広報広聴委員会としての最後の仕事は、5月1日号の市議会だよりの編集&発行でした。
今朝10時からの会議で全8ページの校正を1時間半ほどかけて終え、あとは事務局にお願いし、散会となりました。
右も左もわからず議会に飛び込んだ初当選時、最初に所属することになったのが、政策総務常任委員会と、議会だより編集委員会(現在の広報広聴委員会)。広報広聴はその後16年間ずっと委員を務めてきましたので、特段に思い入れの強い場です。
見えない、わからない、発信が足りない、と言われ続けてきたことに対して、それでも一つ一つ合意を得ながら変えてきたなぁ…といろいろ思い出しています。
16年前に最初に私が発言したのは「各議員の一般質問に顔写真を入れた方がいい」ということでした。当時は名前だけでしたので。
すると当時のベテラン議員から「それはできない」という返事。
理由を尋ねたら…「質問をしない人もいるので、写真が出る人と出ない人が生まれて不公平だから」とのこと。
一瞬なにを言っているのかわからなかったですが、「みんなが質問すればいいだけのことですよね」と返したことを覚えています。
この点は賛同意見も多く、割とすぐに「写真も掲載する」ことになりました。
その後も、「全議員の賛否一覧は有権者に対して絶対必要な情報として提供すべき」と提案し、これも議論の結果、実現しました。
未だにいろんな言い訳をして掲載していない議会も全国にはかなりあるので、こういう点は早めに改善できた方だと思います。
ということで、どんなことにも経緯と事情というものがあって、変えることは簡単ではないわけですが、「市民に開かれた議会」を掲げて9年近く経つ東村山市議会。
間もなくやってくる選挙を経ても、「議会基本条例」に定めた大原則は変わりませんので、誰が議員になったととしても、「不断の改革」を総意として進めていくことになっています。
ぜひとも厳しい目で注目いただき、議会がより機能を高めて、市民福祉向上が図られるよう、大いに参画いただきたいと思っています。