初のUSTREAM中継を行う決算審査に向けて

24年度決算審査に向けた質疑通告。一般会計に絞って11時前に提出しました。

委員会は9月18日(水)19日(木)20日(金)24日(火)の4日間の毎日午前10時から。会場は市役所6階の第1委員会室。

今回の決算委員会からUSTREAMを使った生中継を行う予定です。

URLは、近日中に市議会HP及び市議会公式ツイッター(@hm_city_gikai)でお知らせできると思います。

 

10年ほど前、議会に入った直後だったと思います。「予算・決算で事前通告があるなんて東村山の職員楽だよな~。普通はガチンコだぜ」と知り合いの他市幹部職員に言われ、他市の議会では通告などないのだと知りました。以来、東村山でも通告なしに改めるべきと事あるごとに主張してきました。

しかし最近、1問目を通告しておくことはあながち悪くもないかもしれない、と思っています。

というのは…

委員会審査には係長職まで居並んでいるわけですから、何が飛んでくるかわからない緊張感は大事だと思います。

質疑に答えられなければ行政側は大いに恥をかきますし、時には責任問題にもなるでしょう。

が、しかしです。

爆弾というか隠し玉のような質問によって所管をやり込め、審議を止めることがそもそも私たち議員の目的ではないわけで。答弁があまりにひどいと時々やりたくはなりますが…。

 

私たち議員から事前通告をしてあることで、行政側は全ての質疑に対する答弁書をつくります。

他自治体の議会の中には、いわゆる市長与党を標榜する会派の議員は、事前に分かっているからと殆ど質疑をしない、という議会も少なからずあると聞きますが、東村山市議会では大会派も持ち時間を全て使い切るだけの質疑を行うことが普通です。

ですから、全会派からの通告項目ともなれば相当な数にのぼりますし、その視点も多岐に亘ります。

内容によっては、10年以上前のことを紐解かなければ答えられないものもあります。

市役所では3,4年のサイクルで異動する職員が多いですから、担当職員は5年、10年と遡って実態を調べ、今とつなげて考え、答弁を作らねばなりません。

時に通告はするものの、持ち時間の関係で省略せざるを得ないことも、日程後半になると起きてきます。

だからこそ、愚にもつかない、窓口へ行けばわかるような質疑は議員として恥ずかしいことだし、そんなことに職員の時間をとらせることは、税金の無駄だからやってはいけない、という議員側の共通認識をもっと培わねばなりません。

 

東村山市議会では、一般会計はまず「歳入」の質疑を最大会派の自民から、公明、共産、良くする会、5つの1人会派の順で行い、終われば「歳出」の「議会費・総務費」に移ってまた9会派の順で質疑し、終われば次は「民生費」、終われば「衛生費」…という流れで審査を行います。

一般会計決算の質疑を全て終えると、会派ごとに認定するか否かについて討論を行い、採決を図り、その後に4つの特別会計の審査に移ります。

通常、4日目の午後まで一般会計に要し、特別会計は数時間で、という流れになります。

 

ということで、現在9会派ある東村山市議会において、全ての款(費目)について最終質疑者となる私は、他の会派も質疑しそうなことは極力除いて、あるいは再質問することを大前提に自分の質疑をつくりました。

特に、公民館、保育の質、コミュニティバス、廃棄物行政の透明性等には、自分なりの視点と意図を強く持って通告しました。

持ち時間は答弁時間を含まない質疑時間だけで、自民91分、公明91分、共産67分、良くする会55分、みんなの会(赤羽議員)31分、草の根(矢野議員)31分、新生保守の会(三浦議員)31分、東村山生活者ネット(大塚議員)31分、ちゃんと変えよう!東村山(佐藤)31分となります。

傍聴というと一般質問…という方も多いのですが、主に課長レベルとの突っ込んだやり取りが行われる予算・決算委員会は、行政と議会がより強い緊張感を持って向き合う場としてぜひご覧いただきたいという思いが私はあります。

初の試みとなるUSTREAMを使ったライブ配信もぜひ少しでもご覧いただき、率直なご意見や感想をお聞かせいただけたら大変ありがたいと思っています。

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