市民の尊厳を最期まで…死後事務委任等のしくみを(12月議会の一般質問 その1)

12月議会が明日・12月1日から始まります。

初日に即決する指定管理者の指定をはじめとする市長提出議案については★一昨日アップ★しました。

ここでは、今回の一般質問で取り上げる2つテーマについて、通告書を全文アップします。いずれもきっかけは市民の方の声で、この秋だいぶやり取りをした上で、自分の問題意識に沿って整理してみました。

質問に立つのは12月5日(火)の7人目ですので、午後3時頃の休憩時間が明けてから1時間前後になると思います。東村山市議会では傍聴される方のお名前もご住所も伺いませんので、ご都合つきましたらぜひお気軽に傍聴席へ。ネット中継ももちろんありますのでご活用ください。進行具合は市議会公式ツイッターか、私のツイッターでご確認いただければと思います。

では、1つ目の「市民の尊厳を最期まで…死後事務委任等のしくみを」です。

 超高齢社会を迎え、一人暮らし高齢者は増加の一途をたどっている。困った時や万一の際に頼れる身内の無い方も着実に増えているのではないか。人は誰しもいつかその命を終えるが、憲法13条では「すべて国民は個人として尊重される」と幸福追求権が謳われており、自治体には、このまちに暮らす市民一人ひとりの最期の瞬間まで人権を守り抜き、尊厳を全うできる社会を実現することが求められる。そのような認識を前提に、以下質問し、提案する。

1)一般的に終活の対象となる方たちの実態

①市内の一人暮らし高齢者の現状を確認したい。

②そのうち、身寄りのない方、あっても頼れない方の実態や不安の声を市はどう把握しているのか。

2)活用できる制度について

①成年後見人制度の対象と、市内の運用状況を確認したい。

②成年後見人制度ではカバーできない方たちとは、どのような方たちか。

③当市として取り組んでいる所謂「終活」事業はどのようなものか伺う。

④そのうち、エンディングノートと終活べんり帳の配布について、目的とするところ、実施までの経過、市民の反応等、少し詳しく伺いたい。

⑤当市社会福祉協議会が取り組んでいる地域福祉権利擁護事業について説明願いたい。

3)死後事務委任制度等の早期実現を求めて伺う。

①自分亡きあとの様々な心配ごとを抱えた方には、どのような対応をしているのか、していくのか。

②身寄りのない高齢者等は、エンディングノートを書いても託す人がいない場合が容易に想定される。⑤も合わせ、対象となる方たちの支援に乗り出している自治体、施策が既にある。横須賀市、豊島区の事例の概略をご説明願いたい。

③豊島区「終活あんしんセンター」の取組みは、当市でも実現可能性の高いものと考える。市民の不安に向き合い寄り添う相談窓口の設置、「終活情報登録事業」「死後事務委任」等のしくみの構築を願うものだが、課題となることがあるとしたらどのようなことか。

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