昨日は小金井市議会「初の議会報告会」にお邪魔してきました。
現場から実況ツイートをしていましたので、再構成して掲載します。
小金井市議会議会報告会が始まりました。正副議長が司会進行役です。
森戸洋子議運委員長の開会挨拶。
「議会報告会は議会と市民の関係をどうつくるのか、に重要な役割。議会が直接報告会するのは、市民と議会の意見交換、理解を深め合うため。今日は議会基本条例策定のための試行的な開催。来年3月までには条例策定予定で着々と準備している。
言論の府として、一般質問は全議員に1時間。時間制限は設けていない。市民に開かれた議会のため、会派代表者会議以外は全て公開。ネット配信。政策提言、議案修正、条例改正、今はアスベスト飛散防止条例制定に会派を超えに取り組んでいる。一問一答の導入、請願者の陳述時間の延長、傍聴者用の資料増等を進めてきた。
議会の権能を高め、市民に開かれた議会へと。今日の報告会の成否が今後を決すると考え、全力で、緊張感持って進めたい。一生懸命対応させてほしい。」議会運営委の6委員から3月議会報告。持ち時間は8分ずつ。
まず中山克己委員から「施政方針に対する質疑の特徴」報告。続いて宮崎晴光委員「一般会計予算など予算関連」報告。予算委員会は7日間、73時間32分にのぼった、とのこと。1日10時間以上を7日間か…。次は森戸委員長から、職員給与条例、退職手当条例について、修正案が提出された経過と論議の中身、意見書・決議の審議結果について報告。「小金井市民交流センター等の取得に関する決議」は詳細に。ここでタイムアップ。一般質問は議会だよりを見てほしい、と。
続いて宮下誠委員が、5年ぶりに行われた国民健康保険税と介護保険料の条例改定の内容と審議経過、結果について説明中。この報告は11ページに及ぶ資料つき。定員80名の会場は全体で100名をゆうに超えています。
続いて漢人明子委員から「請願・陳情の審査結果」について。全国的に注目される数の多さ。全国平均は年間19件だが小金井は84件。請願と陳情は全く同じ取り扱い。陳述を15分。採択されたものは、結果を6か月後に市長・教育長から提出受け、本人に郵送で伝えている。
漢人委員が報告の中で紹介した「小金井市議会ハンドブック」。
議会として議員たちで作成し改訂を重ねてきたとのこと。うちでも作れたらいいと思う。
報告の最後は渡辺大三委員から「ごみ処理問題について」。資料がついており、説明も委員会でのやり取り中心でわかりやすい。初めて持ち時間内に終了。いずれもボリュームがあるから大変そうです。休憩時間に入りました。休憩明けにどんな質疑が出るのか…そこが気になります。東村山市議会からは小町明夫議員も来られています。午前中の緑道草取りに続いてご一緒。
再開。先ほどの6項目の報告に対して休憩中に提出された22件の質問カードへ答える形。答えの中身と答え方は予め用意ができないので、報告者6名に委ねられています。ごみ問題に半数以上の質疑集中。
宮下副委員長から閉会挨拶。「無作為抽出で市民アンケートを実施中。皆様の声をしっかり受け止めて進めていきたい」。これにて散会。
報告会後、小金井の宴に加えていただき、望外の出会い、思考の時間をいただきました。本当にありがとうございました。キーワードは「当事者」なのだろうな。今必要なのは、気楽な入口とわかりやすい論点。そして、諦めない心かな。感謝。
これで私自身は、多摩市議会、会津若松市議会、所沢市議会、小平市議会に次いで5つ目の報告会を体験したことになります。
それぞれ進め方や展開には違いがあり、戸惑いや課題も生まれるわけですが、大事なことは「とにかく始める」ということに尽きるのだ、と今回も強く強く感じて帰って来ました。
東村山市議会では現在、「議会基本条例制定を進める特別委員会」において、議会報告会の開催についても議論の俎上に上げているわけですが、必ずしも積極的な意見ばかりではないというのが実情です。
しかし、やるかやらないかを議論していても何も生まれません。
課題を見つけるためにも、とにかく一度開く。それをもとにまた考える。ということでないと、本当に時代に置いて行かれ、市民に見限られる。そう考えています。