東村山市議会の12月定例議会は今週金曜日(12月1日)に始まります。会期は22日までの予定です。
先週金曜日に市長から招集告示があり、市長提出議案16件、諮問2件が示されました。
市長提出議案のうち7件と諮問2件は初日の本会議で審議して即決し、9件は常任委員会に付託して最終日に結論を出します。
7件の初日即決議案のうち3件は「指定管理者の指定」です。
1件は諏訪町にある市立社会福祉センターで、現在の管理者「中高年事業団やまて企業組合」が再び候補として選定され、議決を求めてきています。
あと2件は、これまで市直営だった児童クラブ(学童保育所)を新たに指定管理者制度へ移行するもので、栄町エリアの栄町児童館第2育成室と第1東萩山児童クラブは「株式会社明日葉」が、富士見町エリアの富士見児童館育成室と南台分室と富士見分室は「シダックス大新東ヒューマンサービス」が、いずれも選定委員会を経て候補として上ってきています。
すべての議案は市議会HPにアップされていますので、★コチラ★からご覧ください。
また一般質問は今議会も議長以外の24名全員が行います。すべての通告書を★コチラから★ご覧いただけます。
私は一般質問で大きく2題取り上げますが、ここでは今日提出した初日即決議案ではこんな質疑をします、ということで通告内容をアップします。一般質問は次の記事で(^^)/
【議案76号 東村山市立社会福祉センターの指定管理者の指定】
①候補事業者は現在の事業者であるので、その評価をまず伺う。
②候補事業者が現在当市において担っている事業と令和5年度予算を改めて確認したい。
③応募者が2者であり、選定結果に大差がついた要因を市としてどう分析しているか。
④他自治体に同様の形態が乏しい事業、施設にあっては、新規参入が難しくなって形ばかりの選定となり、随意契約に等しい結果となることが、指定管理者制度の一つの欠陥とされる。今後は、競争が生まれるような方向へ何らかの修正を進めるのか、指定管理者制度ではない選択も模索するのか、現段階での見解を伺っておきたい。
【第77号 市立児童館育成室等(栄町児童館第2育成室・第1東萩山分室)及び第78号 同(富士見児童館育成室・南台分室・富士見分室)の指定管理者の指定】
①【共通】令和4年6月に公表した「運営等基本方針」に従って民営化が順次進められているが、今回、それぞれの児童クラブを選定した理由を伺う。
②【共通】利用している児童、保護者には、次年度から事業者が変更になることを、いつ、どのように説明し、どのような声を聴いて来たのか。その結果を、どう伝え、納得を得てきたのか。昨年の審議の際にも確認し、改善を求めたが、こども基本法が施行されている中で再度確認する。
③【共通】選定にあたって、平成25年に定められた「設置運営に関するガイドライン」の内容はすべて遵守されているのか。また日常的な運営において事業者に遵守を求めているのか。
④【共通】選定委員のうち「児童館・児童クラブ事業に関する有識者」はどのような立場の方か。
⑤【共通】延長保育は6年度より速やかに実施されるのか。位置づけは自主事業のままか。
⑥【共通】今後5年間の事業積算書から、雇用される職員配置が見て取れるが、施設長、副施設長、常勤職員の処遇を、市は適切なものと考えているのか伺う。
⑦【共通】指導員の継続雇用についてはどう進めるのか。
⑧【共通】引継ぎについてはどうか。子どもと保護者の不安要素をどれだけ想定して準備するのか。
⑨【77号】基本方針にも明記している公としての役割を果たすために、市はどのような仕組みを設け、日常的な業務として取り組んでいるのか、確認したい。候補事業者は野火止第1・第2等で既に運営にあたっている事業者でもあるので、具体的にご説明願いたい。
⑩【77号】候補事業者が既に運営をしている施設の指定管理者モニタリングの直近の結果はオールAとなっているが、記載内容が全て同じであり、詳細がわからない。この間、トラブルや市として改善を求めた点はなかったのか。
⑪【78号】施設長は経験年数3年以上としている。市がこれを妥当と考える理由を伺う。
⑫【78号】資格有とされるが、資格の内容は何か。
⑬【78号】父母会活動や学保連のことが77号の事業所提案書には記載されているが、本事業者には見られない。市として歴史や経過、位置づけなど、説明しているのか。事業者としての考えを把握しているか。