「市が市の待機児対策として設置する保育園」なのだから、事業者任せは許されない

12月5日(木)に行った12月議会一般質問の音声からの書き起こし「その1」です。

近隣の理解と協力なしに保育所運営はあり得ません。今日(12月16日)の厚生委員会でようやく担当から公式に報告されていましたが、心配は尽きません。引き続き追っていきます。では以下、お読みいただけると嬉しいです。

【秋津地域に開園予定の新規認可保育園について】

佐藤ま)秋津地域に開園予定の新規の認可保育園について伺います。秋津・青葉地域の保育所待機児解消策として、事業者が公募され、運営予定事業者に株式会社こどもの森が決定、公表されています。秋津町にお住いの皆様からも場所を聞かれたりして、所管に確認した時には「明らかにできない」とのご返答でした。そこで以下伺います。①です。開設場所を明らかにできないとした理由は何か。

大西子ども家庭部長)秋津地域に開園予定の新規認可保育園につきましては、運営予定事業者から、まずは開設場所の近隣住民の方へご挨拶と説明を行うことを優先させたため、先んじての公表を控えていたところでございます。その後、運営予定事業者より、12月頭に自治会長への挨拶と近隣住民への個別訪問にてのご説明をさせていただいた旨の連絡がありましたことから、現在は市ホームページで開設場所を公表させていただきました。公表にお時間をいただい理由といたしましては、近隣住民の方へ説明を行う上で事業者側の設計図等の調整なども含め、準備に時間を要したことによるものでございます。

佐藤ま)通告した段階にはHPに載っていなかったのでこういう通告になっていますが、②として、事業者名、開設場所、定員や施設についての詳細を伺います。

大西部長)運営予定事業者は株式会社こどもの森で、開設予定地は秋津中通り沿いの新秋津駅から徒歩10分程度の場所で、地番で申し上げますと秋津町2丁目7番地34-100、101、102、103 となります。現時点での定員は、0歳児が6名、1歳児・2歳児がそれぞれ17名、3歳児・4歳児と5歳児がそれぞれ20名の合計 100名としており、施設詳細につきましては屋外遊技場を有した木造2階建て、各年齢児の保育室のほか、多目的室、エントランスホール、事務所、吹き抜け部の遊具の設置等が予定されております。

佐藤ま)これは秋津中通りの先の五差路の角の住宅が販売されていた土地、という理解でよいですか?違いますか?

大西部長)おそらく議員お見込みの通り、五差路の角になります。

佐藤ま)屋外遊技場の広さを教えてください。

大西部長)詳細な設計は組み直しておりますが、提案時における園庭面積は259.2㎡となっております。

佐藤ま)その場所でなければいいな…と思いながら質問を作っていたんです。というのは、朝晩の交通をあのあたりに住んでいる方たちが大変心配されていて、ここだと聞いているけれど本当か?と言われたので、まさかここじゃないと思いますよ、と答えたんです。場所的にはかなり道が狭いのと、20、30なら別だけれど100名となると、なかなかの…車で来る人がどれほどかわかりませんが…なるほど、そういうことですか。近隣への説明…自治会長はともかく、近隣はどんな反応があったか所管に上がってきていますか。

大西)昨日の段階で、22世帯のうち11世帯の方と会えたと報告いただいています。声としては特段反対という声はないですが、議員からもあったように交通量のご心配の声をいただいていると報告受けています。

佐藤ま)まさしく目の前に住んでいる方が立ち話をしていて訊かれたんです。「ここですか?」と聞かれて、「いやぁ…ここじゃないと思いますよ」という話をしたのがちょっと前なんですけれど。私、保育所で仕事をしていましたけれど、近隣との関係は…釈迦に説法ですけれど…本当にとても大事なので、22軒中11世帯というのがなんの22軒なのも含めて、近隣にきちんと理解を得ていくということが、今後の運営を考えたら必須だと思いますよ。20、30人ではなく小規模では無いので、しかも市が誘致をし、市がやっている事業ですから、公募しているので。市の責任がとても重いと思いますので、業者任せにしないでいただきたい。きちんと市が周辺の理解を得るために、対策はどうするか、旧のバーミヤンからの道だって狭いし、みんな心配しているというのはそういうことなんです。なのでこれ、本当に丁寧にやっていただかないと、開園まで2年近くあるのかな…。本当にかなりエネルギーを割かないと周辺理解を得るのは難しい、大変だと思いますよ。反対を煽るつもりは全くないけれど、丁寧にやっていただかないといけない案件だと思いますが、いかがでしょうか?

大西部長)今回の提案に先んじて一般的に公表している募集要項の中でも、近隣住民への説明や配慮は最低限の条件として載せております。それらを含めてプロポーザルの中で判断しています。一方でやはり事業者任せでなく、市が市の待機児対策として設置する保育園となりますので、しっかりと事業者と共に説明等をさせていただければと思っております。

コメントは受け付けていません。