SL解体・撤去の報告がありました

9月議会の議決結果一覧を投稿したはずが、Facebookにしかされておらず、ひと月近くぶりの投稿になってしまいました。すみません。それはこの後の記事にすることとして。

今日(10月15日・火)朝10時から、議会の全員協議会が開かれ、台風19号の対応・被害状況報告と共に、運動公園内のD51解体・撤去工事について市側から報告がありましたので、簡単に報告します。

今日の全員協議会は、9月議会最終日に提出されたものの、議題にすることに多数の賛同が得らず日の目を見なかった「SL解体に関する緊急質問」の中に気になっていた点もあることから、議長として市側に申し入れて開催されたものである、と熊木議長本人から冒頭説明がありました。

まず最初の議題「台風19号への対応」については、間野経営政策部長から以下のような報告がありました。

・12日(土) 朝4:14大雨警報発令⇒5:00環境安全部とまちづくり部を招集⇒8:30対策本部会議&コールセンター開設⇒9:00自主避難所開設⇒11:00本部会議&順次避難所開設⇒(中略)⇒19:55自衛隊連絡員派遣⇒23:20災害対策本部解散&警戒態勢へ移行

・13日(日)2:13各警報解除&情報連絡態勢に移行⇒朝になって避難所終了&概ね8時には職員が最終的な解散 

・時間最大降雨47.5ミリ、総雨量330ミリ 

・12日(土)20:30頃に前川沿いで溢水 21:05頃に柳瀬側市で溢水

・最大風速15.8m、最大瞬間風速29.7m

・13日(日)7時現在でわかっている範囲…床下浸水2件(いずれも地下式駐車場) ※川による浸水はこれから増える可能性 /カーブミラー破損1件/道路冠水2件/通行止1件/護岸崩れ1件/倒木1件

・自主避難所6か所&避難所5か所開設し、計624名収容。職員100名程度、消防団106名、都と自衛隊、警察署などからも派遣 けが人なし ※今後詳細がまとまれば報告したい

続いて、武岡地域創生部長から、SL解体・撤去について、別紙をもとに報告がありました。

一つひとつ転記はしませんが、9月3日に開始された工事は、期間中に工事内容を知らせる掲示に誤りが次々と見つかった件や、9月14日に行われた作業中にアスベストが漏れたのではないかという市民からの問い合わせへの対応などで、途中1週間ほど中断したものの、10月11日に全作業を終えて完了となったとのこと。

報告を受けて、質疑応答がありました。私がメモを取り切れた範囲のものを記録としてアップします。議事録をとる会議体ではないので正式なものは出ませんし、あくまで私の聞き書きですので、多少違うところがあるかもしれませが、異論を唱えて中心的に関わってきた議員たちからも報告が上がると思うので、突き合わせいただければおおよそ掴んでいただけるのではないかと思います。では…

渡辺みのる議員)2点ある。①工事のお知らせ看板ではなくてアスベスト除去の看板。アスベストが危険だとおっしゃっていたのに、こんなに訂正があった。市にもJRにも不信感ある。掲示物が3回も替わっている。工事件名も現場管理者も間違っていた。きちんとやろうとしていたのか?工事看板は事前にチェックできないのか?

武岡部長)看板内容には提出義務がないので事前提出はできない。

渡辺議員)義務はなくても、しっかりお知らせすると答弁していたことを考えれば、チェックしてもらいたかった。もう一点。※2について、飛散防止対策は湿潤化する前に、と施工契約書に書かれていたのに、どうなっていたのか?

武岡部長)細かい資料は無いが、特段問題は無かったと考えている。

渡辺議員)資料がないというが、確認した方がいい。湿潤化する前に…と書かれていたはずだ。

武岡部長)アスベストを除去する前にはやっているので問題ないと考えている。

藤田まさみ議員)2点ある。アスベスト除去作業を1日で行った、と説明があったが、施工計画書ではもう少し日数を掛けることになっていたはず。急いでやったということか、やってみたら1日で済んだということなのか?

武岡部長)確かに、もともとは2.5日だった。なぜ1日なのかは、作業中断があったこともあり、当初の施工期間に合わせるために、JRが作業員を増強して集中的に行ったと聞いている。

藤田議員)2点目は、看板修正は訂正印を押して手書きで直したのと、訂正印がなく打ち直しとなったものがあったが、どうしてこのような不統一が起きたのか。

武岡部長)ご指摘の通り、私も一番不思議な点であった。ラミネート加工をしていて訂正箇所あると、はがして修正印を押して…ということが何度かあった。どこが変わったのかわかるようにしてラミネートしていたが、一度だけ大元の書類がよくわからなくってしまったので、違うものを打ち出して掲示したことから、そのような違いが生まれた。その時に、クリソタイルを危険なクロシドライトと誤って記載した、とのこと。

藤田議員)クロシドライトはその時まで記載がなかったのに、なぜいきなり出てきたのか?

武岡部長)その時に引っ張り出してきた書類がそうなっていたから、と聞く。そもそも、D51ではクロシドライトではなくクリソタイルが使われている。

かみまち弓子議員)JRに対して強く指導した、と説明あったが、指導内容とは?

武岡部長)不安が広がっていたし、一番心配していたアスベストについて何度となく修正が加わったので、遺憾である旨と今後ないようにしてほしい、と伝えた。

かみまち議員)JRの反応はどうであったのか。

武岡部長)口頭指導であったが、平謝りという感じであった。

かみまち議員)口頭ではなく、文書で記録で残すべきではなかったのか。

武岡部長)今回の経過については文書で残すべきとは思うが、文書指導、文書指示とするかどうかは検討させてほしい。

朝木直子議員)法定の看板か?

武岡部長)法定ではないが、それに準じたものである。

朝木議員)どこが修正されたのか?

武岡部長)工事件名、工事場所、代表者、アスベストの種類、現場責任者、廃棄能力、粉じん作業期間…である。

朝木)法定ではないとのことだが、訂正レベルの話ではない。こういう会社のコンプライアンスはどう確認したのか?今となってどう総括しているのか。周辺住民が工事内容や訂正について現場監督に尋ねたら、「市に口止めされているので市に聞いてくれ」と言われたと複数聞いた。「誠意をもって説明する」ということになっていたのではないか?

武岡部長)コンプライアンスについては、2,000名の社員がいて車両製造も担っている会社なので、確かに看板の件は非常に遺憾だったが、それをもって会社のコンプライアンスを論じることは難しく、このことをもって信用できないとは言えない。「口止めされている」というのは誤解だと思う。「詳細については市に」と役割分担していた中で、そういう発言であったのかもしれないと思う。工事現場の人たちも、そもそも自分たちのミスに起因するところではあったが…ハンドマイクなどで(解体反対の)活動をされていることなどもあって、ナーバスになっていたのではないか、とは思う。

山口みよ議員)アスベスト除去についての検査を期間中5回やったというが、外に報告するというルールは無いのか?

武岡部長)そもそも法の対象外なので掲示義務はないし、法対象であったとしても掲示の義務があるのかわかりかねる。

山口議員)もう終わってしまったので戻らないが、法的にしないといけないこと、周辺住民の不安取り除くためにもやるべきであったのではないか。

武岡部長)法規制の対象外であったが、法に準じて作業したと理解している。

浅見みどり議員)1点だけ。※9にある14日の作業について、確認はどう行ったのか。口頭のみか。

武岡部長)日付は確かではないが、写真を撮って確認している。

小町明夫議員)(7月2日の補正予算)討論で言ったと思うが、部材を取っておいて展示を、という件はどうなったか?

武岡部長)車輪は1個1トンあったので保管はしていないが、プレート4つ、汽笛、ふたを開ける時のハンドル、石炭をくべる時に開閉する部分、前照灯については保管している。

熊木敏己議長)法の義務のあるなしということはあると思うが、工事を発注した以上は、 こちら(市)にも責任があることだと思う。現場件名が間違って記載されているなんてあってはならず、そういう間違いは犯してはいけないもの。今回のことを踏まえ、あとになってから問題にならないよう、住民に不安与えないよう、しっかりしてほしい、と申し上げる。

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