「西口デッキ上」ファイナル

2009年秋に竣工した東村山駅西口再開発事業。

当初の6haの対象者には説明もなく駅前のみの1haに区域を一方的に限定した経緯、説明責任を果たさない当時の市長の姿勢、予め内々で決めた不透明な業者スキーム等々、私自身の1期目後半から2期目に掛けては徹底的に追及させてもらいましたが、それを教訓として市政が刷新され、クローズからオープンに手法の基本が変わったことは本当によかった、と今でも思っています。

このペデストリアンデッキは当初の計画には無かったのですが、利便性の向上につなげようと市の事業として追加されたもので、私が立っている場所は「市道」扱いとなっています。
どこに立てば改札口へ急ぐ皆さんのご迷惑にならず、4方向(北方向からのエスカレーターで上がってくる方、生協前のエスカレーターから上がってくる方、地下駐輪場からエレベーターで上がってくる方、ビルの中を抜けてくる方)のいずれにも対応できるのか、を何度も試行錯誤を重ね、今のベストポジションを見つけました。が、その努力?が今日をもって水泡に帰してしましました。悲しい(T_T)

今朝はどうしてもこの場所でもう一度ご挨拶とニュース配布をしたいと思い、突貫工事で86号を作ってお渡しをしました。
改札口変更を知らせる看板は何枚もあるのですが、「明日からは改札口が地下になるので、ここから駅へは入れなくなります」と言うと、驚いて説明を求めに来る方が多くいたので、「立川行のバス停の前から地下へ下りるルートだけになりますので、お時間に余裕をもってお出かけください」「改札口周辺にはお手洗いがないのでお気をつけてください」等と短い情報を加えながら、「この場所でお渡しするのは今日が最後になります。10年間ありがとうございました」とお話すると多くの方が手に取ってくださり、6時10分から約2時間で用意した300枚はきれいになくなりました。写真は通勤途中の友人と、8時まで東口で駅頭をされていた横尾議員が撮ってくださいました。どうもありがとうございます。

ということで、明日からは東口からも西口からも所沢寄りの地上部分から地下へ下りる流れになりますが、特に西口側の出入口周辺には全く「あそび」がないので、南北から流入する方たちと改札口から上がってくる方たち、そして目の前のバス停の列が全て輻輳することになります。時間帯によっては…特に雨の日などは傘をさす人たたむ人等で収拾がつかなくなるのではないか…と改めて心配になりました。状況が厳しければ早めに対策を打つように所管課に話をしに行ってこようよ思います。

締切迫る!「いじめ防止基本方針」への意見募集

今日14時からの「午後まさたか」には7名の方がお越しくださり、12月議会のスケジュール、市長から提出された議案についての説明などをさせていただいた後、たくさんのご意見をいただきました。十分参考にさせていただき、今週木曜日からの議会に臨みます。どうもありがとうございました。

さて、以前にもお知らせ&お願いしましたが、「いじめ防止等に関する基本的な方針(以下、基本方針という)」についての意見募集、明日が締切(必着)となりました。

★「東村山市いじめ防止等のための基本的な方針(案)」に関するご意見を募集します。★
これは、市教育委員会として平成25年度に策定してから毎年更新してきた「基本方針」を、新たに「市と市教育委員会の両者を主体」としたものに改めたものです。
また、重大事態が発生した際に開催する「いじめ問題調査委員会」に、初めて弁護士を加えることを明記しています。9月議会で同委員会の設置条例を審議、可決していますが、「子どもの人権に精通した弁護士を東京弁護士会を通じて選任する」ことになっています。

これらの改正については、市議会として初めて全会派の議員11名が参加した「政策研究会」として、1年半の研究調査を踏まえて昨年7月に市長に提言を行った内容に沿ったものとなっています。
また、初めて重大事態が発生した際の「対応フロー図」も示しています。

調査委員会を条例設置としたことによって、こうして市民の意見を聴くとプロセスが必須となりました。
締切まで時間がありませんが、どんな点でもどんなことでも構いませんので、ぜひともお読みいただいて、ご意見をお寄せくださるようお願いいたします。

12月議会が11月28日から始まります

この時間で外は真っ暗。市役所5階の会派室から見える景色も、冬の訪れを告げているようです。

・本日、市長から招集告示があり、来週28日から12月19日までの予定で12月定例議会となります。

・初日の11月28日は市長所信表明と、副市長を新たに選ぶ議案等を審議、議決します。

・一般質問は12月2日(月)からの3日間。議長以外の24名全員が行いますので、一日あたり8人ずつです。

・私は2日(月)の8人目なので、夕方4時過ぎだと思います。 今回は「誰もが生き心地のよい東村山をつくるために~精神保健福祉行政の進展を願って」をメインテーマに、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」「ひきこもりへの支援」「自殺対策の推進」「地域生活支援拠点の整備」等を取り上げます。 お時間あったら、ぜひ傍聴にいらしてください。

・その他の日程は、市議会HPをご覧になってください。

・本日市長から提出された議案なども、議会事務局が市議会HPに即日アップしてくれていますので、ご確認ください。

寒くなって行きますので、お風邪など召しませんようにm(__)m

尾張旭市の放課後児童対策に学ぶ(厚生委員会の視察から)

2日間の厚生委員会視察から戻りました。
昨日は尾張旭市さんの「放課後児童対策」。視察は多くの場合、先駆的な取組みや稀有な実践など、いわゆる先進自治体に伺うわけですが、今回、尾張旭市さんにお邪魔した最大の理由は、「私たちと同じような課題に直面して試行錯誤しておられる」という点でした。

都心部(名古屋/新宿)から30分圏内のベッドタウンで、市の規模が似ていて(尾張旭市21㎢/東村山市17㎢)、人口規模は少し違うけれど(83,500人/151,000人)子どもの数は目立って減っておらず、財政力指数はうちがやや見劣りしますが(約0.92/約0.81)、保育所や児童クラブの待機児解消が依然として課題になっている、という状況。

東村山市では現在、25か所の児童クラブのうち24を市直営として市職員が運営に当たり、1つだけ(野火止第2)民間事業者による指定管理者制度としていて、来春、新たに4つのクラブを小学校内に開設して、新たな指定管理者に任せることを決めています。今年4月現在の在籍児童数は計1,538人です。

尾張旭市では、【児童クラブ】公設公営6か所&公設民営3か所で705人+【学童クラブ】民設民営7か所で345人=計1,050人が在籍しています。
現在の規模まで拡大してきた歴史的な経過には違いがありますが、様々手を尽くして、待機児童解消や多様化するニーズへの対応を図らないといけないという点では、抱えている悩みは一緒でした。

東村山市ではこれまで、所定の申込期限までに手続きをした方については原則的に受け入れてきて、結果として施設規模に対する子どもたちが課題になるというクラブが複数出ており、これが今回4か所新設する最大の理由です。さらに今年度末をもって条例の経過措置が終了して、子ども一人当たりの面積要件(1.65㎡)を満たさなければならなくなるため、次年度からは施設規模以上の子どもたちは受けれることができない、ということになります。ゆえに市としては、より切実な状況にある1年生や2年生の入所を最優先していかざるを得ない、と判断するものと思われます。

尾張旭市でも中学年、高学年の居場所問題が課題となっていて、すべての子どもたちが放課後を安全に安心して過ごすための新たな方策として、小3~6年生を対象とした「児童館へのランドセル来館(ランらん)」を今年10月からスタートさせていて、23人の登録があるとのことでした。登録して事前に予定を明らかにしていれば、学校から帰宅することなく児童館へ直行でき、夕方になったら帰宅する、というシステムで、保護者とメールで子どもの状況を共有するようになっています。学校を活用した放課後子ども教室が「空き教室がない」という理由から実現していないための過渡的、短期的な対策だとおっしゃっていましたが、目の前の子どもたちのためにでき得ることを集中的に協議して実現させることは大事だと感じました。

市役所で説明いただいた後、近くの小学校内に開設されている児童クラブと、児童館でのランらんを実際に見せていただきました。
東村山市には、保護者と市で策定した「ガイドライン」があって、正規職員を厚めに配置する(国の基準では40名に対して2人だが、東村山市では3人)など、積み重ねてきた「質」へのこだわりがあります。一方で、「正規職員」と言っても民間事業者の場合は経験年数が極めて短い場合などもあることから、危惧もあることも事実です。

今回の学びを、自分のまちに合ったやり方、子どもたちにとっての最善が実現する方向へ活かさなければならないと思っています。