9月議会が終わり…明日はもう10月

昨日(29日)午後9時少し前に9月定例議会が閉会となりました。

全議員の賛否一覧をいつものように作りましたのでアップします。

重要な議案については別途報告します。

今朝は午前10時から広報広聴委員会に出席。

これまでは最終日がどんな時間に終わろうとも閉会後に集まって、次号の議会だよりや議会報告会の頭出しをしていましたが、時によっては私たち議員の頭がもう回っていないことがあったり、事務局の担当職員も終わりが見えない中で残っていたり…という状況だったので、小さな「働き方改革」。最終日の翌日に集まることにしたものです。

議会だより次号は、決算審査や基本構想をメインに9月議会の報告を盛り込み、11月15日発行となります。

また議会報告会は、以前のようにリアルに集まっていただいて開催することには慎重な意見が多いことから、今回も8月同様に「オンライン報告」を予定し、早速準備に入ります。

午後は「廃棄物減量等審議会」が予定されていたので秋水園まで自転車でひとっ走り。伊藤真一議員と木村隆議員と3人での傍聴となりました。

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次年度から10か年の「一般廃棄物処理基本計画」について、市長の諮問を受けて協議をされてきましたが、今日の会議で「答申」出された意見を最終的な整理、修正に反映させた上で、10月下旬に正副会長から市長に手渡されることとなりました。

帰路、このまちで現在まで生きるきっかけとなった保育所に立ち寄って、日々の取り巻く状況や感じていること等を伺い、可愛い子どもたちに相手にしてもらってバイバイ。

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その足で秋津児童館へ。通常に倍して、コロナ禍での子どもたちの受け入れに大きな役割を果たしてくださってきた児童館、児童クラブ。夕方だったので小学生や中学生がのびのびと自分の時間を過ごしていました。

さて、19時からは「医療・介護連携推進委員会」が市役所いきいきプラザで開かれるので、こちらも傍聴してきます。

定例議会中は夜の会議や審議会等が殆ど開かれませんので、閉会すると一気に集中するようになります。まだ市のカレンダーに入っていない会議体も次々と予定されることと思います。東村山市の政策形成の過程を知るには、附属機関の傍聴は欠かせません。

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明日、9月議会最終日です

東村山市議会は明日(29日)が9月定例議会最終日です。

今朝10時からは明日の確認のための議会運営委員による協議会が行われました。明日は下記のような議事次第を予定しています。

質疑・答弁が多く予想されるのは2の②と③で、すべて終わるのは夜9時を過ぎてもおかしくないと予測しています。

私は、厚生委員長報告と、駐輪場の指定管理議案への質疑を行います。

1.委員長報告…各委員会に付託された議案や請願・陳情について委員長が報告し、全議員での採決を図ります

①政策総務委員長報告…陳情2件

②厚生委員長報告…議案1件、陳情1件

③まちづくり環境委員会…議案3件、請願1件

④決算特別委員会…議案5件

⑤議会運営委員会…議会基本条例の検証について

⑥議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会…中間報告

2.議案審議

①議案65号「保育所の利用負担に関する条例及び児童館条例の一部改正」…臨時休園(休館)の場合の保育料(使用料)の日割りを条例化する

②議案66号「有料自転車等駐輪場の指定管理者の指定」…市内18か所の有料駐輪場を令和3年度から7年間、一括して指定管理に出すための議案。候補者は現在のサイカパーキング株式会社で、6社のコンペを経て選定。

③議案67号「令和2年度一般会計補正予算(第4号)」…国の新型コロナウイルス臨時交付金を活用したPCR検査センター設置、行政のデジタル化推進、令和元年度決算に伴う整理、当初予算編成以降の変化への対応等、総額24億8,811万1千円の増額補正。

④議案68号「令和2年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」…令和元年度決算に伴う整理

⑤議案69号「令和2年度介護保険特別会計補正予算(第1号)」…令和元年度決算に伴う整理

⑥議案70号「令和2年度下水道事業会計補正予算(第1号)」…令和元年度決算に伴う整理

★9月議会議案一覧★

請願が委員会で採択されました。新しい東村山駅へのホームドア設置が実現しますように…

9月議会が始まって約10日。8月28日の初日には、来年度から10か年の東村山市の土台となる「第5次基本計画基本構想」を審議し、自民党(7名)、公明党(6名)、つなごう!立憲・ネット(3名)、国民民主党(1名)、立憲民主党(1名)が賛成、共産党(5名)、草の根(1名)が反対とし、賛成多数で可決しました。

また、9月1日から3日までは一般質問を24名の議員が行いました。

そして今週は委員会ウィークで、月曜日が政策総務委員会、昨日(火曜)が厚生委員会、本日がまちづくり環境委員会、明日が生活文教委員会、金曜日は議会運営委員会と議員報酬&政務活動費調査特別委員会となっています。

本日のまちづくり環境委員会では、東村山市視覚障害者友の会の服部さんが請願者となった「新しい東村山駅にホームドアを設置するよう、東村山市として西武鉄道に要望し、実現に努力することを求める請願」が審査され、全委員の賛成で採択となりました。紹介議員をお引き受けした者としてホッとしました。委員の皆さま、積極的な審査をいただき、ありがとうございました。

今議会では新型コロナ対策の年て傍聴席での傍聴ができないため、自分の控室でネット中継を視聴しました。少し詳しく報告します。長文となりますことをお許しください。

委員会では、全4会派の委員から質疑があり、まちづくり部まちづくり推進課の課長が答弁しました。

その後、後記するように4会派から討論(会派の意見)があり、5人の委員全員の賛成で採択となりました。

さらに、市長部局に対して進捗の報告を求めていく旨を、委員長が作成する審査結果報告書に付記することも全委員の賛成によって決まりました。

今日の質疑応答を通じて、新しい駅舎ではどのような設備がどこにどう配置されるのかといった設計や構造について、担当のまちづくり部まちづくり推進課は「把握していない」という答弁であり、今後の協議のスケジュールも「未定だ」と答えました。

そのため、高架台や橋脚工事が日々進み、旧駅舎の解体も始まっているこの段階で、ホームドア設置のことだけでなく、市の顔となる新しい駅施設の内容について市と西武鉄道の間で協議もされていないことは大きな問題ではないか、というのが、委員共通で受け止めであったのではないかと思います。

市の主体的な関わりが大きく問われる状況なので、最終日の全体での採決を図った上で、議会として今後の動向をきちんと見定めてくことが大事になると思います。

東村山駅は対象とされていません:西武鉄道HPより「駅バリアフリー化整備計画」2020年6月29日付 

それでは、4会派による賛成討論をお届けします。自分のメモの書き起こしなので若干の誤りもあるかもしれません。もしあった場合は速やかに修正します。

小町明夫委員・自民党)連続立体交差事業の高架事業は工事が進んでいて、旧の駅舎も解体工事が進み、今後新たな駅舎工事が始まっていきます。駅舎に関する西武鉄道との協議は行われていないということでございますが、新たな駅舎、特にホームドアの設置は生まれ変わった東村山駅の大きな PR になると考えております。ぜひ障害の方々のみならず、電車を利用する全ての方々の安全、安心感を高めることから、実現に向けて市として取り組んでもらうように要望して採択の討論といたします。

石橋光明委員・公明党)国の「移動等円滑化の促進に関する基本方針・移動等円滑化の意義及び目標に関する事項」の中に、「ホームドアまたは可動式ホーム柵については、視覚障害者の転落を防止するための設備として非常に効果が高く、その整備を進めていくことが重要である…中略です…膨大な投資費用等の課題について総合的に勘案した上で優先的に整備すべき駅を検討し、地域の支援のもと可能な限り設置を促進する」と記載されておりました。この基本方針で記載されている視覚障害者へのホームドアの有効性を考えても、この請願の団体の願いであるホームドア設置の重要度が非常に高いと認識しております。設置基準が「1日平均の乗降客数が10万人以上」ということで東村山駅には設置するのは難しいのではないかと半ば考えておりましたが、先ほど発言した通り、東村山駅より乗降客数が少ない駅にも優先すべき事項があると先ほど伺いましたので、この件は設置検討のテーブルに乗って良いと考えております。よって東村山駅も優先すべき駅になると考えております。高架下に向けて駅舎ホームも新しいものになりますが、新駅舎が完成してからホームドアの設置となるとさらに多額な費用がかかるのは火を見るよりも明らかです。国の基本方針にも膨大な投資費用等の課題について、とある通り、そもそも多額な投資費用がかかるのでしょうから、10万人未満でなおかつ東村山駅より乗降客数が少ない駅と同様に、安全面ということは最大の目的でありますけれども、投資費用の効率から考えても設置検討すべきと思い、採択賛成の討論といたします。

山田たか子委員・共産党)私たちの暮らしの中で鉄道利用は移動のための必要手段となっております。そのためにどの鉄道事業者でも、安全で快適な鉄道利用者のための対策を講じておりますけれども、現場の駅のホームは常に転落事故や電車との接触事故が絶えない危険と隣り合わせとなっております。「想像で歩いているんだ」という視覚障害の方々の生活を想像してみていただきたいと思います。私は見えていても混雑したホームでは特に風圧や電車の勢いを恐ろしく感じることがあります。転落事故の件数としては視覚障害の方が2%ですが、これは障害の有無に関わらず請願理由にありますように、ホームドアは多くの人の安全確保と命を守るために有効な設備だと考えます。また東京都は、ホームからの転落や接触事故件数について東京都が設置補助を本格的に実施した2014年の翌年2015年以降は減少しているということも明らかにしております。第2次東村山市都市計画マスタープランの「暮らしとまちづくりの方針」では、ホームドアの設置も含めて安心安全な鉄道駅の整備を進めるとホームドアの設置にも前向きな姿勢を示されております。東京都が優先整備の視点を設定する「駅利用者の特性」や「駅の特性」に基づきますと、東村山駅は公民館や市役所、社会福祉センター、国宝級の建築物であったり、スポーツセンター、また高校など利用者が多い駅となっております。駅の特性としても、島式ホーム乗り換え駅といった特性があります。ホームドアの設置は後からの別工事ではなく、新設に伴う設置の要望を繰り返し求めて協議を進めていただきたいと考え、採択の討論といたします。

藤田まさみ委員・立憲民主)採択の立場で討論いたします。本年7月、 JR 阿佐ヶ谷駅で視覚障害のあるマッサージ師の男性がホームから転落、進入してきた電車と接触して亡くなる痛ましい事故がありました。また平成29年度におけるホームからの転落事故件数は2,863件で、そのうち視覚障害のある人の件数は65件。これらを見ると、視覚障害者にとってホームからの転落は命に関わる最も危険な問題ではあると同時に、健常者にとっても依然として発生件数の多い事故です。ホームドア設置はこれらの事故を防ぐ最も効果のある対策ですが、設置費用も高く、全ての駅につけることは不可能で、設置基準として西武鉄道は乗降客数の多さ1日10万人以上を第一に挙げ、その基準以下でも転落件数の多さを第2の基準としてあげています。しかし転落は死に直結する事故であり、転落件数が増えればつけていただけるのかという問題ではなく、尊い命が一人でも犠牲になる前に対策をとらないと意味がありません。西武鉄道は市内のほとんどの市民が利用する交通手段であり、その健全な運営は市民にとっても重要です。過大な費用を負って財務が悪化し運営に支障が出ることは誰も望んでいませんが、一方で日々利用する上で命を守ることは最優先課題であります。もし駅舎建替えと同時にホームドア設置が難しいのであれば、ホームドア設置に耐えられる条件などを満たしたホームを整備するなど、近いうちに設置を見込んだ措置をとっていただきたい。東村山市は第5次総合計画基本構想で命を最優先すると謳っています。東村山市はこれを踏まえて西武鉄道とこの件について前向きに協議していただくことを強く要望して採択の討論といたします。