嬉しいことが続いた3月29日

【その①】

昨日朝の駅頭活動後、サンパルネの市民サービス窓口に向かいました。
現役職員でいらした頃に大変お世話になり、定年後は再任用&アルバイトで残っておられた方が、たぶんこの3月いっぱいで今度こそ完全退職されるのではないか…と気になっていたもので。
毎日の勤務ではないのでお会いできないかも?と訪ねてみると、ついたての奥に顔が見えました。
お声掛けすると、びっくりして出て来てくださり、「今日が正真正銘ラスト」とのこと。よかった!もう一度お会いでき、これまでのお礼を伝えることができました。
現役時代と全く変わらぬ溌剌さで、「やりたいことだらけで、これからも楽しみしかないの」と話してくださり「きっと30年後も40年後もバリバリなんでしょうね」と笑い合いました。
こんな風に腹を割って話せる関係になれたのは、繋いでくれた元強面課長さんの存在も大きく、これまでのご縁に感謝しかありません。本当にありがとうございました。

【その②】
役所へ戻って来ると、入り口近くで「佐藤さん」と呼び止められました。若い頃から知っている職員さんで、どの部署でも実績を残し、今や中堅の柱になっている彼が、「すみません、声を掛けちゃって」と。
「いやいや、どうも。で、なんだろう?」と尋ねると、「最終日の厚生委員長報告への質疑と討論、ありがとうございました」と。
私)ん?どうして?
彼)本当に佐藤さんのおっしゃっている通りだな、と思ったので。

「子ども・子育て会議条例の一部改正」の審査結果を報告した共産党のさとう直子委員長に対して、質疑し、賛成討論(意見の表明)を行ったことを聴いていてくれたようです。
私が(通常なら必要ないと思われる討論を)「あえて行なった」という意味が、市職員だからわかるということだったのだと思います。何でこんな討論をわざわざしているのか?と思った議員もいたであろう全く地味~な話ですが、嬉しかった。ちゃんと目を向けてくださってありがとうございました。

今回の条例改正は、法律の成立や改正に伴って、市の条例に条ずれや項ずれが生じたものを整えるための改正案の一つでしたが、そもそも「こども基本法」が気に入らないと言いたいがための質疑や討論を並べ立てた末の反対には、自分たちが何を問われているのか全く理解していないことを露呈するものであり、反対のための反対の象徴のようでした。
コチラの51分40秒あたりから1時間12分30秒あたりまでが該当箇所です。
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/higashimurayama/WebView/rd/speech.html?year=2023&council_id=76&schedule_id=10&playlist_id=1&speaker_id=0
駒崎議員が憤慨しているのが伝わってきます。

東村山市議会では、わずか25人の議員が15万人の市民を代表して様々なことを決定しています。
反対する時は「なるほど、そういう視点もあるのか」と周りに思わせるだけの中身を言葉にする責任が私たちにはあると考えています。
私が当日行った討論は以下の通りです。

▷委員長の報告にあった通り、本条例改正は、本年4月の子ども基本法制の施行に伴い、従来の子ども・子育て支援法が改正され、その法律を根拠としている当市の附属機関委員会を定める条例の条文、文言の整理を行うことのみを目的としています。
委員長報告にあった反対意見の論旨は、本条例改正の目的にも内容にも関係の全くないものです。
法律そのものに反対する権利は誰にでもあり、本件についても様々な疑義や異論があることは理解しますし、法改正を求めて動くことも、市議会の一般質問等で市の見解を問う自由も私たちにはあると思います。
しかしながら、国会において議論の結果成立した法律に基づく本条例改正の議案の意味を正しく理解していれば、修正案等の対案も示さずにただ反対することは、全くの見当違いであり、無責任と言うほかありません。
そのような判断は再考されることを求めて、本議案に賛成の討論とします。

【その③】

そして夜。東村山第四中学校吹奏楽部の第21回定期演奏会に伺いました。

いつものように優しさに満ちた定演であり、いつも以上に中学生らしさが詰まった定演だと感じました。今年も赤ちゃんから知っている子がいたこともありますが、3年生を送るビリーブの遥か前から涙がこみ上げて参りました。

OB・OGの皆さんの心遣い、小海先生の変わらぬ情熱、顧問の先生方の深い思い…涙腺がいくつあっても足りませんでした。

入学時からコロナ禍にあり、恐らく言葉に尽くせぬほどの困難な3年間をみんなで乗り越えてきた生徒たちが、とても大きく見えました。

胸踊り心温まる素晴らしい定期演奏会、ありがとうございました。

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