第61回議員研修会@府中ドリームホール。
今年は26年に一度の東京都市議会議長会の会長市が回ってきているので、会長挨拶は土方桂議長、来賓は会長市の市長として渡部尚市長、司会は南部和彦事務局長がそれぞれ務められました。
企画・運営には議会事務局が総力戦で対応していたので、会長市1年間の最大の山場とされる今日を無事に終えたことでホッとしていることでしょう。まずは大変おつかれさまでした。
研修会講師の牛山久仁彦明治大学教授は、東村山市のまちづくりの根幹であり、他自治体では自治基本条例と呼ばれることの多い「みんなで進めるまちづくり基本条例(通称・みんまち条例)」策定時の審議会会長であり、現在も「見守り検証会議」の会長をお務めくださっている方。
今日のお話は「地方分権と自治体議会~分権改革の22年と自治体議会のこれから~」と題して、2000年の分権改革以降、自治体議会が果たすべき役割が根本的に変わってきており、当然に私たち議員がそれを前提に積極的に動くべきことについて、基本の「キ」とも言える土台を誰にもわかりやすく説いてくださいました。
私は幸いなことに、この激動の22年をほぼスタート時から意識して議員として活動してくることができ、そのど真ん中で変革をリードしてきた全国の議会関係者と知り合い、学びと実践を深めてくることができましたので、今日のお話は自分自身の血となり肉となっている1丁目1番地のような内容でした。
しかし22年という月日を考えれば、この大原則を初めて体系的に学ぶという人たちも多くあったはずであり、選挙で顔ぶれが入れ替わるたびに継承の難しさを痛感する「議会は何のためにあるのか」という大原則を学び合い、共有するために、大変有意義な場であったと思います。
さて、次の選挙で選ばれた25人で、この大原則を踏まえた議会改革を継続・発展できるのか否か。そこに繋げてこそ、26市の議長会会長市としてこの研修会を開催した本当の意味があるのだと思います。