今日も「ごみ」関係の投稿をば一つ。
読売と朝日が報じているコレです。
【朝日新聞】プラごみ一括回収へ 新区分で22年度以降目指すhttps://digital.asahi.com/articles/ASN7M4CVKN7MULBJ001.html?pn=3
朝日の記事にはこうありますが、「リサイクルにまわっている」のところがどう理解されるだろう?と思います。《家庭からでるプラごみのうち、洗剤のボトルなどのプラ製容器包装はすでに8割弱の自治体が回収し、リサイクルにまわっている。しかし、それ以外のプラ製の文具や玩具などは可燃ごみや不燃ごみなど自治体によって回収区分が異なり、焼却・埋め立て処分されている。プラ製容器とそれ以外のプラごみを一括回収することで、回収率を上げて、リサイクル率を高める。》
私たちが同じプラスチックでも容器包装に使われているプラスチックであるか否かで出し方を分けているのは、1995年に成立し2000年から完全施行された「容器包装リサイクル法」によるもので、事業者による再商品化を謳ったことは大きな意義があったと思いますし、分別が大変にはなりましたが人々の意識は高まり、環境への負荷低減に一定の効果を上げてきたことは確かだと思います。
一方で、東村山市では言えば、未だにプラスチックでできている物は全て半透明の容リプラ袋に入れている人が少なからずいると思いますし、食べ残しや油などが着いたままの食品トレイやラップもそのまま入れている人もいるだろうと思います。容器包装かどうか、で見分けることの難しさもあるでしょうし、面倒くささも否定できないでしょう。
そして何より、丁寧に分け、場合によっては汚れをきちんと落とし、「プラスチックとして再生されるのだ」と信じて出しているプラの多くが、「サーマルリサイクル」という名前の「焼却処分」になっている、という現実をどれだけの人たちが知っているのだろう?と思います。
私自身も議会に入って数年は、知らなかったことが圧倒的に多い分野だったので結構熱心に追いかけていましたが、ここしばらくお留守に近い状態にしているので…伝える活動、完全に足りていません…反省。
海外の国々では、この方法をリサイクルとは認めておらず、「熱回収」と言います。
長くなってきたので、続きはまた。