「久米川駅南口のケヤキを残してほしい」という陳情は、委員会では不採択としました。

本日は、まちづくり環境委員会で、「下水道事業建設基金条例の廃止条例」を全会一致で可決し、「久米川駅南口のケヤキの木の保全に関する陳情」は、賛成1(かみまち):反対4(熊木、伊藤、わたなべた、佐藤ま)で不採択としました。

不採択やむなし、という討論を3人(熊木、伊藤、佐藤ま)が行いましたが、いずれも概ね、駅前広場整備検討のプロセスに瑕疵はほぼないと判断したという点では共通でした。

陳情本文はコチラからご覧いただけます⇒ 6陳情5号

陳情者の方は、駅前広場整備の3つの案(A・B・C)いずれでもケヤキの木は残せると書いておられましたが、前回の委員会に出席を求めた担当のまちづくり推進課長による経過と現状の説明では、駅周辺の方々と議論を重ねてワークショップや市民アンケートなどを行って来て選ばれている今の案では、現在のケヤキやトイレがある側がいわゆるロータリーとなり、現ロータリー部分が歩行者空間になる見込みであるため、結果としてケヤキを残すことはかなり難しいとのことでした。

議会としての意思決定は、12月議会最終日での全員による採決を待たねばなりませんが、請願・陳情の「採択or不採択」に法的な強制力はなく、事業を進める市がどこまで議会の意思を反映させるかはわかりません。また議会の意思が「不採択」という結果になった場合も、解決すべき課題がたくさんあることから、直ちにケヤキの木が切られるわけではありません。

しかし、将来的に駅前広場整備計画が固まり、なかなか進捗しない西武新宿線踏切の拡幅のメドも立った際には、今回の委員会での議論が効力を持つことになるとは思いますし、私たち議会は説明責任を求められることになると思います。

以下、私が本日行った討論(意見表明)です。原稿を固めきって臨んではいないので、実際に発言した通りではありませんが、ほぼこのような内容を申し述べたと思います。

【久米川駅南口のケヤキの木の保全に関する陳情への討論】 20241213 まちづくり環境委員会

昨日、改めて久米川駅南口のケヤキの木の前に立ち、いい木だな、残せるなら残せたらいいな、と思いました。久米川駅南の桜通りの時も、東村山駅東口の桜並木の時も、切らずに済むなら切らないでと思いましたが、樹木の劣化が進み、専門家による診断の上でのことから、やむを得ないものだったと思っています。

私が1期目すぐに市民からの声を受けて取り組むことになったのは、本町都営団地内にあり、長い間にわたって市民の憩いの場であった樹齢50年を超える桜並木の伐採問題でした。私は伐採に反対する活動に携わりましたが、結果は天王森公園の中に3本だけ残せたものの、他は全部伐採されました。そこは現在、都営団地が整備され、北側はアイタウンとなり、久米川病院ができている場所です。

今回の陳情にあるケヤキの木が東村山50景に選ばれていることを、最初に共有して駅前広場の議論をスタートさせたのか…という思いは残りますし、多くの人は、目の前にある木は切らないでほしい、自分の目の黒いうちは切らないでほしい、という気持ちになります。

しかし、未来永劫残せるものではなく、それが今なのかどうか、どういう理由や経過なのか、は人によって優先順位も評価も違うので議論になりますし、時に大きな争点にもなります。東村山駅東口の志村けんさんの木だって、議論しなければならない時が必ずやってくるでしょう。

私自身は、極力残そうという立場ではありますが、民主的な議論の末に伐採を決めなければいけない時はあると思います。今回、これまでの久米川駅南口整備の議論に大きな瑕疵はなく、現在のプランに至る経過を考えれば、本陳情は不採択とせざるを得ないと考えます。

最後に、駅はまちの顔です。だからこそ時間と手間をかけて久米川駅南口の再整備も検討してきているわけですが、大事なのは、リスクコミュニケーションの視点だと思います。

緑化を含めた景観の視点からも計画をブラッシュアップし、完成後は次の世代に胸を張って手渡せる駅前整備となるよう、周辺の理解を得るべく丁寧にコミュニケーションを重ねながら進め行っていただきたいと思います。以上、私の討論とします。

明日(5日・木)の一般質問は「監査」と「こども」

12月定例市議会は、明日から3日間、24人の議員が1日8人ずつ一般質問を行います。私は明日の7人目。午後4時…いや5時を過ぎるかな…夕方の出番となります。進行具合は市議会公式Xが伝えてくれますし、私も休憩時間に目安をアップしたいと思います。片道(質問時間だけ)20分で全部やり切れるのか一抹の不安はありますが、答弁を準備いただいている以上しっかり問うて、必要に応じて再質問、再々質問へと進めていくつもりです。

平日の昼間で恐縮ですが、もしもお時間がありましたら傍聴にお出かけください。東村山市議会は、傍聴にお越しになった方にお名前やご住所の記入を求めることはありませんし、機器操作音に気をつけていただければ傍聴席からの撮影や録音も事前申請無しにOKです。もちろんネット配信の視聴も嬉しいです(^^)/

では、長文ですが明日の通告書を以下、全文アップします。

1.時代に相応しい監査への変革を求めて

 自治体の事務執行は住民の選挙によって選ばれた長が担い、これを同じく住民の選挙によって選出された議員により構成される議会がチェックすることが基本であり、自治体における監査制度については、財務事務等の適法性・適正性を確保するため、専門的な見地からチェック機能を果たす極めて重要な役割を担っている。

 本年9月の決算議会において、監査意見書の書きぶりに疑問を抱いたことをきっかけに、当市の監査業務がどのような歩みを経て現在に至り、それは時代に相応しい内実となっているのかどうかを考えることとなった。右肩上がりの時代とは異なり、限られた財源の中でいかに公平、公正、効率的な事務執行が行われ、より高い納得度をもって住民福祉に繋げられているのか、説明責任は十分に果たされているのか等が問われる時代である。現状と課題、今後のあり方を考えたく、以下質問する。

1)監査制度の目的と変遷、当市の現在地について

①昭和39年4月1日に市制施行と同時に現条例が施行されて以降、監査委員の制度上の職務権限はどのような変遷をたどって現在に至っているのか。

②当市の監査委員定数は3であり、うち識見2と議会選出1としている。法定の定数は2であるが、3とした理由は何であったのか。また識見2名は現在いずれも税理士である。その理由と歴代の選任状況、類似団体はどのような状況なのか伺う。

③平成29年の地方自治法改正における監査制度の充実強化について、そのポイントを確認すると共に、当市ではどのような議論が行われ、どう対応されたのか伺う。

2)監査業務の現状について

①現在の当市監査基準、監査計画は、いつ、どのような経過で定められたものか伺う。

②「監査基準について総務大臣が示す指針の策定について(総行行110号・平成31年3月29日)」で監査基準案と共に「実施要領」は当市ではどのようなものか。「リスクの識別、評価及び対応」の中で示されている「事務フロー」や「リスク事案集」の作成も示されているが、当市ではどうしているのか。

③監査基準第8条で定める監査計画では「監査等の種類、対象、時期、実施体制等を定める」としているが、実際には具体的な監査対象に関する記載がないので、市民からはその年に何をするのかがわからない。所沢市と比較の上、理由と改善へ向けた見解を伺いたい。

④監査の種別について改めて説明いただきたい。監査基準、監査計画、市HPを見ると、表記が少しずつ異なっている理由と合わせて伺う。

⑤他の自治体(あきる野市、所沢市、板橋区等)の監査基準や監査計画に見られる「学校監査」「工事監査」「財産監査」「特定項目監査」といった事項は当市には見られない。その理由と、どのように行われているのか伺う。

⑥所管課単位で行われる定期監査の流れを伺う。頻度はどの程度なのか。

⑦決算審査はどのように行われているのか、令和5年度決算を例に改めて流れを伺う。

⑧当市では議会における決算審査に監査委員(主任または議選)が出席していない。その理由を伺うと共に、多摩26市と当市が構成員である一部事務組合議会の状況を伺う。

⑨情報の公開、共有に関する考え方を伺う。結果は複数年掲載すべきと考えるが、いかがか。

⑩当市の監査委員報酬の変遷を確認したい。

3)時代に相応しい監査となるよう充実強化を

①市長に伺う。平成29年の地方自治法改正(法律54号)では内部統制の強化が求められ、「内部統制ガイドライン」には「住民の福祉の増進を図ることを基本とする組織目的が達成されるよう、行政サービスの提供等の事務を執行する主体である長自らが、組織目的の達成を阻害する事務上の要因をリスクとして識別及び評価し、対応策を講じることで、事務の適正な執行を確保すること」とされている。監査業務の充実強化は必須であり、不断の見直しが求められる。望ましい監査、求められる監査とは何か、見解を伺う。

2.秋津地域に開園予定の新規認可保育園について

秋津・青葉地域の保育所待機児解消策として、事業者が公募され、運営予定事業者に株式会社こどもの森が決定、公表されている。秋津町にお住いの方からも場所を問われ、所管に確認した時には「明らかにできない」との返答であった。そこで以下伺う。

①開設場所を明らかにできないとした理由は何か。

②事業者の決定が発信されたが、事業者名、開設場所、定員や施設についての詳細を伺う。

③平成15年3月議会初日の本会議で採択された「14請願35号:待機児童の解消は、保育の質を確保し、多くの関係者の協力が得られる公明正大な方法で行うことを求める請願」とはどのような請願で、何を問うたものであったのか。十分確認の上、お答えいただきたい。

3.厳しい現実に応え得る本気の「こども・若者政策」を

こども基本法、こども大綱を踏まえた「自治体こども計画」策定が今年度を目途に進められている。本件については昨年6月議会における「子ども・子育て会議条例の一部改正」に賛成すると共に、討論において懸念される点を明確に申し述べ、その後の経過を追って来た。去る11月1日には本計画を所掌する「子ども・子育て会議」が開催されて傍聴したが、この日示された計画素案は、既に実施している事業は具体的に記される一方で、当市が従来取り組んでいないこと、取り組めていないことについては殆ど踏み込みが無かった。

せっかくそれぞれの現場で活躍する専門の方たちに委員に就いていただきながら、その力をどこにどれだけ活かせているのか?豊かな議論を行っていただく運営になっていたのか?等の疑問を抱いた。果たして策定の目的や目標が会議体として十分共有されて計画づくりはスタートできたのだろうか?

本計画の重要性を鑑みれば、策定の目的・目標、そのための共通認識・共通理解の重要性、当市が従来得意としていない分野の取り組み方等、今からでもでき得る限りの補正、修正に取り組み、方向性や政策の具体化を行っていただきたい。法が制定された背景にある厳しい現実に真摯に真剣に応え得る計画としていただきたいと切に願い、以下質問する。

①昨年6月議会における条例改正以降の進捗を説明願いたい。

②特に、若者政策についてはこれまで当市には十分な知見がないことから、新たに選任する委員を含めた専門家の意見や力を十分に借りて進めることを提起した。そうなっているのか。

③子ども・子育て会議の委員の方たちからは、現時点でどのような認識、見解が示されているのか。

④「こどもの権利」を計画のいの一番に掲げながら、当事者である子どもや若者からの相談を受け、必要に応じて権利擁護、救済へと繋ぐ公的機関を市の責任で設置することには全く言及していない。対策が人権擁護委員で足りる話でないことは、こども基本法やこども大綱が希求する社会像を踏まえれば明白であり、計画に書き込み設置を目指していただきたい。市長の見解を求める。

⑤真に求められる若者政策についても、児童館の夜間開館拡大という話などではないかことは明らかであろう。当事者に最も身近な自治体として、厳しい状況にある若者たちにどういうメッセージを発信できるか、希望を持てる方向性や施策の可能性を示せるのか、ということが今問われている。今後5年間の当市のこども・若者政策の背骨となる計画である以上、「触れないということは、少なくとも5年間はやらない」という意味になる。様々なハードルからすぐに実現しない施策もあるであろうが、私たち東村山市の大人たちの本気を示す計画となるよう全力を尽くしていただきたい。市長には、計画策定に携わってくださっている方々の声に直接耳を傾け、所管課の背中を押し、当市のすべての子ども・若者が今と未来に希望が持てる計画となるよう号令を掛け直していただきたい。お考えを伺う。

3件の議案を可決~12月議会2日目の報告

件数が多いために2日間に分けた、当初議案の審議。2日目は3件の議案をすべて賛成多数で可決し、先ほど14時20分過ぎに終わりましたので、以下、概略を報告します。

9:30 開会

議案60号 消防団第2・第7分団の消防ポンプ自動車購入

(概要)両団の消防ポンプ車が15年以上経過して買い替えるため。入札に4社が参加し、日本機械工業株式会社が2台合計6,314万円で落札。 ※2,000万円以上は議会の議決が必要。

▷河村防災安全部長から補足説明後、審議に入り、2名が質疑後、討論はなく、草の根市民クラブの2名以外の賛成多数で可決。

議案59号 いきいきプラザ空調設備改修工事の契約変更

(概要)仕様変更に伴う増額と数量変更による減額に伴う契約金額の変更。当初契約金額:3億9,600万➡3億9,188万6千円(411万4千円減)

▷荒井総務部長から補足説明後、審議に入り、7人が質疑後、討論はなく、草の根市民クラブの2名以外の賛成多数で可決。

議案64号 一般会計補正予算(第4号)

(概要)来年1月からの学校給食費無償化に必要な経費や、日野市の樹木事故を受けて緊急調査を行った結果、緊急に剪定や伐採を要する樹木管理の経費等を計上するため。 

▷東村経営政策部長から補足説明後、審議に入り、昼休憩を挟んで9人が質疑後、討論は下沢議員(自民)が賛成討論を行い、反対討論は無し。採決の結果、草の根市民クラブの2名以外の賛成多数で可決。

14:22散会

明日は休会で、明後日(5日)から3日間(6日・9日)は一般質問を予定しています。今回も小町議長以外の24人全員が通告していますので、1日当たり8人×3日ということで、毎日9時半から18時前後まで本会議場での議論が続きます。

私は明後日(5・木)の7番目ですので、16時~17時頃の出番になりそうです。1.時代に相応しい監査への変革を求めて /2.秋津地域に開園予定の新規認可保育園について /3.厳しい現実に応え得る本気の「こども・若者政策」を の3本立てです。いつもにも増して多くの項目を通告してあるので、20分の持ち時間(答弁は別)ですべてやり切れるのかどうか若干不安ですが、私自身の課題意識をしっかり示した上で、日頃は各事業を担い、今回の答弁も用意してくださる市の担当への敬意を忘れぬようにしつつつ、噛み合う議論となるよう、今後に希望の火種を残せるよう、真剣かつ全力で臨みたいと思っています。

インターネット中継を「ながら」で聴いていただけたら嬉しいですし、増してや傍聴に直接足を運んでいただけたりすると天にも昇る心持ちになりますので、ぜひぜひお越しくださいませ~(^^)/

全議員の登場予定は↓コチラ。

①12月5日(木)

鈴木たつお、朝木直子、子安じゅん、木村隆下沢ゆきお、かくたかずほ、佐藤まさたか、白石えつ子

②12月6日(金) 

わたなべたかし、渡辺みのる、浅見みどり、熊木敏己、土方桂、小林美緒、伊藤真一、渡辺英子

③12月9日(月)

石橋光明、村山じゅん子、駒崎高行、横尾たかおかみまち弓子、清水健文、山田たか子、さとう直子

12月議会初日レポート

東村山市議会12月定例市議会の初日は、先ほど17時半過ぎに散会となりました。当初で結論を出さないといけない案件が今回は多いので、続きを明日9時半からの本会議で行います。

今日のメモは以下の通りです。

9:32 開会前の市長による招集挨拶…東京都区市町村会と北京市区との交流事業で第20回代表団の団長として北京市を訪問、交流を行った。株主総会を昨日開催。3~5年度の実施計画を報告して12に分かれて40年後の市の姿についてグループワークを行い、総合評価は3.77点となった。

9:42 開会 / 今議会の会議録署名議員に、かくた、駒崎亮議員を議長が指名

9:43 会期の決定…12月24日までとする。草以外が賛成

9:44 市長所信表明※市HPに既に全文アップされています 細渕前市長逝去/103万円の壁の当市財政への影響/学校給食無償化/各計画の進捗状況(防災・BCP・受援、自殺対策、こども)/商工業振興条例/令和7年度予算編成/SDGs/民間提案制度/ネーミングライツ/公共施設再生(萩山小)/職場のハラスメント対策(無記名アンケートの実施等)/アインペイ/地域ライター養成講座/企業版ふるさと納税/気候市民会議/ごみ焼却施設の今後/石川県のごみ受入れ協力/いきいき元気アップ100事業/公立保育園の給食調理の民間委託化/都の都市計画道路方針/西武線連続立体交差事業/久米川駅南口広場/秋津新秋津周辺まちづくり/新たな公共交通/他)      ※10:40終了

10:43 持ち時間制限の議決…議案数が多いため、通常より延長の提案あり。共産、草の根、立民以外が賛成

10:44 委員会に付託する議案の提案説明(市長)

10:53 報告5号 専決処分「一般会計補正予算3号」…東村部長による補足説明後に審議入り。質疑の後、討論はなく、草の根以外の賛成で承認

11:48 教育長人事の同意を求める議案…市長による補足説明後に審議入り ⇒土方議員のみが質疑し、討論はなく、草の根以外の賛成で同意。

11:53 選任された村木教育長による挨拶…「学校教育はもとより、学校を核とした地域づくりに力を尽くしたい。」

11:54 教育委員人事の同意を求める議案…市長による補足説明:現委員の丹野さんの勇退に伴い、小中学校児童の保護者から並木親代さんを提案。三中PTA会長を務めている。教科書選定運営委員も務めている。審議入り ⇒土方議員、伊藤議員が質疑し、討論はなく、草の根以外の賛成で同意。

昼休憩 / 再開

13:20 児童クラブ指定管理者の指定…大西部長が3議案を一括で提案説明後、審議入り ⇒小林美緒(自民)、駒崎高行(公明)、浅見みどり(共産)、子安じゅん(草の根)、かみまち弓子(立民)、佐藤まさたか、白石えつ子、かくたかづほ各議員が質疑を行う(※内容は長いので別記事にします)。

私が事前に通告した上で行った質疑は以下の14項目です。

  1. 児童クラブ事業に指定管理者制度を導入した目的に照らし、3件の選定の評価をまず伺う。
  2. 野火止第2で指定管理者制度を導入して以来、拡大を重ね、本議案が可決されれば残る直営は8か所だけとなる。改めて伺うが、児童クラブ事業の場合の「民間活力」とは何なのか、「導入」するメリットをわかりやすくお答えいただきたい。民営化を進めて来たことによる成果・効果とは何か。
  3. 民営化により懸念されるがゆえに神経を払っている点があれば伺う。
  4. 支援単位1(45名)の場合、従来の直営の場合と民営化後では、市の財政負担にはどのような効果や影響があるのか。
  5. 次年度から運営者が替わるクラブを利用している児童、保護者には、いつ、どのように説明し、声を聴いて、納得を得てきたのか。これまで重ねて問い、改善を強く求めてきた点なので確認する。
  6. 選定にあたり、「設備及び運営に関する基準を定める条例」、当市独自の「設置運営に関するガイドライン」の内容は事業者募集にどのように活かされ、遵守を求めているのか。
  7. 選定委員会委員の氏名が公表されない法的な根拠を伺う。
  8. 雇用されるスタッフの配置を十分確認しているか。処遇の内容はどうか。
  9. 人員不足が起きるリスクへの認識を伺う。市としてどう対応するのか確認したい。
  10. 指導員の継続雇用を含めて引き継ぎについて確認したい。子どもと保護者の不安や事業スタート後の相談等に市としてはどう向き合い、扱うのか。
  11. 今回初めて、指定管理者が交替する施設が生まれる。同時にこの事業者は当市では初めての受託となる。当市の児童クラブ事業への十分な理解を図るために市としてどう進めていくのか。児童・保護者の個人情報の取り扱いや、事業者同士の引継ぎ作業への市の考えを伺う。
  12. 今後の民営化のスケジュールを改めて確認すると共に、事業者が4つになる中で、市は質の向上のためにどのように事業者とコミュニケーションを図り、成果を上げていくのか。
  13. 各児童クラブに保護者会はあるのか。これまで市の対話の相手であり続けてきた学童保育連絡協議会と事業者はコミュニケーションが取れているか。
  14. 直営を含めて計5者により29クラブが運営されることとなる。定員、欠員、運営者、開所時間等が誰からも一目でわかるように整理、公開いただきたいが、いかがか。

17:15 討論を浅見、小林、子安、駒崎、佐藤、白石の順で行う。

17:30 採決を図り、自民(5人)、公明(6人)、佐藤ま、白石、鈴木、かくた、わたなべ、かみまち(立民)が賛成し、共産(4人)、草の根(2人)、清水(立民)が反対。17対7で可決。

案件が多いので明日に持ち越すことを決めて散会。本日の経過は以上です。

尚、私は持ち時間の9分間のほぼすべてを使って質疑を14項目にわたって行い、残りが35秒になってしまいましたが、以下のように賛成討論を申し述べました。

【佐藤まさたかの賛成討論】 

市として基本方針を公表し、保育の質を守るためにも段階的な切り替えを進めて来たこと、当事者の学保連や保護者も加わって選定が行われていること、負担や混乱解消へ対応を進めていることなどから、次年度の運営がスムーズに始められることを願って議案に賛成をいたします

その上で、事業の民営化は認めつつ、市として責任を果たし続けることを改めて求めます。利用者は通うクラブを原則選べませんので、事業者に独自性を求めるよりも、延長保育や職員処遇を含めた東村山スタンダードを確立、明示して委託事業とした方が、5年毎の引き継ぎ不安解消にも資するのではないでしょうか。エリアごとのまとまりを求めるなら競争させる必要性も感じません。また議論させていただきます。以上です。

AIのチカラに超びっくり!「12月まさたかMTG」報告

明日から始まる12月定例議会を前に、11月25日(月)の告示日に明らかになった市長提案された議案、市民からの陳情、全議員の一般質問など、手持ちの材料をすべてお見せし、ご意見を伺って私自身の質問や質疑や意見に反映させたいと開いた本日の「まさたかミーティング(MTG)」。

午後1時半からの廻田公民館の回に4人、午後4時からの中央公民館に4人、午後8時からのオンラインに4人。皆様、貴重な時間を割いてご参加くださり、本当にありがとうございました!私のSNSやメール便や見て、という方が多いのですが、中には「朝の駅頭でレポートを受け取ったから来てみたよ」というお初の方も2人あり、嬉しい限りです。

今日の説明で使ったスライドを画像で以下アップします。

次に、20時からのZoomによるオンラインでレコーディング(録音)をセットしておいたら、終了後に「AI Companion によるミーティング要約が作成されました」とあり、見てみると…私の説明部分を要約したものが頼んでもいないのに出来上がっていて超ビックリ(@_@)!一部ニュアンスが違うところはあるものの、感覚的には95%以上適切に文字化されているので、ほぼそのまま転載します。

AI Companion によるミーティング要約

12月議会の概要

12月議会の概要を説明しました。議会は12月2日から24日までの会期で、初日は案件が多いために2日間に分けて開催され、まず市長の所信表明が行われます。一般質問は3日間で、議長以外の全議員が行う慣例があります。また、過去の議会で起きた重要な出来事として、2004年9月議会での保育園問題に関する当時の渡部議長の対応と、その後の自民党議長経験者の一般質問に関する慣例の変化について触れています。常任委員会は翌週から始まる予定です。

マイナンバー法の条例改正など

今回の議会で19件の議案が提出されたことを説明しました。主な議案には、マイナンバー法に基づく条例の一部改正、複数の基金条例の廃止、市職員の給与改定、そして公契約条例の新設が含まれています。特に公契約条例については、下請け業者や労働者の適正な処遇を確保するための新しい条例であり、これを重要視しています。ただし、過去に類似の提案が否決されてきた経緯があるため、今回の提案の背景や内容について詳しく確認したいと考えています。

学童保育の指定管理者制度

学童保育の指定管理者制度について以下の点を説明しました。東村山市の29箇所の学童クラブのうち21箇所が指定管理者制度に移行し、4つの民間会社が運営することになる。指定管理者制度の課題として、5年ごとに事業者が変わる可能性があり、子どもたちへの影響を懸念している。学童保育の性質上、民間の創意工夫を求める指定管理者制度になじまない面があると指摘している。エリアごとに一つの事業者に任せる方が合理的だが、現在の選定方法ではそうなっていない。今後の学童保育の運営方法について再検討が必要だと考えている。また、小学校給食費の無償化が1月から始まることも報告しています。中学校では給食(スクールランチ)を選択した生徒のみ無償化の対象となる点も説明しています。

監査業務の改善が必要

一般質問では監査の問題を取り上げる予定です。現在、東村山市には法律上は2人でよいところ3人の監査委員がいますが、識見委員が2人とも税理士である理由を確認したいと考えています。また、決算審査意見書の内容が薄いことに疑問を感じ、他の自治体の事例を調査しました。現在の監査業務のあり方に疑問を呈し、時代に合わせた改革が必要だと考えています。

秋津地区の新たな保育園の問題

2つ目は、秋津地域に計画されている100人規模の認可保育園について、3つ目は子ども・子育て計画に関するものです。特に保育園については、場所や規模に関する懸念があり、地域住民への説明が不十分だと指摘しています。策定が進む「こども計画」については、若者政策や子どもの権利擁護に関する具体的な内容が不足していると指摘し、計画の改善を求めています。

保育園開設の際の情報公開の重要性

秋津地域に新設予定の保育園について以下の点を懸念しています: 1. 保育園の具体的な場所が公表されていないこと。 2. 地元住民への説明や理解を得る過程が不十分な可能性があること。 3. 交通量の多い場所に建設される可能性があり、市が主導する事業であるにもかかわらず、情報公開が不十分であること。 4. 平成14年に起きた保育園問題の教訓が生かされておらず、今回は市が主導しての開設であるためさらに疑義を抱いていること等について、市の対応や情報公開の姿勢を問う予定です。また、なぜ情報を公表できないのか、いつ公表するのかなどを追及する意向を示しています。

懸念される保育園計画の中身

株式会社こどもの森を事業者として決定したこの保育園は、低年齢対象の小規模ではなく、0歳から年長まで100名規模であるため、園庭の確保が重要だと考えており、現在の計画では十分な園庭スペースがない可能性を指摘しました。また、学童保育の指定管理者制度についても議論があり、子どもたちのために継続性や安定性を重視すべきだという意見が出ています。学校連絡協議会は活動を継続する方向で、保護者同士のつながりを大切にしながら新しい形での取り組みを始めているようです。

12月議会は来週月曜日(12月2日)開会。直前情報提供まさたかMTGは12月1日(日)に開きます(^^)/

9月議会閉会後、主権者教育に取り組むNPO法人DAKKO主催の「VotersCafe」への参画、全国議長会研究フォーラム(盛岡)への参加、衆院選に出馬した仲間の応援、鳥取県琴浦町議会の研修講師、理事を務めるNPO法人多摩住民自治研究所主催の「議員の学校」の企画運営、第19回マニフェスト大賞の現場スタッフ、キャリア教育「ハタモク(働く目的)中学@川越市立城南中学校」への参加、大東学園高等学校「三者協議会」の参観…と、外の学びの場に大いに参加しつつ、市や町内の行事、まさたかミーティングの開催、市政レポート作成と配布などを重ね、いただいたご相談事への対応や調査などをしているうち、あっという間に12月議会目前となりました。Facebook、X、Instagramでの報告は欠かさないようにしてきたものの、ブログには全然アップできておりません。ここはなんとかしないと、です。

ということで、市長による招集告示が昨日あり、12月2日(月)から12月定例議会が始まることが正式に決まりました。

市長から提出された議案は次の19件と報告1件。12月議会としてはかなり多めです。このうち9件は当初の本会議で審議して議決を諮る案件ですが、通常の1日間では終わらないと見込まれるため、2日(月)と3日(火)の2日間かけて結論を出す予定です。

また一般質問は今回も小町議長以外の24人全員が通告したため、1日あたり8名×3日間で行うことになります。初日の12月5日(木)は議席番号2番・鈴木たつお議員から9番、6日(金)は10番から17番、9日(月)が18番から25番となり、8番の私は初日の7人目、16時以降の出番となりそうです。最後に全員のタイトルがわかる一覧表を貼っておきます。議案や各議員の一般質問の通告書は、今日夕方には市議会HPにアップされると思います。少しお待ちください。

ということで、これらの詳細をお伝えして意見交換や情報交換ができる場「まさたかMTG(ミーテイング)を、12月1日(日)に時間と場所を替えて3回(会場2回&インライン1回)開きます。

直前で恐縮ですが、ご都合ついたらぜひお出かけ(ご参加)ください。

【定例議会直前!情報提供まさたかミーティング👇】

① 午後まさたか1@廻田公民館 13時半~15時
② 午後まさたか2@中央公民館 16時~17時半
③ 夜まさたか@オンライン 20時~21時半

【市長から提出された議案👇】

・第48号…行政手続における特定の個人を識別する ための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例等の一部改正

・第49号…減債基金条例の廃止条例

・第50号…ふるさと創生基金条例の廃止条例

・第51号…刑法等の一部を改正する法律等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例

・第52号…市職員の給与に関する条例の一部改正

・第53号…公契約条例(新規)

・第54号…寄附金基金条例の廃止条例

・第55号…スポーツ施設条例の一部改正

・第56号…市民スポーツセンター条例の一部改正

・第57号…東村山市下水道事業建設基金条例の廃止条例

・第58号…奨学資金貸付基金条例及び奨学資金貸付条例の廃止条例

・第59号…いきいきプラザ空調設備改修工事請負契約の一部変更★

・第60号…消防団第2・7分団消防ポンプ自動車購入★

・第61号…市立児童館育成室等(秋津児童館育成室・第2青葉分室・第2秋津東分室・秋津分室)の指定管理者の指定★

・第62号…市立児童館育成室等(北山児童館育成室・第2化成分室・第1回田分室・第2回田分室・第3回田分室・北山分室)の指定管理者の指定★

・第63号…市立児童館育成室等(本町児童館育成室・第1久米川分室・久米川東分室・大岱分室)の指定管理者の指定★

・第64号…令和6年度一般会計補正予算(第4号)★

・第65号…教育委員会教育長の任命について同意を求める件★

・第66号…教育委員会委員の任命について同意を求める件★

・報告第5号…専決処分事項(令和6年度一般会計補正予算(第3号)の報告★

【全議員の一般質問通告書(タイトル)一覧表👇】

「市民に開かれた議会」はどこまで進んだのか?

このポスターは、11年前(2013年秋)、東村山市議会が会派を超えた議論を2年半にわたって重ねて議会基本条例をつくり、ようやく案がまとまった段階で3日間開催した市民の皆さんへの報告と意見募集の場を告知するためのものです。

当時は、「自らの支援者ではなく、初めて会う市民に対し、できる限りわかりやすく説明をし、厳しい意見も含めてしっかり耳を傾ける」という経験が殆どの議員に無かったので、かなりの時間をかけて準備をして、参加者の前に緊張感高く居並んだことを思い出します。

条例案に対するご意見を募集するのも、FAXだけでなくネット経由でも初めて行い、市内公共施設に置かせてもらう回収箱を議員みんなで手作りしたり、駅頭にのぼりを立てて記載台を出して書いていただいたり…考え得ることは全部やった気がします。

いたいだいたご意見を踏まえて条例の最終案を確定させ、12月議会で議決し、翌年4月に施行しました。
「市民に開かれた議会へ」も、この時に決めたキャッチフレーズです。
あれから10年半が経ちます。
東村山市議会はどこまで「開かれた議会」になったのでしょう?

議会基本条例の検証を議員間で行った結果を、11月15日発行の市議会だよりに掲載し、ご意見を募集する予定です。
同日から12月6日までの期間、WEBフォーム、FAX、各公共施設のパブリックコメント用BOXで受け付けます。
詳細は、市議会だよりに掲載すると共に、11月15日(金)19時から市民センターで開催する次回の「議会報告会」の場でもご報告&ご説明いたします。
近くなりましたら、またご案内しますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今週末に東村山で2つの映画会

フェイスブックやインスタグラムを開くと、市内の方が企画して手づくりで準備を進めているいろんなイベントが次々に出て来て、いいまちだなぁ~と思うのです。

今週末には、東村山駅西口サンパルネのホールで2つの映画上映会が開かれます。たまたま続いた日程になったようですけど、ご都合ついたら出かけてみませんか?

まず10月5日(土)には「戦雲(いくさふむ)」。公式サイトは★コチラ★

沖縄の今を描いた三上智恵監督のドキュメントで、①10時~12時15分 ②14時30分~16時45分 の2回上映です。事前予約なしで観られそうです。

この映画会は、東村山在住の18歳の若者・浅見流さんが沖縄を訪ね、考え、一人で立ち上げたと聞きます。彼からはこんなメッセージをもらいました。

「今、新しい戦前と言われるほどきな臭い空気が漂っている緊迫した中で僕がするべきことは何かと3か月半ほど辺野古に滞在し辿り着いた一つの試みです。応援してもらえると励みになります。」

翌日10月6日(日)は、「こころの通訳者たち」。公式サイトは★コチラ★

ソーシャルワークセンターつむぎ」を立ち上げて様々な場をつくっておられる外山愛さんが中心に企画されている映画会です。

①10時~12時 ②14時~16時 の2回上映で、申込みは★コチラ★です。

ユニバーサルシアターチュプキ代表の平塚千穂子さんによるワークショップと舞台挨拶ありの豪華企画。子どもと観られるキッズルーム、絵本屋さんの書籍販売や、喫茶コーナーもあるそうです。

ルールを守る自民党?

10月を迎えて今年も残すところ3か月。国政では本日午後、臨時国会が開かれ、石破茂氏が新たな総理に選出され、夜には新たな政権が発足し…間を置かずに総選挙が行われることになりそうです。そんな日なので、たまには国政について書いておこうかと。

今、お昼のNHKニュースで新たな内閣の顔ぶれを報じていますが、まだ首班指名も終わっていない段階でこんなに確定的な報道がされたことは、これまであったでしょうか。昨日は首相になっていない段階での日程を明示しての解散予告。いずれも石破さんが繰り返してきた「ルール」に照らしてどうなんでしょうか?

実質的には決まっているのはわかりますが、そこはちゃんとやった方がいいのではないか?あの安倍さんでもやらなかったんじゃないの?国会軽視も極まれりだよな…などと思いつつ観ています。

政治とカネであれだけの不祥事を起こした自民党なので、今回は自ら下野し、真の再生を図った上で政権を再び担うべきだと考えてきましたが、裏金議員に臆面もなく担がれた高市早苗氏ではなく、総裁選戦以前から党内にありながら自党を厳しく律する発言を繰り返していた石破茂氏がトップに立ったことで、若干の期待をした面がある…というのが私の正直なところです。

しかし…です。速やかな解散総選挙を掲げた他候補にあれだけ批判的な見解を示しながら、総裁に就任したら同じことを言い出すということは、石破さんが評価されていた誠実さや愚直さとは対極の選択に思えます。少なくとも「自民党を丸ごと好きにはならないし、安倍政権以降の強弁と詭弁と隠ぺいの政治には強い憤りを覚えているけれど、昔も今もまともで優秀な人たちもいるから自民党だからといって全部NGなわけではない」と考えているような私も含む一定数の人たちの支持は失うことになるでしょうし、前言を翻してでも踏み込むよぼどの事情があるということなのでしょう。

裏金問題の当事者なのにのうのうと党内に残っている議員たちには一度退場してもらうのが来たる選挙の最低限の意義なので、野党共倒れで敵に塩を送るようなことだけは避けてほしいと思います。

それにしても、今の能登地方の自治体で選挙なんてできるんでしょうか?補正予算を一日も早く成立させて速やかな復旧、復興を図るべき時に思えてなりません。

【速報】9月議会の賛否一覧(詳細)

8月27日から続いた東村山市議会9月定例議会は、先ほど18時20分過ぎに閉会となりました。

いつものように今議会で結論を出した全案件に対する全議員の賛否一覧を作成しましたので速報としてアップします。とにもかくにも皆様おつかれさまでした。

私自身は、市長提出議案12件のうち「国民健康保険条例等の一部改正」に反対し、他は賛成。陳情は3件とも採択(賛成)を主張しました。議員提出議案となった「東村山市役所からパワーハラスメントを根絶することを求める決議」は、全議員の賛成で可決されました。

決議の全文は以下の通りです。

【議員提出議案3号 東村山市役所からパワーハラスメントを根絶することを求める決議】

東村山市役所では、2016(平成28)年に職員による部下へのパワーハラスメントが発覚し、新聞各紙でも報道されるなど、市民に大きな衝撃と不安を与える結果となった。市長はその際、議会の答弁において再発防止策の実行を約束したが、現状は職員の研修受講等にとどまり、パワーハラスメント被害者を救済するための有効な対策が講じられているとは言い難い。

パワーハラスメントを根絶するための有効な対策として、まずは実態把握のための無記名アンケート等の実施、また、被害者が被害を訴え出ることができる外部の第三者機関窓口や調査機関の設置も視野に入れ、職員誰もがパワーハラスメントに苦しむことのないシステムを早急に構築していただきたい。

東村山市役所が職員の人権がしっかり守られた職場環境となるよう、市長に強く求める。 東村山市議会は、パワーハラスメントが職員の生命に関わる事態を引き起こしかねない重大な人権侵害であると認識し、あらゆる策を講じて防止に努めるべきと考え、以上決議する。

令和6年9月27日  東京都東村山市議会

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また、「国民健康保険条例等の一部改正」の厚生委員長報告に質疑の上で反対討論を行い、議会運営委員長報告の陳情には敢えて賛成討論を行いました。

以下、その全文を掲載します。

【市長提出議案36号「国民健康保険条例等の一部改正」に対する反対討論】

これまで、マイナンバーカード関係の議案がいくつかありましたが、問題点を指摘しつつも、将来に向けてそもそもの必要性については認める立場から、注文をつけつつ賛成をしてまいりました。

しかし本件については、反対をいたします。理由は極めて不正直で不誠実なプロセスで進めてきた政府に対する怒りを一度はしっかり表明すべきと考えるからであり、不完全な法を押し付けられる基礎自治体である東村山市もまた被害者だと考えています。

ゆえに、本条例を可決させないと違法状態になるとする執行部の説明には納得していますし、それを理由に賛成する、とする政権与党を担う政党の方たちの立場も理解をいたします。

マイナンバーカードの取得は、委員会の反対討論で白石議員がおっしゃっていたように、また事実としても、申請主義であり、任意です。任意である以上は被保険者に不利益は生じない、と政府は重ねて説明してきましたが、紙の健康保険証は廃止となります。

一つの事例ですが、遠方の介護施設に親御さんを預けておられる方から、紙の保険証だから現物やコピーを施設に預けていたが、多くの情報が入ったマイナンバーカードを預けることには様々な面で危惧があり、本当に困っているという声をいただきました。資格確認証が発行されることをもって不利益を生じさせないという意見もありましたが、資格確認書が未来永劫発行される保証は全くありません。

私たちは国が決めたものならば、どんな悪法でも唯々諾々と可決しなければならないのでしょうか。数に頼んで成立させた与党の幹部たちから、今頃になって「見直し」だ「延期」だと発言が相次いでいることは、少なくともプロセスの杜撰さを自ら認めるものであり、お粗末というほかありませんし、紙の保険証廃止を決定した政策形成過程の記録が存在しないという報道を目にするに至っては、まあこんなことばかりのここ数年なので驚かなくなりましたが…仮に本条例が不成立になっても、その責任は政府自身が負うべきものだと申し上げたいほど、本当に酷いものだと思います。地方自治を愚弄、否定するような政策決定を続けてきた現政権には、猛省を求めたいと思います。

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【6陳情7号 議会に支障のない範囲で議場を自習室として一般開放することに関する陳情】

本陳情は、「近い将来に選挙権を持つ中高生らに行政や議会への関心を高めてもらうこと」と「議場の有効利用を図る」という二つの目的のために、手段として「議場を自習室として一般開放する」ことを特定した上で、「検討する」ことを求めておられます。

この2つの目的は、様々なアプローチによって実現が図られるべき課題であり、私たち議会も、その前進や解決のために先頭に立って責任を果たすべき存在であるというのが私の考えです。

その上で、目的達成のため「議場を自習室に」という手段については、委員会における反対討論を聞いて納得する点も多く、先ほどまで結論を悩みました。

しかし、反対討論をまとめようとすると、「できない理由」を並べることになりました。ひょっとすると陳情者は、兵庫県西脇市議会がこの夏実施した「議会の会議室を学習スペースとして開放します」という取組みに触発されたのかもしれない…と思い、西脇市議会の元議長にご連絡をしてやり取りをしてみました。西脇市議会は子ども・若者との対話の場を積極的に設けており、高校生議会なども開催されており、殆ど何もできてない私たちとは違うステージにあるとは思いましたし、本陳情も疑問は多少残るけれど、国を挙げて子ども真ん中社会を進めることになっている中で、東村山市議会としてもそれを目指し、どうしたらできるのか、を考えるべき提案であると判断するに至りました。

委員会段階で賛成が無かったというご報告でしたので、本件は不採択になることと思いますが、あえて火種を残したいと考え、採択しませんか、という賛成の意見を表明し、討論とします。

5年度決算を認定としました【一般会計決算への討論全文】

昨日閉会した決算特別委員会。全委員の賛否結果一覧は終了直後にアップしましたので、ご確認ください。

私自身は、一般会計と、3つの特別会計(国民健康保険事業、介護保険事業、後期高齢者医療)、下水道会計に対して、認定することに賛成としました。

尚、予算は「可決or否決」ですが、決算は「認定or不認定」という用語を使います。予算は否決されたら再び提案する(いわゆる出し直し)ことになりますが、決算は既に確定したことに対する賛否なので、仮に不認定となったとしても結果が覆るわけではありません。しかし、一年間の予算と事業執行の結果に議会からNOを突き付けられることは重いことなので、地方自治法233条7項では「決算の不認定を踏まえて必要な措置を講じたときは、速やかにその内容を議会に報告するとともに公表しなければならない」と定めています。

東村山市議会で決算が不認定になったことは私が直接承知している21年間では一度もありません。

それでは、一般会計決算に対する私の賛成討論を以下全文アップします。残り持ち時間が1分43秒だったため、初稿から大いに削ぎ取った内容となっています。

適切に予算を見込み、予定した事務事業を適正に執行し、結果として市民福祉向上に資するものであったと認め、認定とします。

市税徴収率はほぼ見込み通りであり、精励した結果であること、不用額の主因はコロナ等に伴う繰越明許費と理解します。実質単年度収支、実質的な財政収支には危惧もありますが、基金取り崩しも当初予算の審議時に示されており、使うべき時に使うための基金を備えておいた結果の決算と判断します。

一方、5年度決算の特徴から「中長期財政見通し」を読み返すと、投資的経費や人件費が想定以上に膨らむ可能性を感じます。5年度構成比が11.1%であった物件費は12年度で22.5%を見込んでいます。加速度的に民営化を進めることが前提になってますが、論点は残っています。特に、現段階においては図書館、そして公民館です。民営化の本質的な議論はこれまでありません。

学校を核とした公共施設の複合化自体は、公共サービスの持続可能性という不可避の課題に照らして妥当と考えています。しかし、神も悪魔も細部に宿ると言います。直営に戻す自治体も生まれています。私自身は社会教育部門の民営化に反対ですが、指定管理者等の導入を考えているのであれば、十分な情報を共有した上で、市民的な幅広い議論がどうしても不可欠です。

萩山小学校の再生が民間主体だから…と答弁がありましたが、学校は民営化されるわけではありません。当然、民間任せには功罪あり、図書館協議会や公運審、社会教育の専門家を入れた場で時間をかけた議論を強く求めます。専門職として公務員が担って来た価値に自信を持って、もっと深い議論を行っていただきたい。小学校給食の自校方式も真にやむを得ない場合を除いて維持、更新すべきと私は考えています。以上、討論とします。

【速報】決算に対する賛否一覧

決算特別委員会は「令和5年度決算」に関する5日間の審査を終え、16時前に閉会しました。傍聴してくださった方、どうもありがとうございました。

ということで、本日の賛否一覧表をアップします。委員ではなかった議員や、体調不良で欠席せざるを得なかった議員も含め、27日(金)の最終日の本会議で改めて全員で採決をはかります。

①一般会計

◎認定に賛成14…自民5(小林、熊木、土方、下沢、木村)、公明3(伊藤、駒崎、横尾)、立憲1(かみまち)、会派に属さない議員5(白石、鈴木、かくた、わたなべ、佐藤ま)

✖認定に反対7…共産4(渡辺、さとう直、浅見、山田)、草の根2(朝木、子安)、立憲1(清水)

②国民健康保険事業特別会計 & ③介護保険事業特別会計

◎認定に賛成11…自民5(小林、熊木、土方、下沢、木村)、公明3(伊藤、駒崎、横尾)、会派に属さない議員3(かくた、わたなべ、佐藤ま)

✖認定に反対8…共産4(渡辺、さとう直、浅見、山田)、草の根2(朝木、子安)、立憲2(かみまち、清水)

▲欠席2…会派に属さない議員(白石、鈴木)

④後期高齢者医療特別会計

◎認定に賛成13…自民5(小林、熊木、土方、下沢、木村)、公明3(伊藤、駒崎、横尾)、立憲2(かみまち、清水)、会派に属さない議員3(かくた、わたなべ、佐藤ま)

✖認定に反対6…共産4(渡辺、さとう直、浅見、山田)、草の根2(朝木、子安)

▲欠席2…会派に属さない議員(白石、鈴木)

⑤下水道会計

◎認定に賛成17…自民5(小林、熊木、土方、下沢、木村)、共産4(渡辺、さとう直、浅見、山田)、公明3(伊藤、駒崎、横尾)、立憲2(かみまち、清水)、会派に属さない議員3(かくた、わたなべ、佐藤ま)

✖認定に反対2…草の根2(朝木、子安)

▲欠席2…会派に属さない議員(白石、鈴木)

9月議会初日の報告(^^)/

9月定例議会の初日は、読み通りに12時半前に散会となりました。

以下、メモです。

9:31 開会前の市長招集挨拶…台風10号接近/市制施行60周年巡回ラジオ体操 1,300人参加。30年ぶり。2年越しの誘致活動が実った。関係者に感謝/パラリンピックトライアスロンに市内在住の米岡選手が出場する。9月2日(月)15時15分スタート/議案を8件送付した

9:39 開会

・議長と議員の権利・義務の確認 (東村山市議会くらいしか議決を取っている議会はないと思います) ⇒ 共産、民主、草の根が✖

・会議録署名議員 ⇒ 木村隆、わたなべたかし両議員を議長が指名

・会期の決定…9月27日までの32日間とする ⇒ 草の根以外の賛成で決定

9:41 市長による所信表明 ※終了後、市HPに全文アップされています

・所信表明に先立ち、世帯数に誤りがあったことが判明したことに報告とお詫びしたい。8月上旬に他部署からの連絡で平成24年8月~令和6年8月に誤った世帯数を掲載してきたことが判明。平成24年7月施行の住民基本台帳法改正により、外国人市民の混合世帯数が把握できるようになったが、認識に誤りがあり、集計の際に総世帯数に混合世帯分を重複カウントしていた。補助金や契約などへの影響はなく、市民生活に直接的影響ないことを確認した。5年度決算書と付属資料には正しい数字が掲載してある。既に発行した分は訂正困難なので正誤表で対応したい。影響ないとはいえ誤カウントは事務執行への信頼失う深刻な問題と受け止めている。誠に申し訳なく心よりお詫びしたい。

・コロナワクチン定期接種…3月末で終了した。65歳以上と61~64歳のリスク者に定期接種へ。

・決算概要と今後の財政運営…決算額は歳入1.6%、歳出1.3%増で過去2番目規模。実質収支は24億7,994万円。行財政改革で市有財産買収、借地施設の返還等による歳出対策で12億円の効果額。財政調整基金の比率は標準財政規模の10%以上を維持できた。健全化判断比率は4つすべて適正範囲。将来負担も改善したが、財政硬直化が進行し、基金は積むより取り崩しが上回った。従来の手法では財政確保が難しい。6年度は企業版ふるさと納税やネーミングライツ等の新たな施策進め、7年度に反映。7年度は1件査定から部別への枠配分予算を導入して限られた範囲で裁量でやれるよう。持続可能な財政基盤へ全庁一丸で取り組む。

・市税収納率…一般会計98.4% 前年度比0.1%減、国保税1.8%ポイント減で多摩平均より4.9ポイント下回った。

・新たな歳入確保…市民スポーツセンターへのネーミングライツ導入。指定管理者と個別協議し、パートナーに東京アスレチッククラブ決定。8月2日に協定、TAC東村山。年額200万円。9月から使用していく。他の施設への導入も進める。

・企業版ふるさと納税…推進PTの取組みで複数の寄付。人材派遣型を企業から提案され、受け入れたい。任用するための調整進めている。オープンイノベーションの経験深めたい。

・健康広場の借地返還。昭和56年から無料で借用してきた。買い入れの申し入れあったが購入困難と判断し、7年3月末で返還する。解体撤去費用は最終日の補正予算2号で提出する。利用者には丁寧に説明する。

・市政60周年事業…こども若者未来会議を8月3日に開催した。小学5年から29歳まで31名。今後の参考にさせてもらいたい。9月7日には未来のまちづくりシンポジウムを予定している。

・公共施設再生は萩山小学校の発注準備を進めている。化成小学校はコンクリート劣化調査を開始した。リニューアル工事進めていく。

・職員の服装実証実験…自主研修グループからの提案あり、就活生にも選ばれるまちにしていくため、笑顔の接客に留意しながら、服装規定のフリー化。12月27日までトライアル期間。アンケートなども行う。

・公契約条例の制定…委託や指定管理の適正履行、品質担保は課題。条例案制定の検討進めている。労働関係法令の遵守、質の担保されると考えている。9月26日からパブコメ、12月に条例案提出準備している。

・スポセン駐車場の管理運営の見直し…車両の動線や有料化検討は6月に申し上げた。近隣商業施設オープンで渋滞加速懸念されるので、10月から鷹の道を入口、桜通りは出口。9月補正で提出。7年4月目途に有料化したいと考えている。考え方(案)を取りまとめ、8月30日からパブコメ。

・商工振興条例…4年3月の商工業振興基本方針。大手も含めた新条例の制定を目指す。

・総合防災訓練…9月第1土曜日を東村山防災の日と定め、小中22校一斉に午前は防災に関する事業、午後は共同訓練を実施する。

・認可保育所プロポ結果…公募型ポプロポに4事業者応募。選定委員会審査で「(株)子どもの森」を選定した。

・児童クラブ待機児童…5月1日現在138名。昨年度の46名から92名増となった。年度当初申し込みが急増、一部地域に集中、上限数を上回る申し込みが多くのクラブで。9月1日時点には0名となる見込み。新たな居場所として放課後こども教室や、ランドセル来館事業の拡大で受け入れ態勢の充実に取り組む。秋津、北山、本町エリアにおいて8月7日まで公募し、3つのエリアで3つの事業者から応募あった。10月の選定委員会で事業者選定、7年度のさらなる機能強化に取り組む。

・こども計画の進捗…策定に向けて子ども若者の意見聴く機会。担当者会議を立ち上げ情報共有と案の検討、整合等、庁内連携体制強化。8月の会議で骨子案審議してもらい、今後具体的なこと書き込んでいる。権利の主体として成長し、幸せな未来を切り開く東村山を。

・ごみ広域処理の協議…7月1日に柳泉園組合で協議設置要綱。7月19日に第1回協議会開催。野崎副市長を中心に説明を尽くし、理解いただき、よりよい結果が得られるよう進める。

・使用済み小型家電の回収…3年度以降、混入による火災が数件発生している。希少金属活用のために公共施設拠点回収してきたが、混入防げないので、有害物として戸別収集することにした。拠点回収ボックスは10月末で撤去する。

・新秋津駅前の喫煙所の設置…8月1日開設に向けて7月1日から工事開始したが、面する所有者から急きょ中止要請があり、2日に中断。南側歩道上への設置を断念し、北側歩道上への設置へ向けて再調整してきた。全ての理解を得たところだが、後日やはり反対意向が示された。設置は白紙に戻さざるを得ないと判断した。議会に関係予算認めてもらいながら誠に申し訳ない。今後は改めて可能な場所を見定めていく。調達済み資材は秋水園内に保管して活用する。

・東村山駅周辺のまちづくり…連続立体交差の工事は進捗している 用地は9割以上取得しているが、理解得られるよう努力していると聞いている。収用に向けた手続き進められている。新宿線下り線の切り替え時期が7年度上期と伝えられたが、正式な時期がわかったら速やかに報告する。

・久米川駅周辺まちづくり…南側駅前広場再整備基本計画検討会での3案の説明、意見募集のために5月にWS開催。7月には勉強会。

・都市計画道路の整備…3.4.5号線は収用法手続き進めてきた。1月18日に委員会審議、6月27日に裁決された。取得手続き進めており、早期開通へ鋭意取り組んでいく。

・東村山らしい風景づくり…庁内PTでシンポを10月12日にサンパルネで開催する。

・公共下水道の不正使用の過料処分…3月議会で明らかにしたが、支払いを免れていた使用料は分納されて完納に至った。6月に科料分納命令。補正2号で計上する。

・中学校全員給食の公募プロポ…8年度2学期開始へ6月にプロポ実施し、ハーベストネクスト(株)を優先交渉権者に決定。基本協定締結、調印。青葉町に施設建設し、衛生管理、アレルギー対応、配送運搬等への提案もらった。詳細協議進めて8月末までに契約締結目指している。PPPの中でもCRE活用方式で効果的、スピーディーに進めている。事業期間は20年間。当市初の大型事業なので適宜進捗を伝えていく。食缶方式で温かい給食提供へ大きな一歩。

・学校教育ネットワークサーバーの再構築して8月19日に稼働した。2in1も可能に。セキュリティ面も強化。

・議案8件送付した。ご理解を。             ※10:35終了

10:37 発言時間制限…共産党と草の根が反対

10:39 固定資産評価審査委員…野崎隆行氏の続投を賛成多数で同意。草の根が反対。

10:41 教育委員会委員の選任

市長)小関禮子さんが学校教育現場での豊富な経験で3期12年務めてくださったことに感謝。新たに提案する郡さんは昭和61年に東久留米市でキャリアスタートし、中野区、新宿区、三鷹市などで校長歴任。令和5年4月からは帝京平成大学で学生指導。学校現場に加えて性教育については第一線で活躍。教育課題の解決に向けて大きな期待が持てると判断した。

横尾)当市在住在勤経験者ではないが?

市長)選任した経過は、村木教育長から推薦もらった。前任が女性なのでできれば女性を…と考えたが、市内在住在勤で受けてもらえる人が見当たらなかったようで、素晴らしい実績をお持ちの郡さんを紹介され、一度面談をした。学識と識見の方と判断した。隣の東久留米在住や多摩地域での経験も豊富なので、多摩地域の教育事情をある程度把握している方と承知している。

横尾)性教育の専門家。期待は?

市長)もともとは保健体育の先生。都研究会の会長や手引き策定にも携わった経験も。新宿区のハンドブック策定にも。包括的な性教育にも優れた見識を持っている。講演などにも携わっていただきたと期待。

子安)市長に推薦した経過を

村木教育長)小関さんの後任、相当時間をかけて人選した。ジェンダーバランスを考えて女性を選びたかった。また、できるだけ在住の方を、と。何人かに打診したがお断りされた。社会教育関係の課題もあるので、大学の先生にもあたったが、体調面や重責を理由に断られ、苦慮する中で、大学院の先輩や校長職の後輩の中で、市の課題に対応でき、近いところに住んでいる方として郡氏を推薦した。快く受けてくださった。

子安)何月頃に話を持って行ったのか?

村木)年度が明けてから。

子安)市長面談はいつ?

市長)7月下旬か今月頭

子安)社会教育の課題という話しがあったが具体的には?

村木)4人の委員の専門性を見た時に学校経験者3人、その後大学で。保護者枠で1人なので、社会教育に精通した方がいるといいと思っていた。

子安)教育の政治的中立性への市長の考えは。

市長)教育行政への微に入り細に入りというのは自分自身も避けているつもり。方向性に食い違いがあってはいけないと思うが、中立性は担保されている。

佐藤まさたか)多様性の時代に、学校でもようやく対応がされてきている。性教育の第一人者を、という提案は前向きに受け止めている。その上で、教育課題の解決という話が市長からあったが、具体的に課題とは?

市長)長年、都教委の現場しつつ性教育に取り組んできたことは極めて高く評価している。コチラからオーダーしたわけではないが、議会からも多々意見もらって来たので、性教育は人権教育だと認識していており、肝になると考えているし、郡さんに出会えたことはラッキーだと受け止めている。都の手引き策定にも2回携わっておられる。98年版と最新版。我が国の性教育をめぐっては98年版は先進性があったと言われるが、七生養護学校へのバッシングもあり、内向きの状況になった。最新版の意味は大きい。

白石、かみまち両議員も質疑。 

11:22 郡吉範さんの選任を、草の根以外の賛成多数で同意。

11:23 議案36号「国保条例等の一部改正」提案説明 ⇒ 厚生委員会へ付託

11:25 議案37号~41号 5年度決算の提案説明

11:35 決算特別委員会の設置と正副委員長選任

11:50 特別委員長選挙結果 ⇒ ◎石橋光明13票/かみまち9票

12:00 副委員長選挙結果 ⇒ ◎木村隆13票/浅見みどり9票

12:20 散会

9月定例議会、明日スタート!

今日も昼間は暑かったですね💦珍しくアイスを買って目の奥の痛みと闘いながら美味しく食べました。
でも夕方からの風は秋の匂いが強くなってきました。もう少しの辛抱かなぁ。

昨日の定例議会直前まさたかミーティングには、午前中の廻田公民館に7人(うち廻田町の方5人、初めての方2人)、午後の市民センターにいつも来てくださる方が5人、夜のオンラインもご家族での旅行先から1人の方がご参加くださいました。

冒頭、「今日はこんなことを訊きたくて来た、こんな話をしたくて来た」という点を出していただいてから、「どうなる?9月議会」として私からの情報提供をしつつ、随時ご質問やご意見を受けたり、そこから話があれこれ膨らんで…予定の90分をだいぶ超えて約2時間、たっぷりと情報&意見交換をさせていただくことができました。暑い中、また貴重なお時間を割いてくださり、どうもありがとうございました。自分の一般質問や決算委員会での質疑に反映できそうなご意見やご指摘、今後掘り下げたい課題などをいくつもいただきました。感謝です!

昨日見ていただいたスライドを最後にいくつかアップします。

さて、東村山市議会は明日(27日・火)から9月定例議会です。会期は9月27日までの予定。
市長から提出された議案は8件で、うち5件は昨年度の決算、1件は条例改正、2件は人事議案です。
新たな陳情は2件。

明日は9時半に開会して会期や会議録署名議員等を決めたら、市長から所信表明が小一時間あり、人事議案を2件審議&議決し、決算特別委員会の設置と正副委員長選出…という流れだと思います。

人事議案2件のうち、固定資産評価審査委員は3人のうち1人の方が任期を迎え、続投の提案です。
教育委員会委員は、長く務められた元小学校長の小関禮子さんが退任され、新たに同じく学校教育畑から郡吉範さんという方が提案されました。
添付されている略歴を拝見すると、都内小中学校の校長先生を務めて来られ、今春まで新宿区中学校校長会の会長を務められた方。また、性教育をご専門にされて来られていて、少し検索すると現在のお立場や、携わってこられた研究、共著などの情報に行き当たります。
当市の学校現場や教育委員会の在籍歴はないようですが、学校現場でもようやく多様性への対応が進みつつある中、おそらく村木教育長の提案を踏まえて市長として任命を決めたのだろうと推察しています。明日はそのあたりを質疑することになりそうです。

案件が少ないので珍しく昼前後には終わるかもしれません。

9月議会の案件が出揃いました

本日、渡部尚市長名で招集告示があり、8月27日(火)に9月定例市議会が開会することが正式なものとなりました。会期は初日の本会議でいの一番に議決しますが、9月27日(金)までとなる見込みです。

▶市長から提出された議案は8件で、うち条例改正が1件、令和5年度決算関係が5件、議会同意を必要とする人事が2件です。36号は厚生委員会へ、37号から41号は初日に設置される決算特別委員会へ付託されて審査される予定で、42号と43号は初日の本会議で審議して結論を出します。

36号国民健康保険条例等の一部改正
・行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部改正(5年法律第48号)のうち、被保険者証の廃止に関する規定等が6年12月2日に施行となることに伴い、国民健康保険条例、休日準夜応急診療所の管理及び運営に関する条例、印鑑条例において、所要の改正を行うため、本案を提出するもの。
37号令和5年度 一般会計歳入歳出決算の認定
・一般会計の令和5年度歳入歳出決算の認定を求めるもの。
38号令和5年度 国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定
・国民健康保険事業特別会計の令和5年度歳入歳出決算の認定を求めるもの。
39号令和5年度 後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定
・後期高齢者医療特別会計の令和5年度歳入歳出決算の認定を求めるもの。
40号令和5年度 介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定
・介護保険事業特別会計の令和5年度歳入歳出決算の認定を求めるもの。
41号令和5年度 下水道事業会計決算の認定
・下水道事業会計の令和5年度決算の認定を求めるもの。
第42号固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件
・当該委員3名のうち1名の任期が令和6年9月9日で満了となることに伴い、これを選任することについて同意を求めるもの。
43号教育委員会委員の任命について同意を求める件
・東村山市教育委員会委員1名の任期が令和6年10月1日で満了となることに伴い、これを任命することについて同意を求めるもの。

▶市民から提出された請願・陳情は次の2件です。

6陳情6号:「現行の健康保険証を残してください」マイナ保険証と現行の健康保険証の両立を求める陳情

6陳情7号:議会に支障のない範囲で議場を自習室として一般開放することに関する陳情

6号は厚生委員会へ、7号は議会運営委員会へ付託されて審査される予定です。

▶一般質問は今回も議長以外の24名全員が通告書を提出しましたので、1日8人ずつ3日間かけて行うことになります。9月と3月は議席番号の大きい順なので、8番の私は3日目(9月2日・月)の2人目の見込です。

私が今回取り上げるのは、「今求められる人事政策とは」「生きることへの支援~実効性ある自殺対策を」の2題です。通告内容は別記事でアップします。

24名の通告書は、★コチラのページ★からすべてご覧いただけます。

一覧表は画像で貼っておきます。

ということで、これらの内容をすべてお見せして情報共有を図り、ご意見をいただくための「9月議会直前まさたかミーティング」を今度の日曜日(8月25日)に、朝(廻田公民館)、午後(市民センター)、夜(Zoomオンライン)の3回開きます。

2つの会場へは直接お越しください。Zoomの入口も公開していますので事前申し込みの必要はありません。ご参加お待ちしています(^^)/