【代表質問予定の全文をアップします】

A4で4枚びっしり提出あってとても長いので、こちらにアップします。お時間あったら目を通していただければ幸いです。尚、このうち、幼児教育・保育無償化に関わる内容は、厚生委員会に付託されている議案と直結する内容なので、委員会の審査(6月19日)に譲ろうと思っています。

質問者)つなごう!立憲・ネット  議席番号9 番 佐藤 まさたか【31年6月議会 代表質問 項目】


(はじめに)5計画策定の基本的な考え方にある通り、東村山市が持続可能な自治体であり続けるために、未来を起点とした「ありたいまちの姿」をもとに大いに議論し、知恵を出し合い、より効果的な政策を決定し、その推進に責任を果たす4年間としたい。今回の質問では、そのために市長と私たち議員の新たな任期4年間において何をすべきなのか、を中心に、基本的には市長の4期目の公約である4つの政策の柱に沿って、伺う。

1.「東村山大改造」を進め、もっと安全で便利な活力あるまちへ! 鉄道連続立体交差化事業、着手済の都市計画道路の着実な進捗を期待しつつ、以下、何点か伺う。

1)鉄道連続立体交差事業と都市計画道路整備

①完成により期待している主要な効果を改めて伺う。懸念材料はないか。

②財政負担の見通しについて伺う。

③土地開発公社による都市計画道路予定地の先行取得の考え方を伺う。

2)公共交通

①都市インフラ整備の進捗を見通してのコミュニティバス網の変更、再編はどう進めていくのか。

②高齢者の運転免許返納を推進する意味からも、バスで対応できない地域の対策は急務になっている。どう進めるのか。

3)生活道路の安全

①誰もが徒歩や自転車で安心して生活できるよう、きめ細かい対策で、安全の確保を図ってほしい。前提となる交通危険箇所の把握はどこまで行われているのか。

②車椅子での安全な移動、視覚障がい者の安全対策をどう計画的に進めるのか伺う。

2.「東村山創生」を進め、もっと元気でワクワクするまちへ!

1)産業振興

①東村山TOKYOポータルの進捗、現状はどうか。

②職住近接を進めることで様々な効果が期待できると思うが、どう取り組むのか。

③女性や若者を対象とした起業・創業支援にはどう取り組んでいるのか、いくのか。

2)スポーツ・文化

①東京オリンピック・パラリンピックの中国ホストタウンとしての具体的な見通しを伺う。

②スポーツ・文化を、活性化・地方創生だけでなく、市民の学ぶ権利として保障していく、という視点が重要と考える。スポーツ部門の市長部局への移管時の議論も踏まえ、教育長の見解を伺いたい。

3)行政改革

①自治体クラウド、AI-OCR、RPA、成績処理システム等の新たな取組みを評価しつつ、さらなるICT化、オープンデータを強力に推進してほしい。「首長のリーダーシップ次第」と先日の市主催シンポジウムでも識者から発言があったが、見解を伺う。

②公民連携の積極的な展開に期待しつつ、民間提案制度の4年後の姿を現段階でどう描いているのか。

3.「子育てするなら東村山」のさらなる充実で、すべての子どもたちが健やかで心豊かに育つまちへ!

1)子育て支援

①幼児教育・保育無償化に伴って市に新たに生じる財源をどう試算しているか。どう活用する考えか。

②今回の無償化によって最も恩恵を受ける世帯は、年間どれくらいの軽減になるのか。一方で負担増となる世帯はないのか。あるとすればどういう世帯なのか。

③30請願1号への対応策を伺う。また、市に指導監督権限のない施設の取り扱いを伺う。

④来年度に認定こども園へ移行する幼稚園の定員はどの程度増えるのか。またその予定がない幼稚園の定員充足の状況を伺う。

⑤今後の待機児の見通しと、4年間にどう対策を進めるのか伺う。

⑥保育の質の確保策として伺う。各施設に対し、特に開設に際しては、市の担当は施設面も内容も当然確認していることと思うが、専門家の視点…たとえば「子ども・子育て会議」のような有識者や市民が入った機関はどう活用しているのか。

⑦児童クラブの職員配置基準の参酌化(第9次地方分権一括法)及び面積基準の経過措置終了へ向けた現段階での考えと、設置する検討会は具体的に何を担うのか。

⑧新たに立ち上げる「子育て支援包括支援センター」事業の概要と、「子育て総合支援センターころころの森」や「ころころたまご」等との関係性、今後の展開について伺う。

⑨児童虐待の防止強化に向けた児童福祉法等改正案の修正で与野党が合意し、今国会で成立する見込みとのこと。改正の重点と、自治体として求められる対応を伺う。

2)(子どもの)教育

①いじめ防止の取組みを議会からの提言も踏まえて拡充するとのこと。今後のスケジュールを伺うとともに、全庁を挙げての取組みに発展させる契機としていただきたい。考えを伺う。

②不登校児童・生徒に対し、個別の支援計画を策定し、関係者で共有して進めるなど、単なる「適応指導」ではない向き合い方が十分にできているのか伺う。家族の支援、周辺の理解促進にはどう取り組んでいるのか。

③「子どもたちが元気いっぱい思い切り遊べる公園」の実現は、当市にとって必須課題の一つであり、苦情に直対応をして規制のみに走る姿勢を転換すべきと思う。先進地に学んで地域の合意形成を図るための方策は検討されているのか伺う。

4.「人生100年時代を支える良福祉・良環境」を整え、もっと安心でうるおいのある優しいまちへ!

1)高齢福祉・地域包括ケア

①介護保険の見直しが2021年度に予定されている。現段階で想定している課題と、種々の改正についてのスケジュールを伺う。

②市町村には今後、地域共生社会の実現に向けて「丸ごと相談(断らない相談)の実現」「地域共生に資する取組の促進」「高齢者も障害者も利用できるサービスの推進」が求められ、地域包括ケアシステムは、高齢者のみならず、障がい、子ども、子育て等、多世代型の地域包括支援センターによる展開が必要になっていくのではないか。5つのエリアを活用した地域内分権を進めることと合わせ、考え方を伺う。

③良福祉・良環境とはなにか。

2)ダイバーシティ

①障害者権利条約、障がい者差別解消法の視点による施策展開を精力的に進め、そのことによって共生社会の実現を図っていくべきと考える。改めて考えを伺う。

②外国籍の人たちが共に安心して暮らせるための施策をどう進めるのか。公共施設や市内商店での対応とともに、特に学校現場での支援策には力を入れてほしい。考えを伺う。

3)みどり

①当市の最大の魅力であり、定住選択の大きな要因であることを踏まえ、北西部に現存するみどりや希少生物の保全に、これまで以上に強力に取り組むことを求め、考えを伺う。

4)資源循環

①新たな一般廃棄物処理基本計画の策定にあたっては、焼却施設の規模縮小に資するよう、さらなるごみ減量と共に、ごみ処理費用の圧縮、低減につながる施策を検討する必要があると考える。見解を伺う。

②焼却炉の今後については、市民への十分かつ積極的な情報提供と、近隣住民の理解を丁寧に得ながら進めることが不可欠と考える。周辺対策協議会だけを相手にして事足りることにはならない、ということは、過去の歴史を見れば明らかであり、信頼関係を築けるよう取り組んでいただきい。市長のリーダーシップに期待しつつ見解を伺う。

5.これらの実現のためのエンジンをどうするのか、どうしたいのか。

1)どんな市役所にしたいのか、職員になにを求めるのか

①退職手当債償還の縛りから解放された後、職員の定数をどうしていくのか。チーム市役所をどうつくっていくのか。同一労働同一賃金の流れにはどう対応していくのか。

②ICT化、AIの導入等によって職員に求められることは変容していく。どのようなことを期待し、どう見通して進めていくのか。

6.その他、現時点で確認、提起したいこと

1)子どもと若者は共にまちをつくる大事なパートナー

①子どもの権利条約の視点と共に、若者政策を明確に位置付けるべき。2022年4月には18歳成人となる。若者会議の設置等、一過性でない具体策の検討を求め見解を伺う。

2)全ての市民の学ぶ権利の保障と、学校卒業後の障害者も含めた学びについて

①第9次地方分権一括法における社会教育関連法制の概要と、当市の公民館、図書館、文化財行政の今後をどのように考えているのか伺う。

②憲法26条の教育権規定を踏まえ、すべての市民が生涯にわたって学び続ける権利を保障することは自治体の責務である。社会教育分野の充実を願い、考えを伺う。

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