西武線連続立体交差化事業の都市計画決定について

昨日午後3時半から開かれた今年度2回目の都市計画審議会。

前回、市長から諮問を受けた西武線連続立体交差化事業と、それに関連する道路事業について審議し、最終的に答申を行いました。

開会に先立ち、事務局を務める小林都市計画課長から、「都市計画審議会の会議の公開に関する事務取扱要領」の一部を改正したいと提案がありました。これは、前回会議の冒頭で示された要領の第3条に「傍聴者の定員は、10人とする」、第4条の2で「傍聴希望者が10人を超える場合は抽選を行い~」とあること対し、私が「案件によっては多数の傍聴者があることも予測される。10人を超えたら入れないなどと定めることは、渡部市政の基本姿勢に照らしておかしくないか?」と再考を求めたことに、速やかに対応いただいたもののようでした。第1回(6月20日)会議録

第3条を「傍聴者の定員は、10人とする。ただし、10人以上の傍聴が可能と字会長が認めるときは、この限りでない」と改めることが全会一致で決まりました。

また、連続立体化事業の完成時に、周辺道路がどこまで整備されるのか、されないのかについて、今のままではほとんどわからないので、誰もが見てわかるように立体模型等を東京都と協議して造れないのか?という私の問いについても、前向きな回答がされました。

そして開会。

 

配布資料を基にした概要説明が山下まちづくり推進課長から改めて行われた後、審議に入りました。

都市計画審議会配布資料 続きを読む

旧ブログのご案内

今日(2012年7月21日)は大変涼しい1日です。

こちらの新しいサイトへ移行してちょうど1か月。

なかなかうまく活用できずにおりますが、少しずつ読みやすいものとなるよう改善をしていきたいと思っておりますので、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

尚、2007年8月から先月までのFC2ブログ「なんとかしようよ!東村山2」はコチラから、
それ以前のBIGLOBEブログ「なんとかしようよ!東村山」はコチラからお読みいただけます。

 

学びの奈良・桜井3日間

報告が遅くなりましたが、先週土曜日(14日)から3日間、自治体学会主催の勉強会に参加してきました。

大神神社から望む大和平野

地方分権改革のど真ん中に身を置いてこられ、現在も第30次地方制度調査会会長を務める西尾勝先生による10時間の集中セミナー。
この世界に身を置いたからには一度は直接教えを請いたい…と願っていた大御所中の大御所に学べるまたとない機会と考え、現地へ向かいました。

会場は初日と3日目が桜井市立図書館。木の香りが満ちた素晴らしいホールでした。

2日目は、日本最古の神社・三輪明神「大神(おおみわ)神社」の大広間。
お昼には宮司さんの案内でミニエクスカーションが行われましたが、幽玄という言葉がぴったりの深い深い緑と厳かな空気に満ちた社に、心洗われる思いがしました。

集中セミナー「自治・分権再考~自治を志す君たちへ」in大和さくらいは、以下の5講×2時間=10時間で進められました。

第1講「自治の原型と発展」
  自治(自律)と支配(服従)
  自治の原型と支配の原型
  社会構造の変動と統治の変貌
  家族の変貌と地域福祉サービスの膨張
  「まちづくり」の課題と担い手

第2講「協働と参加の住民自治」
  協働と参加
  地域自治組織による協働と自発的結社による協働
  日本におけるボランティア活動
  日本における住民運動
  政治参加の形態 代表選挙と住民参加と住民訴訟・住民投票
  住民参加の形態 「陳情請願」、拒議・抗議、提言・建議、協力・受託
  「市民参加の武蔵野方式」

第3講「地方分権改革の流れと路線」
  地方分権改革の流れ
  第1次分権改革と「残された課題」
  政治主導に期待をかけたその後の改革
  日本の地方自治制度の特徴点
  所掌事務拡張路線と自由度拡張路線
  司令塔なき改革の混迷

第4講「市町村計画の策定」
  「まちづくり」の優先順位を定める指針
  市町村計画に盛り込むべき計画事項
  住民参加の策定手続きと計画手法
  地域生活環境指標(コミュニティ・カルテ)の意味
  首長の政治主導と市町村計画のローリング

第5講「自治体職員の役割と心構え」
  公務員バッシングに抗して
  住民の能力と自治体職員の能力
  自治体職員の公共感覚
  住民のニーズと創意を活かす政策立案能力
  都道府県から市町村への事務権限の移譲を活かす工夫
  自治体職員の政策法務能力と政策財務能力

 

わかっているようでいて体系的に改めてとらえ直す機会がなかなか持てなかった、地方分権改革の全体像。そこに最前線に身を置いてこられた西尾先生であればこそのエピソードが交えられるのですから、贅沢な話です。

3日間に及ぶ講義をまとめて記すことは難しいですが、冒頭に「私の基本メッセージだ」とおっしゃっていたのは、「これ以上の分権化を求めて右往左往することは暫く差し控え、それぞれの自治体の現場で実践の質を高め自治の本領を発揮することに、皆さんの関心とエネルギーを向け直してほしい」ということでした。

 

また、1995年に始まった地方分権改革が、一貫して団体自治、とりわけ自治体の自由度拡充、所掌事務拡張路線に重点が置かれ、本来充実を図るべき住民自治には光りがあまりあたってこなかったことについても、西尾先生は繰り返し触れておられました。

 

運営スタッフにあたってくださっていた方たち含めると100名を超えた今回のセミナー。半数以上が自治体職員、20名近くが議会関係者、そして市民グループや大学院等の研究機関の方たちもいらっしゃいました。

私にとっては、代表運営委員を務める中島興世さん(前・恵庭市長)と直接お話をさせていただく機会が持てたことも、かねてから憧れていただけに大変うれしいことでした。
旧知の方に加え、ツイッターだけでつながっていた近畿地区の議員さんたちともお会いし、いろいろな話をすることもできましたし、奈良県や他の自治体職員さん、市民グループの方たちとも知り合うことができました。

自ら出向いて行かなければ会うことのない方と出会い、語り、親交を深めることの大切さ。
久しぶりに痛感して帰ってきました。

 

自分自身が立つ「今」を形づくってきた潮流を学ぶ機会を得たことに心より感謝し、大きな視点を忘れることのないよう、精進していきたいと思います。

レポート47号(24年7月7日) 配り始めました。

先週土曜日の「活動報告&意見交換会」には、足元の悪い中、20名近い方がお越しくださり、終了後の懇親会にも新たに5人の方が顔を出してくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございました。

今回の報告では、東村山市のごみ処理の全体像についての説明に少し重きを置きましたが、ご質問やご意見は多岐にわたりました。その場でしっかりお答えできなかったことについては、内容を確認したうえで改めてお返ししたいと思っています。少し時間をいただけたらさ幸いです。

また懇親会の場では、会の持ち方、進め方についても率直なご意見をいただきました。
まずは開催と継続を、と思っていますが、皆さんのお知恵とお力をいただきながら改善に努めますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

この日に向けて、レポート47号を作成しました。
少しずつ増し刷りをしながら配り始めましたので、ご覧いただければ幸いです。

また、近所に50部か100部なら配れるよ~という方がいらっしゃいましたら、お声掛けいただけるとと~ってもうれしいです。
PDF版はこちら↓からご覧いただけます。
 
24年7月号 PDF

6月議会一般質問「秋水園焼却炉運転業務委託の入札結果に異議あり!」

 6月6日に行った一般質問の録画配信から、質疑を一問一答方式で文字に起こしました。
まずは秋水園焼却炉運転管理業務の入札問題です。少し長くなりますが、改めて起こしてみると「これで終わ り」にはできない要素がいろいろ含まれているように思います。
特に、3社で行われた今回の入札で、落札した業者以外の2社に受注の意思があったのかどうか、入札自体が出来レースだったのではないか、という疑問は私の中で全く払拭されていません。今回届かなかった点については、今後引き続き調査し、追っていきたいと思っています。
東村山駅西口公益施設「サンパルネ」の見直し問題については別の記事として起こします。

 

 

今回は2題。いずれも、現在、そして今後のあり方を議論するにあたって、これまでの経過を確認させていただかなければなりません。
市役所の仕事は担当が頻繁に替わるために、ともすると表面的な引き継ぎだけとなり、形となるまでの議論やそこに込められていた思い、トラブルや事件なども時とともに風化し、忘れ去られてしまうものです。書類の保管年限も意外と短いため、わずか10年前のことが正確に再現できないことも少なくありません。
幸い、昨年度から導入された「再任用管理職制度」により、本来であれば定年を迎えられ、もう直接伺うことが叶わないはずの方が、部長として本日も本会議場にいらっしゃいます。同制度については評価しかねる、という立場でありますが、こんな良い点もあったのか、という思いでおります。
まず、秋水園の焼却炉。その運転管理業務についての入札、契約をめぐる問題であります。直接的には、今年3月に行われた委託先選定のための入札を取り上げるわけですが、実は歴史を少しひも解くと、一貫した問題が横たわっているように思えます。

 

 

1. 焼却炉運転業務の変遷について

1) 現在の炉の運転業務について、業務形式(直営・委託)、委託であれば委託先と契約方法、契約金額の推移(昭和57年、62年、平成5年、10年、13、14、17、18、23、24年)を明らかにしていただきたい。

 

西川資源循環部長)
平成4年度までは直営だった。平成5年から13年までは平日夜間と土日に部分委託。14年度以降は全面委託している。
平成5年は特命随意契約で(株)泰成エンジニアリング、7/1~9/30までで3,905万7,600円、10/1~3/31までで7,811万5,200円と、2期に分けて契約した。

※特命随意契約:無競争で特定の業者と契約すること。やむを得ないと判断される理由が必要。

 10年度は特命随契で泰成、1億6,228万8,000円、13年度は特命随契で泰成、1億2,983万400円、14年度は準備行為による見積り合わせで泰成、1億5,346万8,000円、17年度は特命随契でJFE環境サービス(株)、1億3,696万2,000円、18年度は6社による指名競争入札でJFE環境サービス(株)、1億3,696万2,000円、23年度は特命随契で(株)JFE環境サービス、1億4,376万6,000円、24年度は6社による指名競争入札でJFE環境サービス(株)、1億4,250万6,000円。

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