【速報 6月定例議会初日レポート】

選挙後初の定例議会が始まりました。会期は30日までです。

ということで、今日の本会議で即決した議案等の賛否を取り急ぎ一覧にしました。

教育委員は5期20年間お務めくださった當間彰子さんが勇退され、中学校長出身の榎本智司さんを任命する人事案に同意しました。當間さんは私が初当選後に臨んだ定例議会で選任されて以来、20年にわたって教育委員をお務めくださいました。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
新しい教育委員の選任議案に質疑に立ったのは私だけでした。
その方が問題というわけでは全くありません。
しかし、當間さんは、地元の方でありPTA出身という立場で、地域の青少年育成や国立ハンセン病療養所多磨全生園にも長く携わってこられました。
ゆえに、後任は地域の人材の中から探してほしかったというのが私の本音です。
また、これで5人の委員のうち4人が学校教員出身者となります。社会教育分野の意義を骨身に沁みて語れる人がいなくなった印象で、そこにこだわりを持つ者としては不満が残らないと言えばうそになります。

議会選出の監査委員は村山淳子前副議長と決まりました。

そして今日のハイライトは現在のシチズングランドを前川公園とするための土地売買契約。

5,000㎡超の契約は議会の議決が必要で今回は約9,000㎡。価格は10億2,600万2,280円(11万4,000円/㎡)。
総面積は21156.39㎡で物件補償含め総額26億円を超える。なので残りの12156.19㎡は土地開発公社で13億8,580万5,660円で購入。

契約金額10億2,600万円のうち、国補助金は年度当初予算で見込んだ約1/3(3億4,200万)が入るが、同じく1/3を見込んだ都補助金は1億円少しだったため、市として6億360万円負担。うち3億780万円は市債発行で賄います。
公社購入分を平成12年までかけて買い戻し、公有地化を完了させるとのこと。

何と言っても目の前を流れる前川による水害が積年の課題で、グランド地下を貯水池にすることが最大目的の購入。野球場もテニスコートもあり、野口町地区の集会施設を併設する予定もあります。
高い買い物だが、これらを勘案して珍しく全会一致の可決。
が、貯水施設建設は公有地化が完了しないと着手できないとのこと。

7年後(令和12年度)に予定通りすべて公有地化できるのか?できたとして、野球場を一旦閉鎖して掘り下げ、巨大プールのような貯水施設を建設して、その上に蓋掛けして再びグランド面を造成するのに要する時間と費用はいくらかかるのか?
他の公共施設再生や秋水園焼却炉建設等とも重なる時期。課題は多いです。

明日は今日行われた市長の施政方針説明に対して、3人以上の会派…自民党(小林美緒議員)、公明党(伊藤真一議員)、共産党(渡辺みのる議員)が代表質問を行う日です。

今日も傍聴にお越しくださった方が何人か。
平日の昼間なので難しい方が多いことは重々承知ですが、お時間あったら短時間でも覗いてみてください。
傍聴規則の運用をコロナ前に完全に戻しましたので、お名前やご住所の記載も不要ですし、傍聴席からの録音録画も自由です。5階の議会事務局にお寄りください。

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