東京五輪を諦めよう

連投です。

私は入院できて毎日完全看護下で見守っていただき、10日間で退院できたから本当に恵まれていた。

でも、昨日は84人、この一週間で761人、4月25日の緊急事態宣言以降の31日間で2,481人の方が命を落としている。

ベッドの上で鼻に酸素チューブを入れてテレビばかり観ていたけれど、病院に入ることさえ叶わずに亡くなる人がいることが淡々と報じられていた。

絶対にあってはならないことなのに。

最初に入った病室で一緒だった70代くらいの男性2人は、重症病棟から戻って来られた方たちで、入院してから2か月ほどになると聞いた。「この部屋に戻ってきたらもう大丈夫だからね!」と看護師さんたちに励まされて、涙を浮かべて頷いていた。

そして世界中でワクチンを打つこともできずに亡くなる方が今日も後を絶たない。

遅くなったけれど、恥を忍んで言います。

「オリンピックを本気で諦めよう。」

命がけで頑張って来た選手の皆さんは本当に気の毒だし、その努力も理解せずにこんなことを言うことを申し訳なく思うし、個人的には中学時代の尊敬する先輩が招致委員会事務局の中心で本当に力を尽くされて、「TOKYO!」の瞬間に抱き合って喜んでおられた映像が目に焼き付いて離れない。

けれど。

本物の命に勝るものはない。

悲しけれど、辛いけれど、オリンピック、パラリンピックの開催を諦めて、そこに掛けることになっている人もお金もすべて、感染を止めて、1人でも多くの命を救うことに振り向けよう。

いろんな考えがあることは承知の上で、私自身の考え、スタンスは、こう決めました。

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