横須賀市での2日間の研修合宿から戻りました。
ローカル·マニフェスト(LM)推進連盟に携わる議員と事務局の小人数で、横須賀市と市内施設の先進的な取組みをリアルで学ぶとともに、今後の活動やマニフェスト大賞のあり方をめぐって深い議論を交わす濃密な時間となりました。
研修事項は…
①横須賀市における全国初 ChatGPT 導入
②電子入札システムの導入をはじめとした DXの取り組み
③実習:さわってみよう!ChatGPT
④健康型有料老人ホームマゼラン湘南佐島…民間活力による介護保険を用いない健康寿命増進
横須賀市デジタル・ガバメント推進室の寒川室長さんは、先日の全国地方議会サミットに登壇された際のお話の「その先」をご説明くださり、電子契約の話も、まだ非公開の「その先」も、東村山市政と重なる課題ばかり。ChatGPTの活用については、2日前に東村山市の担当課長からレクを受けておいたから繋がる話も多く、両市ともにLogoChatを導入しているメリットを活かせるよう橋渡しができたらいいな、と思います。
マゼランは、介護保険を一切使わずに入所者の負担だけで運営する健康型有料老人ホーム。今後ますます課題が深刻化することが明らかな介護保険制度を見据え、税金を使わずに「その先」を提案する意欲あふれる施設でした。見てみなければ、聴いてみなければわからないことばかり。お金持ちを対象にした施設を私たちが学ぶ意味がどこにあるのだろう?なんて事前に思ったことを恥じ入りました。稲葉支配人さんら3人の方から、ご説明だけなくご本人の想いの深さも併せて伺えたことも貴重だったと思います。
DXが進まないのは、D(デジタル化)の問題ではなく、X(トランスフォーメーション:変革)の必要性を認識していないこと(今のままでいいじゃない)にあると言われますし、東村山市も東村山市議会も、まさにそれが問われていることを痛感します。
また、一緒に学ぶ人たちから学ぶ、という面もとても大きい研修会でした。全国から駆けつけた旧知の面々は年代も党派も様々ですが、地方議会を変えることを通じて自治体を変え、国を変えようという共通のミッションを胸に日々活動している人たち。高い関心を持って説明を聴くので、質疑応答の深まり方も半端でなく、質問力の高さを見せつけられる思いでした。忙しい中、一コマだけのために駆けつけた仲間の熱意にも頭が下がりましたし、念願の合宿形式だったので対話の時間もたくさん取ることができ、それぞれの歩みや人柄も深く知ることができたことも大きな収穫でした。
貴重な学びの機会を設けてくださった横須賀市議会の小林伸行市議、横須賀市の職員の方々、マゼランの職員の方々、そしてマニ研事務局に感謝です。皆様おつかれさまでした!