市民に全幅の信頼を置く自治体、国民を信頼しない政府

地方創生という自民党発の造語が全くもって気に入らない。
ここまで地方の意思を黙殺、圧殺しておいて、何が創生だ、と思う。
底に流れるのは地方蔑視であり、豊かになりたければお上に従えという、分権・自治とは正反対の、新たな中央集権。羊頭狗肉を続ける現政権を示す典型的な政策だと感じる。
政府の意に沿えばプラス、沿わねばマイナスの査定が待っている。
したたかに実を取る、という選択をする首長もあるのかもしれないが、本質的なところでは地方自治体は真剣に怒るべきだと思う。

沖縄で起きていることも、もはや民主国家を名乗ることが許されない愚挙・暴挙にしか思えない。
気に入らなくとも民意は民意として謙虚に受け止めるのは最低ラインだろうに。選挙結果が不本意だから黙殺、行政権力で強制執行もお構いなし、マスメディアも無視。虫けらのような扱いに怒りが込み上げる。

昨日のコンセンサス・デザイン・フォーラム2015のサブタイトルは
地方創生の本質を問う!「市民コンセンサス」による協働のまちづくり新時代

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牧之原市、氷見市、松阪市の取組みは、どれも明確なビジョンと徹底した公開・参加の手法を取り続ける類稀なる市長のもとで進められている。
お三方の歩んでこられた道もメッセージの発し方も異なるが、並々ならぬ気概と覚悟を感じた。

「徹底した対話でしか道は開けない」
「本気かどうかが問われている」

北川正恭早稲田大学大学院教授の言葉が重く響く。

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