一般質問の書き起こし①「北山公園の価値を次世代につなごう」

12月1日(水)に行った一般質問は大きく2題。北山公園のことと、ゴミ・環境のことを取り上げました。そのうち、北山公園の質問と答弁を録音から書き起こしましたので、以下掲載します。

尚、写真の緑色の冊子は、質問で触れた「未来の川へ・北川復元プラン原案」の実物です。答弁の際に粕谷部長が手に取って示してくれましたが、質問をした翌日、別の方から「2冊持っているので1冊差し上げます」といただきました。ありがとうございました。

今年3月14日に天に召された北川かっぱの会初代会長・三島悟さんが中心になってまとめられたもので、当時の方たちの熱い思いがぎっしり詰まっていて、読んでいるだけで胸が熱くなります。

では、約26分間の書き起こしなので長くなりますが、北山公園の価値を知っていただく手掛かりにはなるかと思いますので、ご覧ください。昭和51年頃からの話を遡って調べて答弁を準備くださった「みどりと公園課」の職員さんたちに感謝です。

佐藤ま)

大きな1番として北山公園の価値を次世代につなぐということで伺います。

令和2年度7月から市内公園に指定管理者制度を入れることになりましたので管理が大きく変わります。公園にはそれぞれの歩みがあります。制度が変わるその前に、当市のシンボル的存在の一つであり、私自身も関わりが深い北山公園について改めてその価値を確認し、次の世代、その次の世代へとバトンをつなぐため、以下質問及び提案をしたいと思います。

(1)北山公園の歩みと位置づけについて伺います。

①1976年に都市計画公園として決定された当時の北山公園はどのような状況だったのか、当時、市としてはどのような計画を持っていたのか伺います。

粕谷まちづくり部長)

はじめにですね、昭和51年以前の北山公園を含む北川北部の状況から昭和51年当時の状況までを申し上げさせて頂きます。歴史を振り返らせていただきますので少々長くなりますことをご容赦ください。

狭山丘陵と諏訪町及び野口町に広がる水田地域の方を当時は前水田と言っておりましたが、こちらを含めた一帯を当時北山地区と言っておりましたが、そのうち狭山丘陵部分と諏訪町にある水田地帯は、昭和37年に東京都の風致地区に指定されておりました。さらに緑化推進と保護について取り組む市でも、昭和47年、土地所有者のご厚意により丘陵の西側の一面、現在の八国山緑地の西側の部分になりますが、こちらを北山自然遊園に指定いたしました。その際、狭山丘陵全体と前水田を含む一帯の緑地保全の要望が市民より高まり、これに応えて市ではプロジェクトチームを、市議会においては緑地及び公害調査特別委員会を設置し、様々な検討をした経過がございます。

その結果、自然破壊が進む中で、残された緑の環境整備と保全は重要な事業と考え、土地開発公社による先行取得を進めていたものの、教育施設の充実や久米川駅前広場の開発など多くの事業が山積みであり、当時の市の財政規模では広大な狭山緑地等の買収が困難であるとの考えに至っておりました。

そこで東京都や国と折衝した結果、まずは残りの北山風致地区である八国山緑地は都施行事業として東京都が買収し、事業を進めていただくこととなったところでございます。しかし昭和48年に入りまして不動産業者による水田の買収が進められている事実が判明いたしました。そのまま宅地造成が進めば、緑や自然が破壊されることを問題視した市及び市議会による検討の結果、北山風致地区は従前どおり東京都の事業、風致地区から外れる野口町の水田については市の事業で都市計画公園にして、自然環境を保全する方針を定めたところでございます。

これを受けまして不動産業者が買収した用地を市が買い戻し、残りの土地についても土地所有者の方々と協議を進め用地買収を行ってまいりました。

このような経過から、昭和51年に可能な限り現状の自然環境を保全する考えのもと、北山公園を市の都市計画公園として都市計画決定したところでございます。

次に当時の計画でございますが、公園整備にあたっては水田、水路、川をテーマとした自然公園を目指すこととしており、公園の北側はこれまでの水田の区画割を生かした形状で菖蒲田、東側は大きな池を整備し、武蔵野から失いつつある野草を植栽し、かつての武蔵野の復元を目指す計画としておりました。

佐藤ま)

全然知らない歴史もあって、ありがとうございました、調べていただいて。熊木市長の時代のこととか伝説のように聞いてきましたけど、時系列でありがとうございました 。

②です。1980年代後半から90年代前半に再生工事問題、いわゆる人工公園化事業に対する問題が起きました。これから東村山市は何を学び、その後にどう繋げたのか、伺います。

まちづくり部長)

昭和63年度の北山公園再生計画は、のどかで素朴な水と緑のある公園を将来像として菖蒲田や、はらっぱ、茶店、休憩所、渓流の丘、水車、野草園、滝などを整備する計画としておりました。しかしこの再生計画は、都市計画審議会、緑化審議会、市議会への説明等を経たものの、市民や市民団体への説明や対話がなされずに検討が進められたことや、長年に渡り維持してきていた水田や自然環境、人と自然との関わりなどを踏まえず、にぎわいや華やかさを求めた計画となっていたことから、自然環境等が大きく改変することに市民からの賛同を得られず、しょうちゃん池の整備や円弧状の主園路の整備は進んだものの、その他の計画実施を断念した経過がございます。市といたしましては、市民との対話なくして公園整備や貴重な自然環境を保全することはできないことを学ぶとともに、これらの経緯と反省を生かし、市民の皆様の取り組みや意見を踏まえ、公園整備を行う仕組みづくりを作り、現在に至っているところでございます。

佐藤ま)

対話なくして…ということで進めて来られたという原点がここにあるのがわかりました。

③です。この問題が終息し、1995年6月に北川かっぱの会が発足していますが、1998年に当時の市長に提出した「未来の川へ・北川復元プラン原案」というものがあったそうです。自然護岸化を含め、当市の河川行政に与えた影響とあわせて伺います。

まちづくり部長)

「未来の川へ・北川復元プラン原案」…こちらでございます(と現物示す)。とは、北川復元基本コンセプトを、北川を自然の営みを蘇らせ、魚や鳥、昆虫等の在来の多様な生き物を育む豊かで清らかな流れを取り戻し、かっぱの潜んでいた原風景を復元する。そして子ども達が川遊びから多くを学び、地域の人々の健やかな交流を育む。そんな北川との川付き合いを発展させ、次代に愛を込め、受け継いでいく。とし、北川かっぱの会がこのコンセプトに基づき北川の自然を蘇らせ、多くの子どもたちが川で遊べるように多自然型の河川整備について取りまとめ、平成10年に東村山市に提出されたものでございます。

これを受けた市では、その後、北山公園親水施設及び北川の整備についての意見交換会、通称川端会議と呼ばれておりましたが、これによるワークショップを重ね、北山公園親水施設整備事業に繋がり、一部の区間ではあるものの多自然型護岸整備の実施に至った次第でございます。尚、現在においても、河川内の草刈りや浚渫を行う際には北川かっぱの会と意見交換を行った上で実施するなど、景観や環境に最大限配慮した維持管理に取り組んでおり、自然環境の保全が位置付けられた平成9年の河川法改正も背景といたしまして、当市の河川行政の転換期であったのではないかと認識しております。

佐藤ま)

自然護岸化もここに入ってるって事ですよね。今の冊子、現物を見たことがないんで、はい、ありがとうございます。後で見せていただけたらと思います。

④です。いま話がありました北川公園親水施設及び北川の整備についての意見交換会、通称川端会議ですが、これはどういう場でその後の公園のあり方にどう活かされてきたのか伺います。

まちづくり部長)

これまでの北山公園における整備の経緯や反省を踏まえ、市民、市民団体、市が、北山公園等の整備や管理、環境保全などについて意見交換を行う場として、平成12年度からの現在の北山公園整備計画意見交換会、こちらも通称川端会議を引き継いでおりますが、を開催し、現在に至っているところであり、北山公園の歴史を踏まえ、継続性のある公園づくりの取り組みの一端の場であると考えております。その後も北山公園整備意見交換会を開催するきっかけとなった北川復元プラン、北山公園親水施設整備に伴う調査報告書の提案をもとに、北山公園親水施設基本設計、北山公園親水施設実施設計を作成し、平成15年度、16年度に北川沿いの親水整備工事が行われたところであり、平成30年度に実施いたしました菖蒲田水路の改修や、令和3年度の北山公園整備基本計画の作成の際も、北山公園整備計画意見交換会でご意見や情報をいただきながら計画策定を進めているところでございます。

佐藤ま)

⑤です。市と住民が実行委員会形式で年2回のペースで…ここのところコロナでできていませんが、継続している北川クリーンアップ作戦や、市民主体の月1回定期的な清掃活動、1996年から始まっているわんぱく夏まつり等を、市としてはどう評価しているのか伺います。

まちづくり部長)

北川クリーンアップにつきましては、北川の流域にお住まいの皆様に恒例の行事として受け入れられてきており、身近な自然環境に目を向けていただくきっかけとなっているほか、清掃活動に参加していただくことにより、川にゴミを捨てないという共通認識の醸成につながっていると評価しております。

次にわんぱく夏まつりにつきましては、地域の子どもたちが自然と触れ合い、緑の大切さを学ぶことのできる大切な機会と捉えており、これまでも市主催の虫取りハイクをわんぱく夏まつりと同時に開催させて頂き、市報等での周知を行うなど協働関係を築いてまいりました。この2年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け中止になっておりますが、引き続き主催者の一員でもあります北川かっぱの会との北山公園における外来種防除に関する協定等に基づき、貴重な市民協働による緑の普及啓発及び外来種防除事業として協力してまいりたいと考えております。

佐藤ま)

北山公園と言えばもう一つ、菖蒲まつりです。今年開催されていれば第33回だった祭りの歩み、実績や課題について、市としての見解を伺っておきたいと思います。

武岡地域創生部長)

菖蒲まつりにつきましては、令和2年度、3年度はコロナ禍で中止になったところでありますが、今、議員おっしゃったとおり平成元年度に始まって以降33回を数えるまでになりました。この間、花菖蒲の美しさを堪能していただくだけではなく、北山公園とその周辺のみどり、自然環境といった面でも、市内外から訪れた方に東村山市の魅力として知っていただく、また交流人口が増加することで地域の活性化や地域経済の振興に貢献する狙いで長年開催されてきたところでございます。

その結果、来場者数は平成29年度に92,000人を数えるまでになる市の一大イベントとして確立し、都内でも葛飾区や足立区、青梅市と肩を並べる東京周辺での代表的な菖蒲まつりになっているものと認識してるところでございます。

次に課題についてでございますが、毎年数万人の方に訪れて頂いておりますが、交流人口の視点から申し上げあればその方々により多くの東村山産品の購入や店舗の利用をしていただくこと、また他の時期にリピーターとして市内に訪れて頂き、様々な東村山の価値に触れていただくきっかけとしてより昇華させること、市民の点から申し上げれば身近に毎年10万人近くが訪れる素晴らしいところがあることに誇りを持っていただくとともに、市外から訪れる方に対するおもてなしの機運を醸成することだと考えております。市の一大イベントである菖蒲まつりを通して多くの方にいわゆる東村山ファンになっていただくきっかけづくりを行うことが重要であると認識しているところでございます。

佐藤ま)

7番です。都市計画決定から45年です。用地取得や整備状況はどう進捗してきたのか、概要を伺います。また、公園南側つまり北川の対岸になりますが、この竹林を取得するに至った経過、評価を伺っておきたいと思います。

まちづくり部長)

こちらの方も少々長くなります。まずですね、用地取得の経過につきましては、先ほどご答弁申し上げました用地取得を経て、北山公園は昭和51年1月14日に都市計画決定がなされ、昭和59年4月1日から都市計画公園として供用開始となりました。その後、平成16年10月20日に、たいけんの里用地に係る都市計画公園区域の拡張変更、平成20年12月1日に議員ご質問の公園南側の竹林を含む土地に関わる都市計画公園区域の拡張変更を行っており、現在の都市計画決定区域の総面積は全体で約5.3ヘクタールとなっております。この5.3 ha の中には民間所有者の土地も含まれておりますが、公園の供用開始から現在に至るまで、たいけんの里西側の土地や北川右岸の土地を中心に民間所有者からの土地取得を進めてまいりました。結果として現在4haについては市の所有となっております。

なお北山公園内の未取得用地については、東京都特別区市長が令和2年度に作成した都市計画公園緑地の整備方針においても優先整備区域に位置づけ、用地取得に努めるものとしております。

次に整備状況の変遷でございますが、北山公園のこれまでの整備計画、整備等は、大きく4期間に分けることができると考えております。

まず昭和50年度の都市計画決定後から整備に着手し、昭和59年の供用開始までの間に元々の水田の区画割りを生かす形で菖蒲田や池を整備し、供用を開始しました。

次に昭和63年度に北山公園再生計画の作成、再生計画に基づき園路、しょうちゃん池北側の菖蒲田や池、木道、管理棟等が整備されました。

次に、市民からの提案を受け、平成12年度に川端会議を開催し、北山公園親水施設基本設計を作成、北川の自然護岸化や親水整備工事、魚道設置が行われました。

直近では、平成23年度に老朽化した木道の改修、平成30年度には管理棟側の菖蒲田の水路整備が実施されました。

最後に公園南側の竹林の経過につきましては、繰り返しとなりますが平成20年12月1日に地区における緑化面積の拡大、緑の質と緑率の向上、公園の一体化強化を目的に、当該区域を含める都市計画公園区域の拡張変更を行っており、その区域の一部土地については平成22年、23年に市が取得をしております。市といたしましても同竹林が北川沿いに接していることで貴重な河畔林として保存するとともに、多様な生き物が生息する環境や豊かな自然に触れ合える里山の景観保全の一端を担っており、この景観も含めて新東京百景に選ばれた風景と評価しているところでございます。

佐藤ま)

丁寧にありがとうございました。あそこを一体として保全してるっていうのは本当に価値があることだというに私も思います。ちょうど都市計画決定の拡張変更の時を思い出しました。ありがとうございました。

昔話のような話でしたけども、丁寧に辿っていただいてありがとうございました。

(2)です。北山公園の現在、そして未来ということで①です。現在、北山公園整備計画の策定が進められております。なぜ今なのか伺います。計画策定の目的と目指す姿、今後の進め方、スケジュールについて伺います。

まちづくり部長)

北山公園内の木道、水路及び管理事務所棟の公園施設につきましては、老朽化や経年劣化が進み、各所傷みが激しい状況となっております。これまでは部分的な修繕を行い対応して参りましたが、長期的に見た維持管理を考えますと、暫定的な修繕対応ではなく維持管理を計画的に行うとともに、木道や水路等の一部の公園施設については修繕ではなく更新についても検討が必要であると考えたところでございます。

そのため東村山市第5次総合計画でもお示しいたしました通り、中長期的な視野で公園の整備や維持管理を行うための計画の策定が必要と考え、この度その一つとして公園整備の基本基本方針となる北山公園整備基本計画を策定することといたしました。

計画策定にあたりましては、まず1点目として、平成12年度、北山公園親水施設基本方針をはじめとしたこれまでに検討されてきた北山公園の整備の考え方を継承すること、2点目として東村山市第5次総合計画第2期東村山市都市計画マスタープラン、そして緑の基本計画2021の上位計画で位置づけられている整備計画の方向性を反映すること、3点目としてはやはり市民の皆様からのご意見を反映すること、これらを基本に北山公園の里山風景の保全と多様な生物が生息し、豊かな自然に気軽に触れ合える公園を目指し、計画を策定して参ります。

また計画策定にあたっては、これまで北山公園整備計画意見交換会の場を利用し、6月に書面ヒアリングにより市民の皆様からの意見聴取を行い、11月6日には対面式による意見交換を実施してまいりました。最後に、今後はこれまでに頂戴いたしましたご意見を整理し、計画に反映させるとともに、2月に実施予定の意見交換会にて再度ご意見を頂戴したのち、計画をまとめていきたいと考えております。

佐藤ま)

一点伺います。先ほどあったように5.3haのうち4haが取得済みで、あとまだ1.3ha残っている、民地が残っていて、これはお相手のあることなのでこちらで決めることできないんだと思いますが、そういう中で今回意見交換会に示された案とかマップをちょっと拝見したんですけれど、これは案であって、これからみんなで考えて固めていこうということで考え方としてよろしいでしょうか 。

まちづくり部長)

基本的には議員がおっしゃる通りでございまして、あくまでも案でございまして、皆さんの多様な意見をなるべく反映した公園づくりを進めていきたいと考えております。

佐藤ま)

②です。北山小、回田小の学校田として長く使われて来た田んぼですが、現在どのように活用・管理されているのか確認したいと思います。また、次年度の公園管理方式変更に際してはどう扱っていく考えか、伺います。

まちづくり部長)

北山小学校、回田小学校の学校田として長く使われてきた北山公園内の田んぼにつきましては、指導者の高齢化及び代わりに受託可能な方がいないことを理由といたしまして平成30年度末をもって事業が終了したことはご案内の通りでございます。その後、北山公園の田んぼは里山風景の保全や生物の生息環境の保全としても大変重要な要素となっていることから、令和元年度の一年間の空白期間を経て令和2年度より水田運営のコーディネーターに委託するとともに、市民協働型の北山水田として水田運営を再開し、管理しているところでございます。再開後につきましてはですね、水田の風景が復活し、北山公園周辺の里山の原風景の保全につながっていること、ボランティアの方々と田んぼ作業を通じて活動継続していくことも大切さ、里山の原風景を残していくことについての理解を深めることができたこと、市民協働による水田作業を一年通じて実施できたことでボランティアの方々に田んぼ作業に関するノウハウを伝えることができたこと、農薬を使用せずに稲作を行ったことで北山公園内に生息する希少生物も生息環境を保全することができ、水田では東京ダルマガエルをはじめ多様な水生生物を確認することができたこと、などが成果としてあげられます。また北山公園の水田運営につきましては、次年度以降、指定管理者へ移行後も市民協働型の水田運営を継続して参りたいと考えております。

佐藤ま)

本当にあの田んぼがまた復活してよかったなと、夏も綺麗だし、はざかけの風景なども、原風景と言うお話がありましたけれど、残していきたいなぁとホントに思います。所管もそうですし、市長自らお出いただいて作業に加わっているというのも見て来ましたけれど、本当にありがとうございます。

③です。私はかっぱの会の会員ではないんですけど、月1回の川掃除に時々参加するんです。その中で善行橋の下流の両岸の木々の織りなす景観というのは、本当に素晴らしいといつも思っています。夏は本当に涼しい別天地です。北山公園に欠かせないものであって、保全を望む声も強いものがあります。生物多様性の保全のためにも、先ほどお話した竹林と同様、公園と川と一体的に整備することをぜひ検討いただきたいと考えております。市長の考え方を伺いたいと思います。

渡部市長)

善行橋の下流両岸の緑については、佐藤議員と全く同じ感想を持っております。ご案内と思いますが、左岸側については当然もう公園用地として取得をしておりまして、現在は公園管理用の資材置き場のような形で使っている状況です。右岸側にあります樹林地についても、現在も駐輪場の隣接地ついては一部確か民有地が残っているんですが、その下流部については平成13年に土地所有者のご厚意でご寄付を頂いてますので、既にこちらは市の緑地として管理をされているものでございます。当然、竹林同様にですね、川の両サイドに両岸に緑があるというのがやはり北山の風情を醸し出してる一体的な景観としてこれからも守っていかなければならないものというふうに考えておりますので、佐藤議員ご指摘のように善行橋の下流域についても今後、公園と北川と右岸側の樹林地、一体的に自然環境を残しつつ、適切に管理に努めて参りたいと考えております。

佐藤ま)

ありがとうございました。携わる人たちとの信頼、それから生き物との信頼というのもあるなと思うんですね、行っていると。そこを大切に北山公園を未来にしっかり繋げるように、ぜひ息長く丁寧に取り組んでいただきたいということをお願いして、本当に丁寧に答弁いただいて感謝申し上げます。

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