3月議会を終えて~小学校給食の自校方式は維持すべきだと主張しましたが…

当日SNSにアップしたまま、こちらでのご報告を漏らしておりました。

2月20日から続いた3月定例議会は、すべての案件に結論を出して3月26日(木)19時前に閉会しました。

議会の方々も市役所の皆様も、大変おつかれさまでした&お世話になりましてありがとうございました。

ということで、閉会直後、いつものように全案件に対する全議員の賛否一覧をつくりました。

確認をしてから載せていますが、間違いがあるかもしれず。正式・正確なものは、公式発表をお待ちくださいませ。

私自身は全ての案件に賛成しましたが、最下段から2つ目の「6陳情10号 八坂小学校の給食調理室を改修、もしくは新築して自校方式の継続を求める陳情」は、反対する議員が多数となり不採択(否決)とされてしまいました。

民間のセンター調理に切り替えても、一切何も変わらない、後退しない、という教育委員会の見解に私は納得していません。小学校に関しては今後も自校方式を継続すべきだと考えていますが、東村山市はそこに掛けるお金がないので見直さざるを得ない、あるいは積極的に民間に切り替えていくという考え方があってもよいと思います。質は少し下がる、アレルギー対応も除去食以上の水準にすることは難しくなる。けれども財政の持続可能性からそちらを選択する、と説明されれば、論陣の張り方は変わって来るのです。

最終日の本会議では、生活文教委員会の下沢ゆきお委員長による報告に対して質疑をした上で、下記のような賛成討論を行いました。お時間があったらお読みください。

【6陳情10号に対する賛成討論】

本陳情を当然採択すべし、という立ち場で討論します。理由は、陳情にある4つの観点、そして陳情項目、いずれも至極真っ当なものと考えるからです。別の言い方をすれば、この陳情にNOという理由が私には今でもわかりません。 

敢えて言えば、現在の調理場を稼働させながらの更新は不可能でしょうから、一時的にセンター方式や弁当等での対応が必要になるので、「自校方式での給食提供を継続してください」の部分をどう解釈するか、ということはあるかもしれません。

建替えは建築基準法上の問題があって不可能だと私たちは聞いてきましたが、陳情審査を通じて、決して違法なわけではなく、困難性が高いと総合的に判断した、というレベルであり、自校方式を継続するために様々な選択肢を検討してシミュレーションも財政的な試算もしたが、万策尽きた、というわけではない、ということがわかりました。尚、この作業は行った上で、議会に対して説明されるべきだと申し上げておきます。 

現状での給食調理室の増改築は、実質的に難しいので、中学校給食のために新たに稼働する民間の給食調理センターを当面活用する、ということは、極めて妥当な判断だと私は思います。せっかく巨額の公費を投じてセンターを建設してもらうのですから、今後順次発生する給食室建て替えのバックアップにフル活用することを、むしろ積極的に提案したいと思います。 

しかし、今後発生するであろう学校建替え時にも自校方式の再開を検討することもせず、センター方式を継続、固定化するとすれば、それは東村山市としてのこれまでの当たり前である自校方式を捨て去るということであり、賛成はできません。これは、当市初の親子方式を導入するとしている青葉小と大岱小の問題にも言えることです。が、今回の委員会で、学校建て替え時には自校方式の復活もあり得ると受け取れる答弁があったことで、その可能性があるのだと理解しました。 

当市の小学校のすべてに給食室があって、調理員さんたちが働き、お昼近くになればいい匂いがしてくることや、食育を本気で進めるためにも、より高いレベルでのアレルギー対応を実現するためにも、それは長い間の当たり前の景色であり、これは決して贅沢でも何でもなく、全国的にもスタンダードといえる教育の大事な要素だと、私は考えています。 

けれども東村山市は、それをやめると言い出しているのです。将来的な財政や人材の確保ができないという確固とした見通しがあり、自校方式は優先順位が高くないので、こだわらないことにしたのか。 本当は継続したいけれども、万やむを得ず自校方式を諦めるのか。

事あるごとに政策転換の理由に使っておられる「あり方検討会」は、あくまで第三者に入ってもらって方向性を検討してもらう、政策形成上の一つの場に過ぎず、それが理由とされることはおかしいと考えています。市民に対して、=議会に対して、「総合的な判断」の中身をしっかり説明することが、政策の転換をする際には当たり前のことだろう、と思います。 

人口減少、縮小均衡の社会へ向かう中で、従来の当たり前からの政策転換が避けられず、反対意見が多く出るであろう案件が、すべての分野でこれから増えることは間違いありません。詳細が決まってから報告するとか、あり方検討会で出されたこと検討していく必要があるということを考えていると市長施政方針で示したとか答弁されていましたが、全く理解に苦しむところです。これは八坂小学校も含めて、ですが、仮に現場から、混乱を避けたいので少し待ってほしいという声があっても、コンクリートする前に市としてのしっかり説明することの重要性を解き、正面から説明し、現在の在校生と保護者だけでなく、広く市民の率直な意見を聴く場を設けるべきだと考えます。 

以上、本陳情を採択すべしという立場からの討論とします。