19歳投票率は高い?低い?

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原田さんのYahoo!ニュース記事「★18歳と19歳で投票率が約20%も異なる最大の理由は政治の怠慢である★」も合わせてぜひお読みください。

ここからは私・佐藤の考えです。
そもそも働き盛りさえ半分も選挙に行かないような現状は、現実社会から目をそらすような学校教育が60年以上かけて着々と重ねられた「成果」であって、政府からすれば「してやったり」のはず。さすがにここまで下がると、選挙の正当性が問われるので、少し軌道修正をかけてきたのだと受け止めています。
低い低いと報じたから高くなるわけではないですし、18歳はもちろん、19歳の投票率も、社会との関わり具合から言えば十分健闘している数字に思えます。

YouthCreateの原田 謙介さん(★HPはコチラ★)やJ-CEF日本シティズンシップ教育フォーラムの林大介さん(★HPはコチラ★)、都立高島高校の大畑方人さん、NPO法人ど・あっぷ!の築山美樹さん(★HPはコチラ★)をはじめ、主権者教育に携わる皆さんの多様な取り組み、そして川上議長を先頭にチャレンジを続ける可児市議会の取組み(★HPはコチラ★)等々が、10年先、20年先に必ずや景色を変えていくと信じています。

私たち議員の最大の使命も「無関心との闘い」だと思っています。
生活=政治なんだよってことや、政治も議会もいつでも手の届くところにあるという感覚や、声を挙げて納得いかなければ自分が議員になるという選択肢も十分あるってこと等々、少しでも多くの人に届くように発信&行動したいと思っています。なんでそんなことまでやる必要があるのか?という内側の声にも、「そうか、なるほど」と受け止めてもらえるようにがんばらねば!です。

高校訪問記(対話の場を模索して)

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今日は、伊藤真一議長と共に市内の2つの高校を訪ね、議会と高校生との対話の場をどのような形だったら実現できそうなのかについて、それぞれの副校長先生と相談をさせていただきました。

10月に市内の高校5校に意向調査という形でアンケートをお願いしたところ、各校それぞれの温度でお返事をくださいました。
今日伺った2校は、最も前向きな学校と、かなり渋めの反応だった学校でしたが、年の瀬も迫る中で時間をつくってくださったことに感謝し、こちらの意図を伝え、ご意見を伺いました。

まずA高校。
「18歳選挙権になったことで、生徒の中に選挙権のある者と無い者が混在する状態ですが、正直、そう関心があるようには見えません。彼らの保護者もそうですし…。
確かに都教委から主権者教育に取り組むように、と言われていますが、先生の中にも温度差や慎重な考えもあって、積極的に取り組めているかというとなかなかむずかしいところです」とはじめは慎重な物言い。
しかし、議長が丁寧にこちらの真意と、学校側が警戒心を持たれるのも理解できます…と話すと、次第に口調が変わってきて…
「これからは彼らの時代になっていくのに、社会や政治に無関心であることにはとても心配をしています。身近なところから社会を知って、関心を持って、将来へつなげられたらということは全く同感です」
「議会で開く会のポスターやチラシを持ってきてもらえれば、それを生徒に知らせて声を掛けることなどは問題なくできると思います」「そういう場は大事だと思いますし、1人でも参加してもらえるといいと思います。」と言ってくださいました。

来年度、若い人が参加したくなるような意見交換会を計画できたらまた相談に伺います、と申し上げると快諾してくださいました。

続いてB高校。
「高校3年生の社会科、1年生でも主権者教育を取り上げています。東村山市の選管からは、模擬投票をやりましょうと声を掛けてもらっていますがまだ実現していません。
どんな内容なら学校として取り組めるのかを前向きに考えられたらいいと思っています」
「大学へ進学する生徒たちを対象としたゼミのような科目があるので、担当する社会科の教員とよく話をしてみたい」とのことでした。

伊藤議長の「次年度、ぜひ何か一つ、形にできるとありがたいし、今後につながるのではないかと思う。無理のない形でスタートできれば」という言葉に、「内部で相談してみたい」ということでした。

たとえすぐに実現しなくとも、学校現場で暗中模索が続く主権者教育について、地元の議会が「一緒に考えたいし、できるお手伝いはします」と伝えることができたことも、意味があったように思います。
議会というだけで想像以上に警戒されることもよくわかりましたし、会えば怖くないということもわかってもらえたのではないかな…と思います(^_^;)

総務省と文科省が発行した副教材は全ての高校に配られ、各地で既に様々な取組みが進んでいます。
議会が主権者教育の担い手の一つとして、若い世代の思いを理解して政策に反映させることは必須の責務になってきていると思いますので、来年度、少しでも実現できるように準備を重ねていけたらと思います。

【速報】12月議会の全議員賛否一覧

12月議会が本日閉会となりました。
今議会では皆さんの生活に大きな影響を及ぼすような議案は無く、比較的穏やかに終わりました。

★市長から提出された案件は10件で、議員提出議案は3件、結論を出した陳情が2件。
全議員の賛否一覧を作成しました。
※間違いが無いように注意していますが、私自身のメモが元になっているので、訂正があった場合は速やかに行います。
賛否一覧表
それぞれの詳しい内容は市議会HPからご覧いただけます。

★12月4日(月)に行った一般質問は録画配信をご覧いただけます。
こちらのページから、12月定例会⇒12月04日一般質問⇒佐藤まさたか「再生」と進んでください。

★厚生委員会では、来年度からの介護保険計画についての調査を終え、新たに「障がい者への合理的配慮について」をテーマに調査活動を始めます。東村山市の施策が前進するよう、委員長として努力したいと思います。

★次回の議会報告会は2月2日(金)夜(サンパルネ)と、3日(土)午後(市民センター)を予定しており、ご要望の多かった「各委員会の視察報告」に初めて取り組みます。詳細はまたお知らせします。

3月議会は2月20日に始まる予定です。
国民健康保険や介護保険等、大きな制度改正についての議案、そして30年度予算審査が待っています。
15万市民の代表として、総額900億円を超える予算や、ルール(条例)を決定するのが24名の議員です。
十分な議論の上で責任ある議決ができるよう努力してまいります。

「ところバスの東村山市内乗入れ」に関する陳情2件は継続審査に

午前中は都市整備委員会を傍聴。
多摩湖町へのところバス(所沢市)乗り入れ関係の2件の陳情は、継続審査となりました。
★29陳情14号 多摩湖町の交通不便解消策としての「ところバス」乗りれに関する陳情
★29陳情17号 ところバス乗り入れを求める陳情★

交通不便地域に新たな方策が打たれることは誰もが理解しながらも…
○対応するガイドラインが未整備
○1日に4往復しかない
○住民要望とのミスマッチ(所沢駅行きなので東村山駅や諏訪町方面の病院へは行けない)
○沿線住民にアンケートを取ったら6割が不要&高齢者の反応も思ったほどでない
○東村山市のルールと異なり実証実験(1年間試走)という方法が取れないので、費用負担の見通しがつかない
等の様々な課題があり、
私自身も6月議会、9月議会で取り上げてきましたが…
●9月22日の所沢市議会において桑畠健也所沢市議の質問に答える形で所沢市が「実証運行に応じる」と姿勢を替えたことから、
●10月3日の東村山市地域公共交通会議で条件付きでゴーサインが出され、
●10月6日には議会全員協議会での市長の説明に全議員が異議は唱えず、実証運行を行っていくことはおおむね了とし、
●現在は所沢市側の判断を待っている
という状況にあります。

この3か月間近く、これだけの動きがありながら、都市整備委員会では9月議会最終日に間に合うように提出いただいた陳情を、通常は行うはずの閉会中の審査もせずに今日まで手をつけずに来て、今ごろ「陳情者の真意がわからないので確認のために継続する」ということにしたわけです。
先日の議会報告会でも、この件については参加された方から厳しいご指摘をいただいています。

委員長がお2人の陳情者に連絡を差し上げるようですが、この期に及んでどんな風に切り出して、どうご説明するつもりなのでしょう。
委員会運営のあり方と共に、なにより市民からの陳情に対する真剣さが問われる深刻な問題だと、議会の一員として重く受け止めています。