天が与えたチャンスと思え

例の都議会議員や兵庫県議会議員だけでなく、知人女性に海外視察に活かせた73万円を正当だと開き直る兵庫県議会議員も出たりして、大変厳しい批判にさらされている私たち地方議会議員。

その地方議員が集まって「政治の質を変える」をテーマに昨日&今日の2日間、みっちり学び、大いに思いをぶつけ合ってきました。
「政治の質を変える マニフェストサミット2014」
マニフェストサミット TBS News i(※冒頭、左横から撮影されてました)

「1990年代、汚職や不祥事で国政や首長が厳しい批判にさらされ、分権へと根底からの転換を迫られた時代があった。今回の議会問題も、間違いなく最後まで徹底的にやられることになる。議員個人の資質の問題と、議会が全く訓練されていないという問題の両面がある。自分たちが市民目線で改革するしかない。天が与えたチャンスと受け止め、主権者の立場に立った改革を断行するしかない。」と北川正恭早大政治経済学術院教授。
DSC_5207(※画像はNEWS23放映画面から)

「地方議会は旧態依然と先進派の二極化が進んでいる。地方議会に焦点が当たるのはいいことであり、変えるきっかけにすべき。いろんな人に立候補しましょうという空気を作っていくことも求められている。自分の立場は脅かされても「私の後に続いてください」と言うのも皆さんの役目ではないか」と杉尾秀哉TBSキャスター。
sDSC_5200(※画像はNEWS23放映画面から)

「分権が進み、責任は今、議会にある。これまでとは全く状況が変わっていることを、議員自身がまだわかっていない。議決責任を議会がどれだけ自覚するのかにかかる。住民福祉向上のためには、住民に寄り添うことが不可欠」と江藤俊昭山梨学院大学教授。
sDSC_5202(※画像はNEWS23放映画面から)

「議会の常識は世間の非常識、がネット等を通じて広がったということ。都議会で自浄作用が働かなかったことは大きな問題。汚れを汚れと自覚しないと、落とすことはできない。住民に対して「これはどうしたいか?」と問いかけて一緒に考える姿勢が、地方議員には大事なのではないか。議員には「触媒」としての役割が求められている」と、津田大介さん。
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sDSC_5213(※画像はNEWS23放映画面から)

議会改革のトップランナーの四日市市議会は、さらに先へ突き進んでいることが、中森慎二議長のお話からわかりました。感服。
sDSC_5211(※画像はNEWS23放映画面から)

sDSC_5208(※画像はNEWS23放映画面から)

「政治を変えるには、選挙から大きく変える」
「伝え方で政治の質を変える」
「有権者の知りたいことを伝える」
この点についても、大いに大いに学んだ2日間でした。
別途報告すると同時に、少しでも実践に移したいと思います。

★TBSニュース「News i」

東村山市議会「報告会」にお越しください!

東村山市議会は今年4月の議会基本条例施行に際し、「議会報告会」を年4回開催することをお約束してスタートを切りました。
1回目は5月9日&10日に開催。その報告は市議会HPに掲載しています。

そして2回目となる今回は、8月1日(金)2日(土)の両日に開催します。
7月24日(金)夜と25日(土)昼間には、今回も超党派の議員による議会としての街頭宣伝活動を行います。

議会報告会2014年8月ポスター兼チラシ (オモテ)
公共施設に掲示中の告知用のポスターとチラシの作成を前回に引き続き担当させていただきました。

当日は6月議会の報告に加え、政務活動費と議長交際費についてもご説明する予定です。
そして後半は、テーマを絞らずにご意見をいただく「意見交換会」となります。
現在、当日に向けた説明用パワーポイントも作成中です。

8月1日(金)19~21時 東村山駅西口公益施設サンパルネ
8月2日(土)14~16時 市民センター2階 ※この日は手話通訳があります。

暑いさなかではありますが、お誘い合わせの上おいでください。
お待ちしております。

ごみ出しルールの変更について、文書質問を提出しました

先週土曜日(5日)の「さとっちカフェ」で、参加者のお一人からこんなご指摘がありました。

『6月15日の市報で「ごみの出し方が変わります」とあったが、新たに戸別収集に切り替わる「びん」「かん」「ペットボトル」の「出し方」が「透明・半透明の袋」となっているのは、ここ数年の議会や各種会議での経過を踏まえればおかしいのではないか?どうして、かごやバケツで出せることになっていないのか?』

 
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確かに、平成23年3月まで続いた「秋水園リサイクルセンター計画に関する調査特別委員会」や、一般質問、予算や決算審査の中でもたびたび議論になった点です。
少なくとも、レジ袋削減を市の施策として推進していることや、資源ごみ(びん・かん・ペットボトル等)は無料で収集していることと、大きく矛盾することはできないはず。

そこで、週が明けてから所管である資源循環部ごみ減量推進課に連絡をしました。
これまでであれば、閉会中なので個別に所管職員に話をしに行くことくらいしかできません。
それでうまく進まないようであれば、次回の一般質問や決算審査等で問うことになります。

しかし、収集方法の変更を10月にも行うため、市は8月半ばから市民向け説明会を市内各所で開催予定です。
それが始まってからでは間に合いません。

そこでハタと思いついたのが、「閉会中の文書質問」です。
4月1日に施行した東村山市議会基本条例の第12条で、私たち議会は次のように定めました。

議員は、閉会中において、議長の許可を得て市長等に対し文書質問をすることができる。
2 前項の規定による文書質問が提出された場合、議長はその必要性について、議会運営委員会に意見を求めることができる。

ということで、以下のような質問を市長宛に昨日提出し、今日は議長に対して手続きを進めてくれるよう要請をしました。

作った制度は使ってこそ初めて活きてきます。
初めてのケースは、さて、どのような展開になるのでしょうか。
経過は順次ご報告していきます。

 

ゴミ出しルールの変更点について

市報6月15日号において、びん、缶、ペットボトルの「出し方」が「透明・半透明の袋」となっています。しかしこれには、これまでの議会における議論を踏まえればいくつかの疑義を抱かざるを得ません。
今後、市報7月15日号において市民説明会の日程が明らかとなり、8月半ばより開催の運びと聞き及ぶ中、9月議会での一般質問では時機を逸することになりますので、以下の点について質問し、答えを求めるものです。

1.「透明・半透明の袋」とは、いわゆるレジ袋を指すのでしょうか。それとも市販の袋を指すのでしょうか。

2.仮に「レジ袋」とした場合、市の「総合計画」「3-2-1ごみ減量とリサイクル意識の啓発」及び「ごみ処理基本計画1-(1)-④ レジ袋の削減」とは明らかに不整合となるのではないでしょうか。
実際に3Rの意識を徹底され、マイバッグ等の使用によりレジ袋を一切受け取っていない市民も少なくなく、現実にレジ袋を保有しない市民もいます。そのような方々には、どのような対応を求めるのか、お答えください。
また、「市販の袋」とした場合は、ペットボトルは無料収集であることと矛盾を来すことになります。
以下は秋水園リサイクルセンター計画に関する調査特別委員会(22年12月10日)の会議録ですが、これまで、複数回にわたり何人もの議員が、この点については議会で取り上げてきています。それらも踏まえてお答えいただきたい。

○島田委員
(略)今、ずっと議論になっていて、半透明のレジ袋でペットボトルを出して、また、容リプラの袋と一緒に収集するのがいいのか、それとも、有料の中に全部入れてもらうのがいいのか、それとも、全部を無料にしてもらうのがいいのかということだと思うんですけれども、コスト自体は、有料、無料に余り関係しないという部長の御答弁だったんですけれども、半透明のレジ袋を使うということ自体、いつもレジ袋を減らしていこうと言っているのに、それで出してくださいということは、今後ずっとそれを続けていいのかなというのが、今、疑問なんですが、その点については、どう考えていらっしゃるのでしょうか。

△西川資源循環部長
実は、同じ状態が既に起きておりまして、それは、おむつの収集のときに、指定収集袋以外の袋で出せると、一昨年だと思いますけれども、ルール改正をさせていただきました。そのときに、うちが言っているのは、レジ袋という表現を一切使っていないんです。透明、または、半透明の袋を御利用くださいということでお話をさせていただいております。ただ、この場合は、あくまでもおむつ等を入れるというために、それを選択しているので、ある程度しようがいないと思っていますけれども、確かに先ほどの御質疑の中にありましたように、うちがレジ袋を推奨して、それに入れてくださいというのはまずいのかなという、感覚的にはあります。

3.ペットボトルの排出に半透明の袋を用いて容リプラと同時収集した場合、有料袋で排出すべき容リプラが半透明の袋に混入される恐れが容易に想定されます。排出ルールの曖昧化や、モラルの低下に結びつく恐れについてどう考えているでしょうか。
また混入によって、ペットボトルが汚れ、容器包装リサイクル協会が定める品質の低下が起こることも明らかと考えますが、いかがでしょうか。
さらに、ペットボトルのラベルを剥がして排出する場合、ラベルは有料袋、ボトルは無料袋となりますが、剥がさずに排出するケースはどう扱うのでしょうか。市民に対してその違いをどう説明するのでしょうか。

4.過去の議会において、びん、缶、ペットボトルの収集は、日野市等の事例を踏まえ、袋ではなく「かご」や「バケツ」で行うべきと申し述べました。どのように検討されたのでしょうか。「風で飛ばされる」等という答弁もありましたが、そのことが問題になって見直されたような事実はありません。

5.本来は、「透明・半透明の袋」での排出は不可とすべきと考えます。しかしながら、既に市報に掲載されている現状を踏まえれば、今後の説明会や「ごみカレンダー」において、「かご」「バケツ」等での排出ができるように進めていただきたい。ぜひ対応いただきたく、見解を求めます。

勝谷誠彦「血気酒会」出演記

人生、時々思いもしないことが起こりますが、今回のことはまさにそんな感じ。
血気酒会

先週月曜日(23日)朝、日テレのワイドショーで都議会の女性蔑視野次の問題を取り上げていて、その最後に、辛口で有名なコラムニスト・勝谷誠彦さんが「都議会にしてこれだから、地方議会なんてやりたい放題でひどいもの」とコメント。
これを観ていた私は「全国で信頼される議会づくりに寝食忘れて汗する多くの地方議員の存在や、議員個々とは別に都議会が「旧態依然」の最たる地方議会だということを、どこまでご存知の上でのことなのか。」とツイッターに書き込みました。

すると翌朝、「突然失礼致します。勝谷のスタッフをしている高橋と申します。ぜひ地方議会の実情をご教授いただきたいのですが可能でしょうか。」とコメントが。

私が「お役に立てる情報であるか否かはわかりませんが、貴重な機会に感謝申し上げます。できるだけご都合に合わせたいと思います」と答えると、「ぜひ、勝谷のネット番組に招聘させていただきたいと思います。詳細およびスケジュールに関しては追ってメールをお送りさせていただきます。」とお返事。
同じ頃、議会改革フォーラム等で度々ご一緒させていただいている川口市の方から、「勝谷誠彦氏の今朝のメルマガにあなたのことが書かれていますよ」とメール。

勝谷さんのHPを見てみたら、「公開招聘」と書かれているではありませんか。

そのあたりで、自分がどういう流れに身を置いているのかがようやくわかってきました。

ありゃりゃ、これは思いもしないことになっているぞ…。

そこから話はあれよあれよと言う間に進み…、一昨夜、千代田区一番町にある世論社さんを訪ね、19時からちょうど1時間、勝谷さんとの対談に臨んできました。
あ、当初は対談の予定でしたが、私のビビりを遠方から察知して「助太刀したいくらい」とコメントをくれた大府市議会の鷹羽登久子議員が緊急参戦してくれたので、勝谷さんと3人での鼎談となりました。

懐かしの「トゥナイト2」という深夜番組で初めて知って以来、「たかじんのそこまで言って委員会」といい、今回のきっかけとなった「スッキリ!!」といい、勝谷誠彦という人は政治や社会をぶった切るコメンテーターだと思っていましたが、実は「にっぽん蔵元名人記」はじめ食や酒について書くことが本職だった、と初めて知りました。

ということで、高橋さんと事前のやり取りをさせていただい結果、東村山市の蔵元「豊島屋」さんのこちら2本を持参。
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番組は勝谷さんと「屋守(おくのかみ)」と「東村山」の3ショットでのオープニングとなりました。

私としては、今回の「野次」が人格否定につながる暴言であるという点と、議会として議事運営の中で対処すべき面も多々あったのに行われなかったという点、そして、議員個々の頑張りとは別にそもそも都議会が機関として「旧態依然」の最たる議会だという点に分けて、まず入ろうと思っていました。
また、きっかけとなった都議会について数字的な間違いがあってはいけないと思い、自分のカンペのつもりで調べた結果をフリップ状にして臨みました。

結果としては、24時間365日絶えず緊張と監視のもとにある首長よりも都議のほうが厚遇である、というのは明らかに変だよな…という日々の実感を説明したいがために報酬の話から入ったことで、処遇の話にかなりの時間を割くこととなりました。
その後、監視機能としてのメディア、特に東京におけるローカルメディアの不存在、必要性という問題にふれられたことは良かったと思うのですが、そもそも話したかった地方議会での様々な取り組みのことや、何を願って多くの議員や市民が一生懸命になっているのか…なんてことには全く届かず、60分番組はエンディングを迎えました。

オンエア後、スタッフの方々も交えてさらに話は続きました。
今カメラを回したほうがよかったんじゃないの?1時間飲んでから入ればよかったね…などと言いながら、さらに深掘りした情報と意見交換ができたことは、本当に得難い経験でした。

出番を迎えるまでに、議会改革を通じて出会った全国の地方議員の方たちがアドバイスやエールを寄せてくださいました。
初めて出会った勝谷さんは、思っていたようなイズムの人ではなく、じつに間口が広く懐の深い方でした。
ヨロン社長さんも、実はごく近いところの同志をよくよくご存知の方でした。
鼎談のラスト10分に参戦いただいた薩摩隼人・マリックスラインの岩男社長も趣のある方でした。

この仕事をさせていただいて12年目。
人のつながりに感謝感謝、なのです。

配信をご覧いただき、ニコ生やSNSを通じてコメントくださった方々も、どうもありがとうございました!

youtubeとニコニコ動画でライブ配信された映像は、コチラです。
お時間のある時に、ご覧いただければ幸いです。

勝谷誠彦の「血気酒会」臨時特別編!youtube

勝谷誠彦の「血気酒会」臨時特別編!ニコニコ動画
 
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