私が陳情に反対した理由

朝10時に開会した政策総務委員会が16時半頃に終わりました。

議案5件(第1号~第5号)と、陳情5件(27陳情16号、19号、21号、22号、28陳情7号)に結論を出しました。
各議案と陳情は以下からご覧いただけます。
★市長提出議案
★請願・陳情一覧

その中で、28陳情第7号「安倍内閣による憲法を停止させかねない《緊急事態条項》の上程の中止を求める意見書に関する陳情」に反対をしましたので、その理由を明らかにしておこうと思います。

1週間くらいすると録画も公開されますので、発言の詳細はその時に確認いただきたいと思いますし、書き起こして報告しますが、反対の理由は「緊急事態条項に反対せよ、という陳情であれば即時賛成をするが、国会への上程を中止させることを衆参両議長に求めよ、という陳情者の考え方には賛同できない」ということです。

私たちは小さな自治体議会の議員ではありますが、議会は言論の府と言われる場であり、いわば民主主義の土台で働く立場です。
伊藤真一議員が引用されていた名言「私はあなたの意見には反対だが、それを主張する権利は命をかけて守る。」に尽きると考えています。

陳情者が指摘するように、私も自民党の改憲草案はとんでもないものであり、断固反対の立場です。
陳情書に書かれている認識には、ほぼ同意です。

しかし、肝心の陳情項目は「上程を中止させよ=議論させるな」というものであり、安倍政権の憲法軽視を許さないという立場の方がお出しになってきたことは残念ですし、自分たちがもし政権側に立ったらそういう進め方を是とするのか、と問われることになると私は考えます。

確かに世情は危うい方向へひたひたと進んでいると思っています。
安倍政権の手法は許し難いと思うものも多々あります。
だからと言って、こちらも手段を選ばず…ということにはならないと思っています。

私の反対討論(意見表明)の後、隣の席で矢野ほづみ議員が嬉しそうに私を揶揄するためと思われる賛成討論をしていたので、録画が公開されたらぜひ一緒に観てみてください。

今日は、市役所内のコピー機代金を10円から5円にすることを求める陳情(27陳情16号)も結論を出し、私は反対をしました。その理由については次の記事で書こうと思います。
ポピュリズムは簡単ですが、厳に慎まなければなりませんし、今私たちに問われているのは右なのか左なのかということ以上に、オープンかクローズか、対話のチカラを信じるかどうか、という手法の問題なのだと思っています。

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