【子どもたちは有権者ではないけれど、立派な主権者】

おはようございます。佐藤まさたかです。

お陰様で選挙戦3日目の朝を迎えました。ありがとうございます。

選挙で走っていると、誰より子どもたちが手を振ってくれます。きっと、珍しいし、なんだかおもしろいからなのでしょう。興味を示してくれているのだな、と思います。

そんな時、「かわいらしいご声援、しっかり受け止めました」とか「小さなお手を振っての応援、ありがとうございます」とか言いながら走り過ぎてしまうのは、あまりにももったいないし、子どもたちが示した「関心」の芽をあっさり摘んでしまうことになるような気がして仕方ありません。

なので、私は自転車を停めて、子どもたちと直接話すことにしています。

昨日も富士見町の中央公園沿いの道路を走っていたら、「ウェ~イ!」とはしゃいで走り寄って来た男子4人。
「なにやってるの?」「有名人?」「どうして自転車なの?」
次々と質問の球が飛んできます。
「なんだと思う?」「選挙でしょ!」
「そう、当たり!富士見小なの?」「南台!」
「副校長先生が若くてかっこいい先生に替わったでしょ?」
「うん!どうして知ってるの?」
「3月まではおじさんが住んでいる地域の小学校の副校長先生だったから知ってるんだよ」
「ふ~ん。ぼく、市長を知ってるよ。昨日の野球大会で僕たち優勝したんだ。そこに来てたもん!〇〇〇っていうチームで、3連覇なんだ」
「そっか…そりゃすごいな。その市長さんもね、選挙なんだよ。学校の前に長~い看板が立ってない?その右側に2人いるのが市長選挙の候補で、左側にいっぱい並んでいるのが市議会議員選挙に出ている人たちなんだよ。」
「みんなは11歳か12歳でしょ。あと6年か7年すると選挙に行けるようになる。国の選挙か市議会かわからないけれど、その時はこんな風にいろんな候補者の話を聴いたり、ビラを読んだり、ポスター見たりして、よく考えてみるといいと思うんだよ」

話を進めていくと、4人の男子はだんだんと真剣な目でこちらの話に食いついてきて、新たな質問を次々と投げてきました。

結局、10分近くの青空教室のようになり、「じゃ、おじさんはもう少し頑張らないといけないから、行くね!」と言うと、「はい!説明してくれてありがとうございました!頑張ってください」と、最初とは少し違う、真剣みを帯びた真っ直ぐな目でこちらを見て、大きく手を振って帰って行きました。

子どもは、大人になるための途中の存在なんかじゃなくて、大人と同じ権利の主体。
真剣に話せば真剣に聴くし、真剣に問えば真剣に答える。
一緒にまちを創っていく、大事な仲間であり、パートナー。
そんな当たり前のことを、改めて子どもたちから教えられたような気がします。

今日も仲間の応援を得て、一日走って走って、スポットではしっかりお話をして、まだ見ぬたくさんの方たちにお会いしたいと思っています。

※今日の写真は子どもたちの顔が映ってしまっているので、4年前に本町のiタウンの中で今日と同じように偶然行うことになった「青空教室」の時のものをアップします。

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