人生、時々思いもしないことが起こりますが、今回のことはまさにそんな感じ。
先週月曜日(23日)朝、日テレのワイドショーで都議会の女性蔑視野次の問題を取り上げていて、その最後に、辛口で有名なコラムニスト・勝谷誠彦さんが「都議会にしてこれだから、地方議会なんてやりたい放題でひどいもの」とコメント。
これを観ていた私は「全国で信頼される議会づくりに寝食忘れて汗する多くの地方議員の存在や、議員個々とは別に都議会が「旧態依然」の最たる地方議会だということを、どこまでご存知の上でのことなのか。」とツイッターに書き込みました。
すると翌朝、「突然失礼致します。勝谷のスタッフをしている高橋と申します。ぜひ地方議会の実情をご教授いただきたいのですが可能でしょうか。」とコメントが。
私が「お役に立てる情報であるか否かはわかりませんが、貴重な機会に感謝申し上げます。できるだけご都合に合わせたいと思います」と答えると、「ぜひ、勝谷のネット番組に招聘させていただきたいと思います。詳細およびスケジュールに関しては追ってメールをお送りさせていただきます。」とお返事。
同じ頃、議会改革フォーラム等で度々ご一緒させていただいている川口市の方から、「勝谷誠彦氏の今朝のメルマガにあなたのことが書かれていますよ」とメール。
勝谷さんのHPを見てみたら、「公開招聘」と書かれているではありませんか。
そのあたりで、自分がどういう流れに身を置いているのかがようやくわかってきました。
ありゃりゃ、これは思いもしないことになっているぞ…。
そこから話はあれよあれよと言う間に進み…、一昨夜、千代田区一番町にある世論社さんを訪ね、19時からちょうど1時間、勝谷さんとの対談に臨んできました。
あ、当初は対談の予定でしたが、私のビビりを遠方から察知して「助太刀したいくらい」とコメントをくれた大府市議会の鷹羽登久子議員が緊急参戦してくれたので、勝谷さんと3人での鼎談となりました。
懐かしの「トゥナイト2」という深夜番組で初めて知って以来、「たかじんのそこまで言って委員会」といい、今回のきっかけとなった「スッキリ!!」といい、勝谷誠彦という人は政治や社会をぶった切るコメンテーターだと思っていましたが、実は「にっぽん蔵元名人記」はじめ食や酒について書くことが本職だった、と初めて知りました。
ということで、高橋さんと事前のやり取りをさせていただい結果、東村山市の蔵元「豊島屋」さんのこちら2本を持参。
番組は勝谷さんと「屋守(おくのかみ)」と「東村山」の3ショットでのオープニングとなりました。
私としては、今回の「野次」が人格否定につながる暴言であるという点と、議会として議事運営の中で対処すべき面も多々あったのに行われなかったという点、そして、議員個々の頑張りとは別にそもそも都議会が機関として「旧態依然」の最たる議会だという点に分けて、まず入ろうと思っていました。
また、きっかけとなった都議会について数字的な間違いがあってはいけないと思い、自分のカンペのつもりで調べた結果をフリップ状にして臨みました。
結果としては、24時間365日絶えず緊張と監視のもとにある首長よりも都議のほうが厚遇である、というのは明らかに変だよな…という日々の実感を説明したいがために報酬の話から入ったことで、処遇の話にかなりの時間を割くこととなりました。
その後、監視機能としてのメディア、特に東京におけるローカルメディアの不存在、必要性という問題にふれられたことは良かったと思うのですが、そもそも話したかった地方議会での様々な取り組みのことや、何を願って多くの議員や市民が一生懸命になっているのか…なんてことには全く届かず、60分番組はエンディングを迎えました。
オンエア後、スタッフの方々も交えてさらに話は続きました。
今カメラを回したほうがよかったんじゃないの?1時間飲んでから入ればよかったね…などと言いながら、さらに深掘りした情報と意見交換ができたことは、本当に得難い経験でした。
出番を迎えるまでに、議会改革を通じて出会った全国の地方議員の方たちがアドバイスやエールを寄せてくださいました。
初めて出会った勝谷さんは、思っていたようなイズムの人ではなく、じつに間口が広く懐の深い方でした。
ヨロン社長さんも、実はごく近いところの同志をよくよくご存知の方でした。
鼎談のラスト10分に参戦いただいた薩摩隼人・マリックスラインの岩男社長も趣のある方でした。
この仕事をさせていただいて12年目。
人のつながりに感謝感謝、なのです。
配信をご覧いただき、ニコ生やSNSを通じてコメントくださった方々も、どうもありがとうございました!
youtubeとニコニコ動画でライブ配信された映像は、コチラです。
お時間のある時に、ご覧いただければ幸いです。
初めまして
30年ほど前 学生時代に1年だけ東村山市に住んでおりました。
勝谷氏のメルマガは ウェブ時代から10年以上読んでます。
新聞よりも有料配信情報の比重が高くなりつつあります。
勝谷氏を中心にというわけではないのですが
比較的氏の考えに近い方の意見を聞くことが多い 偏ってるとは感じてます。
今回のご出演は良い企画だったと思います。