議会改革、遅々として…(その1)

12月議会も残すところ19日の最終日だけとなりました。追加上程される議案が無かったため、初日に提案されて各委員会に付託、審議された議案についての委員長報告と、結論が出された請願についての委員長報告があり、いずれも本会議において全議員で採決を図ります。

一方で、今週末に投票日を迎える衆議院選挙と都知事選挙にも、各議員それぞれの立場で関与したりしなかったり…で議会内は落ち着かない空気が続いています。

で、それを言い訳にできずるはずもなく…、ブログの更新がすっかり滞っていることはお恥ずかしい限りです。

 

ということで、昨日の2つの委員会について報告します。

午前中には議会運営委員会、午後は議会基本条例制定を進める特別委員会が開かれました。

議会運営委員会(肥沼茂男委員長)では、新たに提出された請願20号「市庁舎内での市議会生中継の迅速な実施を求める請願」が審査され、私は傍聴席におりました。審査を聞きながら、「具体的な手法と予算額まで明確に示せないと採択できない」という姿勢を取る議員がいることについては、疑問を感じざるを得ませんでした。

もちろん、無責任に何でも賛成ということはできませんし、採択即実現とならないことも少なくないわけですが、現行の本会議録画配信(有人方式)に加え、来年度からUSTREAMによる予算・決算特別委員会の配信を既に決めているわけです。市役所ロビーのモニターでの同時中継を行うことに大きな障害があろうはずがなく、予算的にも低廉で行うベースは整いつつあります。中継実施を速やかに決め、それに基づいてよくわかった方の力を借りて条件整備を進めればよいだけの話だと思うのですが…。

福田委員は「次年度実施を考えれば予算編成のタイミングもあり、速やかな採択を」と発言があり、奥谷委員からは「日常の議会運営について協議するテーブルには1人会派まで入れて進めるべき」との意見も出されましたが、結論は「もう少し状況を見て…当面はこのテーブルで議論を…」と委員長。1回の審査で結論を出さないことが大事なことのように見えます。

「遅々として進まない」典型的な委員会運営であり、残念です。

次回の審査日程は決めたのかな…?放っておくと閉会中に開催しないことが多い委員会なので、ぜひ早期に、遅くとも1月中には開催することを強く求めようと思います。

 

調査事項の「一般質問のあり方」では、12月議会で初めて施行した一問一答方式について、各委員から感想、意見が述べられました。

冒頭、駒崎委員が、ほぼみなさん同じような感想をお持ちだろうが…と切り出し、「質問を再々質問までの3回とする枠は取り払った方がよいと感じる」と提案。

1回だけではわからないのでもう一度今回同様で…と言う委員も一部いましたが、最終的には次回(3月議会)は、「1人20分の質問持ち時間は変更せずに、回数制限は設けない」ということで集約されました。

今議会で傍聴された皆さんは、ぜひとも議会あてに率直なご意見をお寄せいただけたら、と思います。

 

午後に開かれた議会基本条例特別委員会については、別立てにします。

 

 

 

 

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