さあ、学童保育の「質」の話をしよう!(その1)

三多摩連協さんが、議員向けのオンライン学習会を開いてくださるとのこと。

いただいた呼びかけ文にはこうあります。「お聞きします。みなさんの自治体の学童保育は、子どもたちに寄り添ったものになっていますか?保護者など市民の声を十分に検討・反映した事業計画はつくられていますか?わたしたちは、学童保育の課題を改善し、より発展させていくために、保育実践の現場の声、制度等の課題を把握することが急務と考え、オンライン学習会を企画いたしました。」

保育所と違ってほぼ自治体任せで法的な縛りは何もない状態だった学童保育について、国は数年前にようやく運営の基準や指針を設け、それを受けて自治体も条例をつくって量と共に質の確保に遅ればせながら取り組んできました。

これは全国の親御さんたちと指導員さんたちの長年のご尽力によるところが大変大きいわけですが、自治体による格差は依然として大きいですし、今だいじょうぶだから今後もOK…とは言えないと感じています。

だからこそ、私たち議員が学び合うことで、それぞれの自治体の子どもたちにとっての最善の利益を追求することが大切であり、まさに時宜に叶った企画だと思います。

東村山市では、私が議会に入った2003年以降では、希望する児童の急増によってあちこちで大型化(詰め込み状態)が続いた時期、それを解消しようと同じ小学校区域に第2学童を一斉に設置した時期、国が突然6年生までの受入れを決めたことで対応に追われた時期、そして残る待機児の状況に対応するために4つの小学校内に公設民営(指定管理者)の施設を整備した昨年度…と様々な変遷がありました。

渡部市長は昨年12月議会での所信表明の中で次のように述べられています。

「4つの児童クラブの整備を始め、 児童の受け入れに必要な確保の方策を講じてきた成果として、 当市における待機児童は概ね解消されたところであり、児童クラブ総体としては在籍児童数を大きく上回る受け入れ枠を確保していることに鑑みますと、私としましては、現状のニーズに対応しうる 環境が量的にはほぼ整ってきたのではないかと考えているところでございます。今後は、待機児童等の状況の推移を注視しつつ、個別の施設の状況を踏まえたより良い運営のあり方を検討しながら、児童クラブにおけるサービスの質の維持向上に努めてまいります。」

私もほぼ同様の認識であり、「質」の話をすべき時期が来た、ということを歓迎したいと考えています。

大事なご意見、ありがとうございました!

昨日の「朝まさたか@廻田公民館」にはリアルで4人、今日の「朝まさたか@市民センター」にはリアルで4人、オンラインで1人、夕方の開催だった「午後まさたか@サンパルネ」にはリアルで6人、オンラインで3人の方がご参加くださいました。

スパッと答えられることもそうでないこともあり、問題によっては私よりもずっと詳しくご存知の方もあり、今回も脳みそぐるぐるさせながら、終わってみれば宿題をたくさんいただきました。教員をしている旧友がサプライズで那智勝浦からオンライン参加してくれたりして。皆さま、どうもありがとうございました。

2日間3回の場で出された質問や意見は…

・ワクチン接種はどう進められるのか。

・緊急事態宣言で公共施設はどうなるのか。

・議会内の対立や相互批判ばかり伝わってくるのはどうしてなのか。

・小中学生にタブレットが配られたが、どう活用されるのか。内容は大丈夫なのか。

・コロナ対策は科学的根拠に基づいて進めてほしい。

・国も都も政策の押し付けばかり。納得できる説明をしてほしい。

・飲食に加えて集まってもいけないという空気はおかしい。

・子どもたちが格闘し、苦しんでいる。マスク、自粛、のリスクの方が大きいのではないか。気持ちが落ちる、とこぼす子。大学生や若者を悪者にしているが、心が死んでしまうのではないか。

・市として説明を尽くし、意見を聴き続ける姿勢が大事。議会も同じだと思うのでしっかりやってほしい。

・市報ワクチン臨時号を読んで、市は他自治体の事例などにも学んですごく考えたなと思った。整理を掛けて対応していると感じる。

・総合計画のSDGsは聞こえはいいが玉虫色に見える。どう進めて行こうとしているのか。「誰一人取り残さない」って、本当にできるのか。

・東村山駅と整備を進める都市計画道路の緑化は計画されているか。

・スマートシティ構想はどうなるのか。28日に会議があるが。

・新しくなる東村山駅の高架下構想はどうなっているのか。

・都市計画公園として諏訪公園や金山公園があるが、どこを指しているのか。実現性はあるのか。 

・組織改正や女性管理職登用はどう進んだのか。

次回は6月定例議会の案件が出揃う5月16日(日)に開きたいと思っています。改めてお知らせしますので、ぜひ(^^)/

地方議会と会派の話

レポート89号をポスティングして歩いてきました。見開き面(P.2&3)の記事【My Opinion 地方議会と会派の話】を以下、テキストで掲載します。少し長いですけど、お読みいただけると幸いです。


《My Opinion 地方議会と会派の話》

昨年末から3月にかけ、朝日新聞東村山市議会の「会派問題」が幾度か報じられ、問い合わせをいただくこともあります。 そもそも、地方議会における「会派」って、なんでしょう?

▶憲法にも地方自治法にも「会派」という言葉はありません。運営に必要と考えた議会が、それぞれルールを定めて進めてきたに過ぎないので、1人でもOK、という議会もあれば、2人以上や3人以上という議会も数多くあります。考え方に善悪があるわけではなく、議会によっても議員によってもまちまち、というのが実態です。「全てを絶えず全員で議論すると結論が出づらいので、考え方の近い人でまとまり、その代表で協議した方が効率的」というのが、大多数の地方議会が会派制をとる最大の理由だと思います。

▶東村山市議会も昔から会派制をとっており、私自身は初当選以来、通算約8年間を1人会派として活動してきました。現在は、2年前の市議選後に立憲民主党の「かみまち弓子」「藤田まさみ」、東村山生活者ネットワークの「白石えつ子」、一貫して政党や特定の団体の支持を受けない私の4人で話し合い、議会運営に責任ある立場で参画するために、「つなごう!立憲・ネット」を結成して活動しています。(※藤田議員は令和2年4月末で離脱)

▶️東村山市議会が令和2年12月に「会派は複数の議員で構成する」と条例改正したことで、1人会派への差別だという声が議会内から上がりました。しかし以前から自民党や公明党は「会派は3名以上とすべき」と主張していたので、実際には「2名に譲った」という側面があります。また東村山市議会には「2人以下の会派の議員は相互に協議の上、交渉団体を構成できる」とする他の議会にはない珍しい規程があり、1人でも2人でも協議すれば代表者会議に代表を送ることが可能な仕組みです。その上で、確かにその懸念が残ると考え、私たちの会派3人で「議会内での発言の機会や議会運営における取扱いに際して新たな格差を生じさせることのないよう、また、多様な意見が反映されるよう配慮する」とする附帯決議を提案し、自民、公明、鈴木たつお議員の賛同を得て可決しました。その後の議会運営は、この決議を踏まえて進められています。

▶️私自身、1人会派だった時期に、「少数会派も参加させるよう」に他の議員らと共に当時の議長らに求め、「3人以上」であったものを実質的には2人会派なら可能というところまで変えました。一方で、1人会派だった頃は、あらゆることを自分で考えて判断できる醍醐味がありましたが、複数名で会派を組んでからは、情報共有と合意形成に時間とエネルギーが必要ですし、自分の意見通りにはならないも多々あります。予算や決算審査の1人当たりの持ち時間は1人会派が最も多く与えられています。ゆえに必ずしも「1人は不利」ということにはなりませんし、市民生活に最も身近な市議会議員は、組織の看板ありきではなく、「1人でやる覚悟」が大切なのではないかと考えています。

▶️市議会は国政と仕組みが全く異なる二元代表制なので、「与党」「野党」が制度上存在しません。建設的な議論を通じ、議会として必要な条例を提案したり、制度を作り替えていくことが極めて大事な役割でし。国政と同じ対立構図だけで批判に明け暮れたり、市長与党だから質問しない、などということでは、責務を半分も果たしていないことになります。人口が減り、税収が減り、困難な課題が山積する時代、議会の優劣がその自治体の存亡を左右する日が来ると考え、私は議会改革に全力を挙げてきました。

▶️東村山の場合は25人の議員がいますので主義主張も25通りあります。政策論では激しく議論しつつも、議会運営については、互いの存在を尊重し、その主張に耳を傾け、譲るところは譲り、よりよい解への合意形成を図り、出した結論には共に責任を持つという大原則を私たちは忘れてはいけないと思っています。

▶️コロナの影響により、集まっていただく形での「議会報告会」が1年間開催できずに来ましたが、5月には、万全の感染対策を講じた上で開催できるよう、市議会として準備を進めています。議会としての説明責任を果たし、市民の皆さんの声を不断に聴く場として必要不可欠な「議会報告会」を協力しながら全議員が出席して実施できるよう、私自身も努力していきます。

▶東村山市議会「議会報告会」日時:5月15日(土)午後2時~3時半(従来より短めです)会場:市民センター2階第1~第3会議室定員:45名(会場定員の半数から、議員・職員分を除いた数です)★4月30日にリアル開催の可否を判断した上で、事前予約制とする予定です。(詳細は市議会HPで)★会場からのインターネットライブ配信も行えるよう、議員たちで準備を進めています。

背筋ピンッ!1年半ぶりの朝駅頭

活動レポート89号ができたので、久しぶりに東村山駅西口に5時45分から8時35分まで立ち、「おはようございます。今朝は新しいレポートをお渡ししています」とボリュームを抑えた肉声でお伝えしながら、配らせていただきました。

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かつて11年間経ち続けたペデストリアンデッキの上は、スクランブル交差点の真ん中に立つような感じで、4方向から改札に急ぐ人たちに対してメインの流れを遮らぬよう13.5度くらい斜めに立ち、前方向から来る人もキャッチする、という自分なりに培ったテクニックを駆使していました。

しかし一昨年11月末で駅の改札口が2階から地下に変わり、ペデストリアンデッキが通勤・通学に使われなくなってからは、階段口の狭い地上部分のどこに立てば邪魔にならないようにレポートを手渡せるのか?を考えているうちにコロナの広がりで見合わせることにし…。

以来、コロナのせいにしてきましたが、実際には自分自身の怠け癖です。1年半近くが経ってしまいました。

今朝は声を抑え気味にしてアルコールスプレーを小まめに使いながら、やってみることにしました。

実は殆ど受け取ってくださらないかな?と覚悟して立ったのですが、終わって数えてみると150枚近くお渡しできたことがわかりました。以前と違って一方向からの人にしか渡せない動線であることを考えると、大変多くの方が受け取ってくださったことになります。

「久しぶりですね」「全然見なかったじゃないですか」「元気だったんですか?」等々、お声がけくださった皆様、本当にありがとうございました。全くもってお恥ずかしい…。

「ご無沙汰で申し訳ありません」とお詫びしながらレポートをお渡しし、少し距離を置いたままで近況を伺えた方も何人もいて、とっても嬉しくなりましたし、責任も感じました。

志村けんさん亡くなる直前まで専属運転手を5年にわたって務めていたのでずっと気になっていたTくんのお父さんとか、3月に亡くなられた三島さんを慕う仲間たちとか、2年前の選挙時の「まさたか」に顔を出してくださった方とか、保育所職員だった頃の園児のお父さんお母さんとか…。

また、久しぶりにお会いできたことで、ご相談を受けたのに殆ど改善できないままになっている危険な通学路のことや、劣化が激しい駅前広場の路盤のこと、駅周辺のバリアフリーのこと等々、宿題として改めて突き付けられたこともあります。

コロナの終息は全く見通せませんが、すべき対策をした上で、どんどん街の中へ出ていくことが責務だと感じました。紙版のレポートも頻度上げて発行できるよう努力します。

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朝まさたか&午後まさたか OPEN!

一昨年4月に与えていただいた新たな4年間の任期。お陰様でここで折り返しとなります。

定例議会と次の定例議会の間に設けている「市議会議員・佐藤まさたか」としての場を、今週末の以下の日程で開きます。直近の3月議会の報告も含め、市議会のいろんな動きやら、市政全般の課題やら、私自身の活動状況やらをお伝えすると共に、ご参加いただいた方の率直な疑問やご意見を伺いたいと思っています。

3回設けますので、ご都合つくところにぜひふらっとお立ち寄りください。コロナ禍なので、今回もZOOMを使ったオンライン参加も大歓迎です。事前にURLをお送りしますので、「参加するよ!」とご一報いただけるとありがたいです。

🌄朝まさたか 4月24日(土)10時~11時半/廻田公民館第2会議室

🌄朝まさたか 4月25日(日)10時~11時半/市民センター第4会議室

☕午後まさたか 4月25日(日)16時~17時半/東村山西口公益施設サンパルネ会議室

尚、5月21日(金)に初日を迎える6月定例会に向けた議案や請願・陳情は5月14日(金)に出揃いますので、直前情報をお届けする場は、5月16日(日)に開く予定でいます。こちらは後日あらためてお知らせします。

「実効性ある受動喫煙対策」を求めて~議会から市長・教育長への提言

4年間の議員任期が間もなく折り返しとなるため、来月5月21日(金)の6月議会初日までには、正副議長以下のすべての議会人事を一新して後半2年間に臨むことになります。
そのため3月議会では、所管事務調査事項を設定していた生活文教委員会(土方桂議員)と厚生委員会(私)が本会議場で委員長報告を行ない、議長に提出、終了しました。さらに今回は、両委員会とも市の施策への反映を求める内容であったことから、議長と共に委員会全員で、渡部市長と村木教育長に提言書を手渡しました。今後の施策に反映されることを願っています。

生活文教委員会は「誰もおきざりにしない教育環境整備のために」として、外国にルーツのある子どもと保護者への施策拡充を求めた内容でした。

では遅くなりましたが、3月議会最終日に行った厚生委員会の委員長報告「実効性ある受動喫煙対策について」を以下記します。

厚生委員長報告 「実効性ある受動喫煙対策について」 

厚生委員会では、令和2年3月議会において、「実効性ある受動喫煙対策について」を所管事務調査事項に定め、調査研究を重ねてまいりました。今般、一定のまとめを図ったことから、この場でご報告申し上げ、本件について終了といたしたく存じます。以下、ご報告いたします。

1.経過

▶令和元年9月定例議会において「東村山市受動喫煙防止条例の制定を求める請願」が当委員会に付託されました。願意は、「市民の理解と協力のもと、受動喫煙による健康への悪影響から市民の命と健康、とりわけ通学路での受動喫煙などから子どもたちの命と健康を守るため、受動喫煙防止条例の制定を求める」というものでありました。

▶請願はその後、請願人の都合で取り下げとなりましたが、2年2月開催の議会報告会の中で、当委員会は「どうする?受動喫煙対策」をテーマとして、参加した市民と意見交換をしました。

そこでは、施行から10年以上が経過している路上喫煙防止条例の検証、都条例がカバーしきれていない通学路や学校敷地に近いところでの禁煙の徹底、子ども達への配慮区域を決めた対策、東村山駅東口の喫煙所周辺の問題点、菖蒲まつり等のイベント時の分煙対策の徹底、健康増進の観点からの禁煙啓発の強化、たばこ税の医療費増や分煙対策への活用等が参加者から提起されました。そこで厚生委員会では、直後の2年3月定例議会で、本件を所管事務調査事項に設定しました。

▶4月、5月はコロナ禍で委員会を開催できませんでしたが、7月の委員会での意見交換の結果、受動喫煙防止条例を制定している多摩市の取組みに学ぶことが集約されました。当初は現地への視察を検討しましたがコロナ禍で難しかったため、多摩市の所管に対して書面での質問をお願いし、丁寧な回答をいただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

多摩市は、環境美化条例からスタートし、議会の決議が引き金となり、受動喫煙対策を包含した条例として令和元年に受動喫煙防止条例を施行して現在に至っています。条例化によって市民の健康への意識を高めることが大きな狙いであり、都条例が触れていない市内の公園や学校周辺の道路を全面禁煙としているほか、喫煙者に対する禁煙治療費の助成、学校教育や多方面での啓発活動等、目に見える政策、予算化を行っていることがわかりました。

▶9月定例議会中の委員会では、当市の公園や通学路での対策状況や市民からの喫煙所設置要望の状況、健康増進の側面からタバコ対策の必要性、禁煙治療への助成制度へのニーズなど、所管に確認すると共に、市民の声を改めて聴くべきとする意見が大勢を占めました。

11月、そして12月定例議会中の委員会では、路上喫煙防止の所管である環境安全部環境住宅課にヒアリングを行うとともに、さらに意見交換を重ね、市民アンケートを実施することを集約し、コロナ禍の対応としてオンラインで行うこととしました。

▶年明けの本年1月12日~2月1日まで実施したアンケートには、141件の回答をいただきました。この場を借りて、ご協力に感謝申し上げます。

その内訳を見ると、20代から70代以上まで幅広い方が回答くださり、男女比はほぼ7:3、タバコを吸わない方が46.8%、吸っている方が31.9%、かつて吸っていたが今はやめている方が21.3%となりました。全国平均の喫煙率が18%くらいなので、吸っている方がかなり答えてくださったことになります。

東京都受動喫煙防止条例の認知度は87.9%で、効果が上がっている、ある程度上がっているとした方が54.6%、上がっていないとした方が12.1%。受動喫煙対策が不足している場所はどこだと思うか、という問いには、駅前が最も多く、次いで公園、学校の周辺や通学路、と続きました。

喫煙できる場所については、「適切に整備されている」と答えた方が16.3%、少ないとした方が56%。喫煙所の整備が必要な場所を尋ねたところ、駅周辺、大きい公園、大型商業施設、これ以上は要らない、という順になりました。 「受動喫煙対策として必要なこと」という問いに対しては、公共の喫煙所の増設がトップで、次いで禁煙教育や啓発の取組み、禁煙外来への補助制度、公共の喫煙所の廃止、と続きました。

▶本年2月と3月定例議会中の委員会では、これらの結果も踏まえ委員間で協議し、次のようにまとめました。

1.公共の場所における安全の向上及び美化の促進を目的とした「路上喫煙防止条例」制定から13年余りが経過し、一定の成果を上げていることを評価しつつ、これまでの取組みの実効性や課題についての検証を行い、さらなる深化に繋げていただきたい。

2.現在、市が主体となった健康増進法を土台とした対策は、地域保健計画の中で「たばこによる害を受ける人の割合を減らす」と記されるに留まっており、「取り組み内容」も具体的な目標を伴わないものになっています。また、都条例による取組みは徐々に進みつつありますが、それだけでは市民の健康増進、健康被害防止には十分とは言えない状況です。 

当委員会としては、約1年間の調査、検討を踏まえ、具体的な施策として、以下4項目の実現が図られることが必要と考えます。

1)市民に対する受動喫煙による健康被害についての啓発と、学校教育における早期からの禁煙教育の強化。

2)都の受動喫煙防止条例や市の路上喫煙防止条例がカバーしていない公園や通学路における受動喫煙対策の強化。

3)喫煙者と非喫煙者が共存できる地域社会の実現のため、分煙対策の充実・強化と、それに必要な財政措置。

4)市民の健康づくりを一層進めるため、禁煙治療への補助制度の創設。

▶市民の健康を守り、つくる立場である基礎自治体として、国や東京都任せにすることなく、さらに主体的に健康増進法に基づく受動喫煙対策に取り組んでいくことが肝要と考えます。

以上、当委員会として、本報告を議長に提出すると共に、市長部局におかれましては今後の当市の施策の拡充にあたり、ぜひ参考にしていただくよう要望として申し上げ、報告といたします。

就学援助制度 受付が始まっています!

昨日(4月6日)から受付が始まっています。

申請に当たっての注意点です。

・生活保護を受けている方は申請は要りません。但し前年度や今年度途中で停止又は廃止になった方は申請を。

・前年度認定された方も必ず申請を。

・借家等の方は前年分の家賃支払い証明書類の提出を。

詳しくは市HPをご確認ください。⇒教育費援助制度(就学援助)/東村山市

私が議会に入った頃は、「必要な人は申請書を取りに来てください」方式でしたが、「申請しづらい」という声を受けて、「全員に申請書を配布してほしい」と議会で取り上げました。初めは「経費がかかるので…」とか答弁された記憶がありますが、冗談言うな!と思って重ねて問うた結果、翌年度だったか2年後だったかから全員に配布するように変わりました。

その後さらに、提出についても「必要な世帯の子どもが提出する」のではなく、「全世帯が要or不要を記入して提出する」ようにしている自治体があることを知り、うちも改めるべきだと求めました。しかし、これは未だに改善されていないのではないかと思います…。

最後に…どうして東村山市はどこの自治体でも用いている「就学援助制度」とせずに、「教育費援助制度(就学援助)」という記載にこだわるんですかね?訊いてみよっと。

遅ればせながら…令和3年度予算への賛成討論

3月議会の議決結果は既にお伝えしましたが、予算委員会最終日に行った一般会計予算案に対する会派の賛成討論をアップするのを忘れておりました。

以下、全文です。

【一般会計予算案 賛成討論】   つなごう!立憲・ネット 

誰ひとり取り残さない、を理念とするSDGsを大きく掲げた新たな10年間がスタートします。基本構想を議決した私たち議会にもその責任があります。あらゆる施策は、多様な人権の尊重と包摂性、地球環境の保全のためにある、と言えるでしょう。

人口減少、縮小均衡へ向かう中、限られた資源で最大の成果を生むには、公共の担い手の多様化は必須であり、ハコモノとしての公共施設に加え、市内の公園に民間包括管理を導入することを前向きに捉えます。

ただ、「議会から見えづらくなる」という3年前の懸念は今回の議論でも感じました。新たな仕組みやルールは発展途上であり、庁内でも議会との間でも、まだ共通言語になっていません。アメニティ基金での議論でも感じたことですが、だからこそ、新たな制度創設期の十分かつオープンな議論が後年の検証や改善のためにも重要と考えます。市民、そして議会の信頼を深めるための「見える化」「伝わる説明」にさらにご努力いただきたい。

デジタル化、ICT化による住民サービス向上や、女性が働きやすい職場づくりにも大いに期待します。

既存事業に加え、障害当事者の悲願だった移動支援や行動援護、同行援護の拡大、ゴミの排出困難者への支援策、新たな生ごみ減量策、立体化後の東村山駅へのホームドア設置への明確な姿勢、防災拠点としての前川公園用地取得など、財政悪化に苦慮する自治体もある中、新たな事業も加えた予算を組み上げたことを評価します。14年間にわたる行財政改革と、厳しい中でも財調に一定額を積み上げ、将来に備えた特定目的基金を設けて来た成果と考えます。

多様な市民と日々向き合っている職員の皆さんと、市長以下理事者の真剣な議論があり、そこに議会の厳しくも建設的な視点が加わってこそ、真に必要な政策が生まれます。

第5次総合計画に命を吹き込み、諸事業が着実に進み、市民福祉の向上へと繋がるよう私たちも努力しますし、子ども、若者、生活困窮世帯、障がい者、虐待やDVなどに苦しむ人をしっかり支える市政であってほしいと思います。先の見えないコロナ禍をはじめ、不測の事態にも十分かつ機動的に対応いただくことを求めて、会派の賛成討論とします。

「声を聴く」その先へ

民法改正によって成人年齢が18歳になるので、「成人式をどうしたらよいでしょう?」というアンケートを市教委が始めました

「子どもや若者に重大な影響を与える政策を進めるにも関わらず、大人だけで『よかれ』と考えて勝手に決めるプロセスは改めるべき」と議会内外で言い続けて久しいですし、もう少し答えやすいアンケートの問いと選択肢の設定が必要な気がしますが、当事者の声を聴こうという取組みは前向きに受け止めたいです。

これに限らず、若い人たちに届くメディアを活用して進められるとよいと思いますし、若い人たちに届くように私も努力したいと思います。

ということで、「若者の声を聴く」ことすら十分とは言えない自治体がまだまだ圧倒的に多い中ですが、私たちが学ぶべき取組みが各地で進められています。

その中でも、愛知県新城市の「若者議会」は、マニフェスト大賞のプレゼン大会で初めて出会い、2016年に政策総務委員会の視察で伺いましたが、その後もメンバーを替えながら実践を重ね、明確な実績を上げてきています。★視察報告書★

こういう取組みを本気で進めている自治体があることを、特に政治の世界に身を置く私たちはしっかり理解しないといけない、と改めて思います。

ゆく人来る人…役所の大晦日

3月31日は、役所の大晦日だな…と毎年思います。
私自身は昔の仕事も今の仕事も人事異動とは無縁の職場で、今日と明日で生活が180度変わるという経験は、1999年に14年間続けた仕事を離れた日以外はほぼないので、お気持ちが十分には理解できていないかもしれませんが…。

「来る人」は明日からの話なのでまあよいとして、今日は「ゆく人」です。

ひと頃のような大量退職は今は一段落していて、定年退職される管理職は、部長さんが1人、課長さんが2人。普通(定年前)退職の課長さんが1人。部長さんには、議会での真剣な議論と共に、様々にお世話になってきました。定年という言葉を微塵も感じさせない若々しさに、明日も変わらず自席にいらっしゃるような気がしますね、と笑い合いました。

派遣先で定年となられた課長さんは、市役所が50歳までの中途採用をかつて一度だけ行った時に応募者300人から3人だけ選ばれて入庁されたうちのお一人で、エネルギッシュで魅力あふれる仕事をされる方でした。最後にどうしても会いたかったのですが、タイミング的に叶わず。またどこかでお会いできるかな…。

議員として困難な問題にぶち当たった時や、文字通り一緒に汗をかいて共に仕事をしたことのある方、そして日々の議会活動を支えてくださる議会事務局にかつて2年とか3年とか在籍していた方にも、年度末のこの日、必ず会いに行ってお礼を言うようにしています。

もちろんどこの部署も大変な仕事ですが、生活福祉と収納(納税)という、私の中では厳しい職場の双璧と考えている部署の課長さんが同時に去られることの影響は小さくないのではないか…と感じます。深い労いの気持ちでご挨拶に伺って来ました。

また、私は緑と公園課の職員さんと関わることが多いので、市民と共に現場で汗をかいてくださった元課長が定年退職を迎え、日々の現場を大車輪で支えて市民と共にいつも居てくれた大事な職員さんが普通退職で去られることになり、そのスピリッツを引き継ぐと市民サイドが期待を寄せていた若手職員が派遣で離れることになったことに、寂しさを感じています。

かつて議会事務局でお世話くださった方で、定年退職される主任職が1人、普通退職が2人おられるので、お礼の気持ちを伝えてきました。

東京都や一部事務組合への派遣されることが決まったり、いろいろ悩み頑張っていて異動が決まった旧知の若手中堅職員も訪ねて、声をかけてきました。

再任用でもフル回転で現場を牽引されてきた保健師さんも確か2年が経過するはず…と思って声を掛けたら、「今日いっぱいで…」とのこと。私にとっては、現場の大切さを教えてくださる大事な存在でした。

皆さん、本当におつかれさまでした。そして、どうもありがとうございました。

私自身、39歳でこの世界に飛び込み、気がつけばあと3か月で58歳。役所の定年を考えたらあと3年ですので、身近に感じていた方が毎年次々と退職されるのも無理からぬこと。

4年ごとにリセットされてゼロベースに戻る立場なので、4年間の派遣になるという職員に「お帰りを待ってるよ」とは言えませんでした。

どう終わるべきなのか、を考える年齢になったことを実感します。

今年は早くも、市役所入口の大ケヤキが勢いよく芽吹いています。

5時15分になると、8年間お世話になった課長補佐と、新人で入ってきて3年間頑張ってくれた若手が事務局を去るので、しっかり見送ります。

明日は元日、新年度。市議会事務局にも2人が異動して来られるので、「そんなに怖いところじゃないですよ」と今年もまず伝えたいと思っています。

【速報】3月議会 全議員賛否一覧

東村山市議会3月定例議会は、予定した議事を終えて20時に閉会。その後、今年度で退職する管理職の挨拶、事務連絡等を行い、散会となりました。

今議会で審議、議決された全ての案件への「全議員賛否一覧」をいつものように大至急作成しましたのでアップします。

皆さま、大変お疲れ様でした。

尚、一覧は間違いがないように何度も確認したつもりですが、万一あった場合は、お詫びの上で修正します。正式なものは、5月15日号の市議会だより最終面になりますので、しばらくお待ちください。

小金井市議選で「こがおも」を徹底応援するワケ

明日スタートの小金井市議会議員選挙。私は、「こがねいをおもしろくする会(こがおも)」から選挙戦に挑む3人を徹底的に応援しています。

https://kogaomo.com/

「こがねいをおもしろくする会」は、どこの政党や団体の支持も指示も指図も一切受けず、市政をチェックし、純粋に小金井市民の声だけと向き合って政策を話し合い、つくり、未来へ繋がる提言を発し続けてきました。

「白井とおるさん」が「こがおも」初めての議員として市議会に飛び込んだのは8年前。

一昨年の補欠選挙には2人目として「水谷たか子さん」が挑戦し、見事当選!

そして今回、これまで裏方として活動を支えてきた「ながとり太郎さん」が3人目としての挑戦をします。

私も含め、終始一貫、完全無所属で活動する地方議員はけっこういますし、ローカルパーティと呼ばれる政治団体で2人目を擁立…というケースも耳にしてきました。

けれど、自分たちが暮らす「まち」だけにこだわって、オープンなコミュニケーションを貫き、政策を練り上げ、3人当選を目指して戦いを挑むなんて、20数名の定数の地方議会では聞いたことがありません。

人となりも、歩んできた道も、こだわりのポイントも、それぞれに違う3人が、小金井市議会で力を合わせ、知恵を絞って、徹底的に小金井市民の声を活かした市政実現に向けて新たな扉を開くことは、地方議会の新たな可能性を全国に発信することになるでしょう。

小金井市にご親戚やお知り合いがいらっしゃる皆さま。ぜひ選択肢の一つとして「こがおも」の3人のこと、情報としてお知らせいただけませんでしょうか。

手づくりのホームページ、見やすく、わかりやすく、素敵ですので。

白井さんがやってきたこと、水谷さんがやってきたこと、ぜひ見てみてください。

ながとりさんが加わって、これからやっていこうとしていること、ぜひ目を通して、一緒に考えてみてください。

3人それぞれの素顔にも触れられます。https://kogaomo.com/

投開票日は3月21日(日)です。

完全無所属の最大の「使命」というか、最大の願いは、市のこと、市議会のことって、実は自分の日々に繋がっていて、「関係なくない」ってことを感じて、投票所へ足を運ぶ人が一人でも増えることだったりします。少なくとも私はそうですし、きっと「こがおも」の3人もそうなんじゃいかな。

もちろん自分に投票してくれる人が増えるように願って活動しますけど、たとえ自分でなくても、自らが決めた人に一票を投じて、4年間しっかり活動ぶりをウォッチして、批判でも応援でもしてほしい。そう思っています。

あの日の会議録から

あと10分ほどで、東日本大震災から10年を迎えます。お亡くなりになられた方たちのご冥福を改めて深く深くお祈りすると共に、未だに厳しい生活を余儀なくされている方たち、原発事故によって人生を破壊された方たちに思いをいたし、衷心よりお見舞い申し上げたいと思います。

あの日、私は、4日間予定されていた予算委員会の2日目に出席中で、ちょうど総務費に関する質疑を行っている真っ最中でした。当日の会議録からです。https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/…/yosan230311…

◎田中副委員長 ほかに御質疑ございませんか。佐藤真和委員。

○佐藤委員 総務費について伺ってまいります。

で始めた質疑に対して…職員人件費の質疑には間野行政経営課長(現・経営政策部長)が、総合計画推進経費、市政アドバイザー報酬、指定管理者運営管理評価協議会委員報酬、広域行政圏、人権の森構想の質疑には東村企画政策課長(現・総務部長)が、全生園内に認可保育園が開設予定であった件は野崎経営政策部次長(現・副市長)が答弁されました。

続いて私は、情報推進化経費を取り上げ、「災害時にはホームページにたくさんアクセスが来ることを予想がされます。リニューアルしたホームページ、どの程度のアクセスに耐えられるよう設計されているのでしょうか。また、携帯サイトについては、どんな設計になっていますでしょうか。」と質疑しました。

これに対して関根情報推進課長は「新たに災害用トップページを実装しておりまして、災害時には、通常ページから災害用ページに切りかわるようになっております。委員御指摘のとおり、災害時には飛躍的にアクセス数が伸びることが想定されておりますことから、災害用トップページは、画像等を必要最小限にいたしまして、災害時に必要な情報に特化した内容のみ掲載することで、災害時のアクセス増にも十分耐えられる設計となっております。携帯版ホームページにつきましても、その利用形態から、PC版ホームページより、掲載内容の絞り込みをいたしまして、アクセス増による影響はないものと考えております。」と答弁。

続いて職員研修経費の質疑には清遠人事課長が、職員福利厚生費については小嶋職員課長が答弁された後のことでした。

市民活動促進事業費を取り上げ、大西市民協働課長が答弁に立った直後の会議録はこうなっています。

△大西市民協働課長 答弁がダブるところでございますけれども、協働推進本部につきましては、市長をトップとして、当市の市民協働のあり方を検討する場として、各部の部長クラスで構成する予定で考えております。市民協働の実態概念は、今、佐藤委員が申し上げたとおり、非常に幅広く、個々の職員や所管によって考え方に幅があることから、御質疑どおり、全庁的に市民協働の考え方やルールなど、担当所管によって、また……

◎田中副委員長 休憩します。

午後2時48分休憩

この今は亡き田中富造議員の「休憩します」は、市役所6階の委員会室が激しい突き上げと次第に強まる長い長い横揺れに襲われ、机上の資料は床に落ち、騒然となり、その後に訪れた静寂の中で発せられたものでした。

私たちは取りものとりあえず階段で1階外へ出ました。庁舎内から逃げ出た職員、来庁中の市民の方たちが本庁舎前のスペースに立ち尽くす中、立っていられないほどのさらなる揺れが襲い、向かい側の中央図書館の大きな窓ガラスが「ドワン、ドワン!」と物凄い音でたわみ、その度に悲鳴が上がりました。

そのあと、「本庁舎は耐震基準を満たしていないので戻らないように」という厳命が下りたため、議員たちはその場に集められ、立ったままで山川昌子委員長がこう話しました。

午後3時20分再開

◎山川委員長 再開します。ただいま再開いたしましたが、このような状態ですので、本日はこれで終了します。なお、次回の委員会については、週明けに連絡いたします。本日の分については、16日に行うことになると思いますので、よろしくお願いします。本日の予算特別委員会は、以上をもって終了いたします。

午後3時21分閉会会議録の最後にはこう記されています。

【事務局付記】・午後2時46分、「東日本大震災(マグニチュード9)」発生。・「午後3時20分再開」以後は、避難した本庁舎正面入り口前広場での会議である。

東村山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名又は押印する。

予算特別委員長 山川昌子 予算特別副委員長 田中富造

間もなく、市全体にサイレン吹鳴が行われるという庁内放送が今入りました。東北を向いて、祈りたいと思います。

「介護保険料5,750円(月額)で据置き」を可決~厚生委員会報告

今日の厚生委員会で、議案第5号「介護保険条例の一部改正」を審査し、横尾たかお、下澤ゆきお、木村隆各議員が賛成、浅見みどり、朝木直子両議員が反対とし、賛成多数で可決しました。

但し、3月議会最終日(3月24日)に本会議で全員で採決を図るまでは議会としての決定ではありません。

今日の質疑からわかった主要な点を以下報告します。

改正のポイントは大きく次の4点です。

1.3年に一度行う保険料の設定は… 第7期(平成30~令和2年度)の保険料率期間を、第8期(令和3~5年度)に変更する ⇒ 率を変えずに期間を変更するということは、「第7期の率を第8期も据え置く」という意味です。つまり、「保険料率は今後3年間は上がりません」ということになります。

2.第7、第8、第9段階の境目となる基準所得金額を変更する ⇒ 介護保険法施行規則の改定に伴って、そのままだと保険料が上がってしまう人が出るので、その対応策。基準額を上げることで、該当する人は所得段階が一つずつ下がり、負担減となります。その分、市としての保険料収入は968万円余り減りますが、介護保険運営基金を取り崩して対応します。

3.令和2年度の税制改正で、長らく利用されていない土地を個人が譲渡した場合に新たに設けられた控除制度があり、それに介護保険も対応するための改正。

4.同じく国の税制改正に伴い、給与所得控除・公的年金等控除が10万円引き下げられることになり、この不利益を受けないための改正。

このうち、注目が集まるのは何と言っても1です。

東村山市の介護保険料(基準額)は2000年の制度開始から、以下のように変遷してきました。

★ 第1期(2000~2002年)3,146円 

⇒ 第2期(2003~2005年)3,248円(+102円) 

⇒ 第3期(2006~2008年)3,851円(+603円) 

⇒ 第4期(2009~2011年)4,054円(+203円) 

⇒ 第5期(2012~2014年)5,284円(+1,230円)

⇒ 第6期(2015~2017年)5,750円(+466円) 

⇒ 第7期(2018~2020年)5,750円(据置き) ※現在

⇒ 第8期(2021~2013年)5,750円(据置き) ※次の3年間

「2期続けて据え置きになってよかった!」というのが通常の受け止めだと思いますが、高齢者がどんどん増えていて、介護保険を利用する人も増えていると思われるのに、保険料を上げずに済むということは、どうしてなのか?」そこに納得いくかどうか?が今日の焦点だったと思います。

第7期計画の策定時に想定していた令和2年時点の東村山市の高齢者人口(65歳以上)は39,970人でしたが、実際には40,434人(+1.16%)となり、高齢化率(65歳以上人口の率)は26.7%となりました。(全国では28.5%、都は22.6%)

同じく想定していた令和2年時点での要介護・要支援認定者の推計は8,781人でしたが、実際には8,179人。6.9%ほど少ない人数に留まりました。

認定率で見てみると、全国は18.6%、都が19.4%、当市が19.8%と、やや高い状況にあります。

介護度別認定者数の推移は、以下の表の通りです。

また、介護保険財政を安定的に運営するための基金については、第7期中の3年間の合計で積立額5億1,216万2,214円、取崩し額1億7,135万円、実質収支3億4,081万2,214円のプラスとなり、令和2ねんどまつの基金残高は17億4,294万1,450円となる見込みです。

これらの状況を踏まえ、市が今回、地域包括ケア推進協議会への諮問、答申を経て、据え置きを判断した理由を簡単にまとめると

●第7期計画時に推計した介護給付費見込みよりも実際の給付費が抑えられ、結果として基金の取り崩し額も抑えられたため、介護保険会計が安定的に推移していること

●力を入れて来た介護予防として、住民主体の体操や集いの場づくりが成果を上げつつあり、健康寿命を延ばすための身体活動、社会参加に加え、新たに「高齢者食支援・フレイル予防推進事業」にも取り組み、元気な高齢者の割合が少しずつ増えていること

●第8期の期間中に、級地区分(現在は4級地で上乗せ割合12%)の変更や介護報酬の改定が予定されていること(※財政改善の要素が想定されるということですね)

●第8期の期間中に基金から10億3,700万円の取り崩しを行っても、約7億円の残高が見込めるので、第9期を含めて安定した運営が可能と判断していること

今日は委員長を務める私も必要と判断し、横尾副委員長に交替してもらって質疑を行いました。

今のところ新型コロナ禍によるマイナスは限定的という答弁もありましたが、大きなポイントとなる介護予防、フレイル予防の取組みは、高齢者が外に出て、集まって行う活動が主体なので、現在の状況が長引けば影響の長期化、深刻化は避けらないでしょう。

全国的に深刻さを増す介護人材の育成、確保の問題についても、複数の委員から指摘があり、第8期中に「介護職員人材研修」を実施し、修了者を市内事業者とマッチングする機会を設けたり、レベルアップ研修を開催する旨の答弁がありましたが、先を見据えて議論を重ねていくことが大切だと感じます。

被保険者と共に、日々の介護を支える事業者の皆さんの意見も不断に聴いて、必要とする人に必要なサービスが適切に提供される体制の維持…制度の持続可能性を追求してほしいと強く思います。

明日の代表質問の柱は、「公園」「子ども」「環境」「人権」

東村山市議会では、3月議会初日に行われる市長による施政方針説明に対して、3名以上で構成する会派が代表質問を行うことになっています。

明日は、自民党:小町明夫議員、公明党:駒崎高行議員、共産党:浅見みどり議員、つなごう!立憲・ネットは私が予定しています。

議員が自由にテーマを選んで行う「一般質問」は、定例議会初日の一週間前に提出すると、その日のうちに市議会HPで公開しますが、「代表質問」はしていません。その理由は…代表質問は、市長の施政方針説明を受けて、ということになっているので、事前に公開することは不可能、というわけです。とはいえ…昨日の市長の説明を聴いてから初めて質問をつくって明日問う、わけではなく、より的確が答弁を受けるため、少し前に「予定稿」が届き、事前に質問を通告しています。

昨日の施政方針説明には、予定稿には無かった内容も多少加わっていましたので、明日はそれらも踏まえて実りある論戦ができるよう努力したいと思います。一問一答方式、もちろん再質問、再々質問もできます。

質問の持ち時間は今回は20分です。午前中に2人、午後1時過ぎから2人、ということになると思いますので、私は2時過ぎに出番が回って来るだろうと見ています。感染防止策として、今議会も傍聴席での傍聴はご遠慮いただくこととしています。ぜひ市議会インターネット中継からご覧いただけると嬉しいです。

代表質問は、「現在、そして近未来の東村山市にとっての主要課題は何か」ということが明確に伝わる機会だと思っています。

ということで、明日の私の質問を全文アップします。限りある時間なので、他の会派と横並びの内容にならないよう、十分ポイントを絞り込んで作成したつもりです。

【令和3年3月議会  代表質問 項目】

史上初めて、人口減少を前提に策定された総合計画である、と共に、史上初めてバックキャスティング思考で策定された計画でもある。そのような総合計画スタートの年にあたり、コロナ対策をはじめ、今すぐ必要な施策について伺う部分もあるが、大半は未来予想図…未来を見据えて今何をすべきなのだろうか、という視点で議論させていただきたいと思う。

1.まちの価値の向上について「公園を核とした未来へ誇れるまちづくりを~公園包括管理事業は、東村山市の特性を十分に生かしたものに」

鉄道連続立体化や着手済みの都市計画道路など、周辺他市に比べかなり遅れていた基盤整備については、一定の段階まで進めることは必要と考えているので、直接、間接に影響を受ける沿線・沿道住民へ十分に配慮しつつ、予定が遅れることのないよう最大限の努力をお願いしたい。同時に、人口減少や社会経済状況を見据えた見直し、修正の議論についても、国や都の動向を注視して対応願いたい。

その上で、3年度から公園管理に新たな手法を導入するとしていること絞り、以下伺っていく。

1)本事業に踏み出す理由、対象となる施設数、目指す姿、重視する点、現段階で考えるおおよそのスケジュールをご説明願いたい。あり方報告書にはどのような声が寄せられ、どう反映していかれるのか。

2)数多く存在する公園は、その特性や経緯によって、いくつかのカテゴリーに大別されると考えるが、どのような管理手法を考えているのか伺う。

3)里山の自然が色濃く残る公園、小中学生が思い切り気兼ねなくボール遊びができる公園、インクルーシブ公園、防災機能に特化した公園など、既に当市の魅力形成に寄与している公園もあれば、実現が強く期待される公園もある。ぜひ、当事者や関係者の声も十分に聴き、特色があり魅力溢れ、市民の居場所となる公園づくりへ踏み出していただきたい。考えを伺う。

4)民間事業者と共に管理運営を進める、新しいフェーズに入るが、極めて重要なのはパートナーとなる事業者の選定であるし、その前提となるのは、市としての明確なビジョンであると思う。グリーンインフラの重要性や当市の特性への理解、公園利用の主体となる多様な市民との協働、連携に造詣の深い事業者を選定できるかどうかに事業の成否がかかっていると考える。見解を伺う。

2.人の活力の向上について~「子どもを核としたチルドレンファーストのまちづくりを」

1)保育所の待機児解消への見通しを伺うと共に、再三提起してきた「保育の質」維持向上へに今後どう取り組んでいくのか伺う。

2)コロナ禍も踏まえてオンライン活用を進めることについて、妊産婦相談、病児病後児保育の現状と課題を伺う。

3)コロナ禍での児童虐待の状況はどうか。子育て包括支援センターとしての1年の成果と課題についても伺う。民法改正(体罰禁止)を踏まえた市の取組みはどう進めていくのか。

4)新たな特別支援学級開設に期待する効果を伺う。課題があるとすれば何か。東村山市が目指すインクルーシブ教育とはどのようなものか、改めて伺う。

5)バリアフリー法が改正され、市立小中学校も義務化されたことをどう受け止め、どう対応しようとしているのか伺う。

6)医療的ケア児について、現時点において3年度入学予定児童は何名か。受け入れるための体制づくりはどう進められているか。ガイドラインは当事者の意見を十分に聴いて策定いただきたいが、いかがか。

7)児童クラブについて、市長は、「現状のニーズに対応しうる環境が量的にはほぼ整ってきたのではないか。今後は、(中略)サービスの質の維持向上に努めてまいります」と12月議会で述べられている。重視すべき「質」とは何か、どのように取り組んでいかれるのか、考えを伺う。

8)総合計画に明記された「子どもの最善の利益」と「子どもの権利」が尊重される地域社会の実現について、どう取り組んでいかれるのか、伺う。

3.くらしの質の向上について~「多様な主体と手を携えて環境先進都市へ前進を」

1)秋水園を環境行政、循環型社会実現への拠点としていくことが重要と考える。廃棄物処理と共に、久しぶりに環境施策の所管にもなるので、市民と共に再生エネルギー施策の推進にも力を入れていただきたい。所管替えの意図も含め、考えを伺う。

2)新たな公共交通政策をどう進めるのか、従来の取組から見えて来た課題は何か。買い物難民の対策などは急務と考える。計画の前倒しは難しいのか、という点も含めて伺う。

4.計画推進のための都市経営について~「誰も取り残さないためのデジタル化を」

1)経営改革・情報化担当部長という特命部長を置くことは時宜にかなっていると考え、賛同したい。狙いを伺う。一方で市長、副市長2名、経営政策部の部長2名という組織のトップ部分が肥大化する印象もある。指揮命令系統の複雑化、新たなタテワリを生まぬよう、政策形成や意思決定プロセスの見える化と、チーム市役所という意識を全職員が共有して日々の仕事に打ち込める環境整備を大事にしていただきたい。考えを伺う。

2)情報政策やICT化については、これまで後れを取ってきた面が否めない当市だが、キャッチアップを目指すのではなく、トップランナーへ駆け上がる意識で進めていただきたい。誰も取り残さないデジタル化ではなく、誰も取り残さないためのデジタル化、徹底的に人に優しいデジタル化を図っていただきたい。考えを伺う。

5.その他~最後に2点 

1)コロナ禍の厳しい状況を受けて、「最後は生活保護がある」と首相が発言されたが、生活保護は最後の手段ではなく、最後の手段にならないための制度であると私は学び、理解している。市長の見解を伺いたい。

2)新型コロナ対策、ワクチン接種の実施については、やるべきことをしっかりやっていただけると確信しているが、自治体間格差がはっきりと出ることになるので、市民の不安を払拭し、順調に進めていただくことを切にお願いしたい。その上で、全生園と共にある東村山だからこそ考えなければいけないことがあると思うので、以下の西日本新聞のコラム(1月30日付 「怒りて言う刑罰は不要」)をぜひお読みいただき、市長の見解をお伺いしたい。ぜひ、内外に市としての「差別は許さない」という発信を強化いただきたい。