2年前の今日14時46分。私はちょうど予算委員会の質問席にいました。総務費の質疑の途中で激震に遭い、審議中断。急いで役所玄関前に出たものの、度重なる大きな余震で市役所や向かいの図書館のガラスが聞いたこともない音を立てながらたわみ、きしんでいたことを思い出します。
本庁舎は耐震性が低いために中へ戻ることは許されず、その場で全議員が集まって延会の手続きをとりました。
当日の会議録にはこう記されています。
午後3時20分再開
◎山川委員長 再開します。
ただいま再開いたしましたが、このような状態ですので、本日はこれで終了します。
なお、次回の委員会については、週明けに連絡いたします。本日の分については、16日に行うことになると思いますので、よろしくお願いします。
本日の予算特別委員会は、以上をもって終了いたします。
午後3時21分閉会
【事務局付記】
・ 午後2時46分、「東日本大震災(マグニチュード9)」発生。
・ 「午後3時20分再開」以後は、避難した本庁舎正面入り口前広場での会議である。
東村山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名又は押印する。
その後、南相馬市、石巻市雄勝、気仙沼市大島…と人のつながりの中でボランティアに伺ったり、物産販売のお手伝い等をする機会がありましたが、継続して何かができてきたとは、とても言えません。
決して忘れない、と言いながら、日々の中でどれほど思いをいたしているだろう…と自問しながら、今日の政府主催追悼式での3人の遺族の方の言葉を聞いていました。
さて、2月22日に開会した3月議会は、一般質問や常任委員会、特別委員会等の前半の日程を終え、明日からの4日間は25年度予算案の審議を行います。
単年度では黒字決算を続けている東村山市ですが、一方で26&27年度に見込まれている第2次大量退職や、老朽化している公共施設の再生・再編、そして25年度から15年越しで行われる西武線連続立体交差化事業。さらには、平成33年度で使用期限を迎えるごみ焼却施設の更新への備え等々、厳しい財政事情の中でも、どうしても大きな支出を伴う事業を避けては通れない状況です。
そういう中で、厳しい社会経済情勢を受けて伸び続ける生活保護費をはじめとする民生費は、初めて当初予算ベースで構成比50%を超えました。⇒予算案概要P.4
私が最も懸念するのは、年末の政権交代に伴ってはっきりしてきた分権への逆行であり、国の権限・関与強化の流れです。
このことについては、職員給与分を自治体に配分している地方交付税から減額するという政府の一方的なやり方はおかしい、と自民党出身である渡部市長が施政方針で言い切っており、その姿勢には共感するものです。
職員の給与をどうするか、は自治体が自ら議論し判断するべき事柄ですし、その他にも、一括交付金をやめて紐付き補助金の復活をちらつかせ、国への忠誠を誓わせるような現政権のやり方には大いに異議を申し立てたい思いです。
明日は10時から、一般会計予算案について小一時間の補足説明があった後、自民、公明、共産、良くする会、変わろう!議会、草の根、みんなの党、保守の会、と人数の多い会派から順に歳入について質疑に立ちます。
明日は歳入だけで終わるのではないでしょうか。
その後、歳出を予算書の款別に「議会費・総務費」「民生費」「衛生費」「商工農林業費」「土木費」「教育費」「その他」という順で、やはり大会派から順に質疑をしていきます。
4日間連続なので、15日(金)の午前中くらいで質疑を終了し、各会派が賛否について討論を行い、採決、という流れだろうと思います。
4つの特別会計は、その後順に審議していきます。