

・「三多摩は一つなり事業」は18事業、7年度全体では28事業行って来た。(P.7)

▷エコセメント化施設の機器トラブルの発生について(資料1)

・発生場所…エコセメント施設の排ガス処理工程上に設置された誘引送風機

・内容…誘引送風機の附属物であるクラッチ軸受の破損と漏洩潤滑油への引火(火災)。

・経緯…11月21日(金)10時頃、出火を発見して消火器で消火。炉を止めて消防署による現場検証⇒22日(土)火災と認定⇒26日から乾燥灰の搬入停止(19日間)⇒27日から湿灰も搬入停止(15日間)⇒修理部品が揃い組み立て⇒試運転後、異常が無いことを確認して運転再開

・その後の措置…1月30日まで受付時間を30分延長した

・原因…クラッチ軸受け部分が破損し、潤滑油が漏洩し、金属面が高温になって引火。

・影響…人的被害や周辺環境への影響はない。

・運転再開への経過説明の上、リスクマネジメントの徹底に取り組むとされた。

・質疑は2名が行った。

▷エコセメント化施設基幹的設備改良工事について(資料2)

・平成18(2006)年7月の稼働開始から間もなく20年。老朽化対策として、令和32(2050)年まで安全に稼働してエコセメント事業が安定継続できるよう改良工事を行う。

・工事場所…二ツ塚処分場内のエコセメント化施設

・契約金額…528億円

・契約相手…太平洋エンジニアリング株式会社

・工期…令和7年8月~13年3月(6年間)

※毎年100日程度(11月~翌2月)、施設の運転を停止して工事を行う予定。

※現在は埋立を一切していないが、運転停止中は一時的に埋め立てを行い、完工後に掘り返して焼却、エコセメント化する予定。

▷続いて議案審議

【議案1号】専決処分(職員の給与条例の一部改正)

趣旨:職員の期末手当を年間0.05か月増額したい。

質疑無し/討論無し/挙手全員で承認

【議案2号】専決処分(会計年度職員の報酬等条例の一部改正)

趣旨:職員と同様の改正内容。

質疑無し/討論無し/挙手全員で承認

【議案3号】職員給与条例の一部改正

趣旨:国及び都に準じた給料表、住居手当の改正を行う。

1人が質疑/討論無し/挙手全員で可決

【議案4号】職員勤務時間、休日、休暇等の条例の一部改正

趣旨:生理休暇を健康管理休暇に改める。

質疑無し/討論無し/挙手全員で可決

【議案5号】職員の旅費に関する条例の一部改正

【議案6号】管理者旅費に関する条例の一部改正

【議案7号】議会議員旅費に関する条例の一部改正 

趣旨が同じなので一括審議

趣旨:国家公務員の旅費法の見直しを踏まえて都職員に準じて改正する。

討論無し/挙手全員で可決

【議案8号】令和7年度一般会計補正2号

新たな都の補助金500万円、基金の運用益400万円を財源に加え、基金に積み立てる

討論無し/挙手全員で可決

【議案9号】令和8年度一般会計予算 

【議案10号】令和8年度負担金

関連するので一括審議

2名が質疑/挙手全員で可決

【議案11号】監査委員(識見を有する者)の選任同意

阿部組合管理者から、代表監査委員の町田昌敬氏(府中市)が2月20日で任期満了となるため、八王子市の監査委員である廣瀬勉氏を選任したい、と趣旨説明。

討論無し/挙手全員で同意

※16時閉会

一般質問2つ目のテーマは「どんな住民投票制度にすべきなのか」

3月2日(月)10時半頃からになりそうな、私の今回の一般質問。2つの大きなテーマを扱う1つ目は葬祭場(火葬場)整備と補助制度の必要性を問うです、と前記事で書きました。

もう一つは「市民が主役の東村山をさらに進めるために」というタイトルにしました。2007年にスタートして間もなく20年目を迎える渡部市政が「市民参加・参画」にどのように取り組んできたのか、その成果や課題を整理しつつ、市長が令和8年度中に制度化したいとしている「常設型住民投票条例」について、「ではどんな制度にすべきなのか」という点について、これまでの経過や先進自治体の事例などを踏まえて、私なりの明確な提案をしたいと考えています。

私は、渡部市政はそれまでの市政とは土台となる考え方も手法においても次元の異なる「市民参加・参画」を進めてきたと考えています。

その上で今回の結論を先に言えば、「実施必至型」と言われる住民投票制度にしましょう、ということです。

では、以下通告書の内容です。

2.市民が主役の東村山をさらに進めるために

「情報公開の徹底と市民参加のシステム化」をマニフェストに掲げた渡部市政誕生から19年、「みんなで創る、みんなの東村山」を掲げた第4次総合計画から15年、「みんなで進めるみんなのまちづくり条例(みんまち条例)」の施行から12年を迎える。この間、多様な手法による市民参加・参画の推進がはかられ、「みんまち条例」の検証や、無作為抽出による「東村山版株主総会」、毎月のタウンミーティング等が継続され、昨年11月には「市民参加に関する基本法方針」が全部改正されている。

まちづくりの様々なシーンに幅広い市民が主体的に関わることがインフラのようになってきたことは、東村山の風土、体質が大きく変化を遂げてきたものと理解し、大いに評価している。残る課題として「常設型の住民投票条例」の令和8年度中の実現へ向けた取り組みを進めていくと明らかにされていることも踏まえ、以下質問する。

1)「市民参加の基本方針」改正について

①改正の目的、議論の経過、主な論点、検証会議での議論と反映、改正点と評価を伺う。

②第3「市民参加の手続きを必ず実施しなければならない事項」の対象として6つの行政活動を示しているが、かねてより提起してきた「予算編成過程」への市民参加は、どう検討されたのか。平成15年に鳥取県が「編成過程の公開」を実施して以来、奈良県生駒市、千葉県習志野市、目黒区、杉並区、板橋区等々、様々な取り組みが行われている。かつて答弁された難しさは理解するが、それでも財政への市民参加は住民自治にとって大変重要なことと考え、伺う。

③第4「市民参加の実施における留意事項」では、「年齢、性別、障害の有無及び職業の状 況等により参加の機会が失われることがないよう適切な手法を選択」するとしている。市内在住の外国人も包含していると考えてよいか。

④第5「市民参加の手法」では、6つの対象事項についてパブリックコメントは必ず実施すると共に、(1)から(3)はパブリックコメント以外の手法も必須とし、その内容は、「附属機関等、説明会・意見交換会、ワークショップ、アンケート、その他実施機関が必要と認めるもののうち、いずれか1つ以上を実施する」としている。近年増えているオープンハウスなどの新たな手法を評価しつつ、パブコメも含めた各手法の弱みを補うために複数を組み合わせるも重要なことと考える。見解を伺いたい。

⑤それを前提に、第3の「1市民参加」において、「市民参加とは(中略)市民が自主的、主体的に参加するもの」としている点について、必ずしも「自主的、主体的」とは言えず、むしろ他律的、受動的である市民の参加をいかに促進するのかという点はどう考えるか。

⑥「その他実施機関が必要と認めるもの」として例示されている「市民討議会(プラーヌンクスツェレ)」は、平成22年に第4次総合計画策定へ向けて当市では初めて実施された「無作為抽出」によるものであり、当時は画期的なものと受け止められた。概要と評価を伺うと共に、その手法は現在まで「東村山版株主総会」で継続されているが、サイレントマジョリティーの声を反映する手法としてより積極的に位置付けることが必要と考える。見解を伺う。

⑦附属機関等については「運営を一層、市民に開かれたものとし、幅広く市民の意見を反映させていくために、委員等の公募制を積極的に進める」としていることを評価する。現役世代、若者世代の参加をより実現するための課題と方策をどのように考えているのか伺う。

⑧市政を自分ごととしてとらえ、主体的に関わろうとする市民が一人でも増えていくことは、これまでもこれからも市政運営の土台であり、住民自治の進展に大きな力となるものと考える。部長のこれまでの長いご経験をふまえ、市民が主役の市政をさらに進めるための要諦についてお考えを伺いたい。

2)常設型住民投票条例の策定について

①平成19年の市長選挙において、「常設型の住民投票制度を含む自治基本条例の制定」をマニフェストに掲げた真意を市長に伺う。

②自治基本条例(みんまち条例)の制定を平成26年に果たした後も、住民投票制度が確立されてこなかった理由、要因とは何なのか。

③令和8年度中の実現を掲げられたことを評価しつつ、主要な論点として昨年6月議会の熊木議員への答弁で示された「対象とする事項」「投票資格」「投開票の方法」「成立要件」「結果の取り扱い」「その他」について、それぞれの議論のポイントとなるであろう点を伺いたい。

④先行事例としてぜひ検討を深め、参考にしていただきたいと考える一つが、千葉県我孫子市が平成16年3月に定めた「市民投票条例」である。この条例の最大の特徴は、「実施必至型」と呼ばれる点にあると理解しているが、条例の主要なポイントを説明願いたい。

⑤条例制定当時の市長であった福嶋浩彦氏は、「分権とは、市民が国と自治体に権限を分けて与えることであり、国が自治体に権限を分け与えることではない。主語は「国」ではなく、主権者である「市民」だ。なぜ市民が権限を分けて置くかと言うと、行政の権限・財源をより自分の近くに置いて、主権者としてコントロールしやすくするためだ。」とした上で「(憲法で間接民主制を明示している国政とは異なり)自治体においては直接民主制がベースだからこそ、市民は全体の意思によって首長・議員をリコールしたり、議会を解散させたりできるし(直接請求―住民投票)、条例案を自ら提案できる(条例の直接請求)。自治体の財務行為を直接追及することもできる(住民監査請求―納税者訴訟としての住民訴訟)。これらはいずれも、市民が中央政府に対しては持っていないが、地方政府に対しては持っている権利である。また首長・議会は、多様な市民の意見を聞いて意思決定することが求められる(市民参加)。さらに、市民が必要と考えれば全体の意思を投票で示し、首長・議会にそれを尊重させることもできる(常設型の住民投票制度)」としている。これは地方自治制度の本質を説いたものであり、熟議が進む制度やルールの整備とセットとして、常設型の住民投票条例制度を実施必至型として整えることの重要性を示していると考える。市民が主役の東村山をさらに豊かで確かなものとしていくために、本気の制度設計を願い、市長のお考えを伺いたい。

火葬場のことと、住民投票のことと ~今議会の一般質問~3月2日(月)10時半頃から

今週金曜日(20日)に開会する東村山市議会3月定例会。一昨日「朝」「午後」「夜」と3回開いた「まさたかミーティング」には16名の方がご参加くださり、3月議会のスケジュール、新年度予算も含めたすべての議案、陳情、20名の一般質問について情報提供し、様々なご意見をいただくことができました。日曜日の貴重な時間を割いてご参加いただき、どうもありがとうございました!

さて、3月議会は、初日に行われる市長による施政方針説明に対して、3名以上の会派から1名ずつが出て「代表質問」を行います。今回は自民党・下沢ゆきお議員、公明党・横尾たかお議員、共産党・山田たか子議員と聞いています。

それ以外の20名は全員(議長以外)が3日間かけて一般質問を行います。

1日目の2月26日(木)は議席番号24番のさとう直子議員から16番・渡辺英子議員、2日目の27日(金)は15番・伊藤真一議員から9番・わたなべたかし議員、3日目の3月2日(月)は8番・白石えつ子議員から2番・鈴木たつお議員となります。一覧表を貼っておきます。

★全員の通告書は市議会ホームページからご覧いただけます。

私は3月2日(月)の2人目なので、10時半頃からになりそうです。

今回は「葬祭場(火葬場)整備と補助制度の必要性を問う」「市民が主役の東村山をさらに進めるために」2つのテーマを取り上げます。通告書の内容は次の通りです。

長くなりますので、まず1だけアップします。

1.葬祭場(火葬場)整備と補助制度の必要性を問う

昨秋、東京都区部において火葬費用の負担が大きい問題が報じられたが、多摩30市町村のうち半数以上の自治体も実は同様かそれ以上の厳しい状況にあると理解している。火葬場を有する自治体の住民は無料か数千円程度で済む火葬代が、他自治体の葬祭場や府中市内の民間斎場を利用するほかない自治体の住民にとっては、医療や介護等にお金がかかった上での大きな出費となるケースも多く、悲痛な声も耳にする。

また高齢者人口の増大に伴う多死時代の到来により、各施設は取り扱う件数を増やして対応しているものの、火葬待ちの期間が年々延びることで、遺体の保管料金の負担をはじめ葬儀に要する費用も大きくなり、葬儀を朝8時や夕方から行うケースも増えていると聞く。このような状況の中で市外の利用そのものを制限する施設も出始め、たとえば所沢市斎場は昨年12月から本年2月末までは市外の受け入れを全面停止しており、3月以降も厳しい状況が続くと聞いている。

葬祭場(火葬場)の整備については、平成23年3月議会で鈴木忠文議員が取り上げられた以外はあまり例がなく、実際には多くの課題があることも理解する。しかし住まう自治体によって人生の最後に格差が生じている現状は課題と受け止めることが必要であり、市民の命と暮らしを守り支える基礎自治体として向き合い、少し時間を要しても取り組むべきべきと考え、以下質問し、提案する。

①埋火葬許可証の発行数と火葬場所の内訳について、把握できる範囲で経年推移を伺う。

②多摩30市町村のうち、単独または一部事務組合等で火葬場を設置している自治体(いわゆる自前)と、そうでない自治体をそれぞれ伺う。

③自治体が設置している近隣の主な施設の稼働状況についてわかる範囲でお答えいただきたい。

④施設を設置している自治体の当該住民が利用する際の料金と、どの施設を利用しても市外利用者の扱いとなる東村山市民の料金を伺う。

⑤火葬費用の補助制度を有している自治体があれば、補助内容とともに伺う。

⑥火葬場の設置は基礎自治体の事務とされながら、費用面でも場所の面でも課題が大きい現実は理解する。都有地の活用も含めて東京都と連携しながら複数自治体による共同設置を検討する必要があるのではないか。

⑦市長に伺う。単独あるいは共同設置している自治体は、公共の福祉として一定の負担を引き受けている。施設整備が進むまでの間は、費用の一部補助を検討することも含め検討を開始いただきたいが、いかがお考えか。

本日告示された3月議会。20日(金)開会です

本日、渡部市長より告示があり、今年最初の定例議会となる3月定例会が来週金曜日(20日)に始まります。以前も書いたことがありますが、議会の招集権は原則的に市長にあり、それを受けて議長から全議員に対して通知されます。

市長から提出された議案(25件+専決1件)や各議員の一般質問(20名)通告書は、議会事務局が市議会HPに早速アップしてくています。

◆市長提出議案

このうち2月20日の初日の本会議で議論して結論を出すのは13号、17号、18号、19号、25号と専決1号の6件で、他の議案は4つの常任委員会に付託します。

◆一般質問(20名)

今議会は3人以上の3つ会派は代表質問を行う議員がいるので、一般質問はいつもより3人少なくなっています。2月26日(木)が7人、27日(金)が7人、3月2日(月)が6人。私は3月2日(月)の2人目ということになりました。

取り上げるのは、「葬祭場(火葬場)整備と補助制度の必要性を問う」と「市民が主役の東村山をさらに進めるために」の2題です。

会期は3月26日までの35日間を予定していて、日程はコチラです↓↓↓

◆3月議会日程

カギは対話~刺さりまくりの今村寛さんの財政講座

午前中は、一般社団法人Maniken主催の「地方議員のための自治体財政基礎講座 予算書の読み方編」に参加。

講師は昨年に続いて元福岡市財政調整課長で、「“財政が厳しい”ってどういうこと?」等の著者である今村寛さん。

「よりよい予算審査のために~対話のカギを握るのは誰か~」と題したお話の冒頭で、今村さんはこんなことをおっしゃいました。

「お金がないってどういうことなの?と。殆どの自治体職員…財政のザの字もわかってないです。財政課に行った人間ぐらいしかわかってないんじゃないかな、と思うぐらい、わかってないです。 

今日は地方議員の皆さんが約200名が参加されていますけれど、たぶん、1期生2期生はともかく、4期5期、10年20年やっている方でも、実はよく知らない、ちょっとわからないまま、何となくおぼろげにわかった風でやっているというところがあるんじゃないかな、と思ってます。 

だから今日は、本当は知らないのに知っているふりをしている皆さんに対して、いや本当はこうじゃないですか?と、これは知ってましたか?という話を差し上げようかなと思っています」 

まさに2時間ノンストップの講義は、知らないわけではないけれど、誰かに説明してみろと言われたら自信が持てない…と常々思っていた「痒いところ」に手が届きまくりの内容でした。

とりわけ心と脳に焼き付いたのは、「政策実現へのOwnership(当事者意識)の重要性」「財政健全化の真の意味」「住民のアバターとして、そして未来との対話のために我々議会・議員は何をすべきなのか」等々の問いであり、「財政民主主義」の重さでした。

愛読している今村さんのnote「ヒロシです」の「船頭は二人いる」を読み返しながら、今日のお話を反芻しています。

昨年の日本橋のように参加者同士が熱を感じ合いながらのリアルが最高、と思いつつも、今日はあれだけの学びを居ながらにして…の贅沢を満喫させていただきました。

今村さん、Manikenの中村健さん、山内さん、どうもありがとうございました!

言う権利だけでなく、聴かれる機会を保障する。

1月13日(火)14時から市議会として「若者の多様な参画」をテーマに議員研修会を開催しました。

講師は当市の子ども・子育て会議の会長をお務めくださっている東洋大学准教授の林大介さん。

お忙しい中お引き受けくださり、どうもありがとうございました。

様々な事例をもとに、「意見を聴いてくれる場所があること。言えばルールが変わるということを幼い頃から実感できること」の大切さを説いてくださいました。

こども基本法第11条には、「国及び地方公共団体は、こども施策を策定し、実施し、及び評価するに当たっては、当該こども施策の対象となるこども又はこどもを養育する者その他の関係者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。」とあります。

「ものとする」とは義務規定であり、議会も当然含まれるということを、私たちは肝に銘じなければなりません。

2月3日には今回の学びも踏まえ、厚生委員会として【文京区青少年プラザ b-lab(ビーラボ)】の見学に伺う予定です。

#東村山市議会

#佐藤まさたか

「変わるべきは、こどもではなく大人」

東村山市が昨年8月に「こどもの権利シンポジウム」を開催した際に基調講演でお招きした土肥潤也さん。

※NPO法人わかもののまち 代表理事 土肥 潤也さん(東村山市HPより)

今日は成人の日。土肥さんへの取材記事を紹介します。「30歳起業家が問う「若者の声を聴く」の違和感。変わるべきは大人だ」

変わるべきは大人、変わるべきは私たち。

その後、私たち東村山市の施策の担い手である関係者は、どう変わったのでしょうか?変わろうと努力しているのでしょうか?

東村山市議会は明日(13日・火)午後2時から、「若者の多様な参画推進について~子どもの権利(条約)、こども基本法を踏まえて~」をテーマに、東村山市子ども・子育て会議の会長をお務めくださっている林大介東洋大学准教授を講師に議員研修会を開きます。

※東洋大学准教授・林大介さん(東洋大学HPより)

市長部局は土肥潤也さん、市議会は林大介さん…いずれも「子ども・若者政策」に本気で取り組み続けている国内トップランナーにお願いして学び合いの場を設ける以上、「私たちが変わる」きっかけにしなければならないと強く思っています。

“財政危機!?”を乗り越える~多摩研「議員の学校」ご案内

多くの市町村で「財政が厳しい」という声が聞かれ、財政調整基金の枯渇が報じられる自治体も急速に増えています。事業の見直しが避けれないと言いながら、旧来の支出が続いている自治体も少なくありません。国政の動向にも変化がみられる中、住民福祉の向上のためには「何を優先するのか、やめるのか」という視点、論点が不可欠であり、議会には新たな地域課題も見据えた踏み込んだ議論と、議決に伴う住民への説明責任が強く求められています。

今回の「議員の学校」は、自治体財政の実情に造詣が深く明快な講義で毎年大好評の立命館大学教授・森裕之さんをメインにお迎えして3コマ、社会保障分野のエキスパートである元日本福祉大学教授・石川満さんに1コマ、さらに自治体財政に詳しくて鋭い視点をお持ちの現役議員…東村山市議・伊藤真一さんと甲府市議・神山玄太さんによる実践報告と、スペシャルなプログラムを用意して皆様のご参加をお待ちしています。

年明けのお忙しい時期とは存じますが、共に学び、予算議会へ自信を持って臨みましょう!

多摩研(NPO法人多摩住民自治研究所)の理事・企画運営担当としてのご案内でした(^^)/

詳細やお申し込みはコチラからお願いします➡ https://tamajichiken.wixsite.com/gakko

【日時】1月30日(金)13時~1月31日(土)16時30分

【会場】オープンイノベーションフィールド多摩国分寺館(旧・国分寺労政会館)

【参加費】≪全参加≫都道府県・政令市・特別区議会議員 37,000円/市議会議員 25,000円/町村議会議員 15,000円/多摩住民自治研究所会員(議員) 22,000円/一般の方 3,000円 ≪コマ参加≫都道府県・政令市・特別区議会議員 13,000円/市町村議員 9,000円/一般の方 1,000円

【プログラム】

≪集中講義①≫「自治体財政の基本と財政危機の正体」 1/30(金) 13:00~(90分) 森裕之さん

≪集中講義②≫「新年度の地方財政計画と自治体予算への影響」 1/30(金) 14:40~(90分) 森裕之さん

≪実践報告≫「財政に強い現役議員が語る~予算議会、私ならこう臨む」1/30(金) 16:20~(90分)  伊藤真一さん/神山玄太さん

≪集中講義③≫「予算審査をリードする視点・論点・攻めどころ」 1/31(土) 10:00~(120分) 森裕之さん

≪集中講義④≫『社会保障関係予算の動向と、どうなる私たちの暮らし』 1/31 (土) 13:00~(110分) 石川満さん

≪全体を通じた質疑応答・参加者との意見交換 ≫ 1/31 (土) 15:00~(80分)

2026年初頭に…

新年最初に手にした「自治日報」1月1日号1面「自治」コーナーは、早稲田大学デモクラシー創造研究所代表理事・中村健さんの投稿。敬意をこめてシェアします。

まさにここ数年モヤモヤし、あれやこれや悶々と考えてきたことを明確に言語化してくださったような内容であり、思わず膝を打ち、背筋が伸びる思いがしています。

15年ほど前に前身の早稲田大学マニフェスト研究所に出会って叩きこまれたのは「他責から自責へ」でした。「他人のせいにしていないで自分に問い、動け」と理解してやってきました。

11年半前に東村山市議会として「議会報告会」を始めたのは、「大事なことを決めているのは市長でなく議会」であるということを、一人でも多くの市民に理解してもらうためであり、同時に実は、私たち議員自身が自覚するためでもありました。

今改めて、「現在の財政状況は議会が認めてきた意思決定の積み重ねの結果」であり、「今後は、短期的な要望の積み上げではなく、中長期的な財政見通しを踏 まえた意思決定が強く求められる」こと。
そして「これまでの議会運営も大きな見直しが伴う」ことを私たち議員は胸に刻み、動かねばならないと思います。

「行政、議会、住民がそれぞれの役割と責任を引き受け、覚悟を共有したときにこそ、持続可能な自治の道は開かれる」という指摘にも大いに頷きながら、「ではどうするのか?」という問いから2026年をスタートさせようと思います。

増える仕事や役割の反面、能力や体力が今以上に伸びることはないと思い知らされることが増えているので、大きなことは言えませんし言いませんが、今年はもうちょっと踏み込んで、もうちょっと頑張ってみようかな、とは思っています。

「佐藤まさたかメール便298号」から

今年は年越し蕎麦ではなく、きしめんを食べて、今年最後のメール便を送信したところです。「佐藤まさたかメール便」は、私がお会いして連絡先を伺った方にお届けしており、市内の方と市外の方が半々くらい。議会が始まる頃と終わった頃と、時々急なお知らせと…というわけで不定期にお送りしています。もし「私にも送ってね」という奇特な方がおられましたら、0627gachapin@gmail.com までご一報くださいませ。ということで、298号をほぼそのまま転載します。本年もありがとうございました!

【以下転載】

こんばんは、佐藤まさたかです。2025年も残すところ僅かとなりました。12月定例議会の閉会から一週間。今年最後のメール便をお届けします。

▷12月議会の報告はブログにアップしましたので、ご覧いただければ幸いです。

▷今年は東村山市議会として、また私自身にとっても、大きな節目の年となりました。

60年余りの市議会史上初めて、非主流派であった少数会派が結束することで、自民・公明会派以外からの議長の選出を実現し、朝木直子議長のもとで私が副議長を務めることになりました。横暴さに無自覚なまま少数意見を軽んじる一部の議員にストップをかけ、議会内にも市役所内に沁みついたカッコつきの常識を一度覆すためには、朝木議員との長きにわたる対決を互いに封印してでも前へ進めるべきだと腹をくくりました。

議会の要である議会運営委員長や決算特別委員長には初めて共産党会派の議員が就きました。両委員長とも大変フェアで的確なさばきぶりであり、オープンな議論が展開されてきました。

議会運営委員会には初めて一人会派も新人も参加できるように変え、9月議会では議会基本条例の改正を通じて多様な声が尊重されるようルール自体を改めました。

当初、市の幹部や職員の皆さんからは驚きと不安をもって受け止められたと感じていますが、行政と議会の信頼関係無しには15万市民に責任を負うことはできませんので、適切な距離感や緊張感を保ちつつ、対話を大切にして関係構築に努めてきました。

私たちの残任期は1年4か月と長くありません。

新たな年は、「多様な市民を代表して議論を尽くし、決める」という市議会としての最大の使命を果たすため、進めるべきところは加速させ、見直すべき点は勇気をもって改めるという一年とするべく、責任を果たしていきたいと考えています。

▷今この瞬間も世界に目を転じれば、戦禍により多くの尊い命が奪われ、国内では格差の拡大・固定化によって苦しむ人たちが後を絶ちません。自分にできること、手の届かないこと、いろいろありますが、すべてが繋がっているということだけは忘れてはいけないし、想像力を失ってはいけないと自分に言い聞かせています。私の今の立場としては、公共は何を担うべきなのか、市役所として最優先すべきことは何か、議会が果たすべき責務とは何か、を考え続け、行動してまいります。

本年も大変お世話になり、ありがとうございました。

世界の平和を地域から祈るとともに、日頃お付き合いくださっている皆様がお健やかに初春をお迎えになることをお祈り申し上げております。

明年もどうぞよろしくお願いいたします。

佐藤まさたか拝

追伸)2026年最初の「まさたかミーティング」は、1月24日(土)午後2時から市民センター第4会議室で開催予定です。ご都合つきましたら是非お出かけください。12月議会のご報告と共に、情報&意見交換、2026年の展望等お話しできれば幸いです。

議案18件を可決、陳情3件は不採択~12月議会報告

例年より2日早く、市役所は本日が御用納めです。いつものように、市長はじめ理事者、自らが所属する常任委員会(現在は厚生)の関係部署、そして一番お世話になった議会事務局にご挨拶をし、役所の中での仕事はひと区切りになります。

とはいえ、今も子ども家庭支援センターや障害支援のご担当と話をしてきましたが、いずれも厳しい事情を抱えた待ったなしの命の課題と向き合っている部署なので、長めの年末年始休暇だからと楽しむわけにはいかない感じがお話ににじみ出ていました。

私自身も、ある日ご相談を受けることから始まった方たちの中で、短い方だと半年、一年、長い方だと15年くらい「何かあったら24時間いつでも電話ください」とお伝えしている方がいらっしゃるので、とりあえず今日か明日に一度電話を入れ、互いの穏やかな年越しを祈り合いたいと思っています。

さて、23日(火)18時頃に閉会となった12月定例議会。

いつものように全議員の賛否一覧を作成しました。初日は既に公開されている動画を、最終日はメモを取り続けて何度も確認をしましたが、もし間違いがあった場合はお詫びの上で速やかに訂正します。

私の賛否は一番右の黄色い欄です。

今議会には市の施設の使用料見直しのための議案が6件かかりましたが、公民館条例に対して、次のような討論(意見表明)の上で反対をしました。また、「資格確認証の全員交付の実施を求める陳情」は所属する厚生委員会で討論を行った上で不採択を主張しました。

【公民館条例改正に対する反対討論】 今回の一連の使用料見直しの根拠となっているのは「使用料・手数料の基本方針改訂第3版」であり、議論の上でコストに関する考え方を整理し、基本方針を定めて、その運用を図ること自体は大切なことだと理解しています。無料にすべきだと申し上げるつもりもありません。

その上で、受益者負担の適正化、という概念が明示された平成18年当初から、特に社会教育施設に関しては幾度も議論してまいりました。また、決定のプロセスに市民の意見がどう踏まえられたかと共に、当該の附属機関での議論、そして教育委員会として憲法や教育基本法、社会教育法等を踏まえた議論を行うことを一貫して提起してきたつもりです。

公民館には公民館運営審議会という社会教育法第29条を根拠に設置している附属機関があり、公民館利用者連絡会も機能しています。確かに公民館運営審議会条例2条で定める所掌事項に使用料は含まれませんが、どこよりも先駆けて有料化を図った当市において、公民館における使用料の問題は大変大きく、当市においては使用料等審議会における議論に反映させる手続きは踏むべきであったと考えます。

現在の総合計画の基本目標2「ひとの活力の向上」の達成には、人が出会い、集い、学び、自己実現を図り、様々な社会課題に主体的に向き合うことが非常に重要であり、そのために公共施設が果たす役割は極めて大きいと考えます。市民の学習権を保障し、一人でも多くの市民にとって、より使いやすく使いたくなる公共施設の環境を整えることは、自治体としての大きな責務であり、費用をより低廉に抑えることが、市民の自主的、自律的活動の奨励に繋がり、自治する力を高めるという観点をぜひ大事にしていただきたい。

他の施設も含めた金額についても、今回はまだ反対しませんが、委員外議員としての質疑に対する答弁で市長が触れておられたことも含め、次回の見直しに向けて改めて考え方を整理するよう求めます。

今一度申し上げますが、公民館という社会教育施設の目的や特性に照らして、使用料を支払う者だけが「使う人」なのか。受益者の益とは何か、についての本質的な議論を真剣に行うことを改めて求め、本議案についてはプロセスにおいて不十分であるとの理由から、本条例改正には反対をいたします。

私の原点「社会教育協会」100周年

昨日は公益財団法人社会教育協会の100周年記念@実践女子大学日野キャンパスへ。

私が1999年夏まで勤めた日野社会教育センターは、1969(昭和44)年に財団法人社会教育協会が、当時の日野市長・有山崧さんの招きにより日野市多摩平4丁目3番に開設した、民間の公民館のような児童館のような…1階には市立図書館も入っていたので全国に例をみない総合的な社会教育施設でした。

私自身は職員としては1986年から13年余りでしたが、日野社会教育センターが開館した翌春(1970年)に日野第五小学校1年生となって体操教室に通い始め、3年生からは野外教育や子ども会活動の参加者として、中学、高校、大学では自主活動や野外事業のスタッフを務めてから職員となり、1999年の退職後も十日町市下条地区との交流事業等に参加を続けてきましたので、62年の人生のうち56年間…9割以上お世話になってきたことになります。

29年間理事長を務めてくださっている黒水恒男さんは間もなく94歳と聞いて驚く意気軒昂ぶり、当時の先輩職員や共に活動を作ってくれた当時の若者や地域の方々など、懐かしい顔にたくさん会えて、本当に幸せな時間でした。

記念講演は前川喜平さん。

・学ぶことは人権。幸福追求は全ての人の権利であり、幸せになるために学ぶ権利を持っている。

・憲法は貧富の差は認めているが、教育では認めていない。経済的地位による差別は許されない。全ての子に教育を受ける権利が等しく認めなければならないが、機会均等は未だ実現していない。

・間違いなくグローバル化が進み、多文化共生を前提にした社会づくりが進む。そもそも単一民族国家ではないし、外から入ってくる人への教育…外国人の学習権をどう保障するかということを真剣に考えないといけない。

・学習権は参政権。学ばないと賢い主権者になれず、主権者が愚かであると愚かな政府しか持てなくなる。民主的な社会の形成者になるために学ぶ。

・情報空間が広がり、偽情報に取り囲まれている。よほど勉強しないと見分けられない。学ぶことの必要性は高まっている。

・戦争に向かわないように。戦争を学ぶことは社会教育の大きなテーマ。メカニズムを知るべき。

・日本の政治家は国際的に信用されていないが、法律家は信用されている。法の支配が大事だと政治家は言うが、本当にそう考えているのかは疑問。法の支配による平和を目指す。

・多様性、公平性、包摂性は人類の理想であり、そのために学んでいかないといけない。

・今の社会をどう作り替えていくのか?もうちょっとまともな社会にして次の世代に渡すために必要なのは社会教育。我々の努力にかかっている。

日本国憲法の条文を引きつつ、ユーモアもたっぷり交えつつのお話。前川さんはお祝い会にも最後まで残ってくださいました。

社会教育は私自身の原点だと改めて深く刻んだ記念行事でした。企画、準備くださった皆様に心より感謝です。

お祝い会でも懐かしの方々と楽しい時間を共有し、十日町市下条の藤巻さんのエール等で大いに盛り上がりました。