9月議会初日の報告


一昨日(8月27日)から始まった9月議会。今週は、明日が広報広聴委員会、明後日31日(火曜)~9月2日(木)の3日間は一般質問、金曜日は決算特別委員会に向けた質疑通告締切…と続きます。

【全議員の賛否一覧】

初日に審議し結論を出した案件について、賛否一覧を作成しました。私は迷いに迷った末、個人情報保護条例の改正議案だけ反対をしました。ポイントは改めて報告します。

【9月議会初日 市長所信表明のポイント】

この日行われた50分間にわたる市長所信表明は既に市HPにアップされていますが、主要なポイントとしてメモしたところを以下記します。

▶ワクチン接種について

・希望する65歳以上は完了・64歳以下の優先接種対象者も8月末にはほぼ終わる。

・国からの供給減少で多くの方を待たせてしまい心苦しい。

・1回目終了は直近で72,083人、全体の53.6%。

・50歳代の接種推進のために都から1,700人分を貸与受けて進めている。

・妊婦の有線接種を9月12日(日)午後と19日(日)午前を予定し、8月30日から予約開始する。

・国から供給される量が8月下旬以降はさらに半減する見込みで、当初予定の11月末完了は困難。都に追加配分を強く求めている。

▶市内の感染状況と対策

・自宅療養や調整中が非常に多い。20歳代が多くなり、家族内感染も広がっている。

・保育所でも職員や保護者が感染し、一部は休園に。役所の職員も陽性や、健康観察のため在宅勤務もあり、一部業務に影響が生じてご迷惑掛けている。改めて感染予防を徹底在宅勤務等を分散型の業務執行体制 に早急に切り替えるよう指示した。

・小中学校、児童クラブでも子ども、職員が感染のケース。健康観察と共に、体調異変の場合は、速やかにPCR検査を受けるよう勧奨するなど対策を強化する。

▶新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の支給

・これ以上特例貸付が利用できず生活が困窮する方へ、就労による自立を図り、困難な場合は生活保護へ繋げるため、国は3か月間の自立支援金を支給。申請期限はが11月30日まで延長された。総合支援資金の再貸付を借り終えた方に案内を送付し、迅速な支援を行っている。9月1日からは自立相談課で対面相談も行う。

▶令和2年度決算

・一般会計決算額は、歳入770億6,121万7千円、歳出741億4,913万4千円。特別定額給付金事業の影響で大幅増。実質収支26億5,425万1千円。14億円を財政調整基金へ積み立て、残りの12億5,425万1千円を繰越金に。財政指標はいずれも適正。一般会計、特別会計、公営企業会計はすべて黒字決算となった。

▶行政のデジタル化、スマートシティ

・取組みの推進のため「デジタルトランスフォーメーション推進プロジェクトチーム」を設置し、分野横断的な体制整備した。

・「ひがしむらやまのみらいを考えるスマートシティ出張講座」も始めた。

▶路上喫煙等禁止地区の指定

・東村山駅東口にもパーテーションのある喫煙所を整備できたので、東村山駅周辺、久米川駅周辺を10月1日から禁止地区にする。

▶高齢者 地域密着型の施設整備

・市内5圏域に9か所整備済み。第8期中にさらに南部か北部に認知症対応型共同生活介護を整備する。

▶保育所待機児解消

・来年4月に向けて鈴木アセットマネジメント株式会社から小規模保育事業の計画が提案されているので進めたい。

▶児童館・児童クラブ

・児童クラブの待機児童数は49人。半数以上で定員割れだが一部クラブで希望者大幅増のため。一過性のものかどうか見極めていく。・「児童館・児童クラブ運営等検討会」から最終提言受けた。市としてのグランドデザインの具現化に向け着実に進めたい。

▶新しい東村山駅について

・ホームドアの設置や東西自由通路の実現について西武鉄道社長に会って思いを伝えた。まちづくりの重要施策なので私自身が先頭に立って全力で取り組む。

▶市立公園の指定管理者制度

・市内全域の公園を包括的に管理し、地域住民の能動的な利用を誘発させ、公園の機能の再配分や再整備に繋がる事業者を選定できるよう検討進めている。

・単なる維持管理でなく、市民協働をさらに効果的に進める地域連携推進型という当市の特色を活かしたものにするため、募集要項や仕様書に必要な要件を盛り込めるよう検討を進めてきた。制度設計に時間を要したため、開始時期を令和4年4月から7月に変更したい。

・公園管理事務所を天王森公園へ設置するつもりだったが、東京都と折り合わず断念。当面は「秋津ちろりん村」を想定している。

・10年間の指定管理者になるので、拙速とならないようしたい。

・指定管理者と同時に、Park-PFIを萩山公園と南台公園のうち両方か片方で提案を求めていきたい。

・10月に事業者を募集し、選考委員会を経て候補者を選定してきたい。

▶学校教育関係

・小中学生に感染者が増加しているので、2学期開始を9月1日に統一た。

・12日までを健康観察期間。午前授業とし、給食やスクールランチを食べてから下校する。子どもたちの健康状態を把握し、感染防止対策を指導する。午後はタブレットで家庭でのオンライン学習に取り組む。13日(月)以降は感染状況を踏まえて判断したい。

・萩山小では土曜日にタブレットを活用したオンライン授業しているが、子どもたちはスムーズに使っていた。「あじさい学級」でも有効に機能している。

・水泳の授業を民間事業者と組んで市民センター屋内プールで行う試行を4年4月から始めたい。それに先立ち、五中の1年生で10月に実施していきたい。

・通学路の安全点検を小中学校22校で9月末までに改めて実施する。「車の速度が上がりやすい」「大型車両の進入が多い」「過去にPTA等から要望されている」箇所を重点的に行い、交通安全施設の設置や対策を検討していきたい。

Zoomで「議会報告会」開きます!

東村山市議会として開催している「議会報告会」。コロナ以降、昨年5月は中止、8月、11月、今年2月、5月とyoutubeを使って録画配信をしてきました。双方向で…という内外の声を踏まえ、今回、初めてZoomを使って開きます。

最初は、①報告&質疑応答 ②グループに分かれての意見交換 で約2時間、というリアルで開いていた頃と同様のフルバージョンを広報広聴委員会として企画したのですが、準備を重ね、機材テスト等も行う中で、成功させるのはハードルが高いことがわかってきました。

ということで、今回は来週金曜日(20日)に、①に絞って19時~20時の1時間を目安に行います。②が無いので物足りないかもしれませんが、徐々に充実を図ろうと話し合っていますので、ぜひご参加いただき、率直なご意見をいただけたらと思います。

場所を選ばないのがいいところ。PCやスマホから覗いてみていただけると嬉しいです。

詳しいことは「市議会HP」 ⇒「お知らせ 議会報告会を開催します。詳細は議会報告会のページをご覧ください」と進んでください。

「東村山市議会議会報告会Zoom配信会場」をクリックするか、ミーティングID、ミーティングパスワードを入力いただくとご参加いただけます。ミーティングID : 968 6638 0909パスコード : 726532

早くほしいな「決算カード」

令和2年度の東村山市決算カードがまだ公表されません。とても残念に思っています。

かつて、私が議会に入った(平成15年)前後は決算審査が開かれる特別委員会は11月上旬から早くても10月下旬に行われ、12月議会初日に委員長が報告して議決していました。つまりは翌年度の予算編成にほぼ反映されない…反映する気もないことを示すやり方でした。まあ終わった決算をどうこう議論する必要を感じないくらいに、あれもこれもできる時代だったからでしょう。

その頃すでに、決算審査を9月中に終えて次年度の予算編成に繋げないと今後立ち行かなくなる、と考える自治体が増えていたことを知ったので、9月に行うことを一般質問で求めたことがあります。

当時の収入役には「無理だ」と一蹴されました。

しかしその後も声を挙げていく中で、他の自治体も前倒しするようになったことが大きいと思いますが、東村山市も徐々に時期を早め、現在の渡部市政になった翌年には9月中旬という他よりも早いくらいの開催へと変わっていきました。とても大事な変化、前進だったと思っています。

市民に公表され、私たち議員の手元に届く決算関係書類は、①決算書 ②事務報告書 ③主要な施策の成果概要 ④監査意見書 の4つです。

「決算カード」は全国共通カルテのような全体が一目で掴める書類で、東村山市は③の後半に綴じまれているのですが、総務省には7月中に提出するので、「もしかしたら今後修正があるかもしれません」という但し書きを添えて8月10日前後には市HPで公表され、私たち議員にも届くようになっていました。

今日13日になっても公表されないので、担当課に連絡をしました。すると「9月議会告示日になります」とのこと。「確かに決算書類全体はその日に配布だけれど、決算カードはもっと早く出してましたよね?」と尋ねました。

「そうしていた時期もありますが、昨年度も告示日です」と。

思い出しました。昨年度も「おかしいな?」と思いつつ、待っているうちにお盆を過ぎ、告示日になったのでした。今の課長のせいではありません。ぼ~っとしていた自分に今さらながら、反省です。

気づいた時に都度都度言っていかないと、後退した状態がいつしか普通になり、固定化していきかねません。

「大事なご意見として来年度に向けて検討したい」と言ってくれましたが、まだ作成中なら仕方ないですが、既にできていて、過去何年もにわたってお盆前には開示していたことのある書類ですから、「今からでも急いで出してもらえないものか?」と求めてはおきました。どういう対応になるでしょうか…ダメかな。見守りたいと思います。

総務省のHPから、毎年度の全国全自治体の決算カードが見られます。関心のある方は覗いてみてください。「令和元年度市町村決算カード」

もっと詳しく一覧で見てみたいというデータ好きの方は、「令和元年度 市町村別決算状況調」も面白いです(^^)/

「人権の森宣言」を学び直す

昨日午後、「いのちとこころの人権の森宣言を読む」に滑り込みで参加しました。これは8月3日から15日まで中央公民館を会場に催されている「夏休み ハンセン病問題を知る企画~Fさんの人生を通して」のひとコマとして開催されたものです。

全生園内の石碑に刻まれた「いのちとこころの人権の森宣言」は、全生園100周年にあたる2009年の9月2日に東村山市議会本会議において渡部市長より議案50号として提案され、審議の上で議決したものです。

会場の展示パネル「ごあいさつ」にはこうありました。

「この土地と緑と歴史のすべてを『人権の森』として守り、国民共有の財産として未来に受け継ぐ」としたこの宣言を実現するためには、私たち市民が関心と理解を深める必要があります。」

あれから12年経ち、当時を知る議員は現在の25人中7人しかいませんが、昨日は、議決に加わった一人として、改めてその意味をきちんと理解しないといけないという思いで参加しました。

講師を務めてくださったのは、3年ほど前まで全生園内にある国立ハンセン病資料館の学芸員として活躍され、現在は国立療養所栗生楽泉園「重監房資料館」の部長さんである黒尾和久さんでした。

誰が、何故、何を、何時、如何に引き継ぐのか…と話し始められると、専門的な見地から、5つの文章でできている宣言を一つひとつ丹念に読み解いてくださり、その背景、込められた思い、歴史的意義、厳しい現実、これからの課題等々、2時間があっという間に感じるお話でした。

終了後に初めてご挨拶申し上げて少し立ち話をさせていただけたことで、大いに考えさせられることがありました。私の立場でできること、しなければいけないことがあると感じましたので、さらに学び、動きたいと思います。

また、青葉小学校6年生の人権学習とその展示についても、担任の先生にお話を伺うことが出来ました。真正面から取り組んでいらっしゃることに敬意と希望を感じました。

企画くださった実行委員の皆様、どうもありがとうございました。

私たち議員は、議会という機関として議決した宣言の内容を深く知り、考え、顔ぶれが替わっても語り継ぎ、引き継ぎ、宣言を宣言に終わらせないことが使命だと強く感じました。そのためには、学びの場の共有、継続も必要です。

明日は回復者の方のお話が14時からあるそうですし、1階展示室での展示や映画会などの企画は15日(日)まで続きます。タイトルにある「夏休みの宿題」として文字通り親子で訪ねるもよし、大人の「宿題」として知り、考えるきっかけにするのもよし、と思います。ぜひお出かけください。

いのちとこころの人権の森宣言

 かつてハンセン病は、不治の伝染病とされ、患者は国の強制隔離政策と人々の偏見や差別の中で、長く苦しい歴史を歩んできた。
 ここ多磨全生園には、故郷を捨てさせられた人々が眠る納骨堂、終生隔離のなかで故郷を偲んだ望郷の丘、苦難の歴史を語り継ぐハンセン病資料館、これらとともに多くの想いがある。
 この地を第二の故郷とした人々は、萎えた手足に力を込め、病をおして拓いた土地に、一人一人が想いを込め、一本一本植樹し緑を育てた。
 いま、その緑の地は、そこに暮らす人々と東村山市民との百年の交流をとおし、いのちとこころの人権の学びの場となった。
 私たち東村山市民は、こころをひとつにし、ここに眠る人々を鎮魂し、この土地と緑と歴史のすべてを『人権の森』として守り、国民共有の財産として未来に受け継ぐことを宣言する。