3月定例議会が当初の予定より1日遅れで一昨日(28日・水)終わりました。
まずは、全議員の賛否一覧表を作成したので、アップします。
※間違いの無いように十分確認したつもりですが、万一あった場合は、修正点を明確にした上で再アップします。
まずご報告すべきことは、議案32号「30年度一般会計予算案」の賛否をご覧いただくとわかるように、会派「ともに生きよう!ネットワーク」3名は、大塚恵美子議員と白石えつ子議員が原案に対して反対をし、私はその決定と同じ態度を取れないと考え、「退席」としたということです。
予算審査を進める中で、30年度の新たな取組み「公民連携」…特に「ジョブシェアセンター」や「包括施設管理委託」をめぐって評価が分かれたため、賛否を決するギリギリまで度々協議を重ねました。
しかし、
不明な点や疑念が払しょくできずどうしても賛成できないという2人と、懸念材料を提示して賛成した上で厳しくチェックして新年度の進捗を見守るべきという私の間で結論を一致させることが最後までできませんでした。
予算委員会では大塚議員が「反対討論」を行い、私は賛成の意を示しました。
そして、会派としての最終態度決定を問われた27日(火)の本会議場での採決においては、別々の意思を示すことは適切ではないと判断し、私は「退席」という選択をしました。
この経過と結論については、しっかりご説明をしなければならないので、インターネット、SNS、そして紙版のニュース等で発信し、私の「活動報告会」等でもお伝えしていきます。
また、今議会の会期が延びた最大の理由は、3月14日(水)~19日(月)の4日間で予定されていた予算特別委員会が、22日(木)…正確には23日(金)未明までの計6日間となったことです。
16日(金)午前、民生費の中の「憩いの家 管理運営委託費」に関する朝木議員の質疑に対する所管の答弁が二転三転し、空転。午後に断続的に行われた答弁でも事態が打開されることにはならず。散会したのは日付が変わる直前。その後に議会運営についての協議の場を持ったので、役所を出たのは午前2時を回っていました。
明けて19日(月)は朝から協議をした上で昼前に再開。議会としての資料要求を行い、問題部分に特化した集中審査を後回しにして審査を進め、夜までやって散会。
そして、20日と21日は諸事情で会議が開けない状況だったことから、22日(木)に5日目として開催することを決定。
22日(木)はお昼前には当該部分以外の質疑は終了し、「憩いの家」についての集中審査がスタート。
しかし答弁を巡って断続的に中断。
ついに同日16時45分、市長から「現在の一般会計予算案を撤回して出し直したい」旨の発言がありました。
「撤回」を認めるための本会議を急きょ開催し、これを承認。
その後、改めて17時15分に本会議を開き、市長から「私どもの答弁で混乱を生じ、著しく委員会の進行を停滞させてしまっている。再提出いたしたく、承認願いたい」旨の説明があり、全議員の賛成で承認。
市長から改めて議案32号として提案された30年度一般会計予算案は、憩いの家4館の経費から運営業務委託料を全て削除し、新たに直営で運営するための臨時職員経費やバス運行委託料を計上したもの。予算総額では909万1千円減の542億4,519万9千円となりました。
再開された予算委員会。
市長から出し直された一般会計予算案は22時45分に賛成13:反対8で可決となり、特別会計予算の審査に移りました。
0時10分に6日目の委員会として国民健康保険特別会計の討論、採決から始め、その後、後期高齢者医療、介護保険、下水道と続き、午前1時半近くに全て終了。
以上が今回のおおよその顛末です。
原因や内容は異なりますが、これだけ混乱したのは、私が議会に入る直前だった平成15年3月議会と、平成16年9月議会最終日に続き、3回目だと思います。
問題となった点は新年度予算からは削除されましたが、火種は残った形になっています。
私自身も数字を追う中で、委託のあり方、契約のあり方、答弁のあり方等々、考えることが様々ありました。
慣例と常識の中に危うさが潜んでいることも痛感しましたので、必要なチェックを徹底し、行政と議会が緊張感をもって新年度を進めて行かなければいけないと考えています。