11月29日から12月19日まで開かれた12月議会は、街を二分するような大きな議案はありませんでしたが、第2次地方分権一括法の影響で国や都から市に下りてきた事務に関する条例改正が多く提案され、いずれも可決されました。
ただ、新しく条例をつくる際に、市民意見の聴取をせずに行った点については、今後の見直しを強く求めました。
「自分たちの街のことは自分たちで決めていく」という大きな流れの中、条例という縁遠くも大事な存在を、市民の皆さんに意識してもらえる貴重な機会であり、今回の議案の中でも意見を求めれば必ず的確な声が返ってきたと思われるものがあったからです。
たとえば、「東村山市準用河川管理施設等の構造の技術的基準に関する条例」という難しそうな名称の条例ですが、市内で対象となるのは北西部を流れる北川であり、この川に設置されているコンクリート製の落差工を今後どうするかに直接的な影響を与えます。
落差工の直下まで鮎が遡上してきていることが市民グループの調査で以前からわかっており、魚道を設置してほしいという声も市の担当には伝わっているはず。15年近くにわたって管理活動を行っている皆さんをはじめとし、広く意見を求めてから提案されるべき議案だったと考え、本会議ではそのように申し述べました。
その際の様子はこちらからご覧いただけます。⇒市議会動画配信※24分50秒くらいから
市長からは議会後に「改善していきたい」と話があり、年末から1月10日まで行われている「東村山市特別支援教育推進計画第三次実施計画(素案)に対する意見募集」に加え、年が明けてからは市のHPに以下の6件が掲載されています。
1.東村山市指定地域密着型サービス等の基準条例に関する考え方(概要)に対する意見募集
2.(仮称)東村山市連続立体交差事業等推進基金条例に関する考え方への意見募集
3.東村山市立公園条例(案)に関する意見募集
4.東村山市道路の移動等円滑化基準に関する条例制定に関する意見募集
5.東村山市が管理する道路に設ける道路標識の寸法等を定める条例制定に関する意見募集
6.東村山市市道の構造の技術的基準を定める条例制定に関する意見募集
市HP及び各公共施設でご覧いただき、ご意見いただけます。
ご関心のあるテーマについてだけでも、率直、素朴なご意見でも、ぜひお寄せいただけますようお願いいたします。