明日と明後日は「市民産業まつり」と「どんこい祭」が開かれます。市役所周辺には色とりどりのテントが張り巡らされ、各ブースの準備もほぼ終わったようです。日曜日のお天気が心配されますが、なんとかもってほしいですね。
物産販売の中には、姉妹都市の柏崎、昨年に続いての福島、噴火以来交流の続く三宅島、そして今年初めて登場する陸前高田&気仙沼から等々、人と人とのつながりが生んだコーナーもたくさん。
どうぞ楽しみにいらしてください。
さて、今週月曜日(5日)の臨時議会では、リサイクルセンター建設工事契約議案と同センター事務所棟建設を盛り込んだ補正予算にいずれも反対としました。
私たちの会派は、センターも事務所も必要だという立場です。
しかし、11億円を超える工事契約を可とするには、公正性、競争性の両面から入札への疑問が質疑を終えても払拭されなかったこと、落札した業者が稼働後も含めたコストで見た場合にかえって高くつくのではないかという疑問が新たに沸いたこと、市民に削減を呼びかけているレジ袋の使用を逆に推奨することにつながる収集方法への変更を見直すつもりがないこと、の3点にどうしても納得がいかず、賛成できないと判断しました。
また、(株)協和エクシオ以外の業者に落札の意思があったとはとても考えられない結果に対して、疑問はないという答弁は、今後の当市の入札・契約への悪いメッセージを残すことになると考えます。
さらに、詳細まで確定してから工事発注する通常の方式ではなく、発注元である市が求める性能が確実に出るように、そして出るまで施工させる「性能発注方式」だとしてきたその中身も、結局は受注者である事業者側の創意工夫の余地はほぼ皆無だということも今回の質疑でようやくはっきりしました。
各品目の一日当たりの処理量と、騒音や臭気等の基準、そして建築に関する条件等を課し、そのすべてをクリアすべく業者による提案方式(プロポーザル)にした方が、よほど過程は可視化され、納得いく発注になったのではないかと改めて思います。
最後の最後まで、各会派から問われていることと噛み合わない答弁が返ってきたことに納得がいきませんし、残念でなりません。
また、老朽化し、バリアフリーには程遠い現在の事務所を建て替えることも必要なことだと考えていました。
しかし、計画を縮小する過程で市自らが取りやめた事務所棟整備ですから、本体工事の契約金額と当初予算の差額の範囲で建ててしまおう、ではなく、別途その必要性や施設規模を提起、協議した上で必要な金額を予算化するというのが筋だ、という考えは今春の予算審議で主張した際といささかも変わっていません。
この点については、自民党も公明党も同様の見地から質疑していたので、やや期待したのですが、答弁を受けて「納得した」という立場に。どうしてあの答弁で納得できたのかな…というのが率直な思いです。
採決の結果、14対10の賛成多数で契約議案も補正予算も成立となりました。
これによって議会としての判断はほぼ出そろったこととなり、建設工事がスタートすることとなります。
今後は、入札の妥当性についての検証や、詳細設計が固まるとしている来年8月までの動き、そして工事が安全に進められるようチェックを続けていきます。
この日の録画配信は来週半ばくらいには市議会HPで公開されると思いますので、ご覧いただければ幸いです。
水曜日(7日)には開かれた生活文教委員会の報告も、と思いましたが、長くなるので別記事としたいと思います。