市議会は、新年度予算を扱う特別委員会の2日目が終わりました。
東村山市議会では、一般会計予算はまず「総括」で大きい会派順に一巡したら、「歳入」でまた大きい会派順に一巡し、「歳出」に入って「1.議会費 2.総務費」で一巡、その後も「3.民生費」「4.衛生費」「5.労働費 6.農林業費. 7.商工費」「8.土木費 9.消防費」「10.教育費」「11.公債費 12.諸支出金 14.予備費」.とカギカッコごとに一巡しながら質疑を進めます。一つのカギカッコごとに3つの会派…自民、公明、共産からは1人だけが質疑をし、会派に属さない議員が6人…朝木、鈴木、藤田、佐藤ま、白石、かみまち…いるので、最大で9人に出番が回ってきます。
今日は「3.民生費」の鈴木議員で終わったので、明日9時半に藤田議員から再開となります。
一つの予算案に対する質疑なので、他の議員と重複する場合が多々あります。つまり、後ろになればなるほど食べ残しの魚のような状態で回って来ますので、他の議員が取り上げないであろう自分なりの視点でどれだけ仕込んであるかがカギになってきます。
今日の総務費を例にとれば、私は大きく14点について事前に通告を出してありましたが、私より前の6人に対する答弁で理解したところは割愛したので、実際に取り上げたのは以下の8点ほど。答弁は書き留め切れなかったので、録画配信が始まったら文字起こしして報告します。
▶人権の森構想推進事業費
① 4年度に予定している取組みを伺う。その結果、何がどの程度前進すると見込んでいるのか。② 4年度は人権の森構想実現に向けた関係各所との協議はどのように進められるのか。
▶情報化推進事業費
③ 4年度からはDX推進基本方針に基づいた施策展開が図られることと思う。変化が極めて激しい部門なので機動性は重要だと思うが、中長期的な見通しを示すことも必要ではないかと思う。推進計画にあたるものを策定する考えは無いか。
▶指定管理者管理運営評価協議会委員報償
① 3年度までの企画政策課から経営改革課へ所管替えした理由を伺う。
② 市立公園への指定管理者制度導入に伴い、部門別に分けることや、それに伴って相応しい委員を新たに選任し、業務の量も質も変えることが求められていると考える。前年度並みの予算計上では足りなくなるのではないか。
▶市民相談経費
① 18歳成人に伴う自治体としての対応が求められると考えるが、どう取り組むのか。
▶庁舎維持管理経費
① ここ数年絶え間なく続く大がかりな維持補修工事が事故無く進んで来たことに感謝しつつ伺う。4年度に予定している維持補修と、3年度よりも4,000万円ほど減となっている要因を伺う。
▶財産管理経費
① 旧市立第二保育園舎等解体撤去工事の予定と費用の内訳を伺う。
② 解体撤去にあたっては、地域の方や卒園された方たちが思い出の場所との別れを惜しめる場を設けるなど、何らかの配慮が必要なのではないか。
▶交通安全対策費
① 通学路対策としては学校に近い主要箇所に対象が限られたが、それ以外の危険個所への調査、対策はどのように進めるのか。
▶駐輪場施設費
① 3年度には計上されていなかった放置自転車等撤去移送業務委託料310万円がここに新たに計上されている理由を伺う。
② 駐輪場用地借地料が3年度当初比で300万円ほど増額になっている理由を伺う。
③ 4年度は、従来の課題を整理、解決することを目指して、指定管理者指定の時に示された利用料金制に伴う細かな料金設定や、短時間無料サービス、放置自転車対策、八坂有料駐輪場の稼働等、新たな事業が本格的に始動することになる。改めて、市民サービスの向上や行政効率の視点を中心に、管理者と共に市としてどのような施策展開を図っていくのか伺う。