東村山市議会は4月の選挙の結果、25人中12人、48%が女性議員となりました。
改選前も41.66%(24人中10人)で、視察にお越しになる議会の皆さんから「どうしたらそんなに多くの女性議員が誕生するのですか?」と質問を受けることも多々です。
しかし、私が入った16年前に既に公明2、共産2、ネット2、民主1、草の根1の計8人は女性でしたので、「議会として特に何かしてきたわけではないのです」とお答えするほかありません。
前回、自民党会派に初めて女性議員が誕生し、今回は1人増えて2人となり、公明党はこれまで通りに6人中2人、共産党は5人中4人、立憲民主は2人とも女性、ネット1人、草の根1人…ということで12人ということになりました。
ということで、今週末に開催する議会報告会でお見せするスライドの手直し作業をする中で、せめて多摩26市の実態は正確につかんでおきたいと思い立ち、全市の議会事務局に先ほど電話をして、それをもとに一覧表を作ってみました。
その結果、前期4年間はお隣の清瀬市議会が20人中9人の45%で第1位でしたが、現在では48%の東村山市議会が第1位、第2位が武蔵野市議会(46.2%)、第3位が狛江市議会(45.5%)、第4位が清瀬市議会(45%)ということがわかりました。
昨日も全国規模の学習会に参加した際に、女性議員をどう増やすのか、女性議員への差別的扱いが依然として多くて大変…といった話題を耳にしました。
結果として、ということかもしれませんが、男女比にあまり差のない=つまり現実社会の実態に近い東村山市議会では、「女性だから」とか「女性のくせに」といったレベルの話は、(議員としての地域活動の中等であるのか無いのかは個々で差があるかもしれませんが)議会内ではもちろん、市役所の中でもほぼ聞くことがありません。
おまけ)全国市議会議長会の事務局に電話して、「全国で一番女性議員の割合が高い議会を教えていただけませんか?」と尋ねたところ、「そういうデータは持ち合わせていません」と言われてしまいました。「毎年8月に全国調査の結果を発表しておられるのだから、その時点での自治体ごとの状況はつかんでおられるんですよね?」と重ねて訊くと、「そういうものはありませんので」と強めに言われました。ホントなんでしょうかね…