東村山における私の原点は、保育所·空飛ぶ三輪車。
1999年9月の夜、一人の青年に誘われて初めてココを訪ねました。
100人規模の認可保育園しか知らなかった私は、この建物の前に車で着いて「ここです」と言われても、「え?どこ?」と聞き返したことを覚えています。
中では園長の土屋さん夫妻が保育中をとらえた数え切れないほどの写真と共に待っていてくれ、初対面なのに3時間くらい話をして、その月末からスタッフとして通う約束をしました。
あれからもう少しで24年。数年前から旧園舎と呼ばれているこの建物を来月には解体するというので、昨日は作業と共に懐かしい顔ぶれが集まり、30歳前後となった当時の園児たちとも再会することができました。
私より早く空飛ぶ三輪車に出会っていたあの青年とあの夏に巡り会わなければ、私のその後の人生は全く違ったものになっていたことは間違いありません。
東村山で出会えた多くの人たちと知り合うことも、議員として働かせていただくことも、全国に信頼する先輩や友人を持てたことも、すべてはココから始まったのだ…と役割を終えて静かに佇む建物を見ながら胸に刻みました。