渡部市長 4期目出馬を明言 【追記あり】

「市民の信を問い、先頭に立って、全身全霊で頑張っていく決意を固めた。」

渡部尚東村山市長は、今朝の肥沼茂男議員の一般質問に答える形で来春の4選出馬を明言しました。
以下、走り書きでメモった要点です。

「一般的には3期12年が首長の一つの区切りと言われているが、11年8か月を振り返って、様々な課題を議員各位の指導や副市長・教育長はじめとする職員の支えがあり、一定の成果を上げたと考えている。
急激な人口減少と高齢化の中で、持続可能なハード・ソフト両面での芽を育てている最中であり、長い歴史の中で変化の大きなこの時期、種を蒔き、植えた苗を一定のところまで育てることが責任と考え、今後4年間、市民の信を問い、先頭に立って、全身全霊で頑張っていく決意を固めた。
全てよかったわけではなく、課題も多いが、『みんなでつくるみんなの東村山』を基本に、議会とも丁々発止議論を交わし、15万市民の英知を結集していきたい。」

記者席には1人しかいませんでしたが、明日の各紙朝刊で報じられることと思います。

【追記:市長と議員の関係とは】

ということで、上記の記事を今日の昼休みにいち早くお伝えしました。

市民の皆さんにとって一大関心事だと思ったからです。

で、私として大事だと思っていることを書きます。

私自身は、現職の市長とは絶えず必要な緊張感と適切な距離を保っていくべきと考えています。
ですので、これまでもこれからも、選挙において応援したり、応援されたりする関係になることはありませんし、やみくもに全否定したりすることもありません。

平成19年以前の内向き&お仲間重用の市政から転換を図り、公開と参加」を大原則に立て、自分と考え方の違う人たちの対話にも努め、市政運営を進めてきた渡部市長の基本姿勢には共感し、基本的な政策には賛意を示してきました。今回の続投表明も、私なりの状況分析も踏まえて当然のことと受け止めています。

ではありますが、二元代表制の一方に籍を置く者が、もう一方の首長と二人三脚で歩もうとすることは、自らの立場を否定する行為に等しいものです。

これから来春にかけて、どっちの味方なのか?敵なのか?、地方議会には制度上存在しない「与党か野党か」という話が多くなっていくのかもしれませんが、そんな時代錯誤的な二極論で解決するほど、縮小に向かうこれからの時代は甘くないと私は思っています。

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