今年も微増で締めくくり~東村山市の人口事情

12月1日付の総人口は151,674人(前月比+79)/男性73,780人(+47)/女性77,894人(+32)/世帯数74,815(+34)

(佐藤まさたか作成)

減少に転じる予測だった総人口は、1年前と比べると103人増えました。ピークだった2011年7月の153,558人に比べると1,884人減ですが、2016年3月には150,701人まで減って15万人を切るのも時間の問題と言われていたことを思えば、ここ5年間はよく踏み留まっている印象です。

住宅の新規着工件数との相関関係があると言われます。少しまとまった戸数のマンションは富士見町に近年完成した数棟がありますが、今年は無かったように思います。ということは、農地や工場等だった土地が開発されて宅地に新たにお住まいになった方たちが想定よりも多かった、ということなのかもしれません。

12月議会最終日に議決した一般会計補正予算の中に、東京都に支払う消防委託費を5,268万5千円増額するという内容が入っていたのですが、想定していた人口よりも増えたことが要因だという答弁がありました。

一方で世帯数は増加を続けているので、1世帯当たりの人数は減り続けています。高齢者の一人暮らしが増えていることを示す数字と言えそうです。

2011年1月からエクセルに数字を入れ続けているのですが、ちょっと興味深いのは、男女の人口動態の違いです。10年前のピーク時と比べて男性は2,037人減り、女性は153人増えています。この1年間でも男性は51人減り、女性は154人増えており、男女比はピーク時の49.4:50.6からじりじりと差が開いて、今月は48.6:51.4となりました。

★東村山市人口ビジョン(改訂版)★ P.50に掲載してある独自推計では、かなりのスピードで人口減少が進むと予測されています。詳細な分析結果をもとにまとめてありますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。

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