ライブ配信を、別の仕事しながら自分の控室で観ていました。
以下、観ながら書いたメモ。
「青葉町内都有地にある北部医療センター構内の日本一との名も高いキンラン、ギンランなど絶滅危惧種の植物をはぐくむ武蔵野の雑木林を保全するため都立都市公園とすることを求める陳情書」で陳情者にお越しいただき、ご意見を伺った上で、議員間で議論中。
陳情者をお呼びすることには大賛成だけれど、昨年11月末に提出されてなぜ今なのだろうか?
そして、早い段階とは異なり、この段階に至ってお越しいただくことを決めたのは、議員間で議論してきたけれどご本人に直接伺わないとどうしてもわからないことがある、ということだったのではないのかな?
だとするといろいろお聞きしないとわからないように思うけれど、陳情者に質問をしたのは小町委員だけ。
恐らくこの陳情は、「希少植物を残す努力を公としてしてください」という点では委員会として合意できるものの、「都立都市公園とすることを求める」という点が、制度上でも現実的な可能性としてもどれだけあり得るのか、東村山市議会として都に対して求めることが適切なのか、という点をどう判断するかということだろう。
そこはクリアになったのだろうか?
ということで、休憩が宣されて音声がOFF中。
あ、再開になりました。
ん?白石委員が所管に質疑して答弁があって、再度休憩宣告&音声OFF
あ、再開。
他に質疑は無いようで、討論に入りました。ということは今日結論を出すのか。
以下、聴きながらメモします。
小町委員)現地も複数回視察し、陳情者の話も聞き、キンランギンランを保護していきたいという思いは一層強くなったが、この敷地全体を都立公園として残してほしいということになると、私たちの範疇を超えることになる。既に病院や福祉施設があり、この先が見えないこともある。希少な群生地を残してほしいとは言えるが、陳情は残念ながら不採択としたい。
白石委員)賛成の立場で討論する。都立公園ということで、都立公園条例に照らして大丈夫である。具体的なことはわからない、道路が通っていることもある等、気になることはあるが、敷地の全てのところを公園にするのであれば、緑の保全と植生管理も市としてやっているので、都有地ではあるが東村山市として可能と考える。
石橋光明委員)3月の審査で、都の公園条例において、都市公園とそれ以外と定めていて、都市公園は中央公園のようなところ、都市公園以外は、自然公園条例に基づいた狭山公園のようなところだとわかった。都市公園は都市計画決定が必要で、その他も手続きが必要。いずれに該当としようが、計画決定には手続きには長年かかる。都立自然公園に必ずしも該当しないとは言えないが、公園化することはどうしても先になる。法律や都の条例から都立公園が最適と陳情者はおっしゃり、希少植物を長年守ってきてくださったことには敬意を表するが、最適かどうかということは判断しかねる。よって、都立公園限定という意見書ではなく、保全のための最適な策を都に求める、ということが最適と考える。そういう意味で不採択としたい。
朝木委員)採択の立場。石橋委員の言うように別の形で都に、ということもあり得ると思うが、陳情は採択すべしと考える。地元の熱意がなければ都市公園等は簡単にできない。イレギュラーな要素があっても、絶滅危惧種の保全しようという地域の強い思いで都に働きかけることが重要であり、北山公園も中央公園もイレギュラーな経過を辿ったが、それでも議会の議員が超党派で都に働きかけ、今は大きな財産になっていることを考えと。仮に実現できなくても、別の道が開けると考えるので、市議会として強く働き掛けることが重要。
山口委員長)可否同数であります。委員長は本件について賛成とします。よって採択と決しました。
う~ん…採択に賛成か反対かの委員間で、言っていることに決定的な違いがあるとは思えないだけに、これだけ引っ張ってきた上でこの形で結論を出してしまうのではなくて、委員会として知恵を絞れる場面だったような気がしますが…、難しかったのかなぁ?
陳情は委員会では採択となりましたが、9月議会初日(8月29日)に委員長報告が行われた上で、全議員による採決が改めて図られ、議会としての結論となります。