昨日は、午前中の議会運営委員会で「議会配信」と「一般質問」について、これまでの議論を踏まえた一定の前進が確認されました。
議会配信については、現在本会議で行っている「業者による有人撮影&録画配信」に加え、「USTREMを使ったライブ配信」を行うため、25年度当初予算「議会費」として要求をしていくことが集約されました。
また一般質問については、これまでの「一括質問&一括答弁方式」を改め、「一問一答方式」を今年12月議会から試行的に実施することが、こちらも委員全員の賛成で集約されました。
これらはいずれも、今議会最終日(10月3日)の本会議において、肥沼委員長から中間報告があるようです。
USTREM配信については「予算・決算特別委員会の録画配信を求める請願」、一般質問については「本会議における一問一答方式の速やかな採用を求める請願」が、いずれも昨年の改選後に提出され、採択されたことを受けたものです。議会自らの動きとは言えないことを恥ずかしく思うところですが、議会の活性化を求めて動いてくださった市民の皆さんの熱意に改めて敬意を表したいと思います。
昨日も、粘り強く傍聴を続けてくださっていた請願者の方たちが委員会閉会後に、ご自身が普段使ってらっしゃる機材を持ち込みデモンストレーションをしてくださったので、当該委員だけでなく、傍聴をしていた正副議長以下私たち他の議員もその実際を理解することができました。
いろんな意味で温度差のある各議員が同じスタートラインに立てたことはよかったと思っていますが、時間がかかり過ぎ、というご批判は当然だと思いますし、行政にスピード感を求めることの多い私たち議員自身が合意形成のあり方を変えないといけない、と今回も強く感じます。
一般質問の一問一答については、片道20分という持ち時間の制限や、一つの質問について再々質問までとするというルールまではいじらずに試行することで集約されました。異論は出ていましたし、私自身も首をかしげる部分はありますが、「まずは一歩踏み出すことを優先させたい」とした肥沼委員長の判断を尊重し、12月議会に臨みたいと思います。
ところで、委員全員の賛成によってこちらも前進したUSTREAM配信ですが、今後の展開によっては2つの根本的な課題が浮き彫りになってきそうです。
それは、情報発信におけるセキュリティシステムをどう考えるか、という点と、議会が行政当局とは独立した存在であるという大原則に立ち切れるか、という点です。
これについては、今後の展開によるところが大きいので、状況を見つつまたレポートします。